vol 315:時期が来た





シロの場所に向かった俺達に、

反応も何もかも弥勒と同じだとシロは笑っている。

「あれから、ずーっとコレやってたん?。」

「うむ。」

カンは、 荼枳尼にも礼を言いながら警戒心の高い荼枳尼は、

短時間でカンと仲良くなっていく。

それにはシロもカンの事を相変わらず人を惹きつけると。

カンと俺はシロと荼枳尼を手伝い、

土を掘っては屍を埋める。

5体くらい手伝って肉体へと戻る。

戻ると、いつもなら直ぐに目を覚ますはずなのに、

そのまま夢の中へ。

窓が赤く光、大きな音が鳴ったと思ったら、

少し離れた山や家が炎に包まれていた。

雷が落ちたにしては、規模が大きい。

地震が起り、

空からはいくつもの赤い雷のような光が落ち。

ただ、その光景を見て目が覚めた。

隣に寝ているカンもほぼ同時に体を起して、

顔を両手で覆った。

「カン?。」

「・・・変な夢見た。」

「カンも?俺も赤い、。」

俺が夢の内容を言いかけると、

カンは顔の手を退けて俺の顔を目を見開いて見つめ、

「赤い雷・・・。」

「え・・・。」

カンと俺は全く同じ夢を見ていた。

「あれって、自然災害やないよな。」

「はじめは赤い雷だと思ったけど、
あんな風に燃えるとは思えないしね。」

やたらリアリティーがあって、

まだ、目に焼き付いている。









ラッパの音が天界に響き渡る。

俺は天界でミカエルの元で剣を持って剣術の稽古をしていた。

ミカエルがラッパの音で動きを止め、

(弥勒、訓練は全然だが、
悪しき奴だと思って戦え。)

「あ・・・あぁ、。あの音は?。」

(・・・侵略に動きが出た合図だ。
我々の出番。)

とうとう、時期が来た。








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