松山市在住の女流作家 宇佐美まことさんの「氷室(ひむろ)」にグッと惹かれました。
本の中では“四津浜商店街” となっていますが、昔は漁師町として栄えた街の商店街。
鄙びていってしまい…以前の活気のある街を!と町おこしを進める中でのミステリーです。
主人公は東京から逃げるようにここにやってきた35歳の元会社員。
「古本・雑貨」の店を開いたのですが、、、かなりの訳アリでした(@_@)
ラスト 『氷室(家の地下にある 氷が解けない蔵のような所)』の中ですべてが明かされるんですが、
街やそこに住む人たちの描写が、つい私の故郷の…だんだん(-_-;)しぼんでいった商店街と重なり、
どんどん引きこまれ一気に読み切りました。四津浜商店街は、実在する三津浜商店街のようですね。
小説の通り、今 三津浜商店街は少しづつ新しい店も増え、「氷室」とイメージがそのまま重なります。
すっかり小説の世界に入り込んだ私…、今一番行ってみたい街です(^^ゞ
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