時代の流れのとても速いところにいる・・
現代を指して、そう言われて久しい。
映画『エデンの東』に出てくるキャルの父親は
高原レタスを氷で冷蔵して貨車で運ぶアイデアを実行するが
路線問故障で氷が溶けて全滅・・
しょせん人間の奢りだったと言う。
その季節でしか、食べれないものを
温室で一年中供給するシステム
その場所だから美味いものを、いち早く運送するシステム
待ち合わせの相手を信じて待つよりも
数分おきに『今どこ?』と携帯ツイートする風潮
熟す、潤い 恩恵 、豊かさ
これらは 即席やファストでは産まれない。
待つべきものを、感謝するべきものを
我が物顔で奪うように・・・なんて
待つことが出来ない、継続しないものなんて
人と人にしても、本物とは思えない。
ゆっくりと暮れなずむ川で釣りをしている人を
青梅の橋の上から見ていたときに
そうした様々なものを感じていた。
川面に当たる風の一つ一つに
人との出会い、満ちていく時間、などを表したかった。