(写真は、「ほうとう」と並ぶ甲府名物の「甲府鳥もつ煮」)
甲州街道踏破の歩き旅も、その日のスタート地点への電車の往復に7時間もかかる様になり、日帰りはもう限界なので、
これから先は1泊することにしました。
温泉のある宿場町は温泉宿に泊まり、温泉の無い宿場町は、極力江戸時代から続く旅館に泊まることにします。
「石和(いさわ)温泉」の湧出は、昭和36年と割と最近のことで、ブドウ畑の井戸の掘削中に、突然、高熱の温泉が噴き出ました。
この湧出した温泉が、周辺のブドウ畑の間を流れる用水に溢れ出たので、即席の露天風呂を作り「青空温泉」としたのが、
石和温泉の始まりだそうです。
(温泉街の小公園の展示パネルから)
突然の温泉の出現に、大勢の人々が押し寄せて、さながら海水浴場の賑わいだったそうです。
現在は、この用水を中心に、温泉街が1キロに渡って延びており、約40件の温泉旅館が営業しています。
「石和宿」の甲州街道沿いの「小林公園」にある「足湯」の先の「石和温泉駅入口」交差点を右折して直進すると、
突き当たりが「JR石和温泉駅」です。
(甲州街道と石和温泉駅の位置関係については、本文末尾の地図をご参照下さい。)
(駅前風景)
(石和温泉駅)
上の写真は、石和温泉駅構内の「足湯」ですが、甲州街道沿いの石和宿の「足湯」については、「甲州街道を歩く:石和@」をクリックしてください。
宿泊前日の夜に予約したので、食事無しのコースしか取れませんでした・・
そこで、先ず、夕食の店を探すために、上の写真の駅構内の観光案内所で、地元の人に評判が良い居酒屋を紹介してもらいます。
観光案内所の隅には、色々な種類のワインが飲める試飲コーナーがあったので、300円を自動販売機に投入して、自分で注いで飲んでみます。
自動販売機の銘柄選択の操作方法がよく分からないので、観光案内のお姉さんに教えてもらいながら注ぎます・・・
石和温泉の温泉街の中心部は用水沿いにあり、石和温泉駅から車で5分くらいです。
予定より早く着いたので、徒歩の私は、車で5分の距離を延々と歩いて温泉街の中心部に行ってみます。
以下の写真は、駅から少し離れた温泉街の中心部です。
今晩の宿は、石和温泉駅から徒歩約5分の好立地に位置する写真の「ホテル花いさわ」です。
温泉の温度は、熱からず冷たからず、私にとっては最適で、長時間お湯に浸かっていられます。
(大浴場:ホテルのパンフレットから)
上のアイスカップの写真は、ホテルの売店で買った「信玄餅アイス」(345円)です。
カップのアイスの上には、丸い信玄餅がど〜んと乗っています。
写真中央上の2つに折ったスティクは「信玄餅クレープ」(270円)です。
ここにしか売っていないユニークなアイスで、とても美味しかったです。
ホテルでひと風呂浴びてから、観光案内所で紹介してもらったホテル近くの、地元の人に好評だという居酒屋の「月のうさぎ」へ向かいます。
上の写真は、「ほうとう」と共に、甲府名物の「甲府鳥もつ煮」(700円)で、鶏のレバーを甘く濃厚な醤油ダレで照り煮しています。
(串焼き5点盛り:800円)
翌朝は、チェックアウトの時間までに、2回も温泉に入りましたが、これは温泉好きの私でも初めてのことです。
ホテルをチェックアウトして、甲州街道に戻る前に、ついでに、徒歩5分の石和温泉駅へ向かい、2駅先の「甲府駅」で下車して、
駅前の「甲府城」を見物します。