トルコ 写真旅行記 (2009年4月28日〜5月5日) 

 春休みに、トルコ共和国ツアーに行って来ました。風景写真で紹介します。

 ツアーは八日間で、Tabixのツアーです。現地に到着すると、トルコのツアー会社(Dorak Tours)のガイドが案内してくれました。参加者は、我々2名を含んで6名となりました。人数の少ないツアーを選びましたので、ゆったりと楽しめました。

 ただ、トルコのツアー会社(Dorak Tours)が設定している3店のショッピングが、高額品(革製衣類、エメラルド、トルコ絨毯)で、長時間の拘束には悩まされました。日本からの格安ツアーは、ほとんどがこのツアー会社(Dorak Tours)主催だと思います。

 行程は全て1台の車を利用して、トルコを移動します。1300Kmの大周遊となりました。飛行機で移動すると、点と点の観光になり、都市部の生活しか見れませんが、車で移動すると一本線の観光となり、トルコの人たちのいろんな生活が見られます。

 8日のツアーですが、日本←→トルコ間の往復に2日要していますので、実質6日のツアーです。日本の2倍の面積を持つ広いトルコを、6日で見れるはずもなく、イスタンブール、イスタンブールから南下した東岸地域、内陸の一部を見て回ります。

主に観光した場所は、以下の5カ所です。それぞれのページで、写真で紹介します。このページの下段の説明からでも、それぞれの紹介ページにリンクしています。

     イスタンブール

     トロイ遺跡

     エフェス遺跡

     パムッカレ、コンヤ

     カッパドキア

 トルコは、日本の2倍の面積で、1/2の総人口数です(人口密度:1/4)。都市を離れると、広大な農地が広がっています。適度な降雨があるのでしょう。全て緑地でした。食料の自給率100%というのも、うなずけます。

 日本のような森林の山はなく、丘が続きます。ちょっとした高い山も見れるのですが、草原または禿げ山です。なお、遠くに冠雪した山々も見れました。

 トルコ領土には、紀元前3000年から文明が生まれ、現在まで5000年の歴史があります。次々と新しい国家が生まれ、また、他国からの侵略、征服が繰り返されました。最も繁栄したのは、16世紀のオスマン朝(オスマントルコ)です。

 20世紀に入り、オスマン朝は滅亡の危機にさらされますが、その危機を救ったのがトルコの英雄ムスタファ・ケマルです。トルコの父(アタチュルク)と呼ばれています。かろうじて現在の領土を守りました。

 ツアー中に知ったのですが、トルコ本土に接している地中海側の島々は、ほとんどがギリシャの領土です。日本の北方領土と同じような歴史(もっと古いですが)を抱えています。

 


 

イスタンブール

  トプカプ、スルタンアフメット地区

 

 

 

 イスタンブールはトルコの商業の中心都市です。黒海と地中海を繋ぐボスポラス海峡によって、ヨーロッパ側とアジア側に2分されています。

 ヨーロッパ側の旧市街地区が観光の中心であり、特に、トプカプ、スルタンアフメット地区に、有名な建造物が集中しています。

 

ブルーモスク (スルタンアフメット・ジャーミィ)

 トルコで最も権威のあるイスラム寺院です。尖塔の数で、寺院の格が決まるそうで、6本の尖塔があります。

 

アヤソフィア

 改修中とかで、見学には行きませんでした。外から見ただけです。

 

トプカプ宮殿

 オスマン朝の皇帝の居住地であり、外壁で囲まれた庭付き宮殿です。議事堂、図書館、謁見の間、調理場等、いろいろな建物が中にあります。

 

 

  地下宮殿

 

 地下宮殿と呼んでいますが、実際には4〜6世紀に建造された地下貯水池の跡です。立派な建造物なので、宮殿と名付けているようです。

 アヤソフィアと道を隔てたすぐそばに、地下宮殿への小さい入口があります。入口の周りを見ると、建物が密集しており、この下に巨大な地下建造物があるとは想像できません。

 2体のメデューサの首は一番奥にありました。暗い中、何とか写真を撮ることが出来ました。メデューサを柱の下に押さえつけ、この世に現れないようにしているそうです。

 

  ボスポラス海峡クルーズ

 

 ボスポラス海峡クルーズは、トルコツアー最終日にオプションとして組まれていました。

 フェリーは桟橋に次々と接岸し、観光用だけでなく、渡船の役割も兼ねていました。

ボスポラス大橋

ルメリ ヒサル要塞

メフメット大橋

 

 


 

  イスタンブール→ダーダネルス海峡→トロイ遺跡

 

 ツアー2日目は、イスタンブールからから南下して、ゲリボル半島のゲリボルからダーダネルス海峡をフェリーで渡り、トルコのアジア側に移動しました。

 トロイの木馬で有名なトロイ遺跡は、トロイ戦争の伝説を信じたドイツ人が発見した遺跡です。

 BC3000年〜AD500年の間に、街が9回興隆されました。興隆のたびに盛り土を行い、9層の地層として都市遺跡が残っています。

 


 

  エフェス遺跡

 

 ツアー3日目は、さらに南下して、トルコで最も貴重なエフェス(エフェソス)遺跡を訪ねました。午前に訪問しました

 エフェス(エフェソス)遺跡は、古代ローマのアントニウスが移り住み、東ローマ帝国の首都として繁栄しました。さらに最近では、クレオパトラの妹が殺害され、その墓と見られる場所と人骨が見つかったことで、脚光を浴びています。

 

 


 

  パムッカレの石灰棚

 

 ツアー3日目は、エフェス遺跡を見学した後、車を東に走らせ、午後3時頃にパムッカレに到着しました。

 パムッカレの石灰棚を見学しました。

 

 


 

  カッパドキア

 

 ツアー5日目は、トルコ中央にあるカッパドキア地方を訪ねました。奇岩地帯と、キリスト教徒が奇岩に穴を掘って居住した住居跡が有名な所です。

 ウチヒサルの町

 宿泊したホテル(Ataman Uchisar Kaya Hotel)の庭から見えました。一番高い所は、岩の塔です。

 

 カイマクル地下都市

 地下の石灰質が溶けて空洞ができ、その空洞を広げ連結して、地下に生活空間を造りました。アラブ人から逃げたキリスト教徒が、2万人暮らしていたとのこと。

 

 パシャバー地区

 キノコ岩で有名です。

 

 ギョレメ・パノラマ

 ギョレメの町を見渡せます。

 


 

 

 

  

 

 

 
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