vol 332:作戦会議






「それで、どうするの。
海王星の神のところにどうやって行くわけ?。」

「すんなり行ける場所やないしなぁ・・・。
しかも、宇宙やし。」

「ホント、カンは計画性なしで物事判断する!。」

すっかりご機嫌斜めの大樹。

「冥王星の神に言うてみる?。」

弥勒はジッと話を聞いてる。

「冥王星の?でも、阿弥陀様か大日如来に言ってからの方が、
良くない?。」

俺は天井を指さし、

「せやけど、多分聞いとるで。」

大樹と弥勒も天井を見上げる。

3人で天井を見上げていると、

天井からではなく、

同じ距離から、

(そうですね。)

声が。

3人で座っている場所には、阿弥陀如来が同じように座っていた。

「ほらな。」

弥勒は阿弥陀を見ると阿弥陀に向かって土下座をし、

床に額をつけて体を震わせた。

「阿弥陀如来・・・俺には、。」

阿弥陀は弥勒の頭に手を置き、

(弥勒よ。良いのです。
その気持ちで良いのです。
救う者は全てを知らねばならない。
私は心配をしていた。
お前が全てから逃げてしまうのではないかと。
だが、お前は逃げず、己の思うやり方で向かおうとしている。
それが大事なのです。)

「っ・・・。」

弥勒は床に額をつけたまま体を震わせて泣いた。

阿弥陀は柔く笑み弥勒の頭を優しく撫でた。

「阿弥陀、海王星の神のとこに行くのは行けそう?。」

(私の力では無理でしょう。
宇宙の神々とは空間が違うので。)

「ほんなら、大日?。」

(大日如来なら出来ます。
しかし危険をかなり伴う。)

大樹は顔を顰め、

「じゃあ・・・どうすれば。」

(お前たちが思っていた冥王星の神ならば、
行く事も出来、お前たちを守る事も出来る。)

「ですが、冥王星の神は中立ですよね?
俺達に手を貸せば中立ではなくなるんでは、。」

俺は大樹と阿弥陀の話を聞きながら、

土下座のまま泣く弥勒の足をつついてたけど、

「そんなん・・・どっちが正しいかの判断で中立もクソもなくなるやん。
神の行為に相応しい行為をしてるかどうかちゃうん。
なぁ?弥勒。」

弥勒はそのままの状態でコクコクと頷いた。

(それを解らせるしかないと言うことです。
海王星の神の前に、
神々の一番上に立つ冥王星の神に。
海王星の神よりも理解は早いとは言え、
生死をも手の中の神々。
プライドも似合う程に高い。)

阿弥陀の言葉の後、

暫く無言が続いた。

いきなり大樹が立ちあがり、

「・・・後戻りしないならやるしかないよ!
善はいそげ!二人とも、冥王星の神のところに行こう!。」

一番反対してた大樹がやる気満々で、

阿弥陀は冥王星の神の場所に行くのであれば、

大日如来の力が必要だと言う。

大日を呼び出し説明して、

俺、弥勒、大樹、阿弥陀、大日で行く事になった。









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