いちまいの絵

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2013年12月

201312
『空形見』

英水彩紙紙に交響水彩
大衣サイズ

自分は空を、無機質なものとして
とらえることは出来ない。

空は、
あるときは私を揺り動かし
あるときは、私に問いかけ
あるときは、私を負かそうとし
またあるときは、私の心を救ってくれた。

空は、刻々と瞬く間に
その姿を変え
色を変え
光を変え
流れを変え
質感と温度
そして、音をも変える。

私の心に焼きついた空
銀塩にシャッターを切ったような
印象深い空は

私にとって
大切な 形見のような存在だ。
空を形見として どこかにしまうことなど
当然ながらできないが

私の心には、多くが形見として
今の私を推し進めてくれているのだ。
今年も何回、何千回、空を見つめただろうか。
きっとこれからも、空は 私の心に形見として
焼きついていくだろう。

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