いちまいの絵



2011年2月

201102
『ジパングの魚影』

紙に交響水彩 四つ切サイズ

黄金の国 ジパング
世界の人々は、その昔 小さな島国の日本を
そう呼んで憧れた。

黄金という響きは、最高級のとか
これ以上無いほどの輝きとかをイメージする。
ゴッホも、小麦畑の収穫風景を
黄金の収穫と呼んで歓喜したようだ。
私も今、黄金を感じるさまざまな風景がある。
空気の粒子の中に、きらきらと輝いているように見える。

自分が見た海と空・・さまざまな印象が混ざっているかも
しれないが、大きな魚が悠々と泳いでいるような雲で
朝日が隠れている。
光に照らされて、海には魚影が。
きらりとした粒子感のある海面と空の印象。

日本は鯨とイルカで非難されているが
時事を盛り込んで描いたわけではない。
勇壮に泳ぐように見えた天空を描いただけだ。