いちまいの絵

2015年8月


『波の言葉、星の言葉』

キャンバスに交響(多種)水彩
650×500m(額寸は含まず)

夜の静寂(しじま)の、なんと饒舌なことでしょう・・
昔聴いたＦＭ番組のフレーズだ。

葉っぱに書いたことから【ハガキ】
言葉【ことば】の漢字には葉が付くが
書いて表せない言葉、葉や便箋に書かないメッセージ・・
いわゆる言葉にならないコトバが
きっと自然界には満ち溢れているはず。

星の瞬きや幾多の流れ星、寄せては引いていく波の数々も
饒舌な言葉たちなのかもしれない。
それは、怒鳴り声ではなく、本来は私たちの心身を穏やかにしてくれる。
近年、彼らの言葉はざわめいている。
人間が、自然界で我が物顔にふるまって、
耳を貸さないからかもしれない。
この風景は、沖縄県南城市知念からの久高島から見えた光景の印象でもある。