いちまいの絵

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2016年3月

201603
『花抱託(はなばとん)花から花へ』

紙に交響(多種)水彩
640×390mm(額含む寸法)

絵の上から下に季節の花たちが描かれている。
雪が解けて、ナズナやツクシ、タンポポやマーガレット
アザミやチューリップ、桜と次々に咲く春の花
次に、ユリや桔梗、ヒマワリと夏
そして紫陽花の梅雨
秋には秋桜(コスモス)、キンモクセイ
黄葉と紅葉へと 花たちは途切れることなく
季節という走者にバトンを渡して繋いでいるかのようだ。
花の中に、路がある。宇宙のような海のような青い道・・。
上の、暗く・・でも何かが蠢いている空は
3.11以降の現代を象徴しているようだ。
真っ暗でない蒼光する中で、希望の胞子が飛び、
それを抱いた走者が、月の満ちる処を渡り
次へと託していく・・その繰り返しで やがて胞子は
情熱という形の花・真紅の薔薇になる。
そんな思いと願いと印象を注いだ絵です。

東京オリンピックのために高速で建設される工事
高級な選手村とは対照的に
いまだ仮設住まいで復興足踏みの被災地
心に花を。その心を同胞にバトン連携してほしいと
切に願います。

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