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vol 341:撤退
(だが、この様な事は許されない。
冥王星の神よ、貴方は中立の立場のはず。)
海王星の神は冥王星の神をジッと見つめ疑問をぶつけた。
(これは我が個人的に来た事。
中立の立場は変わりない。)
(何をしに来られたか!
止めに来られたのであろう!
それは地球の神への贔屓になる!。)
冥王星の神はフッと笑い、
(何を申すか。贔屓など思うこそが神の発言ではない。
我が来たのはそなたが損だと言う事を言いに来たのだ。)
海王星の神は顔を顰めた。
(そなた・・・地球を攻撃して何の得があるか。
これもみな、火星の神の言葉で動いた事ではないのか。
神々の審判で、そなたが攻撃して良いと決まったか。
ただ、人間の存在価値はない事が判断されただけで、
そなたは違反を起こしている。)
(それは!。)
(行動がそうなってしまうのだ。
裁かれるのは火星の神ではなく、
そなた、海王星の神。
そこを解っていての行為か。)
(・・・。)
海王星の神は俯き言葉をなくした。
(そなたは、そなたの性格を上手く利用された。
今なら軽い罰で済む。
誰の命も奪ってはおらぬからだ。
そなたらの霊たちが人間を襲い命を奪ってしまった時は、
そなたは重罪となる。)
冥王星の神は俺たちを指差し、
(見よ。地球の神の子は命をかけてでも、
この場所にまいった。
しかし、火星の神はどこに居るのだ。
そなたにばかり大きな罪を背負わせ、
自分は全く関与しておらぬではないか。
今すぐに撤退させるのだ。)
冥王星の神の話を聞き、
海王星の神は暫く黙っているも、
目を閉じて撤退するよう指示を出した。
(おや、成功?。)
神使いや闇の者と戦っていた海王星の者たちが、
どんどん姿を消していく。
(・・・これは。)
ミカエルとサタンが顔を見合わせ、
全てを見切っていたサタンはミカエルに笑み、
(カンたちが成功させた。)
(では弥勒は、。)
(きっと一緒だろうね。)
ミカエルもサタンも空高く宇宙を見上げる。
(全て撤退した。)
冥王星の神は海王星の神の言葉で俺たちを見て、
ウィンクして見せた。
(だが・・・良くお前ら此処に来ようと思ったな。
私が何もしないとでも思ったか。)
俺らに言う。
弥勒は眉を下げて笑み、
「あなたも神。この戦があなたにとって、
無意味な事を知って欲しかった。
それに・・・あなたの霊たちの気持ちを俺は見た。
その事を知って欲しかったんです。」
海王星の神は弥勒の話にジッと見つめ、
(人間はおかしな生き物とは真であったか。)
シロが言う。
「人間は愚かだが、自己犠牲をしてでも、
守りたい事があれば命をかけられる生命体だ。」
大樹はシロに微笑んだ。
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