前回の問題の原因は見積もり時と実際の施工とで下請けのサッシ業者が違っていたからです。工事の始まる前に工務店から、サッシのメーカーがA社とB社になっているがC社にしてもらいたいとの申し出がありました。
C社のサッシも含めてきちんと検討した上で、ガレージのシャッターはB社に、それ以外はA社と決めていたので、もちろん即座に断りました。
その時点でサッシはこちらの指定のものを取りつけるけど、実際の工事はC社の系列の下請け業者が行うようになったようです。このことで色々と問題がありましたが、他のことはまた改めて紹介します。
実際に工事をしたC社系のサッシ業者は元の業者の見積もりをよく見ずに、一番安いサッシを使うと儲けると思っていたのかもしれません。それともごまかせると思ったのでしょうか。
こんなことを予測していたわけではないですが、設計段階からバス・トイレ・キッチンなどはカタログの品番で指定していました。窓は引き違い窓かすべり出し窓かなどのタイプだけでなく、窓のサイズ・シャッターの種類なども含めてカタログの品番で指定していました。
その指定はエクセルの表にしていて、棟上げの前からは見積価格も記入して設計士に渡していました。また細かな変更なども全てメールでやりとりしていたので記録はしっかり残っています。
おばさんに指摘されてから、それらの記録を確認して設計士に伝えました。工務店側もその記録を認めてすんなりと付け替えを指示してくれました。
儲けると思っていただろうサッシ業者は、取りつけたサッシを外してからまた取りつけになるので、工事の手間も倍以上かかったでしょう。また先につけたサッシも無駄になったかもしれません。
この問題に気がついたのはサッシを取りつけた直後で、まだ外壁の工事は始まっていないときです。外壁の工事もしていたら、それも一旦取り外してということになっていたのでしょう。
その費用はこちらが負担しないとしても、工期も遅れるし、それを理由に押し切られるということがあるかもしれません。つくづく良い時期に気が付いてくれたと思います。
そして何より設計士へのきちんとした依頼とその記録が役に立ちました。几帳面に記録を取るのは苦手なおじさんですが、パソコンを使っての計画と連絡が役に立ったのです。つくづく充分な確認としっかりした記録が欠かせないと強く思わされました。