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多摩川を歩く(その59)多摩川上流水再生センター  2023.10.10


 

(圧巻の光景の「多摩川上流 水再生センター」)

 


前回は、「多摩大橋」を渡ってJR八高線の「小宮駅」から帰宅したので、今回は、その小宮駅からスタートします。

前回渡った「多摩大橋」を、今回は、逆に、八王子市側から昭島市側へ向かいます。 

多摩大橋を渡り終わって、昭島市側の多摩川の土手の上を歩いて行きます。

(多摩川上流 幹線 樋門)

少し歩くと、河川敷のグラウンドは「くじら運動公園」という名前です?

公園の説明版によると、昭和36年、多摩川のこの付近の地層から、クジラの化石がほぼ完全な形で発見されたので、この名前が付けられました。

化石の全長は16メートル、現在のクジラには無い種類なので「アキシマクジラ」と命名されたそうです。

多摩川の堤防の外側には、上の写真の様に、「多摩川上流水再生センター」の大規模な浄水処理施設が延々と続いています。

どこか柵の切れ目から内部が覗けないかなあ・・・

あった!、堤防の脇に施設の中へ入れる階段が!

やった〜!

水再生センターを見学出来そう!

圧巻の光景です!

    

「多摩川上流水再生センター」の説明版には以下の様に書かれています。

ここで処理した水は、多摩川に放流すると共に、昔の清流の姿を取り戻すため「砂ろ過」と「オゾン処理」を行って、「玉川上水」などに送水しています。

また、ここでの「下水処理」は、汚れを沈殿させたり微生物の力を借りるなどして水と汚れを分離、汚れを集めた汚泥は脱水・焼却します。

また、温暖化対策として、上の写真の右側の様に、太陽光発電設備を設置し、センターが使用する電力を補っています。

    

(水再生センターの処理槽の屋上に設置された遊具)

(水再生センターの処理槽の屋上で、パターゴルフを楽しむ人々)

この水再生センターの処理槽の屋上の公園は、昭島市が運営しています。

水再生センターを出て、多摩川の土手道に戻って歩いて行きます。

少し歩いたところに、「JR八高線の橋梁」がありました。

「JR八高線の橋梁」の下をくぐります。

この橋梁の橋桁は、八高線が開通した昭和6年のままだそうです。

この橋梁では、昭和20年、列車の正面衝突事故が発生して、死者105名の大惨事となりました。 

そのときの惨事の列車の車輪が、堤防の脇に展示されていました。

また、列車の車輪の奥には、アキシマクジラの説明版がありました。

 

ps.