家を建てるなら

〜おじさんとおばさんの「オンリーワンの家」〜

気が付かなかった電動シャッターと
手動シャッターの違い

2012年2月29日

おじさんの実家は小さな旅館をしていたので普通の家よりは部屋が多くあります。それらの部屋や廊下の窓には台風に備えて雨戸があります。窓はサッシに取り替えていますが、雨戸は昔からの木の雨戸です。

サッシと一体の雨戸は軽いのですが、木の雨戸は重い上に古くなっているので動きが悪いのです。さらに台風前などに雨が降って雨戸が湿っていると大変です。腰にも負担がかかるし指を詰めると大変です。

だから家を建てるときはシャッターにしようと思っていました。台風への備えにもなりますし、防犯の面でも窓ガラスだけよりは効果があるでしょう。予算内に納める必要からか設計士はすぐには賛同してくれなかったのですが、最終的には全ての引き違い窓にシャッターを付けることにしました。

あとの選択は自動にするか手動にするかです。当然自動にすると開閉は楽になりますが費用は高くなります。それで費用だけでなく他のことも検討して、場所によって電動と手動を使い分けることにしました。

実際に使ってみると、考えていた以上に使い勝手に違いがあることに気が付きました。まず音が違います。手動の場合はつい一気に開けてしまうこともありますが、自動の方が静かです。

開閉の手間は断然自動が楽です。ボタンを押すだけでいいのですから。ただ自動の方が時間がかかります。このあたりは考えていた通りでした。

使い出して気が付いた大きな違いがあります。それは手動だと窓を開けないと開閉できないということです。当たり前のことですが、使い勝手に大きな違いがあるのです。夏の夜だとシャッターを閉めるために窓を開けると、窓の外の虫が入ってくることがあります。シャッターを閉めるときのためにひもが付いているのですが、左右のバランスを取るためにシャッターの中央部分についています。だから窓を大きく開ける必要があるので、余計虫が入りやすくなります。

後は雨の時です。この時も同じように窓を開けないとシャッターを閉めることができません。風が強いときなどは雨が吹き込んできます。どちらの場合も自動なら窓を開ける必要がないのです。

後は浴室です。浴室は絶対に自動と思っていたのですが、浴室という条件から自動は駄目だとのことでした。しかし最初から思っていた通り、浴室の窓側に浴槽があるので開閉はとても不便です。

結論としては予算が許せば全部自動の方が楽だということです。でも緊急時に素早く開けようと思えば手動の方が良いように思います。だから場所によって使い分けたのは正解だったと自分に言い聞かせています。

ただ、浴室だけは何とか自動にできるようにして欲しいといつも思います。

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