慢性疼痛の方へのご支援について

今、慢性疼痛で悩んでいる患者さんが大勢いることをご存知でしょうか。慢性疼痛の方は、痛みや症状だけでなく、いつまで続くかも分からない不安の中で、その痛みからくる不自由により、仕事や家事、運動や楽しみ、趣味等の機会だけでなく、友人や家族等の人間関係も行い難い生活のしづらさを抱えています。 岡山きのこ･あったか会では慢性疼痛をお持ちの方に対して、効果的なマインドフルネスセラピーを中核にして、慢性疼痛やストレスを低減し、病気の状態は変わらなくても痛みの捉え方を変えて、痛みとの付き合い方を身につけて いけるようにホリステック(全人的)な支援に取り組んでまいります。 そのため、より多くの方々の経済的支援および働く機会や趣味や運動を行う際の人的・場所的支援を求めています。
私たちの当たり前の生活は、奇跡の積重ねです。皆様のお力で慢性疼痛を持つ方々に当たり前の生活を提供するお手伝いをしていただけないでしょうか？ 皆様の暖かいご協力をお待ちしております。

「マインドフルネスセラピー」は仏教の哲学と最新の脳科学を併せ持つ非薬物療法で、副作用がありません。 マインドフルネス心理療法の元となるMBSR（ストレス低減法）では、現在の痛みの程度、ネガティブなボディイメージ、痛みによる活動抑制、症状、気分障害、抑うつや不安を含む心理的な全体的症状などに低下があり、そして、痛みに関連した薬の使用が減少し、感情レベルと自尊心が高まったことが認められています。
(Kabat-zinn, J., Lipworth, L., & Burney, R. (1984) The clinical use of mindfulness meditation for the selfregulation of chronic pain. Journal of Behavioral medicine, 8 (2), 163-190.より）

※関連機関

岡山大学病院・運動器疼痛センター
（http://www.locomopain.okayama-u.ac.jp）
慢性疼痛で困っている多くの患者さんをサポートする「いたみマネージャー」(一般財団法人 日本いたみ財団認定)が5名在籍しています。