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〜おじさんとおばさんの「オンリーワンの家」〜

洗濯機はベランダと同じ階に

2010年12月31日

もう40年くらい前、おじさんが学生時代のことです。ほとんどの学生は○○荘という名の比較的新しい木造のアパートに住んでいましたが、おじさんはマンションと名の付く建物に住んでいました。

と言っても学生達が勝手にそう呼んでいただけで、いかにも下宿屋という感じのかなり古い木造の建物でした。そこには8人の学生が住んでいました。台所もトイレも共同、風呂は無し、おじさんの部屋は4畳半一間で、家賃は3,300円でした。

それでも脱水機付きの洗濯機がありました。この脱水機もまた今のような物ではなく、2つのローラーの間に洗濯物を挟み、ハンドルを回してローラーを回転させて絞るという物です。だから今の脱水機で脱水するようなわけにはいかず、かなり水分が残っていました。

3回生になってから引っ越したのですが、そこには洗濯機がなかったので、前の下宿まで洗濯に行ったことがあります。ペーパーバッグに洗濯物を一杯詰め込んで40分くらい歩いてです。 行きは良かったのですが帰りが大変だったことが今でも忘れられません。先に書いたようにその頃の洗濯機では十分に脱水ができなかったので、とにかく重いのです。洗濯する前の何倍位の重さだったのでしょうか。おまけにペーパーバッグなので持ち手の部分が破れてきて、仕方なく抱きかかえて帰りました。帰りは重くなるということに気が付いていれば、もっとしっかりした袋に入れていくか、量を減らしていたと思います。

前置きが長くなりましたが、今の脱水機でも乾く前の洗濯物は重いですよね。小分けにして何回かに分けて持って行けばそれほど重くないかもしれませんが、洗濯機と干し場が離れていれば行き来の時間がかかります。

最近の家では2階にベランダがあり、そこに洗濯物を干している家が多く見られます。洗濯機の場所までは外からでは分かりませんが、風呂は1階が多いでしょうから洗濯機も1階でしょうか。となるとやはり洗った洗濯物を持って2階まで上がっているのでしょうね。階段の上り下りがあると小分けにして何度も往復するのは大変かもしれません。

それを考えると洗濯機は2階の方がいいと思うのです。でも洗濯機を2階に置くためには給水も必要になます。洗面所が近くにあればホースで水を取ることはできますが、排水は大変です。 それを考えると洗濯機だけを自由に移動させることにはかなり無理がありますね。ということは設計段階で洗濯機の置き場を考えておかなければなりません。

でも風呂が1階で洗濯機が2階だと風呂に入るときに脱いだ服やタオルなどをそのまま洗濯機に入れることはできませんね。洗濯する前の服を持って2階に上がるのがいいか、少し重くなっても洗濯した服を持って2階に上がるのがいいかということになります。さあどうしましょうか。

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