家を建てるなら

〜おじさんとおばさんの「オンリーワンの家」〜

理想の土地
〜道路と駐車場〜

2010年6月30日

まずは友人の話からです。友人のマンションの駐車場は、あまり大きくないけど交通量の多い道路に面しています。朝はラッシュのために、駐車場からバックで出ることは至難の業だそうです。ところが夕方もラッシュになるので、時間帯によっては前進で突っ込むしかできないそうです。そんなときは、朝早くに一度出して駐め直さなければならないと聞きました。

前に住んでいたアパートは戸数の倍の駐車枠があった上に通路も広かったので、駐車場内で楽に方向転換ができました。これまでに住んだ中では、1カ所を除いて全て駐車場内で方向転換できました。その1カ所も駐車枠前の道路は、住宅の関係の車しか通らない場所だったので道路を使っての方向転換も楽にできていました。

そんな経験があったので、車の出し入れのしやすさは大事だと思っています。通勤時間帯に毎日出し入れするとなるとなおさらです。でも方向転換に関して言えば、個人の住宅の敷地内で方向転換するとなると結構広い土地が必要です。だからどうしても道路を利用することになります。

道路からバックで駐車するか、駐車場からバックで道路に出るかです。そのためには家の前の道路はある程度の広さがあって、しかもできるだけ交通量が少ない方がいいということになります。住宅街でその条件にあうのは、道路の大小に関係なく主要な道路から外れた道路になります。

ここでいう主要な道路とは、例えば○○タウンや○○ヶ丘のような大規模な造成地であれば、国道や県道なとつながっている大きな道路がそうですし、昔からある小さな道路でも、ラッシュを回避するために通り抜けられるような道路もそうです。また通り抜けはできなくても、奥に住宅が沢山あるような道路など、多くの人が利用する道路のことです。そのような道路はどうしても交通量が多くなるでしょう。

主要な道路から少し外れると駐車のしやすさの他にもメリットがあります。それは静かなことです。静かとまではいかなくても、車の音がそれほど気になりません。前に住んでいたアパートは、大通りに続く主要な道路から50mくらい奥に入っただけでしたが、とても静かでした。

もう一つ道路の条件があります。土地を紹介してもらった中に土地そのものはいいなというのがありました。でも、県道からそこまでの道路が気になったのです。県道までは500m位だったのですが、1車線分しかない小さな道路で、離合する場所もほとんどなかったのです。おまけにまわりには結構住宅があったので、通勤時には行き違いが大変だと思いました。。

そんな道路だと徒歩や自転車でも通りにくいでしょう。実際に生活する上では徒歩や自転車で行き来することも多いはずです。子供の通学などを考えるとなおさらでしょう。

今回は駐車のし易さから道路のことを書きましたが、いろいろな時間帯にその土地に行き、実際にそこで生活しているつもりで周辺を歩いてみるなど、生活する視点で道路を見ることも大事だと思います。

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