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〜おじさんとおばさんの「オンリーワンの家」〜

磁石のくっつく壁があったら便利

2014年3月31日

先週26日の「まちかど情報室」(NHKおはよう日本 2014年3月26日)は、「お部屋スッキリ快適に」というテーマで、押しピンなどで壁に傷を付けることなく写真などを貼る方法を紹介していました。

いきなり壁に黒っぽいものを塗っていくので何だろうと思うと、壁に塗ると磁石がくっつく塗料マグネットペイントでした。金属の粒子を含有した塗料だそうで、その上に好みの色の塗料を塗って仕上げていました。

そうすると壁に磁石がくっつくので、冷蔵庫や中が鉄のドアなどと同じように磁石が使えます。これを見て、壁に磁石がくっつくと確かに便利だなと思いました。

この塗料だと比較的手軽に作業ができそうですが、塗り重ねる層の厚さが磁力にも影響するようです。壁の一部だけに使いたい場合などは塗り分ける技術と、他の部分との塗料の厚さの処理も必要になるかもしれません。

新築時なら壁紙を貼る前にこの塗料を使うか、薄い鉄板を取り付けることで対応できると思います。その場合も鉄板の厚さの問題があるので、鉄板を取り付ける部分の石膏ボードを薄くする等の余計な手間はかかるでしょうね。手間がかかると工事費用にも影響するでしょう。でも上手に設計すれば後で塗料を買って塗るのと同じくらいか、もっと安くできる気がします。

壁に磁石をくっつけたいと思う場所はどこでしょうか。玄関なら鍵をぶら下げたりメモを貼るのにも便利そうです。パソコン関係であればハブやテーブルタップなど、機器自体に磁石のついているものがあります。

照明スイッチの近くも使えそうですが窓の周りはどうでしょうか。カーテンの端に磁石を付ければ窓とカーテンの隙間をなくせるので、断熱や光の漏れを防ぐ効果が期待できそうです。

そのほかではコードの整理にも役立ちそうです。磁石をくっつけるというと、メモや写真の掲示が浮かびますが、意外と壁の周囲におもしろい利用法があるかもしれません。

粘着テープで貼り付けたり、ネジで留めたりしているものがあれば、磁石の利用を考えに入れて新築やリフォームに活かすのも良いかもしれませんね。

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