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ヤエノムテキ

牡・栗毛
父・ヤマニンスキー
母・ツルミスター
母の父・イエローゴッド

☆☆☆
4歳の2月末にデビュー。とてもクラシック戦には間に合いそうにない時期ですが、滑り込みで皐月賞に出走。この年、中山競馬場の改修工事が行われたため、皐月賞は左回りの東京コースで行われます。広いコースを勢いよく先頭を駆け抜けた四白流星の美しい馬。一気に同馬の人気が浮上します。4歳秋から5歳春にかけて、ほとんどの強豪馬が故障で留守にしている中、同馬はケガ一つせず、鬼の居ぬ間に洗濯だと張り切りますが、スーパークリークイナリワンといった新たに登場した強豪の前に屈します。堅実に走る馬で、ほとんどのレースで掲示板を外さないのですが、なかなか勝たせてもらえません。それでも6歳秋の天皇賞〔秋〕、岡部騎手を背に、内ラチをなぞるようにスルスルと伸びてきて、見事二つ目のG1を制しました。


日付 開催地 レース名 条件 距離 コース 馬場 着順 頭数 人気 1着馬(2着馬)
88.02.27 阪神 新馬 - 1700 ダート 1 8 2 (メジロマーシャス)
88.03.19 中京 沈丁花賞 400 1700 ダート 1 8 1 (アグネスターフ)
88.03.27 阪神 毎日杯 G3 2000 4 10 4 オグリキャップ
88.04.17 東京 皐月賞 G1 2000 1 18 9 (ディクターランド)
88.05.29 東京 ダービー G1 2400 4 24 2 サクラチヨノオー
88.07.03 中京 中日スポーツ G3 1800 2 11 1 * サッカーボーイ
88.09.11 函館 UHB杯 OP 1800 1 12 1 * (パッシングパワー)
88.10.16 京都 京都新聞杯 G2 2200 1 1 1 * (コウエイスパート)
88.11.06 京都 菊花賞 G1 3000 10 18 1 * スーパークリーク
88.12.04 阪神 鳴尾記念 G2 2500 1 12 1 (ハツシバエース)
89.01.21 京都 日経新春杯 G2 2200 2 9 1 * ランドヒリュウ
89.04.02 阪神 大阪杯 G2 2000 1 13 1 (ランドヒリュウ)
89.06.11 阪神 宝塚記念 G1 2200 7 16 1 * イナリワン
89.10.29 東京 天皇賞 G1 2000 4 14 6 スーパークリーク
89.12.24 中山 有馬記念 G1 2500 6 16 8 イナリワン
90.01.21 京都 日経新春杯 G2 2200 2 9 1 トーワトリプル
90.02.25 阪神 マイラーズC G2 1600 3 12 1 メジロワース
90.04.01 阪神 大阪杯 G2 2000 3 9 4 スーパークリーク
90.05.13 東京 安田記念 G1 1600 2 16 4 オグリキャップ
90.06.10 阪神 宝塚記念 G1 2200 3 10 4 オサイチジョージ
90.10.28 東京 天皇賞 G1 2000 1 18 3 メジロアルダン
90.11.25 東京 ジャパンC G1 2400 6 15 8 ベタールースンアップ
90.12.23 中山 有馬記念 G1 2500 7 16 6 オグリキャップ

計23戦8勝 2着4回 3着3回
(人気の後の*は単枠指定馬に指定された競争です)

JRA賞
1990年
最優秀父内国産馬


G1レース
1988年 1990年
皐月賞 安田記念 宝塚記念
天皇賞〔秋〕