装飾的画風とか達者な絵だ・・・
そんなふうに自分の作品たちを評されたことがある。
本人は、どういう意味かが正直わからない。
ただ、この絵は よけいなことを描いていない良い絵だ・・と
猫を描いているが、猫を描いた絵ではない などとも言われる。
本人は、それはなんとなく共感できる。
これは、としまえんの裏の方で
ゆっくり歩いている猫を見たことを描いた。
自分にとって、一陣の風のような
さわやかさを感じたのだ・・なぜか?
桜が散った裏地に
工事の策と ズタ袋
移動された鉢
倒れた脚立
そう、ここは人の通る整備された道ではない
というより誰も通らないから
これらが乱雑に、とりあえず置かれている。
この猫は何が置かれても変わろうとも、悠々と歩いている。
わが道 とは
道があるから 進むのではなく
道を作って進むから
わが道 なんだ・・
そう、さわやかさを感じたのは
そのせいだ。
自分が秩父に移転するかどうか
悩んでいた頃の絵ですが
再発進しておきました。