いちまいの絵



2011年3月

201103
『冬の気パルス』

紙に交響水彩 太地サイズ

今年の冬は、例年に無く寒く感じた。
頬をサンドペーパーでで削られるような
凍てつく夜の空気
無数の散りばめられた青蒼藍たち

深深と冷える夜の
かもし出す『気』は
パチパチとパルス(脈動)のようなものを感じる。
まるで、空に氷の亀裂が延びるように
冬の研ぎ澄まされた細枝のように

3月に入り
冬も夜明けを告げている。