家を建てるなら

〜おじさんとおばさんの「オンリーワンの家」〜

トイレのドアは
内側に開くか外側に開くか

2013年3月31日

明日から4月、来週には多くの学校で新学期が始まり、ピカピカの一年生の通学姿が見られるようになります。それで「手を上げて横断歩道を渡りましょう」と松崎真が笑点の座布団運びのあいさつで言っていたのを思い出しました。

学校と言えば「廊下を走らない」の貼り紙が浮かびます。「廊下を走るな」と指導しながら、急いだときには自分でも走っていました。

飲食店などのトイレに入って苦労することがあります。ドアを押して中に入り、閉めようとすると自分の体が邪魔になって閉められないのです。狭いトイレで洋式の場合には便器が邪魔になって奥まで入れません。さらにドアの幅が広いと開閉のスペースも大きくなるので、体の大きい人は本当に閉められないのではないのでしょうか。

部屋のドアの場合は外側に開くと、廊下を通っている人にぶつかって危ないと聞いたことがあります。確かに学校でいくら指導していても廊下を走る子どもはいます。その時に教室のドアが廊下側に開くと大変です。

でも今話題にしているのは廊下に面したトイレ全体のドアではなくて、個室のドアですので、その前を走ることはあまり考えられません。それでもドアが内側に開くのは多いように思います。

内側に開くことの問題点は他にもあります。もし個室の中で倒れたら、その人が邪魔になってドアが開けられないということです。トイレが狭いと余計問題でしょう。

別の視点で考えてみます。内側に開く場合はトイレの履き物とドアの開閉スペースの問題があります。室内用のスリッパを使っている場合には、外側に開くとそのスリッパで同様の問題が起こります。廊下とトイレに段差があれば内側に開くとどちらの問題も解決しますが、バリアフリーの面では問題ですね。

引き戸にするとこれまでの全ての問題は解決します。しかしトイレの位置関係によっては引き戸にできない場合もあります。

我が家は引き戸にしたのですが、別の問題に気がつきました。隙間の問題です。引き戸の方が隙間が多くなると思うのです。ドアだとドアの枠に押しつけるように閉めるので隙間はほとんどなくなります(ドアの下端と床との間はある程度の隙間はできます)

水洗なので臭いは問題にならないと思いますが、隙間が多いと音が外に漏れやすいでしょう。冷暖房の効率のこともあるかもしれません。

引き戸の隙間をなくす方法もあるかもしれませんが、どちらにしてもそれぞれの特徴を把握した上で、内側か外側か、それとも引き戸かを選択しなければなりませんね。

ひょっとしたらもっと別の方法もあるかもしれません。

← 前    目次    TOP    次 →