家を建てるなら

〜おじさんとおばさんの「オンリーワンの家」〜

見直した北側の窓と部屋

2013年4月30日

家を建てると決めてからは散歩の途中などにも色々な観点で周囲の家を眺めました。外から眺めるので外形しか分からないのですが、ドアや窓の位置と大きさなどからある程度の想像はできました。

窓は家の外観に大きく影響しているなと思いましたが、実際に住んでみると住み心地も大きく左右されます。もちろん、そのことも含めて窓の配置を考えました。それでも「こうしていれば良かった」と思うことがあります。

窓の役割を2つにまとめると、風通しと採光だと思います。その採光についてはあまり重きを置いていませんでした。それは照明でカバーできることと、長く使う部屋は南側で充分な大きさの窓を確保していたからです。

家が完成してからテレビで「のこぎり屋根」のことを知りました。屋根がのこぎりの歯のようになっていて、織物工場の屋根に使われたものです。北側の窓からの柔らかな光が織物の作業に適しているとのことでした。

桐生市のホームページ「のこぎり屋根の工場」より(2013/4.30 引用)

南側の部屋で窓から日が差し込むと明るいのですが、角度によっては壁や床に反射した日の光がまぶしく感じます。また太陽が少しだけ雲に隠れたり、現れたりを繰り返すと、明るさも変化しますが、北側の窓からの光は安定しています。

実際に北側の1室はある程度の大きさの窓にしたのでそこは満足しています。その部屋以外の北側部分でもう1カ所か2カ所に窓を付ければ良かったと思っています。

一般の住宅でのこぎり屋根を取り入れるには、屋根部分の断熱のことなど色々と難しい面もあるように思います。でも北側の窓を大きくしたり、小さな窓を増やすことはできます。窓を増やすとその分費用もかかりますが、採光の面だけで考えても北側の窓は効果的だと思います。

もう一つ、部屋の配置でも南側を重視して考えましたが、部屋の用途によっては北側に配置する方が適しているとも思っています。

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