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多摩川を歩く (その43)(是政橋:東京側)  2022.10.29


(「北多摩1号処理場」の「排水門」)

 

多摩川原橋を神奈川側へ向かって歩いて往復して、多摩川原橋の信号まで戻って来ました。

再び、東京側の土手道を歩き続けます。

  

 

やがて、「北多摩1号処理場」の「排水門」が見えてきました。

北多摩1号処理場で下水処理された水は、この排水門から出て、下の写真の様に、消波ブロックの辺りで多摩川と合流しています。

排水門の前を通り過ぎて、「稲城大橋」の下をくぐります。

稲城大橋は、東京都道9号川崎府中線が走り、 調布市と稲城市の境に架かる橋です。

土手の右手に、先程見た「排水門」へ浄化した下水道水を送り出している「北多摩1号処理場」がありました。

ここは、多摩川沿いにある下水道の最終処理場です。

ここで、沈殿槽、ろ過装置、反応槽(活性汚泥で汚れを分解)で処理され、多摩川へ放流されます。

広大な敷地の下水道の最終処理場です。

稲城大橋から暫く歩いて行くと、「多摩川親水公園」が工事中で、多くのダンプが出入りしていました。

ここは、多摩川の河港から源流までを模した石組みの流れを造成した公園です。 

町工場の切れ目から、西武多摩線の黄色い電車が見えます。

その西武多摩線の向こう側の松林の辺りから、「多摩川ボートレース」のボートのエンジンの爆音が聞こえてきます。

エンジンの爆音を聞いていると、何となく血が騒ぎます?

かつてこの辺りは、砂利の採掘地だった場所で、跡地に井戸水を入れて競艇場にしたらしいです。

今回のゴールの「是政橋」の脇の西武多摩線の終点の「是政駅」は、この砂利採掘地からの砂利の運搬が目的で敷かれた路線です。


写真は、是政橋の脇にある「是政の渡し」の碑です。

「是政橋」に着きました。

是政橋を、神奈川・稲城市側へ向けて渡ります。 

神奈川側の稲城市に着いて、是政橋の近くのJR南武線の「南多摩駅」から乗り、武蔵小杉駅で東横線に乗り換えて横浜に帰宅しました。