vol 342:雷






地上では雷が鳴り響く。

とてつもなく大きな雷が地上に落ちていた。

大日と冥王星の神は海王星の神の元に残って、

俺ら4人だけ肉体に戻される。

俺以外は全員、肉体に戻っても疲れ果てて深い眠りに。

俺は眠れずやたら響き渡る雷に耳を奪われてた。





「お疲れ様。」

目を開けると枕元にサタンが腰掛けてた。

「さ、たん。」

サタンは俺に笑みを見せて俺の髪を撫で、

「君の気力はすごいねぇ。
普通なら2、3日は目覚めない。」

「ミカエルたちは?なんともなかったん?。」

「もちろん。彼が負傷するはずがない。
戦士の父な彼が。」

俺はホッとするも、

外では大きな音が鳴り響く。

「すんげぇ音やな…。」

違和感のある音。

雷ってこんなやったっけ?

怒りを感じる音。

「地球。」

「地球?。」

「限界に来てる。」

重く痛む体を起こそうとするとサタンに肩を押し返され、

仰向けに寝たままサタンを見た。

「どういう事やねん…それと雷は関係あるんか?
地震の数は減ったはず。」

「地球が弱っているせいで、
自然の摂理までもが狂いだした。
神が力を注いでいるんだけど、
神の力の源である人間たちの愛が、
堕落してるから、間に合ってない。」








人間の愛。

それは人類の地球の神の源。

人々の愛情は今や軽くなり、

愛で子どもを作り、癒える行為すらも、

簡単にしてしまう。









「こんなとこで寝てられるわけない。
サタン、俺を天界の神の元に連れて行ってくれ。」

「だから、今の君の気力は、。」

「そんなんわかっとる!
はやく連れて行け!。」

「・・・言いだしたら聞かないタイプだよねぇ。
君は。」











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