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13:原


東海道を歩く (13:原宿) 12km



(写真は真近かに見えはじめた富士山)

「東海道中膝栗毛」を読みながら、江戸時代の旅人になった気分で歩き続けます。

お昼過ぎに、JR原駅まで来たら、お腹が空いてきたので、駅の周辺の食堂を探しますが、
駅前にラーメン屋が1軒あるのみです。

680円のボリューム満点のチャーシュー麺を食べます。

JR原駅の辺りから、旧東海道は、JR東海道線とほぼ並走しています。

下の写真の愛鷹浅間(あしたかせんげん)神社を過ぎます。



原宿から先も、また気が遠くなる程に、真っ直ぐな道が延々と続きます。



何が面白くて、私はこんな単調な一直線の道を、延々と歩いているのだろう?、

と疑問に思い始めた、ちょうどその時でした!

冒頭の写真の様に、右手のすぐ真近に、富士山が見え始めました!

やった〜! 嬉しい!!

これは、きっと単調なウォークングに耐えて、歩き続けた事へのご褒美なのでしょう!!

単調なウォークングが、ワクワク気分に一変しました!

江戸時代の旅人も、きっとこの真近に見える富士山に元気づけられて旅を続けたのでしょうね。



ここから先の旧東海道は、常に右手の真近に富士山が見えつづけます!

天気が良ければ、道は単調でも素晴らしいコースです!



富士山に見とれながら歩いているうちに、いつの間にか吉原宿に到着していました。






原宿から吉原宿まで約12キロです。



バスで行く東海道・第4回 (沼津宿〜興津宿) 2012.6.28


「13:原宿」



浮世絵は、冠雪の富士山で、右手は愛鷹山(あしたかやま)です。

下の写真の松陰寺は、”駿河自慢は、富士のお山と白隠さん”と、江戸時代に謳われた
白隠さんのお寺です。

山門の東側には、備前の国の池田のお殿様より送られた”すり鉢”をかぶせた「すり鉢松」が
あります。

これは、嵐の為に、庭の松の木が折れた時、”折れたところから、水がしみこんで腐って枯れる
といけない、と、白隠和尚が、松の折れたところに、その頂いた高価な備前焼の”すり鉢”を
かぶせたのだそうです。



(松の木の上の真ん中に、伏せた”すり鉢”が見えますでしょうか?)



白隠和尚は、日本より海外での方が有名だそうです。

最も影響を受けたのが、ビートルズのジョンレノンで、部屋に白隠和尚の絵が飾ってあった
そうです。

また、名曲「イマジン」は、白隠和尚の教えを英訳したものだそうです! 

知らなかったな〜!
意外! 驚き!

想像してごらん 「天国」なんて無いんだと♪

地面の下に「地獄」なんて無いし♪

僕たちの上には 「ただ空があるだけ」♪

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