調理実演:2005年6月2日
いい加減「本当に作っているのか?」と言われそうなので
現状を説明しておきます。
3月から行った工程は、
まず船体の舷窓に透明材を入れて内側から外れないように固定し、
次に船体内側に角材を入れて補強し、
各マストの固定方法をキットの甲板上の固定から甲板を貫通して船底で固定できるように修正し、
現在はウェルデッキの船首方向への延長と主要構造物の配置修正を行っています。
この甲板はまだ接着していません。
ちなみに甲板の裏側はこうなっています。
船台はフッドの時に使ったものの使い回しで、
船底にナットを固定して裏側からビス止めしています。
ヤードを取り付ける時にはまた幅の広いものと取り替えるつもりですが
それまではこれを使うことにします。
また、船首の前方にあるのは保護用のカバーで
これもフッドのケースを作った時の余りの透明アクリル板とプラ棒から作っています。
前方に突き出しているのはバウスプリットを含むためで、
製作しているのは実質3畳も空間がない部屋なので
こういう大袈裟なことでもしないと安心して振り回せないということです(^^;)。
キットのマストは甲板上の穴に差し込む形を取っていますが、1/350以下ならともかく、
1/100レベルでかつリギング(ロープの展開)を木製帆船と同じ形式で行おうとする場合、
甲板に負荷がかかって端が船体から剥がれたり浮いたりする可能性が考えられます。
甲板を船体に接着する際には無理矢理に付けないように
負荷がかからず船体に自然に収まるように事前に調整しておくのが、
大型の艦船キットを製作する上でのコツの一つですが、
帆船はそれに加えてロープの張力も後で加わってくるために
できる限り甲板に負荷がかからない考慮が必要になってきます。
キットのウェルデッキは船首楼内部の部分が省略されていて、
実際組んでしまえばほとんど見えなくなってしまう部分ですが、
一応それらしく作ってみることにしています。
また倉口や甲板上の船室も一般配置図と比較すると大きさや位置が多少異なるため
とりあえず位置だけを確定させている所です。
この後、ウェルデッキの甲板を船体に取り付けて、
船首楼内部の製作に入ってゆきます。