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46-1:大井


大井宿は、「六つの枡形(ますがた)」で有名な宿場町です。



「枡形」は、宿場町の特徴とされていますが、全ての宿場町にある訳ではなく、また、あっても1〜2か所です。

しかし、大井宿の枡形は、6か所もあり、しかも、全てが美しい直角を描いています。

本格的な枡形は、通常は城下町に築かれるものなので、幕府が大井に城を築こうとしていた、とする説もあるくらいです。

大井宿に入ると、直ぐに、下の写真の「
南無阿弥陀仏の碑」があります。



これは、江戸時代に、旅の途中の大井宿で亡くなった母親の菩提を弔うため、その家族が建てたのだそうです。

母親が亡くなった際の大井宿の人達の心遣いに感謝し、故郷の武蔵国からわざわざ石工を派遣して建造しました。

中山道は、下り坂になり、右側に写真の「高札場」があります。



高札場を過ぎると「枡形」になり、直角に左折して、すぐに直角に右折すると、左手に下の写真の「大井宿本陣跡」があります。



本陣は門のみが現存します。

本陣跡を右折すると、写真の
「中山道ひしや資料館」(古山家)です。
(200円)



古山家は、代々、大井宿の庄屋を勤め、酒造業を兼ねた商家でした。





入ると、玄関から裏へ通り抜ける広い土間で、裏の蔵は、展示室になっています。



ボランティアのおじさんが、一部屋づつ丁寧に説明してくれます。

その説明のよると、お通しする客の層に応じて、表座敷、中座敷、奥座敷と、欄間や襖が異なり、順に高級な造りになっているそうです。

資料館を出ると、右手に、下の写真の「明治天皇行在所(あんざいしょ)」(当時は伊藤家)があり、明治13年に、明治天皇がここに泊まられた
そうです。



街道沿いに進むと、阿木川に掛かる大井橋に出ました。

大井橋の欄干には、写真の大井橋が描かれています。



大井橋を渡って、しばらく歩くと、右手にJR恵那駅です。



この地方の名物「
ほう葉寿司」の駅弁を食べながら、恵那駅から名古屋経由で横浜に帰ります。




次回は、恵那駅から大湫宿へ向けて歩きます。


ps.
次は、大井宿から大湫宿へ向かいますが、ようやく長雨、集中豪雨、台風が終わったと思ったら、いきなりの猛暑です・・・

この猛暑の中、毎日、7〜8時間も歩いたら熱中症になること、間違いありません・・・

中山道歩きで熱中症で倒れても誰も同情してくれませんので、秋になって、少し涼しくなるまで、中山道一人歩き旅は、暫くの間、お休みさせて頂きます。

その間は、近場のウォーキング情報をお届けしますので、引き続き、このブログ「ウォーク更家の散歩」
(http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie)をお楽しみ下さい。

また、中山道の日本橋から妻籠までを、下記のホームページにまとめました。
 ⇒「中山道を歩く(完全踏破の一人旅)」
  (http://www7b.biglobe.ne.jp/~akamine/)

更に、「東海道五十三次踏破」の下記ホームページの内容も追加・リニューアルしましたので、こちらもぜひお立ち寄り下さい。
 ⇒「東海道五十三次を歩く・完全踏破の一人旅」
   (http://www.minedayo.com/)


ps.
先日、私のこのブログを読んでいるいるというテレビ局のディレクターの方から、街道歩きの同行取材の依頼がありました。

私にとっても良い記念になると思い、先週の水曜日(22日)に、録画撮影してきました。

そして今朝(27日)のテレビ朝日「モーニングバード!」(8:00〜)の中で放映されました。

番組の概要は、「五街道ウォーク 赤峰和幸」で検索願います。

短時間ですが、私が出演した内容については、後日、上記のブログでご報告したいと思います。



45-2:中津川へ

46-2:大井・十三峠へ

               
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