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vol 339:忠誠心の存在
(ハァハァ・・・ルシファー、お前何人だ?。)
「ハァ・・・ハァ・・・、僕は30はいったかな。」
(私は40だ。)
まだ、ルシファーが神使いだった頃、
私は幼い彼に力の使い方を教えた事があった。
(ルシファーよ、力とは我々はエネルギーを使う。)
「エネルギー?。」
(そうだ。見てるがいい。)
私は両手のひらを上にしてエネルギーの玉を作り出した。
「うわぁ。」
(これが私のエネルギーを削って出した力。)
エネルギーの玉を消して腰の剣を抜いてえを握る。
(武器を持ち、持った武器にそのエネルギーを流し込む。
そうすれば武器に強い力が宿る。
ただし、自分のエネルギーを削ってだ。
計算して使わないとエネルギーがなくなってしまう。)
今、私はサタンとなって大人へと成長したルシファーと共に、
戦っている。
ルシファーは武器を使わずにエネルギーをある意味剣とし、
敵を裂いていた。
ここまで力をつけていた事にも驚くが、
どうやって身につけたのかも気になって仕方がない。
(お前、どうやってその力を?。)
私は戦いながら問いかける。
ルシファーは笑み、
「貴方がたは神への忠誠心を力にする。
神は自分の子らの愛を力に。
僕は、そんな神や貴方がたへの憎しみや憎悪の愛を力に。」
憎しみや憎悪の愛。
考えた事もなかった。
ルシファーの言うとおり、
私は神への絶対な忠誠心で生きている。
その為に生まれたからだ。
でも、ひとつ付け加えると、
神の御心に背く理由がないから。
疑問を持っても、
すぐにその行いや言葉が正しい事に気付くから、
神の御心に背く理由がない。
「ねぇ、ミカエル。
忠誠心だけの存在は楽しいのかい?。」
私はルシファーの問いかけに笑んで答えた。
(勿論だ。これ程大きな神からの信用と愛は、
やすやすといただける事ではないからな。
それ程、必要で重要な存在。
その事を今のお前なら重々解っているのではないのか?。)
ルシファーは私に笑んで共に戦う。
仲間として。
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