前回からの続きです。
洗浄の費用も聞いていたより高かったし、必ず洗浄が必要とは聞いていなかったのでその日の取り付けはキャンセルしました。
その後、ヤマダ電機から「販売時の説明が不十分で迷惑をおかけしました。」という断りの電話がありました。そこで購入は一時保留にして修理を検討することにしました。
メーカーに直接電話して詳細を伝え、納得して修理を依頼しました。そして実際に点検してもらうと、バルブが錆びて動かないので部品を交換しないと見積もりが出来ないと言うのです。その費用が2万円くらいで、その結果もっと修理代がかかるかもしれないとのことです。
説明を聞いて推測すると、その部品を交換するとすべてが解決しそうには思いましたが大きな賭です。そこは直ってもまた他の箇所が故障する可能性もあります。修理をしない場合は出張費が必要です。それが無駄になるけれど修理は止めて買い換えを決断しました。
取り付けについては隠蔽配管を使わずに新規取り付けにしました。そのために新たに穴を開けなければなりません。壁は幅10センチくらいの鋼板です。鋼板の継ぎ目にかからないよう、鋼板の(左右の)中心に開けて欲しいのですが、室内から開けるのでそこまでは要求できないと思いました。
それで知恵を絞って窓枠からの距離を測り、そこから室内側の位置を測って印を付けておきました。穴を開けるには少し難しい場所でしたが、見事に鋼板の中心に穴が開き工事は完了しました。
家を建てるときに隠蔽配管にすることを設計士から聞いたのは、工事も半ばを過ぎた頃だったと思います。それまでそんな方法があることすら知りませんでした。それでもエアコンを換えるときはどうなるのだろうとの疑問は持っていました。
まず結論を言うと高くつきました。最近のエアコンの工事費は配管が4mまで付いて無料というのが多いようです。隠蔽配管の場合はその4mも不要ですから安く付きそうに思うのですがそうではありません。
通常の設置方法にしていた場合と比べてみます。まず取り外し料が通常なら5千円なのに隠蔽配管だと8千円です。同じ位置に取り付けるならパイプ代は同じです。パイプをテープ巻きで済ますならそれだけですが、化粧カバーを付けるなら2mで5千円です。長くなったり曲がりがあるとその分高くなります。今回は10000円くらいかかりました。
隠蔽配管でなければ新築時に化粧カバーを取り付けていたのでそれをそのまま使えました。新築時には化粧カバーの費用が必要ですが、何台かをまとめての工事なので今回よりは安かったでしょう。工事費(手間賃)は隠蔽配管の方が安いのか高いのかはわかりません。
少なくとも隠蔽配管を使い続けると数万円の洗浄費用が必要なこと。取り外し料が3千円ほど高いこと、そして取り付け料が6千円ほど必要なことと、状況によっては別途部品代等が必要だと言われました。
確かに隠蔽配管の方が壁がスッキリしてきれいです。でも外壁に配管が見えていても生活するには何の支障も無いし、全く気になりません。
今回のように5年やそこらで外壁に配管し直すなら、最初からそうしていれば良かったのです。
外見の見た目よりも、住みやすさと維持のし易さが何より大事だと改めて思いました。