いちまいの絵



2008年3月
200803
『唐辛子の森のジョーカー探し』

紙に交響水彩 八つ切りサイズ
個人所蔵

よく通る道で唐辛子畑が小規模にある。
ドームのように生い茂る頃
しゃがんで除くと、まるで森のように見える。
唐辛子が緑から赤く染まり、その形状は
トランプのジョーカーに似ている。
ずっと観察したりスケッチをして、
中世の騎士がこの森に隠れているジョーカーを退治しに来る
というイメージが強くなって、2年間具現化に苦しんだ。
最終的にこうした作品となったが、
イメージが本のページのように多くあるので
シリーズとなる予感がある。
馬をどう処理するか、
各部(剣、衣類、葉、馬の装飾)の素材感の描写が挑戦となった。