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多摩川を歩く(その70)(青梅・昭和レトロ)   2023.10.24



(青梅駅構内のレトロな映画の看板)

 

今晩宿泊する「亀の井ホテル青梅」のフロントに荷物を預け、手ぶらで、徒歩15分のJR青梅駅へ向かいます。

正面に、上の写真の「JR青梅駅」が見えてきました。

青梅駅に着いたら、先ず、駅の構内の映画のポスターを見て回ります。 

次に、駅前の観光案内所で、受付のお姉さんに、「昭和レトロ」の見所を聞きます。

ブログの末尾に掲載した「青梅市街地の散策マップ」を貰って、お薦めのコースにピンクのマーカーを引いてもらいます。

観光ポイントを押さえたところで、この地図に従って歩いて行きます。

駅の周辺の店にも、写真の様なレトロな看板や懐かしい赤電話などが溢れています。

一歩路地に入ると、ノスタルジックな雰囲気を楽しめます。

上の写真は、「傍示石(ぼうじいし)」で、説明版には、 「足元の玉石は、かつて屋敷と道の境をあらわしたものです」と書かれていました。

青梅の町は、商家が街道沿いに連なって建てられていたため、家々の裏をつなぐ「七曲り」という小道が必要でした。

この小道に、様々な猫のオブジェが置かれる様になり、「にゃにゃまがり」と名付けられました。

道沿いには、昔の屋号を掲げた古い建物と新しいマンションやカフェなどが雑然と並び、大正時代にタイムスリップしたような感覚になります。

上の写真は、元は家具屋だったという「昭和レトロ商品博物館」です。(入館料:350円)

昭和30年〜40年頃のお菓子、おもちゃ、ポスター、ドリンク缶など懐かしい生活雑貨が展示されているそうです。

残念ながら、営業は、金、土、日、祝日だけなのだそうなので、平日の本日は閉館日でした・・・

商人の町として栄えた青梅は、戦前までは養蚕が盛んな地域でした。

商売繁盛の縁起物として招き猫を飾る店も多く、養蚕の繁栄とネズミ除けを理由に、猫を大切にしてきました。 

近年では、「昭和レトロ」の町並みとの相性の良さもあって、町中に猫のアート作品が増えてきました。

市の中心を多摩川が流れる「青梅市」は、人口13万人、面積の6割が森林で、かっては林業や織物産業で栄えていました。

古い建物が並ぶ上下の写真の「旧青梅街道」は、江戸城構築のために、青梅の良質な石灰を運搬する道路として整備されました。

「青梅街道」の宿場町として栄えた青梅駅周辺には、当時の面影を残す建物が残っています。

交通の要所だった宿場町の「青梅宿」は、石灰、材木、織物などの集積所として栄えました。

写真は、「旧稲葉家住宅」ですが、説明版によると、稲葉家は、江戸時代に町年寄りを務めた豪商でしたが、この建物の店舗部分は、江戸時代後期の建築です。

なお、土蔵は明治19年の建築とあります。

写真の看板の「青梅麦酒」に入って、遅い昼食を取ります。

(ハンバーグセット:1,380円)

それと写真を撮り忘れましたが、奥多摩のクラフトビール(900円)も注文しました。 

 

 

 

ps.