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vol 326:やるべき事への奮闘
最近、雷の様な音と地震、竜巻、
いろんな自然災害が多発。
上での動きが解らない状況下の中、
俺と大樹は自分たちの仕事をしてた。
TVでは時折、イエスの呼びかけが流れ出す。
「これ・・・なんなんやろか。」
「祈りをすごくアピールしてるけど、
サタンって今どっち側なの?。」
それについては、
「そりゃー、俺ら側やろ。
せやけど、たぶん闇の者にはそこは知れてないやろなぁ。」
神々への祈り。
それは、神の力になる行いって事はサタンは知ってるはず。
それを、人間に行うように伝えてるんや。
「・・・ホントかな。」
「・・・。」
今や俺の兄にもあたるサタンを疑う大樹に、
俺は少しムッとしては頭を叩き、
「いた!。」
「ホンマやし!。」
大樹は叩かれた場所を撫でて拗ねた顔をした。
「問題は俺らや。
サタンも弥勒やシロも自分たちの役目を行動しとる。」
「だけど、当初の俺たちの役目は今サタンがやってるし・・・。」
「そうやねんなぁ。てっきり俺らがコレをするって思ってたもんな。
今、俺らがやってることって、
自然保護活動とかやろ?。」
「うん。後は戦争孤児への義援金活動だね。」
「自然保護も大事やけど、力入れなアカンのは、
戦争孤児やねんなぁ。
義援金以外でもせなアカンのに、
時間に余裕ない。」
「芸能活動の方が優先になってるから。」
「金がなかったら、なんも出来へんし、
収入源は芸能活動やし・・・。」
「結構、活動費もかかるから、
今の仕事をどうにかするのはキツいよ。」
楽屋のソファーに項垂れる。
大樹は雑誌を見ながら何気に、
「ねぇ・・・他にも芸能人で、
こういう活動に興味ある人居ると思うんだけどさぁ。
その人たちに声かけて協力、。」
「そや!それ!。」
大樹の言葉を遮って寝てた体を起こし声を上げた。
「それ?。」
それに驚いた大樹は間抜け顔や。
「世界中の芸能人にも声かけしよ!
そしたら戦争孤児の現場に行くのとかも、
分担されるやん!。
いやー、さすが大樹。」
1個やる事が決まれば、
またそれを実行し、また次の問題を考える、
そうやって行くしか今はない。
弥勒、シロ、俺らももっと前に進むから。
一番の気がかりは弥勒やねんけど・・・。
アイツ、今何やってんねやろか。
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