家を建てるなら

〜おじさんとおばさんの「オンリーワンの家」〜

ケーブルは壁の中に

2009年11月9日

無線LANに潜む危険のことは前回書きましたが、10年ほど前に実家で簡単なLANを構築したときには無線LANのことなど思いもしませんでした。2階の部屋から1階の部屋まで、30mくらいのLANケーブルを壁や天井を這わしたものです。気にしなければいいのですが、むき出しのケーブルが見えるのは格好の良いものではありません。この前までのアパートでは、できるだけ目立たないように工夫はしましたが、掃除の時などには邪魔になっていたようです。

それで今回は電気の配線と一緒にLANケーブルも配線してもらいました。将来に備えて高速で通信できるLANケーブルをパソコン室(パソコンを置いてあるので勝手にこう呼んでいますが、ただの部屋です)から各部屋のコンセントに配線したのです。リビングはテレビの裏とその対面の2箇所に、そして玄関や、ひょっとしたら使うかもしれないと思う部屋にも配線しています。

テレビはやっと地デジ対応にしたのですが、テレビもLANに接続してインターネットにも繋がっていますし、パソコン室のLANハードディスク保存したデジカメ写真をテレビで見ることもできます。そのうちステレオもLANに接続できるようになると思います。また防犯用のカメラをLNAに接続することも考えています。

LANケーブルの配線ですが、天井や壁を貼る前にしなければいけません。それで現場監督と電気工事の担当者に相談したのですが、おじさんの希望するLANケーブルは使っていないので自分で購入してくれと言われました。それで通販で購入したら定価の半額以下だったので、ケーブルの購入については安く上がったはずです。

ところが、後で請求書を見てみると配線だけで3万円近くかかっているのです。コネクタなどの取り付けは自分でできるので、頼んだのはケーブルの配線だけだったのです。それくらいならサービスでやってくれるだろうと思っていたのですが甘かったです。

LANケーブルのことは最初から考えていて、配線の希望は設計士にも伝えていました。でも見積もりの時点ではきちんと決めていなかったので、追加の工事で頼むようにしたのですが、最初の見積もりに入れておけばもっと安くなったのかもしれませんし、交渉次第では自分で配線することもできたと思います。

それならやっぱり無線LANがいいという人の方が多いかもしれませんね。そういう人にもお薦めの配線があります。前のアパートも対面キッチンだったので、台所からでもテレビを見ることができました。ただ洗い物などをしていると音声が聞こえません。実際には見ながら洗い物や調理などはできませんので、音声を聞いていて気になったらテレビを見るということが多いようですが、聞こえなければそれもできません。

それで、台所にスピーカーをつけてやりたいと、ずっと思っていました。今持っている携帯ラジオでもテレビの音声を受信できるので、それを台所に置いて音声はそれで聴くこともできますが、テレビのチャンネルを切り換えるたびにラジオのチャンネルも切り換えなければなりません。何よりも地デジは地上波のテレビよりも2秒ほど遅れて映されているので、音声がずれてしまうのです。

最初はテレビの位置からスピーカーコードを配線しようと思っていたのですが、使い勝手を考えてオーディオケーブルをテレビ側のコンセントから台所のコンセントに配線しました。これでテレビの音声出力とパソコンの買い換えで余っていたスピーカーを接続すれば完成です。スピーカーとの接続はウォークマンなどのステレオヘッドホンと同じステレオミニプラグですので、次の変換コードを使いました。


   

これで炒め物をしていても、食洗機がうるさくても、テレビの音はしっかり聞こえます。おばさんもすっかり気に入ってくれました。

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