|
vol 338:不思議なエネルギー
冥王星の神は弥勒に触れて自分のエネルギーを流す。
すると弥勒の体の肌は張ったようになり、
目を開けた。
上半身を起こし、
「体が・・・軽い。」
その顔はまさに驚いた顔をしてる。
次に大樹、シロと同じ事をし、
後の二人も弥勒と同じ反応で目を丸くしてた。
「ぬぉぉぉ・・・な、んで、俺最後やねん!。」
重傷なはずの俺が一番最後で、
薬師まで冥王星の神のエネルギーをもらい、
やっと俺のそばに来た。
冥王星の神は俺を見て笑み、
俺の体に触れる。
「っ!。」
どんどん触れた場所から体の中に何かが入ってきた。
大きく息を全身で吸ったように、
指先から頭上まで何かが張りつめる。
(お前の場合は傷も多い。
我は治癒は出来ぬ。薬師、後はそなたが。)
(はい。)
体がふわふわする。
薬師は俺への治療を始め、
「カン・・・カン!。」
しっかり頭が回転しだした大樹が俺の名前を叫び、
悲しみの表情で俺の顔を覗きこむ。
大樹にはこんな顔をさせる時が増えたな。
手を伸ばし大樹の手を握り、
大樹は眉を下げて笑んだ。
大日が大樹の後ろに現れ大樹の肩に触れ、
(さぁ、ゆっくりしている時間はない。
カン、お前は動けそうか。)
俺は体を起こし体中に鈍い痛みがあるものの、
「全然オッケーや。」
弥勒とシロも頷いて、
また俺たちは体を横たわらせ、
肉体から魂だけ離れた。
海王星の神の元へ。
338 
|