東海道を歩く (19:府中宿)[静岡市街] 6km
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(写真は安倍川餅)
一夜が明け、前日に続いて、峠越えのコースです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/s2_sum_mount.gif)
旧東海道は、私は、駿河湾の松林に沿った快適なウォーキングのイメージだったのですが、
意外と峠越えのコースが多く驚いています。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0090.gif)
峠越えの途中で日没になると嫌なので、早朝に、駿府城の大手門をスタートします。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
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お城周辺は、通勤・通学の若い人たちの自転車ラッシュです!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0194.gif)
静岡市は、東京・横浜と違って全て平地なので、自転車が走り易そうです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0140.gif)
”府中”宿は、駿河の国の国府が置かれた場所の意味だそうです。
徳川家康が少年期に、今川家で人質生活を過ごした処です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/s2_sum_yukata_b.gif)
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また、「東海道中膝栗毛」の作者の十返舎一九の生誕の地でもあります。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book_mov.gif)
しかし、府中宿は、静岡市の繁華街と重なるため、宿場町の雰囲気は全く残っていません。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0143.gif)
静岡の市街地を抜けると、府中宿と丸子宿の境の安倍川に差し掛かります。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0246.gif)
そう、安倍川餅で有名な安倍川です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sushi.gif)
写真の安倍川餅の江戸時代からの老舗の”石部(せきべ)屋”に立ち寄ります。
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しかし・・・
早朝スタートが仇となり、開店の1時間前です。残念!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0142.gif)
つきたての安倍川餅を食べたかったのに〜!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0211.gif) ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0068.gif)
(仕方なく、帰りに、静岡駅で冒頭の写真の安倍川餅を買いました。)![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
安倍川を渡ります。
安倍川は想像もしなかった程に、広い川幅と長い橋です!
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多摩川よりも川幅が広く橋も長いです。
橋を歩いて渡るのに時間が掛かります。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
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「東海道中膝栗毛」では、弥次さん喜多さんは、安倍川を人足の肩車で渡ります。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0070.gif) ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ny_kimono_m.gif)
人足は、二人を肩車にして、流れの速い川を、肩まで水に浸かりながらも無事に渡り終えます。
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急流で危なかったので、二人は、人足への渡し賃をはずみます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0168.gif)
これを受け取った人足達は、水かさが膝の半分もない川上の浅いところをサブザブと歩いて
向こう岸に戻ります。
これを見て、騙されたことに気付いた弥次さん喜多さんは悔しがります。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0141.gif)
安倍川を渡ると丸子宿です。
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府中宿から丸子宿まで約6キロです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_walk.gif)
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バスで行く東海道・第5回 (江尻宿〜岡部宿) 2012.7.21
「19:府中宿」
駿府城は、徳川家康が将軍職を譲って隠居してから住んでいた隠居城です。
バスで、駿府城を一周します。
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一人旅の時は気づきませんでしたが、一周してみると、意外と大きな城です!
石垣の内は県庁です。
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街の中心に、写真の「西郷・山岡会談」跡地の碑があります。
江戸開城の直前、徳川・旗本の山岡鉄舟は、江戸からはるばる駿府(府中)まで出向いて、
官軍参謀西郷隆盛と談判しました。
歴史上では、江戸の無血開城は、西郷と勝海舟が、品川の薩摩藩邸で会談して成立した
ことになっていますが、その前に、鉄舟が、ここ府中で、講和条件を整えておいたから
こそ、海舟がスムーズに会談出来たのです。
ここ府中で、鉄舟の人柄に打たれた西郷は、鉄舟のことを、”命もいらず 名もいらず、官位も
金もいらぬ人は始末に困るものなり”と誉めたそうです。
バスは安倍川へ向かいます。
今回は、昨年の一人旅の際に、写真の石部屋(せきべや)で、買い損ねた”作りたての安倍川餅”
を買えました。![](m_0140.gif)
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つきたてで、ふわふわと柔らかく、駅で売っているのに比べると、甘くなくて上品な味です。
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安倍川の川原には、由比小雪の乱で自害した小雪の首がさらされたそうです。![](m_0211.gif)
写真は、その供養塔ですが、不思議なのが、小雪は罪人なのに”小雪公”となっている事です?
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江戸時代には、罪人の墓をつくる事は許されなかったのですが、明治になると、小雪は、
徳川を倒そうとした英雄となり、罪人から”公”になったのだそうです。![](m_0151.gif)
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浮世絵は、安倍川の川越人足による徒歩渡しの様子です。
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