おじさんは料理が好きで、結婚するまでは色々と作っていました。結婚してからはあまり台所に立たせてもらえません。理由はおじさんが水を使うとビシャビシャにしてしまうからです。
たまに台所に立つのはちょっと大きめの魚をさばくときです。生家は漁港の近くなので新鮮な魚が手に入ります。時々は生家に帰るので、いい魚があるときは買って帰ります。
その時は生家でウロコを剥いで三枚におろしてから持って帰るのですが、ウロコはぎで疲れます。
魚はアラが美味しいので、頭やカマのウロコも丁寧に取ります。それに結構手間がかかるので余計疲れるのです。
と言っても腕が疲れるのではなく、腰が痛くなるのです。おじさんは腰が悪いので特にそうなのだと思いますが、少し腰を引いて前屈みになる姿勢は大きな負担です。
でも家ではそんなに負担を感じないのです。ウロコはぎは少しでもまわりに飛び散らないようにシンクの中で行います。流し台の高さは家の方が低いのですが、生家のシンクは深いので、シンクの底の部分ではほとんど同じ高さです。それなのに家ではそんなに負担にはならないのです。
違いはワークアシストバーです。シンクの手前にお腹をもたせかけられるバーが付いていて、それが体を支えてくれるのです(下の写真の白い部分)。
たったそれだけのことなのですが、あるとなしでは全然違います。本当に楽なのです。
次の写真はノーリツのシステムキッチン「エスタジオ」のカタログ(2008年1月 p.100)のものですが、姿勢の違いがよく分かると思います。
またこのカタログによると、足への負担が約15%も軽減されるとのことです。他にも手すりのような使い方もできます。
こんなに優れもののワークアシストバーですが、システムキッチンのことを調べ出すまで知りませんでした。
色々と調べるうちに、おばさんがこれは必須ということで付けることにしました。これを書くために購入元で調べてもらうと、後から取り付けるのは大変なようなので、最初から付けていて良かったとつくづく思っています。