3. Tips   


以下は使い方の一例です。

■「編集」-「substitute fonts」で、フォントを一括変換可能です。

このツールで、容易に特定のフォントを別のものに替えることができます。
日本語が「???」のように文字化けしている場合に、「Unicode」フォントへ切り替えることで、正しく全角文字を表示できるようになります。


■CAD利用技術者試験で使用できることを確認しました。
http://acsp.ustage.net/cad010.asp

上記ページにてダウンロードしたファイルは、文字化けして表示されますが・・・
フォントの変更で「Unicode」というフォントを指定してください。
文字化けが解消されますので、実際に検定に利用できるCADであることを確認してみてください。
こちらの環境では、「判定を行ったCADソフトは、試験で利用することができます。」とのことでした。
※保存時のファイル形式は指定のものでないと不合格になりますのでご注意ください。

ちなみに、現時点でのフォントイメージでは「端」という字が文字化けしています。
一度、2010-DXF等で保存してフォントを選択しなおせば、
他の日本語フォントも使用可能になることを確認できました。


■図面ファイルをQCADにドラッグ&ドロップすると、その図面の貼付けモードに移行し
好きな場所に貼り付けを行うことができます。


■インストールしたらまずやること
「編集」‐「アプリケーション設定」

・「スナップ」‐「自動スナップ」を設定(以下がおすすめです)
     「×」...チェックを入れる
     「□」...チェックを外す
× Intersections(交点)
× Exd points(終端)
□ Middle points(中央)
□ Center Points(中心)
× Perpendicular(垂直)
× Reference points(基準点)
□ Grid points(グリッド)
× Points on entity(エンティティ)
× Free positioning(自由)

・「描画」‐「テキスト」で、使用するフォントを制限
 MSゴシック に、チェックを入れておく

・「新規図面へのデフォルト」‐「図面単位」
 図面単位、用紙単位を、建築での利用なら、両方「ミリメートル」に設定しておく


■2006以前のAutoCADに図面を送りたい場合(その1:Windows、Linux)
QCADで編集したDXF,DWGをそのまま開けるのはAutoCAD2007以降のみです。
2006以前のAutoCADに図面を送りたい場合は以下のようにします。
1.DxfConvというツールを起動する
2.メニューの「おすすめ設定」で、「AutoCAD用(2006以前)」を選択
3.「読み込み」を押してDXFファイルを選択し、「開く」
4.「書き込み文字コード」が「Shift-JIS」であることを確認して「書き込み」
5.できたファイル「~_ForOldAutoCAD.dxf」を、2006以前のAutoCADで開く
※DxfConv : 日本語版 QCAD用DXFコンバーター
 このサイトの「QCAD関連リンク集」を参照し、
 「日本語版 QCAD用DXFコンバーター」をダウンロードしてご利用下さい。

■2006以前のAutoCADに図面を送りたい場合(その2:Windowsのみ)
Teigha File Converter(ティーガと読むらしいです。無料。)
http://www.opendesign.com/guestfiles/TeighaFileConverter
上記ツールで、出力形式(Output version)を
「2000 ASCII DXF」あたりで出力すれば、AutoCAD2006以前で開けます。


■図面に寸法を入れたら寸法値が見えない場合
「編集」‐「図面設定」(設定は図面に保存されるため、図面ごとに設定が必要)
・「寸法」‐「寸法設定」(以下がおすすめです)
 「比率を維持」にチェックを入れる
 「テキスト高さ」に大きめの数値を入れる
  (既存の寸法があれば、高さを「計測ツール」‐「2点間の距離」で測ればOK)
 「ラベルフォーマット」‐「フォーマット」を小数に設定
 「ラベルフォーマット」‐「正確さ」を0に設定


■背景色を白(または黒)に変更したい
バックグラウンドの色は、「編集」‐「アプリケーション設定」で、
「グラフィックスビュー」‐「色」を見てみて下さい。
「背景」を白(または黒)にすると変更できます。


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