桜の見頃は、一般には7部〜満開だけれども
絵にしたいのは、私にとっては違う。
散って、装いが取れていく桜の樹。
サクラの花びらが風に舞い、
道を雪のように埋めていく。
見事に咲いて成長した薄紅
これから紅色の口紅が似合う女性へと
歩んでゆくだろう女の子
今までは温かいサクラ道だったけれど
これからの道には
自分自身の花びらを
雪のように舞わせなくてはならない。
樹木や道の うねる曲線は
これまでの生命の成長などを表現したかった。
その流れで、自転車も
本来ありえない比率になった。