家を建てるなら

〜おじさんとおばさんの「オンリーワンの家」〜

家具固定用の下地を入れておく

2016年3月31日

皆さんは地震対策をしていますか。NHKの「こうち情報いちばん」では、南海地震ひとくちメモ」で地震や津波への備えを放送しています。

地震への備えですぐにしなければならなくて、すぐにできることは家具の固定ですね。いくら津波の備えをしていても、家具の下敷きになって動けなくなれば避難のしようがありませんから。

家の中で一番長くいるのは寝室でしょう。できれば寝室には大きな家具などを置かないのが一番です。でも、前のアパートにいたときはタンスの下で寝ていました。スペースがなければどうしようもないですからね。

アパートでは家具を固定するのが大変でした。タンスと天井の間に角材で組んだ枠組みを入れて、ボルトで突っ張り棒の仕組を作って固定しました。冷蔵庫もその方法で固定していたので、それは今も使っています。

そんな経験があったので家を建てるときには家具を固定するための準備をしました。家具の固定で手っ取り早いのはL字の金具で家具と壁をネジ留めする方法です。先に書いたテレビの番組でもこの方法を紹介しています。

でもこの方法は壁にネジ留めできる部分がないといけません。今のほとんどの家の壁は石膏ボードだと思います。これだとネジが効きません。石膏ボードを固定するためのサンがありますが、4センチくらいの幅の板が30センチ間隔くらいになっているので、その場所を探すのも大変ですし家具の高さと合った位置にないといけません。

家具の配置は決めていたので、家具を固定する位置にネジ留め用の下地を入れてもらいました。床から天井までが240センチで、家具が200センチだとすると、壁の上部40センチだけを合板にするわけです。

こうしておけばどんなタイプの金具でも留められます。合板の部分にはネジが効くのでL字でなくても、色々な方法が使えます。

新築時だけでなく、リフォームのときでもできることだと思います。地震対策には是非お薦めします。

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