あなたの絵には 気が満ちている
そんな嬉しい感想をいただくことがある。
そう言われてみると
私が描きたいものは
単なる風景や人物や猫や詩ではなく
そこに流れている 『気』なのだと
改めて思う。
言い換えると
私は、それに感動したのだ。
しかし、それ・・スピリットを表現するのは
自分にとって並大抵のことではない。
苦しくて、描けない自分の存在すら消したくなる。
この絵は、朝日の恩恵を描いた『ohisama』と対照的に
夜の月に光る世界の
豊かなエネルギーを描いたものだ。
何かに動かされるように
自分はまず、山を描いた。
そして、田んぼや土の恵みを 帯で描いたが
その後、しばらく進まなかった。
答えの見つからない難題のように・・・。
次に雲とも風とも流れとも言えるものを
やはり《描け》と命じられているように感じ 描いた。
そうして出来た作品だが
多くの共感してくださる御高覧の方々がおられて
巣立った。
感謝しております。