KATOAYUの全国鮎友釣漫遊記

静岡県


2009/6/1:藁科川解禁


当初釣行予定は無かったが、釣友H氏から誘いを受けて7年ぶりに藁科川の解禁へ、朝5時に自宅を出て福養橋たもとの以前からお世話になっているおとり店に6時前に到着。が予定していた橋下流の瀬は二人で入る余地無く満員御礼状態。止むを得ず年鑑と囮を購入し、入れそうな場所を探しながら上流を目指す。以前数度釣行した事のある鍵穴付近でやっと隙間を見つけて7時頃からチャラ瀬で始めるも全く当たりなし。始めて2時間程経った頃やっと掛けたものの15cm級、移動したくてもやはり釣り人は多く、移動できず9時ごろ既に諦めモード。上流の瀬で釣っていた釣友は3匹掛けて2匹取り込んでおり、その内一匹は20cm級の良型であった。その瀬頭では他の人がバタバタと10数匹の良型を掛けたとの事であった。上流の急瀬を見に行った途中の弛みに枯葉と共に小型の鮎が数匹横たわっており、針の掛り傷も無く冷水病と思われる。10時頃には鍵穴を離れ、途中昼食を取りながら再び福養橋下流へ戻る。橋下のガンガン瀬は未だ釣れているのか人が多いので、その下の鏡岩下流のトロ瀬に入るもやはり人が多く、身動きできない。2時間程粘るも囮にならない小型一匹が掛ったが、期待できず午後2時頃納竿した。


2009/6/2:藁科川



昨日のリベンジで福養橋へ釣行。さすがに昨日とは違って何処でも入川可能。初めは橋下流のガンガン瀬の右岸中ほどで、釣り始めるが直ぐ上から田植えの濁り水が流入しており、辺地は笹にごりであった。15分程して小さな当たりがあり、簡単に引抜が出来る12cmサイズ。その後も30分程でぽつぽつと4匹掛かるものの、全て15cm以下の小型ばかりであった。そこで昨日下流の川の状態があまり良くなかったので、今日は橋上流の瀬へポイント調査を兼ねて移動。見た感じでも青のろは少なく石は非常に綺麗であり、回りもぽつぽつと良型が掛かっているのが見えた。瀬の一番下の中洲に渡り、淵に入っている大石を見ると、多くの遊び鮎がギラギラと苔を食んでいるのが見えたので、その石の裏側へおとりを入れると直ぐに良い当たりがあり期待するが、やはり小型。次も小型、瀬を攻めるが全く追いが無く時間ばかり過ぎる。おとりを養殖に変えて瀬に入れるとやっと16cm級をタモに入れるが後が続かず、再び泳がせ釣へ。時間も昼ごろとなり水温が上がった為か、朝の状況とは違って大石についている鮎に良い型が目立つようになっている。大石周りと淵の向こう岸を攻めると小型は数匹混じるのみで16〜18cm級の3連荘を含めポツポツと掛かった。その後も木の枝が張り出した向こう岸際を泳がせて数匹追加。3時頃となり集中力が途切れ2匹連続バラシた所で納竿とした。今後の藁科川での気がかりは写真右下鮎の尾付近に見られるような傷である。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針一角又は撃の6.5号3本錨、使用竿:バーサトル




2009/6/8:気田川



始めは以前に数回釣行した事がある松間大橋下流の瀬頭をめざす。先行者は一人のみで右岸を攻めているので、左岸からよく磨かれている底石付近を泳がすものの全くアタリなし。15分もしない内に徐々に濁りが入り、あっという間にドブ濁りとなる。上流での雨も考えられず、どこかで河川工事なのだろうか。早々に移動の準備を始めると嘘のように澄み始めたが、また濁る事も考えられたので、そのまま上流へ移動した。砂利採石場の上流の釣人に確認するも濁りは無かったとの事であったので更に上流の小川地区の瀬に入る。此処は初めての場所で先行者は3人、釣果を聞くと15cm級がぽつぽつとの事、100m程下のトロ瀬から始める。石は磨かれているもののなかなか追いがなく、30分後にやっと追われ15cmサイズが上がる。囮が替わったので連発を期待したが、期待はずれで30分で切り上げる。更に数百m下流のガンガンの瀬頭が綺麗に磨かれており、この辺地を泳がすと、直ぐにアタリがあり、16cmが釣れた。しかしこの頃より風が出始め、しかも下流からの強風で非常に釣づらくなる。それでも入れ掛かりも何度かあったので我慢をして休み休み釣を続けた。途中風を避けて瀬尻も攻めて見たが、全くアタリは無かった。結局は瀬頭のみで15匹以上出たので満足して納竿した。今後もう少し時間が立てば鮎も大きくなり楽しめるのではないだろうか。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針一角又は撃の6.5号3本錨、使用竿:バーサトル90




2009/6/9:河津川



伊豆の河川は狩野川を除いて小河川が多く、釣行場所も限られ又水が少ないと釣にならない為、条件が合わずこれまでは狩野川以外は釣行した事がなかった。日曜日の解禁以来好調との事で今回河津川に釣行した。初めての釣行で川の状況が全く分からない為、囮屋さんで情報を仕入れた所、釣行場所は峰小橋付近が好調で20cm以上も掛るとの事であった。しかし平日にも関わらず既に7時を回っている事もあり結構な釣人が入っており殆ど入るところがなく、やむなく橋上の浅瀬に入ったが、全般的に浅く、深い所でもひざ下であり、釣人も多く移動は殆ど出来ないと考えられたので、根掛かりを避ける為、ヤナギ仕掛けを使用した。浅瀬での泳がせで始めるも全く追う気配もなく、中ほど迄立ち込み対岸辺地のトロ瀬を泳がせるも1時間ほどアタリもなし。石は綺麗に磨かれているものの、鮎の姿はなかなか見られない。橋下の瀬ではぽつぽつ掛っているが、橋上の浅瀬では殆ど掛っている様子はない。その後水温が上がって来た為か、鮎の跳ねがあちこちで見られる様になり、先ほど始めた浅瀬でも鮎が苔を食む姿が見え始めたので、そこに囮を入れると、直ぐにアタリがあり16cm程の鮎が掛る。囮を代えて瀬のやや深い所に入れると、直ぐに強烈なアタリで今季最大の20cm級が掛かりった。狭い所で続けて4、5匹が掛るが、後が続かない。その後も忘れた頃に掛るが数は伸びない。トロ場では至る所で型の良い鮎がギラギラと群れをなして苔を食んでいるが、全く囮を追わず、一匹が交通事故的に掛った様であった。帰りに温泉に寄る予定もあり2時に納干とした。橋下の瀬では相変わらず、ぽつぽつ釣れていた。この橋から下流は川の流れが左岸に集まり水深のある早瀬となっているため、良いポイントとなっていると思われるが、此処に入る為には相当朝早く来なければ無理と考えられた。鮎は多そうであるので今後水量がもう少し増えると面白い釣りができそうな気がした。
使用仕掛:水中糸0.3フロロカーボン、ハリス1.2号、針「管つきギア」7.5号回転チラシ、使用竿:バーサトル90




2009/6/12:藁科川



昨日の雨で川の状態が好転するかと期待して釣行した。朝、囮屋さんで聞くと20〜30cm程度は増水したが、青ノロを流す程ではなく、昨日もあまり釣れなかったとの事。朝一は先日と同様に福養橋上の瀬に入ったが、状況があまり良くない為か先行者は1名、未だ一匹も釣れていないとの事で、水温も低く苦戦が予想された。トロ瀬、早瀬、深瀬と次々にポイントを攻めて釣り上がるが、鮎からの返事は無く、掛るのは青ノロばかり。周りにぽつぽつと増えた釣人も一匹か2匹しか釣れていない様だであり、10時まで粘ったがボウズで終わった。今日は期待できないと思い、今後の為に福養橋下流のポイント調査を兼ねて下る事とした。何時もなら人気が高いガンガン瀬にも数人しか竿を出しておらず、ここ数日の釣果が如何に悪いか推定された。左岸側を下流へと下っていく途中で、右岸側の一番下で竿を出していた釣人に丁度掛ったのを目撃。底石を見ると青ノロも少なく、綺麗に磨かれていたので、早速左岸側のカーブの瀬に竿を出してみる。大石の裏の流れの緩い所に囮を入れると直ぐにアタリがあり、15cmと小型ながら真っ黄色の鮎が釣れた。囮を代えると又直ぐにアタリ、続けて4匹が入れ掛かりで釣れたがその後はぱったりと止まってしまう。更に下流に下り、鏡岩付近を見るが、青ノロ多くパス。その下流も以前は石が多かったが、砂が入って埋まってしまった。川が左岸側に集まる辺りからは以前同様に水深も深くなり、流れも速くなり良いポイントであるが、やはり青ノロが多く釣り辛い。諦めつつ流芯にある大石の頭に囮を入れると直ぐにアタリがあり、18cm級が掛る。囮を代えて同じ所を攻めると続けて2匹、全て18cm級と型が揃っている。もしやこれは入れ掛かりかと思う間もなく終了、数が伸びない。更にその下の段々瀬を攻めるが、青ノロがもっと酷くなりとても釣にならないと思ったが、少し水深があるノロがきれた場所に囮を止めていると結構追いがあり、下の駐車場付近まで釣下り5匹程追加した。型も16〜18cmと揃っていた。一度大水が出て青ノロを洗い流して欲しいものだ。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針一角又は撃の6.5号3本錨、使用竿:バーサトル90




2009/6/15:大井川



大井川への釣行は7月過ぎか、梅雨明けからが多いが、他に良い情報の川もなく調査を兼ねて釣行した。家を8時過ぎに出て以前から通ってた丹原の囮屋さんに寄り、年鑑と囮を購入し、情報を聞くもあまり良くないらしい。店前の瀬には殆ど釣人もなく、土日前ははそこそこ掛ったようだが、攻め過ぎで殆ど掛らないとの事。そこで上流を見ながら車を走らせ昭和橋上の瀬に入る。この瀬は白波が立つほどではないが、50mほどの早瀬で水深、流速もあり、底石もそこそこ綺麗で青ノロは殆どなく期待出来た。早速支度をして10時前から始めは流芯を避けて瀬脇を下流へと攻めるが、全く掛る気配がない。次は流芯の向う側、流芯と囮を入れるが、鮎からの返事はない。瀬脇の石には遊び食み跡も結構見られ、鮎は居ると思われるが、全く追いはない。12時前となり一匹目の囮も弱り泳がなくなったので、場所替えも考え囮缶が沈めてある瀬頭付近に戻り、昼食をとっていると、底の方で鮎が食んでいるのが見え始めた。そこで次の囮に代えて瀬頭の大石の前で泳がせると直ぐに追いがあり、12cmと小さくまっ白い遊び鮎が掛った。無理やり囮にして同じ石の後ろの白波の中に入れると又直ぐに追いがあり15cmが掛ったが、これも白っぽく縄張り鮎ではない様だ。3匹目も直ぐに釣れタモで受けた後、水を掬おうとした時に針から外れた掛り鮎が逃げてしまった。これでケチがついたのかアタリが遠のき期待したほど入れ掛かりには成らなかった。その後瀬の中ほどでぽつりぽつりと釣れたが、全て小型で追い星も薄く、未だ天然鮎が育っていない様だ。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針一角又は撃の6.5号3本錨、使用竿:バーサトル90




2009/6/17:気田川



昨日の雷雨で近くはどこの川も増水で釣にならないと思いつつネットを見た所、気田川は殆ど増水が見られない。早々準備をして車を走らせ、今日はまず杉川を見てみたいと思い上流に向かった。川の状態は良いものの水量が少なくパス、再び本流へ戻り、囮を購入し前回と同じ場所に9時前に到着した。車が一台止まっていたが直ぐ下の瀬には先行者は見当たらず、上流か下流の瀬に入っていると思われた。囮一匹を曳舟に入れ上の瀬に向かった。カーブを曲がると先行者が一人ざら瀬の瀬頭で竿をだしていたので、釣果を聞くと始めたばかりで未だ掛っていないとの事。その上を左岸側へ渡り、石を見ながら上流へ行くと、左岸よりのチャラ瀬では鮎の跳ねが見られ、その上にある深瀬の大石から岸よりは比較的綺麗に磨かれていた。しかし流速が結構あり、とても養殖鮎の囮では潜らないと思い、天然鮎の囮をとってから攻めようと更に上流へ向かう。しかし上流は岸よりの深瀬ばかりで石も磨かれていない。更に上流に小さな瀬があり、そこで始める。手前の流れは押しが強く囮は潜らない、向う側の瀬脇に囮を入れると、直ぐにアタリがあり14cm級が掛る。しめしめここで数匹の囮を取り、先ほどの瀬へ戻ろうと考えるも、現実は甘くなく、30分程粘るが後が続かない。やむを得ず下流へ戻ると下の瀬は5人程に釣人が増えていたが、ここには入っていない様だ。そこで先ほどの弱った天然囮を大石の裏へ入れると直ぐにコツンとしたアタリがあり竿を立てると口掛かりであるが16cmが掛る。こんな弱った囮で掛るなら最初から養殖でも良かったのではと悔やむ。囮を代え深瀬に潜らせると今度はガツガツと明確なアタリで18cm級が、続けて17cmと良型が掛る。その後は2回続けて底バレが続いた後、小型が釣れるだけでアタリが遠のいた。そろそろ向う岸のチャラ瀬で泳がせ釣でもと思っていると、なんと釣人2人が対岸から入ってしまった。2人とも直ぐに掛り、数匹づつ入れ掛かりである。私の方は小型を2回続けて引き抜き途中でバラし、やむを得ず下流のチャラ瀬へ移動。大石周りとチゃラ瀬でぽつぽつと小型混じりで掛る。ここで5匹追加し、前回釣れた瀬まで下る。先行者が1人前回良かった右岸側を攻めていたが、余り掛っていない様子である。私は左岸側を攻めて小型混じりで3匹追加したが、余り期待できず納竿した。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針一角又は撃の6.5号3本錨、使用竿:バーサトル90




2009/6/19:狩野川



友釣りを始めた頃は毎年数回本流や支流の大見川に通っていたが、かれこれ15年は来ていない。土日の釣人が多く混み合うので敬遠してきた。今日は流石に平日で空いているかと思いきや10時頃になるとそこそこ釣人が増え、自由に動ける状態ではなくなった。始めは大見川の鮎見橋を見たが青ノロが多く釣り辛そうであったので、大平ドライブインで囮と観察を購入して宮田橋下の瀬に入った。この辺りは場所によっては青ノロがあるもののそれほど酷くない。下の瀬にはかなりの釣人が入っていたので最初は平瀬から始めた。水深はひざ下、流速も適度にあるものの石はピカピカではない。それでもあちこちで鮎の跳ねがあり、川底では時々キラリと食みが見えるがなかなか囮を追わない。釣り始めて約30分そろそろ囮が弱りかけた時、大石の後ろで良い当たりがあり、囮ごろの18cm級が掛った。直ぐに囮を代えて広く泳がせるものの次が来ない。周りも殆ど掛っいないので動く元気もなく2時間も同じ場所を攻めたが釣れない、瀬の中央に入った1人だけが時には入れ掛かりでぽつぽつと釣っていた。下の瀬頭が空いたので下って行くと16cmが掛ったがやはり単発で終わる。最後にカーブの下の瀬を見に行く為にチャラ瀬の中を歩いたが大小の鮎の群れが逃げまどう、鮎は無限にいる様に思えた。大トロの下の瀬では型の良い群れが盛んに底石を食んでいるが、囮には興味なし。その下のトロ瀬の辺地に囮を入れると大きさは18cm級であるが幅広の鮎が掛った。これはと期待したが、夢に終わる。帰りに温泉にでも浸かろうと思い2時に納竿した。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針管付ギアの7.5号2本回転チラシ、使用竿:バーサトル90




2009/7/1:興津川



一昨日夜中の雨で何処の川もかなり増水し、友釣りは不可能と思われたが、一応ネットで調べてみた。殆どの川は50cm以上の増水で濁りが取れていない様であったが、唯一興津川だけは濁りがなく友釣りが出来る様であったので急遽釣行した。家を8時に出て1時間程で着くつもりが朝の通勤渋滞につかまり、興津川清地に着いたのは10時前であった。ネット情報通りやや水は高いが全く濁りは無く、川の状態も良さそうであった。早々に囮と日鑑札を購入して、つり橋上の瀬を狙うものの、全く追いは無い。やむを得ずガンガン瀬の瀬脇、瀬尻、大石周りと攻めた後、つり橋下のトロ瀬を泳がせるが、全く追われない。風も強くなり2時間ほどでこの場所を諦め場所替えを決め、下流へ移動。途中宮島橋から川を見ると鮎は多いが、石裏に群れで漂っているだけで苔を食んでいない。更に下流の八幡橋から土手の道へ出て、老人ホーム上の岩盤瀬に入った。上流の堰堤まで川を見ながら上がっていくと、途中の岩盤瀬の中に大きな石が入っている所が綺麗であったので、そこへ新しい囮を入れると数流しでアタリがあり、14cmが掛る。しかし更に風が強くなり、引き抜きにくいばかりか竿が折れそうである。囮を代えて同じ所を攻めると直ぐにアタリがあるが、鮎は更に小さくなる。時には入れ掛かりもあり、5匹目でやっと16cm級が掛るが全体的に小さい。堰堤下の瀬でも数匹追加したが、同じような型ばかりであった。納竿しようと駐車場へ戻りながら数匹追加した。最後に駐車場直ぐ前の岩盤の間の深瀬に入れると良い当たりがあったが、針掛かりまでいかなかった。直ぐに逆さバリを直し、その下へ入れると今日初めての強烈なアタリで、小さな囮を川上へ引っ張っていく。何とか急瀬から引き抜き、直ぐにその野鮎を囮にすると難なく深瀬を潜って行き、入れ掛かりで16cm級が掛る。この頃より風も収まってきており、ひょっとして入れ掛かりと期待したが、それきりアタリは無かったので納竿した。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針撃の6.5号3本錨、使用竿:バーサトル90




2009/7/4:大井川



今日は釣友H氏との藁科川の解禁以来の釣行である。数日来の雨で本流は濁りがあるだろうとの予想の元に濁りが少なく、早く澄む支流伊久美川に向かった。途中神座辺りで川を見るとやはり本流はかなりの濁りがあったが、伊久美川への分岐点に差し掛かると川口発電所からの放水が濁っているのみで本流上流部は殆ど濁りが無く、本流でも釣りは出来そうである。そのまま伊久美川へ向かうが釣人が誰もいない。色々な橋から川を見るが、石が全く磨かれてなく、鮎の姿が全く見えない。今年の伊久美川は暫く無理と判断して、本流へもどる。一日に解禁になった塩郷堰堤上流の様子を見に行こうかと思ったが、取り敢えず丹原の囮屋で情報を聞く事とした。囮屋前の瀬には誰も入っておらず、囮屋さんに聞くとやはり皆囮を持って塩郷堰堤上流へ向かったと。どうしようか迷ったが、昨日の高水、濁りの中でも数人が竿を出し良型の入れ掛かりがあったとの話を聞いて、俄然やる気に。釣友はすぐ前の瀬の中程に、私は200m程上流の瀬頭に入った。まずは野鮎を確保すべく瀬頭の開きの浅瀬を泳がせると幸先良く数分で15cmの囮ごろの野鮎が掛り、直ぐに囮を代えて同じ場所を泳がすと、又直ぐに掛ったが囮に使えない程の稚鮎、次も13cmと小型ばかり続く。この場所を諦めやや深い瀬頭に小型の囮を沈めると直ぐにと、強烈なアタリで18cmが掛り、囮屋さんの話を思い出して期待を膨らませる。その後も順調に掛るものの小型が多く、偶に16cm級が掛るが型は思ったほど良くはない。それでも最初の一時間ほどで入れ掛かりを含め10匹程と今年の鮎釣りではペースが良かった。しかしその後太陽が陰ると共に追いが悪くなり、底バレやケラレが多く、アタリも遠のきペースが落ち、午前中は15匹で終わる。昼食にしようと釣友に釣果を聞くと小型ばかり3匹とあまり良くなく、場所むらが大きい様だ。車に昼食を取りに戻ると、囮屋さんが誰も入っていない瀬があるので昼から攻めて見たらとアドバイスを頂いた。昼食も早々に釣友とその瀬に入るが、深い早瀬であり押しが強く、元気の良い囮でないと無理のようだ。午前中に釣った中で元気な野鮎を釣友にも渡し、私が下流、釣友が上流を並んで攻める。流芯の向う側の辺地には大きな石が入っており、そこに囮を入れると直ぐに掛り、下流へ一気に引っ張られる。流れの緩い場所に寄せて抜きの体制に入るが、昼ごろより風が強くなり竿がのされ立たない。風が弱まるのを待っていたがバラしてしまい、直ぐに逆さバリを打ち直して、同じポイントに入れると又直ぐに18cmが掛った。今度は慎重に風の合間を縫って引き抜きタモに収めた。囮を代えると又直ぐに掛るがバラシ、連続5匹掛るが取りこみは3匹であった。上流の釣友にはアタリが無いので、場所を譲るもなかなか掛らない。30分程でやっと掛るが後が続かない。掛る場所が数mと狭くその前後では全く追いがない。釣友が諦めたので私がしつこく辺地を泳がせると強烈なアタリで下流へ走り、流芯から浮いてこない。竿をためて何とか引き抜くと今期最大の22cm級であった。これを囮にすると勝手に流芯に潜って行き、次が直ぐに掛る。3匹続いた所でアタリが遠くなり、時間も3時となり、夕方の飲み会の約束もあり納竿とした。この瀬では全て17cm以上の良型であり、良い場所に当たれば大釣りの可能性はあるが、未だ小型が多い様だ。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針撃の6.5号3本錨、使用竿:バーサトル90




2009/7/11:藁科川



今週は東北遠征を計画していたが、東北地方の天候が悪い予報で延期した。静岡も雨が続き釣行出来ない日が続いた。川の濁りはそれ程大した事は無い様であったが、雨の予報が出ているとどうも気が進まない。それが1週間続くと禁断症状が出て来て雨が降らない予報を見たとたんに我慢できず、やや高水であるが濁りが取れた藁科川に釣行した。前回見た時に気になっていた富厚里橋下流の瀬も考えたが、既に橋の袂の駐車場は満員であった。そのまま進み何時もの鏡岩のトロ瀬を上から見ると結構綺麗に磨かれていたので、囮を購入して土手まで車で入る。川へ下りると辺地はかなり磨かれているものの、流芯はやや雲っている。取り敢えず辺地の泳がせから始めるがアタリは無く釣れそうもないので、中ほどの大石の下の弛みを泳がせるとコツンとしたアタリで囮が下流へ引かれるが、針掛かりしなかった。直ぐに逆さバリを打ち直して同じ所を泳がせると、今度ははっきりしたアタリで17cmの囮ごろが釣れた。囮が野鮎に代わったので、ちょっと強気に大石周りの深瀬で泳がせると16〜18cmがぽつぽつと掛り、1時間程で5匹とまずまずのペースである。6匹目は鏡岩の下の深瀬で掛った今日1番の19cm級であったが、これを囮に柳の下のドジョウを狙って同じ深瀬を泳がせていると、鏡岩の根元に根掛かりしてしまった。外しに入れる訳もなく、竿を煽ると痛恨の高切れである。悪い事は重なるもので、仕掛けを張り直して鼻環を通す時に2番目に元気な囮が玉網からジャンプして逃げて行ってしまった。それでもその後、前の大石周りを泳がすと5分程で又新しい囮に代わった。しかし、その後アタリが遠くなり、掛っても口掛かりや、引き抜きの際のすっぽ抜けが続き数が伸びない。一番のポイントであった大石周りに掛り鮎と共に根掛かりしたので外しに入ったのをきっかけに、昼近くなり下の釣人が少なくなったので下流へ下り、下の瀬の良さそうなポイントを次々と攻めるが、小型を2匹追加したのみである。この頃より風が強くなり、涼しくなって来たので多くは期待できないと判断、又ロス2匹を除いても何とかツ抜けも果たした事もあり納竿とした。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針一角の6.5号3本錨、使用竿:バーサトル90




2009/7/22:大井川



昨日、川根温泉に行った帰りに本流と笹間川を下見した所、本流は予想に反して濁りもなく地名付近では型はそれ程大きくなかったがポツポツ掛っていたのに対して、笹間川は濁りは勿論無いが、鮎が全く見えなかった。そこで今日は大井川の本流へ釣行するつもりで、朝方の雨での増水濁りが心配されたので、ネットで降水・水位情報を調べようと思ったが国交省の川の防災情報ページになかなか繋がらなかった。やはり皆さん今日の日食が気になって天気情報を調べていたのだろうか。何とか繋がって水位の大きな上昇が無い事を確認して、自宅を出発した。下流はかなり濁りがあったが、川口発電所から上流部は笹濁り程度であった。昨日の下見で丹原の堤防直ぐ下の瀬頭の辺地が綺麗に磨かれており、鮎が付いていたのを確認していたので、囮を購入し、支度をして、堤防上から覗くと、今日は全く磨かれていない、昨日釣人が1人この辺りに居たので釣られてしまったのだろうか。前回とはやや川の流れが変わっており、流芯は濁りの為底石の確認は出来ず、又上流部の雨での増水も考えると中洲へは渡れないので、やむを得ず前回良かった瀬頭へ堤防川から入るも、辺地には垢が付いていない。前回よりも水量があり養殖囮では流芯には入らないので、辺地と流芯の境目辺りを中ほどから絞り込み迄探って行った。なかなかアタリは出ず、30分程過ぎた頃に絞り込みの直ぐ上で待望のアタリで15cmとやや小さいながら背掛かりであった。囮を代えて流芯に入れると数流し目にアタリがあったが、掛らずケラれてしまった。逆さバリを打ち直して探るがそれ以降全くアタリは無かった。昼前頃から上流で雨でもあったのか水量が増え始めた事もあり、場所移動を考えて竿をたたみ車に戻り、念のために下の瀬頭辺地をもう一度見ると綺麗な石が増えていた。畳んだ竿を再び伸ばし、新しい養殖囮を付けて泳がせていると数分で囮の後ろで野鮎がヒラヒラしていたかと思ったら、囮が下へ引かれた。14cmと小型で口掛かりであったが直ぐに代えて同じように泳がすと又直ぐにアタリがあり、やはり小型の口掛かり。5匹の入れ掛かりであったが小型ばかり、しかも口、鰓、頭と掛りどころが悪い。それでも辺地よりやや深みを泳がせると型も16〜17cmと良くなり、背掛かりで掛る様になった。中には18cm級も掛り、これならガンガン瀬でも入るだろうと、勝負するも痛恨の根掛かりでロスト。それでも再び辺地の深みを泳がせると時々良型が掛り楽しめた。3時を回った頃から更に濁りがきつくなると共に雨も落ち始めたので納竿とした。始めはどうなる事かと心配したが、小型中心ながら何とかツ抜けが出来た。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針管付ギアの回転チラシ、後半檄の6.5号3本錨、使用竿:バーサトル90




2009/7/31:狩野川



東北遠征どころか静岡県の殆どの川も先週半ばからの雷雨の連続でことごとく増水、ここ1週間は竿を出せない状態が続いている。ネットで調べたところ狩野川は増水しているものの濁りは無く、友釣りが出来る様である。天気予報はそれ程良くなかったが、駄目もとで午前中だけでも竿を出せればと思い、5時半に自宅を出る。大平ドライブインで囮と日鑑札を購入して宮田橋上の瀬にゲートボール場から入る。時間は8時前とそれ程早くないのに先行者はかなり下流の方に1人のみ、予報が良くないので釣人の出足は鈍いのだろうか。高水で全体的にガンガンの瀬に近く、養殖囮では流芯は無理だから、段々の瀬の石の綺麗な辺地を釣り上がる。石は全体的に綺麗で何処にでも鮎は付いて居そうだがなかなか掛らない。足場もよい場所なので毎日攻められて場荒れしている可能性も高い。釣り始めて10分程、5ケ所目ぐらいの棚の辺地でコツンとしたアタリがあったので小型が掛ったと思い竿を立てると、囮を上流へ引いて行き、反転して急瀬に潜り込むが数m下がり慎重に引き抜くと19cmの良型であった。囮が野鮎に代わったのでガンガン瀬脇の深瀬へ潜らせると直ぐに良いアタリがあったが掛らなかった。逆さバリを打ち直して同じ所を攻めるが、次のアタリは遠かった。それでも同じ所を攻めていると30分程して囮が弱りかけた時にやっと2匹目が掛り、17cmとやや小ぶりであった。囮にすると背掛かりであったので元気よく、ガンガン瀬の真ん中の大石の上流に潜ったとたんに今日最大の22cmが掛る。流れからなかなか浮いてこず10m程下がって、瀬脇に寄せて引き抜く。大きくて囮にする勇気もなく、そのまま同じ囮で更に囮ごろの18cmが掛る。初めて1時間ほどで4匹、しかも型がよく順調である。しかしその後深瀬ではアタリが遠のき、上流の落ち込み等へ移動すると、小型が掛り、偶には囮ごろが掛るが、掛りどころが悪くなったので針をチラシ2本バリに交換して、先の深瀬を再び攻めると、掛りどころは腹、口と悪いものの良型混じりでぽつぽつと釣れる様になった。アタリが無くなると上下流の瀬に移動して、暫く休ませると又2、3匹釣れると言った繰り返しで数が伸びる。午後2時頃になると風が冷たくなり、それに伴ってアタリが遠のき偶にしか掛らなくなり、しかも小型ばかりになったので、午後3時半過ぎに納竿とした。
今日は久しぶりであったので、手足が筋肉痛になりそうな程にやや疲れたが、型も良いのが混じり久々に友釣りを堪能出来た。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針一角の7号3本錨、管付ギア7.5号の回転チラシ、使用竿:バーサトル90




2009/8/17:藁科川



前回の藁科川釣行は1か月以上も前である。お盆から何とか釣りが出来るとの情報はあったが、盆休みで川が混み合うと考え今日の釣行となった。何時もの囮屋で囮を購入、話を聞くとやはり土日はかなりの人が入ったとの事で、掛りやすい鮎は殆ど釣られられたと考え、今日の取り敢えずの目標をツ抜けにした。何時もの鏡岩の前のトロ瀬から始めるが、休み明けの為かかなり下の瀬まで誰も入っていない。今日はやや水が高いので押しが強く、養殖鮎では芯には入らないので、辺地から泳がす。流芯の深い所より磨かれている辺地を泳がすが、流石に流れが弱く追いがない。10分ほどで諦め、流芯にある大石の横のよれに囮を入れると一発で掛り、口掛かりであったが18cmがタモに収まる。これはと期待するが、何時ものように裏切られ、その付近では全くアタリはなく、根掛かりを外しに川へ入ったのを機に立ち込んで右岸側の流れを攻めるもアタリは遠い。30分程でやっとアタリがあるが、針掛かりせずケラレてしまう。次は直ぐに掛ったが、14cmと小さく、囮にしてもなかなか流れに潜らない。無理やり石裏の弛みへ囮を入れる事を繰り返していると物凄い当たりで下流へ引っ張られ、なかなか寄ってこない。これは大物かと思い慎重に引き抜くと17cmの尾掛かりであった。ここまで1時間で3匹と予想より良かったが、この頃より下流の瀬には大勢の釣人が入りだし、下の瀬に入る場所が無くなりそうであったので、ここのトロ瀬を切り上げ下へ向かう。前々回に良かった大石下の瀬に入るが、手前側では既に釣られたのか全くアタリは無い。そこで中ほどに立ち込み左岸側寄りの強い流れに囮を入れると直ぐに18cmが掛るが、やはり口か掛かり。その後、この瀬で16〜18cmが3匹ポツリポツリと掛った後、全くアタリなし。根掛かり、高切れで囮一匹を失い、この瀬を諦める。その下の瀬も釣れないのか場所が空いたので入るが、直ぐに根掛かりで又一匹囮失い、しかも仕掛けを張り替えて囮付けの際に囮カンより一匹が飛び出して行った。それでもこの場所で数匹取り込み、元の数へ戻る。この頃より釣人が減り、何処へでも移動可能となったので、上の大石周りの泳がせで2匹、元の瀬で3匹と数を稼ぐ。最後に日が陰った鏡岩周りの泳がせで2匹を釣って納竿とした。今日はケラレも多く、取り込み中のバラシも数匹あり、掛った鮎の半数程は口、頭掛かりであった。又鮎は全体的に未だ痩せていた為か、掛った後の引きがやや弱く物足りなかった。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針一角の7号3本錨、途中背バリ使用、使用竿:バーサトル90




2009/8/19:富士川



富士川が友釣りが出来る様になったとの情報があり、10年ぶり位に釣行した。以前は8月末から大鮎狙いで入川する事が多く、今期の様子を見る為に下流部から川の状態を見ながら上流を目指した。途中北松野の囮屋で囮を購入し、情報を聞くと釣った場所は解らないが、既に27cmが釣れているとの事。以前によく釣行した長貫の瀬に着くと既に20人弱の先行者が居たが、それ程竿が曲がっている様子はない。川の状態もそれ程良くなく、青ノロも所々にあり、馬の背の浅い部分は良く磨かれているものの、水深のある瀬は富士川特有の水色で確認できないがあまり磨かれていない様だ。それでも水深のある小さな瀬が空いていたので入る事とし、大鮎を予想して今日はフロロ0.3号、背バリ仕掛けで始める。暫く瀬脇にある磨かれた大石を攻めるが、アタリは無いので、瀬尻の黒く見える石の下に囮を入れるとコツンとしたアタリで20cmが背掛かりで掛り、瀬脇に寄せて難なく引き抜いた。これを囮に同じ場所を攻めるが、続かないので、押しの強い瀬頭に囮を引き上げると、物凄いアタリがあり、ガンガン瀬の対岸側へ走られた。竿をのされない様に竿尻を下げ、そのまま10m程下り、暫く待つとやっと流芯から浮いてきた。脇に寄せて鼻環仕掛けを摘み、玉網に落とし込んだ。思ったほど大きくは無く見た目24cmと判断したが、氷で絞めた後であったが実測23cmであった。囮に使うかどうか迷ったが、念のために水中糸0.3号と太くしていたので囮にして、同じ瀬頭を泳がせるとやや小ぶりであるがほぼ同型が掛る。これは瀬に入られない様に竿を立てず、抑え込んで上流に走らせた後、瀬脇に寄せて取り込んだ。ここまで1時間程で良型ばかりが3匹と思ったより好調である。これも囮として同様に瀬頭を泳がせていると根掛かり、無理をすれば外しに入れそうであったが、安全とポイントを荒らさない事を考え、水中糸を手繰って切る。仕掛けを張り替え、最初に釣れた野鮎を囮に同じ場所に入れると、直ぐに良いアタリがあり、引き抜こうとするとバレてしまう。気を取り直して逆さ針を打ち直して、同じ所に沈めると、又強烈なアタリ、竿をタメる間もなく、痛恨の今期初の高切れ。良く調べてみると水中糸が切れたのではなく、鼻環周りの仕掛けが切れていた。再度仕掛けを張り直して養殖囮で始めると、又直ぐにアタリ、が今日初めての小型。それでもこれを囮に又21cmが入れ掛かり。その後は周辺で小型混じりで飽きない程度にポツポツと掛った。昼を回ると全くアタリが無くなり、50m程下の同じ様な所を攻めたが、大型は掛らず、小型2匹を追加して納竿とした。久し振りに富士川の強い引きを堪能したが、このまま行けば9月に入れば更に大型が期待できそうである。
使用仕掛:水中糸0.3フロロカーボン、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号回転チラシとアコーダ7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:メガトルクV




2009/8/21:藁科川



今日は何時もは違う場所に入るつもりで家を出る。何時もの囮屋で囮を購入して情報を聞くと、第二東名付近の下流部は数は出るが型がやや小ぶり、上流部は数は出ないが型は良いとの事であったので、取り敢えず上流へ向かった。富沢、八幡には殆ど釣人はいない。更に上流部の鍵穴、小島迄見たがやはり上流部の方が人気があるのか、此処と言ったポイントには既に釣入が入っていた。そこで赤沢迄戻り、竿を出す事にした。此処も釣人が多く、カーブ内側の木の張り出しの下を狙うが、アタリはなく、葦の茂った河原からの釣りとなり、非常に暑く、我慢できなかった。30分で集中力がなくなり、天井糸が木に掛る、次は根掛かりで囮をロスト、場所移動を決める。奈良間へ戻り、何時もの雛壇から川を見ると予想外に釣人は少ないが、川の状態は先日よりも良くなっており、川全体が磨かれている。渡る場所があまりにも綺麗に磨かれているので、川を渡る前に雛壇から竿出しすると、5分程で大石の裏側でアタリ、18cm級が掛るが、後が続かない。川を渡り、川に立ち込み雛壇側の瀬を攻める。やはり夏の鮎釣りはこれに限る、涼しくて気持ちよい。瀬の中頃で良いアタリがあり17cmが釣れるが、何時もの様に後が続かない。その後下の瀬で小型が2匹釣れるが、午前中はそれで終わってしまった。午後一は大石周りのトロ瀬をあちこち攻めるが全くアタリなし。石も綺麗に磨かれており、直ぐにも掛りそうであったが、朝一で釣り切られたのだろうか。諦めてチャラ瀬を何気なく囮を泳がせていると今日1番のアタリで、囮が飛ばされる。竿を立てるが、浅瀬をあちこち走りまわされ、無理に引き抜くと痛恨のキャッチミス。囮だけがタモの中、今日1番の20cm超はポロリとタモの外へ逃げてしまった。しかも次の小型までもキャッチミスで逃がしてしまい、今日はもう駄目かと諦めながら、雛壇前の瀬を再び攻めると、ポツポツと小型が掛り始めた。午前中にも散々攻めて掛らなかった場所でも中型が掛る様になり、下の瀬では19cmも混じり始め、一時は入れ掛かりもあり、数が伸びた。今日は午後から追いが良くなったと言うよりは、ここの場所がよく、付いていた鮎が朝早くから釣られてしまい、間が空き又付いたのではないかと思われる。実際にこの場所に入っていた人はかなりの数を釣っていた様で、他の場所ではあまり釣れていなかった。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針一角の7号3本錨、途中から背バリ使用、使用竿:バーサトル90




2009/8/22:気田川



今日は釣友H氏との久し振りの釣行である。何処へ行こうか迷ったが、遠征をしたいとの要望でやっと釣が出来る様になった気田川への釣行となった。土曜日と言う事もあり何時もより早く6時前に友人宅出発し、7時過ぎに気田川到着、しかし川には既に多くの釣人が主だったポイントには入っている。坂下の囮屋で日鑑札と囮を購入、情報を聞くがあまり良い話は無かった。それでも下流部の方が良いだろうとの事で川に沿って車を走らせるが、駐車可能なスペースには車があり、入れそうもない。最下流部の松間大橋下の河原に下りるが、流れが変わっており、友釣りのポイントも少なくなっていた。最下流の瀬には鮎の姿なく、再度上流を目指すと、前々回良い釣が出来た瀬を見ると誰も入っていない、早々に支度をして川へ下り、川底を見ると未だ垢が薄く、あまり石が磨かれていない。他に入れる場所もなく、試しに釣友が黒い底石を狙って釣り始め、私はしばし観戦。なかなかアタリが出ず、やはり場所替えかと思っていたら15分程で左岸側の瀬頭の大石周りで一匹目が掛った。まずまずの型であったので、私も右岸側の瀬肩で始めると直ぐにアタリがあり、17cmが掛る。囮が変わると次も直ぐにアタリがあったが底バレ、それでも又直ぐにアタって16cm、しかしその後全くアタリなし。釣友もその後は全く掛らない様である。瀬頭のあちこちを探り、向う岸の辺地で小型2匹追加するものの、後が続かない。釣友と午後は場所替えを決めて、駄目もとでガンガン瀬の辺地で小型、それを囮に瀬尻へ無理やり潜らせるとガツンとしたアタリで一気に下の渕に潜って行った。暫くやり取りして水面に浮かせ引き抜こうとした途端に身切れ、極端には大きくなかったが、それでも21、2cmだったのに残念。その後同じ瀬尻で小型3匹追加したのみで終わった。釣友はチャラ瀬で2匹追加したとの事。昼食後、上流へ場所を見ながら移動したが、何処もあまり釣れている様子は無いが、釣人は多く入る場所はなかなか見つからない。しかし上流部のチャラ瀬には多くの群れ鮎が居るのは確認できた。前島橋上の瀬には5、6人入っていたが、カーブ手前のガンガン瀬には釣人はいなかったので、釣友はガンガン瀬のカーブのぶつかり狙い、私はその上の瀬肩を狙い入川した。私には直ぐにアタリがあり、16cmと小型、次も入れ掛かりで掛るが引き抜き途中で空中バレ、次も暫くして掛るが、全て小型である。釣友は苦労していたが、大型が掛ったのか数10メートル下りやっと取り込んだが後が続かない。私はその後もポツポツ小型ながら飽きない程度に掛った。瀬肩では小型ばかりであったので、最後にガンガン瀬へ囮を入れると18cm級のやや型の良い鮎の入れ掛かりもあった。上流部の方が垢の付きは良い為か追いが良く、この場所は流れが速く、たまたま竿抜けであった様だ。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針一角の7号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル90




2009/8/24:大井川



約1か月ぶりの大井川釣行である。先週中ごろに見に行った時には未だ水は高く、白っぽい濁りがあったので、今日もあまり期待せず、駄目なら温泉にでも浸かるつもりで遅く家を出る。川口発電所からの放水は濁っているが、その上流には全く濁りは無く、どこか上流のダムの放水が止まったのであろう。何時もの丹原の囮屋で囮を購入するが、その前の瀬は既にかなりの釣人が入っている。状況はあまり良くなく、濁りは取れたが垢がなかなか乗らないとの事で釣果はあまり期待できないとの事であった。空いている上流部を目指して車を走らせると、家山中学裏の身成の瀬には上の方に1人だけであった。河原まで車で入れるこの瀬は何時も人が多い所であるが、よほど釣れていないのであろうか。支度をして川へ入るが、やはり垢は薄く、食み跡は全く見られないばかりか既に青ノロが至る所に着き始めている。取り敢えず中ごろのトロ瀬で泳がすが、全く釣れる気配がしないので、30分程で下の瀬頭からガンガン瀬の肩へ移る。対岸の瀬脇へ入れた途端に小気味良いアタリで16cmが掛り、簡単に引き抜いてタモに収める。直ぐに囮を交換し瀬頭を攻めるがアタリは無い。一匹目と同じ所のやや下へ入れると、又直ぐにアタリ、ガンガン瀬に走られる。大型かと思い下の淵まで下がり、引き抜くが17cm級の背掛かりであった。更にその下へ入れるとやっと18cmが掛るが、口掛かりであった為、走られずに引き抜きが出来た。その後アタリは途絶え、流芯は青ノロが多く期待できないので瀬頭、瀬脇を中心に攻めるが掛らない。下のガンガン瀬がぶつかる岩盤周りを執拗に泳がせで攻めると、やっとアタリがあり16cmが掛る。大型を期待したが期待外れ。その下の岩盤でも18cmが掛るが、メザシの様に痩せている。その後その下の深トロ瀬も泳がせるが全く反応なく、根掛かりで一匹ロスト。元のトロ瀬へ戻り、ちょっとしたヨレを泳がせるとやっとアタリがあり、今日1番の幅広の18cmが掛る。これを囮にあちこち泳がせるが、やはり反応は無く、かなり上流部のテトラの切れ目へ来た時にやっと掛るが、小型であった。しかしこれも根掛かりでロストし、風も強くなったので納竿として、川根温泉で疲れを癒した。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針一角の7号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル90




2009/8/26:西河内川



今日もゆっくり家を出て藁科川へ向かい、9時前に富厚里橋に到着。川を見ると釣人で一杯、橋上で見学していた人に聞くと、漁協組合員の大会らしい。これでは入る場所は無いと思い、取り敢えずいつもの囮屋で囮を購入し、ここ数日前から澄み始めた安倍川本流へ向かう事とした。始め郷島の竜西橋上の瀬を見ると釣人は上下の瀬に10人程、水はほぼ澄んで良い感じである。しかし深い底石迄は確認できなかったが、辺地の石はそれ程磨かれておらず、パスする事とした。本流は何処も一緒であろうと思いきって支流へ向かう。玉川地区の西河内川の上流部内匠へ付いたのは11時であった。ここは何時も本流と藁科川が濁った時の逃げ場として釣をする所である。早々に支度をして川へ下りると、思ったより水は細くもう少し早く来る方が良かったのかもしれない。何時もここへ入った時の囮取り場所である大石の間の絞り込み下流の泡の中へ囮を入れると一発でアタリがあり、17cmが背掛かりで釣れる。囮を替えて同じ所へ入れるが後が続かない。やはり少し水が細く鮎が多くは付いていないかと思われたが、執拗に攻めていると13cmが口掛かりで釣れる。囮を替えずに沢の出会い下の落ち込みで15cm程の小型が2匹釣れるがやはり続かない。その後念のために始めの絞り込みをもう一度探ると右岸側の石裏でもう一匹掛るがそれきりであった。小型ばかりであったので既に昨日あたりに釣られたかもしれないと思い、上流か下流への移動で迷ったが、川が細いので下流へ移動する事としたが、これが大正解であった。下は以前より大石が多くなって良い瀬が多くなった事は良いが、両岸の木が大きくなり枝が川へ張り出して来たのと河原に葦が多く生えた為釣り辛くなってしまった。今度来るときは7.2m程の短竿が必要だろう。何度も道糸を枝に掛けながらも入れ掛かりでは釣れないが、ここぞと思うポイントではアタリがあり、数匹づつ良く釣れ、型も18cmも時々混じるようになった。特に中ほどの段々瀬では白波の中へ入れる度にアタリがあり5匹ほどの入れ掛かりがあった。下流の寺島迄釣下るつもりであったが、やや下流部には青ノロが多く付いており、時間が無くなった事もあり途中で納竿とした。全体的に小型が多かったが、鮎は多く見られ、下流部にも良い瀬が出来ており、次に増水した時は大釣りのチャンスかもしれない。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針V5スペシャルの7号3本錨、使用竿:バーサトル90




2009/9/2:大井川



前回の大井川釣行では青ノロが出始めていたので、今回は上流部への様子を見に行った。下流部の餌釣りの釣人は多かったが、何時もの丹原辺りは数人、上流部には釣人は殆ど見られなかった。万世橋を渡った所にある囮屋で囮を購入し、情報を聞くもあまり良い話は無く、上流部も青ノロの発生に加え、垢腐れが激しく、殆ど釣れないとの事であった。ただ鮎は大型に育っており、掛れば大きいと。少し下って宗徳橋上の瀬に入るつもりで河原に車を止めたものの、やはり垢腐れは酷く、ハミ跡は全く見られない。支度をして上流の万世橋下の瀬まで川を見るが、釣れそうな場所は無かった。やむを得ず青ノロが比較的少ない瀬頭から始めるが、直ぐに青ノロが水中糸だけでなく鼻環、掛け針と至る所に絡んでくる。これを綺麗にする時間の方が囮を引いている時間より長いのではと思うほどである。全く野鮎の追いがなく、その下の瀬、岩盤のぶつかり等攻めるが、掛るのは青ノロだけである。結局駐車した瀬まで下ったが、完全なボウズであった。今日は諦めて納竿しようかと思ったが、午後に下流の様子を見に残りの囮を持って前回釣行した身成の瀬まで下った。数人が竿を出しているが釣れている様子はない。瀬はやはり前回の釣行時より青ノロが酷くなっており、とても釣にはならない。しかしその下のトロ瀬には全く青ノロは無く、何とか釣りに成りそうであったので、竿を伸ばし囮を付けて泳がすと数分で良いアタリがあり、腹掛かりながら20cmが掛った。何とか泳ぎそうであったので囮を代えて同じ所を泳がすと、やはり数分で次が掛った。こんな調子でポツポツと釣れ続き、納竿の4時までの2時間で小型は2匹だけで後は17〜20cmと良型10匹をタモに収めた。その他にバラシやケラレも多くあり、相当の数の鮎が付いていたと思われる。やはり釣人が少なく完全な竿抜けであったのだろう。何故ここのトロ瀬に青ノロが少ないのか良く解らないが、他を探せば同じ様な場所があるかもしれない。何れにしても少し水が出て腐った垢と青ノロを流してくれないと良い釣りは出来ないと思われた。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針一角の7号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル90




2009/9/3:藁科川



鏡岩に10時前と遅くに到着したが、鏡岩から下の瀬にかけて未だ誰も入川していない。予想通り水はかなり低くなっており、鏡岩の前のトロ瀬の石はあまり磨かれておらず、雛壇前の瀬に決める。何時もの囮屋で囮を購入して雛壇より入川、瀬を渡り、直ぐ上流の大石周りのトロ瀬を泳がせで攻める。その頃には釣人も多くなったが、それでも全体で10人程と少なく何処でも移動可能である。しかし雛壇前の瀬には直ぐに釣人が入ってしまったので、暫くはこのトロ瀬で粘る必要があると思っていると、10分ほどで石裏の白波の中で強烈なアタリがあり、下のチャラ瀬へ引っ張られる。今日の一匹目であるので慎重に引き抜くと20cmと思ったより良型である。囮を代えて同じ場所を泳がせると入れ掛かりで腹掛かりながら19cmとまたも良型。何とか泳ぎそうであったので囮にして泳がせると暫くして又もアタリ、これはと思い引き抜くと簡単に手元に飛んでくる。良型のヨシノボリ、しかも仕掛けがグチャグチャに、気を取り直してもう一度泳がせると、直ぐに又アタリ、しかし又良型ヨシノボリである。これで囮はぐったりと元気が無くなり、これまでの良かった循環が一気に悪くなり、全くアタリが無くなった。1時間程粘るがアタリが無いので、その下のチャラ瀬を泳がすとポツンポツンと2匹が掛るが続かない。下の瀬の下流部が空いたので移動、水量が多い時にはガンガン瀬であるが、今日はトロ瀬になっている。此処でも泳がせ釣りに徹すると良型混じりでポツポツと飽きない程度に掛る。それでも2時を回った頃から全く追いが無くなり、鏡岩のトロ瀬へ移動。朝に道路から見た時より石は磨かれており、鮎の姿は結構見えているが、全て群れ鮎であり、1時間ほど泳がせたが囮が追われる事は無かった。今日は水量がかなり減っており、又青ノロが出始めたとの情報もあり、苦戦を予想していたが、青ノロも思ったほど酷くは無く、静かに泳がせるとそこそこ追いは良く結構楽しめた。又鮎も良型が増えてきており、今日は半数が19〜20cmとその引きを楽しんだ。もう少し水量が増えればもっと数が伸びるのではと思われる。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針一角、V5スペシャルの7号3本錨、使用竿:バーサトル90




2009/9/10:気田川



最近何処の河川も減水で垢腐れ、青ノロ発生があり、あまり釣果が伸びていない様である。今週始めに藁科川、富士川と見に行ったがあまり良い状況ではなかった。ここ数日気田川で毎日良い釣果が出ているとの情報があり、釣行した。8時半頃に気田川河畔に到着、河川脇の民宿で日鑑札と囮を購入し、状況を聞くと何処でも良く釣れるし、良型も多くなったとの事であった。ただし気田川も青ノロが出始めているので、出ていない場所を選んで入川する様に薦められた。今年の鮎釣釣行で囮屋さんからこんな良い話を聞くのは初めてである。前回の釣行で良い思いをした前島橋上流の瀬へ向かうと、先行者はこの広い瀬でただ1人と、やや心配な少なさであった。しかし川の石は結構綺麗に磨かれており、心配した青ノロもここでは全く見られなかった。早々に支度をして瀬の中ごろのカーブ辺りに入川、前回は水量が多く、ガンガン瀬であったが今日は早瀬程度と釣り易い状況である。囮に鼻環を通し、背バリをセットして瀬の中に沈めると、向かい側の先行者が何か話しかけて来た。川の流れの音で良く聞こえないが、どうもあまり掛らないと言っている様だった。しかしその話が終わらない内に私に良いアタリがあり、腹掛かりながら19cmと良型であった。下のガンガン瀬に入られない様に何とか引き抜きタモに収める。何とか泳ぎそうであったので囮を代えてカーブやや上流を引くと5分ほどで同型が掛る。次も入れ掛かりではないが数分で小型が、それを囮に又20cmの良型が掛る。開始20分程で4匹と好調である。良型の囮が手に入ったので、カーブ下のガンガン瀬の大石下の弛みで囮を泳がせていると暫くして良いアタリがあり、瀬に潜って行く。それでも何とか竿をためて、辺地に寄せて引き抜こうとした途端に高切れ、今期2回目である。何回も使い回しをしていた仕掛けなので何処かに傷があったのだろう。その後は水中糸を0.3号に張り替えて、囮を野鮎の中で1番の良型に戻すも、一度狂った循環は戻らず、その後アタリは遠のいた。それでもケラレは多く発生し、その多くはアタリが全く解らず、知らない内に逆さ針が外れている時が殆どであった。もう一度カーブ上の瀬に戻り30分程で18cmの背掛かりを得たので、再びガンガン瀬へ囮を入れると入れ掛かりではないが適度な間隔で良型が数匹掛った。これらは無理をせずガンガン瀬の下の開き迄30m程下って引き抜いて取り込んだ。その開き迄の途中の早瀬の深みに綺麗な石が沈んでおり、その周りで囮を泳がせるとグンとしたアタリで良型囮を上流へ引っ張って行き、次には下流へ走った。なかなか浮いてこず痛恨の身切れバラシである。その次も同じ様に身切れバラシが続いた後はガンガン瀬ではアタリは無くなったので、再びカーブ上の瀬に戻る。入れ掛かりは無いものの瀬の中で囮を止めていると、ポツポツとアタリがあり、良型混じりで釣れた。今日は途中多い時には5、6人がこの瀬に入っていたが、余り釣れないのか直ぐに移動してしまい、釣人が少なく移動が簡単であった。それでも昼過ぎになると発電所からの放水なのか、5cm程の増水があり、アタリが遠のいた。増水が安定した3時頃より又ポツポツ掛るが、風が強くなり釣づらくなった。最後に増水したカーブのガンガンで続けて良型を掛けたのを最後に納竿した。今日は始めケラレが多く、その後は身切れのバラシが5、6匹程あり、特に良型ばかりのバラシが残念であった。この時期皮が固くなっていると思うので、針が小さく掛りが浅かったのが原因ではないかと思う。
使用仕掛:水中糸0.25(途中から0.3)フロロカーボン、ハリス1.2号、針一角の7号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル90




2009/9/14:大井川



先週末の雨で多少は川の水が増えたかと思い大井川へ釣行した。何時もの丹原の囮屋へ寄り、囮を購入、情報を聞くも、あまり良い話は無かった。川の増水は殆どなく、釣果の好転は期待できないが、それでも瀬に付いていた青ノロが殆ど無くなったとの事である。囮屋の前の瀬では釣れないと判断して、前回と同じ身成のトロ瀬で泳がせ釣りをするつもりで向かう。先行者は無く、1人の釣人が支度をして、上の瀬に入ったので、狙い通りテトラポットが切れる辺りのトロ瀬に入る事が出来た。早々に泳がせ釣りを始めるが、何時も掛る流芯の石周りでは追いが無く、徐々に上流へ泳がせて行くと10分程で最初のアタリがあり、20cmの良型が背掛かりで掛る。誰かが囮に使った鮎と思われ尻鰭に逆さ針の後があったが既に野生化していた。囮を代えて元の位置に戻り、泳がせると、又10分程で次が掛り、これも20cmの良型であった。その後入れ掛かりは無いが、囮が弱って泳がなくなる前に次が掛ると言った具合に適度な間隔で掛り、1時間で4匹と出だしはまあまあであった。その後流芯では追いが遠くなったので、向う岸の辺地を泳がせると3匹ほど入れ掛かりで掛り、その一匹はこの日最大の23cmあったが、ゴンと根掛かりの様なアタリの後流芯に潜り、なかなか浮いてこず、浮いてからも寄らず、5分程掛けて寄せてからタモに吊るし込んだ。その後も午前中はポツリポツリと釣れ続き、囮継には苦労しなかったが、12時を回った頃から日差しが陰り、それと共にアタリが遠のいた。丁度その時使っていた囮がオスの鮎であったが、時間と共に次第に婚姻色が出て錆がでてきたので、それも追いが悪くなった原因かもしれない。囮をメスに代えて、今まで囮を入れていない向う岸の辺地を泳がせると今日の最小16cmが掛り、それを囮に直ぐに19cmが掛る。しかし、この囮を根掛かりで失った後は一気に循環が悪くなり、全く追いが無くなった。2時を回っていた事もあり、最後に下流のガンガン瀬の下の岩盤のぶつかりで一発大物を狙ったが、全く追いは無く納竿とした。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針V5スペシャルの7号3本錨、使用竿:バーサトル90




2009/9/15:藁科川



今日は昨日大井川で知り合った埼玉県のK氏が藁科川釣行したいが入川場所が解らないとの事で、案内しながら釣行した。富沢の囮店前で待ち合わせ、囮を購入。何処へ入るか迷ったが、減水で釣果が心配されたので、取り敢えず一番良く知っている奈良間へ雛壇から入った。先行者は無く、川は以前より減水が激しく、青ノロは消えたものの、今度は青苔が殆どの瀬の石に付き始めている。K氏に雛壇周りのポイントを説明して、私は鏡岩下のチャラ瀬から釣下るが全くアタリは無い。実績のある雛壇下の瀬も隈なく泳がせたり、引いたりしたが全く掛らないので、移動を選択。K氏は大石周りのチャラ瀬で一匹掛ったとの事。福養橋から富厚里橋を見て回り、駐車場、入川場所を見た後、富沢の瀬に入った。川底の石は青苔が未だ薄く、奈良間より状況は良さそうであったが、この頃より心配していた雨がポツポツ落ち始め、寒く水温も上がらない。私は2匹目の囮に登場を願って、背バリを打ち、囮を野鮎に交換しようとやや緩い瀬を中心に攻めるが、全くアタリは無い。1時間ほどして向う岸のトロ瀬でアタリがあり、引き抜くと鮎ではなく、名前の解らない18cm程のあゆかけに似た魚であった。最初あゆかけかと思ったが口がそれ程大きくなく海で見るホウボウの様な頭、口をしていた様な気がする。これで一気に囮は弱り、泳がなくなってしまったので、やや流れの強い瀬を攻めるが、今日は瀬では全く追いが無かった。K氏は下のチャラ瀬でポツポツと掛けている様で安心した。私は1時頃には諦めて、竿をたたみ、K氏の釣を見ながら釣談義をしていたが、その途中でも泳がせ釣でポツポツ掛り、見ていた3時頃までには7、8匹釣れており、最終的にはツ抜けが期待できた。またの再会を願って別れを告げた。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針V5スペシャルの7号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル90




2009/9/21:大井川



今日は休日の為入川者が多く混み合うだろうと思いながら、もし混んでいたら下見だけで済まそうと遅く9時に家を出た。川を下から見ながら何時もの身成のトロ瀬を目指したが、以外にも釣人は少なく、神座、丹原等の瀬にも十分入れそうであった。この所の釣果が悪いのが原因であろう。身成のトロ瀬に10時前に到着したが、先行者は全体で3、4人程、何時ものトロ瀬の上流側は開いていたので、早々に川根温泉近くの囮屋で囮を購入して、入川した。何時も囮取りで良く掛るテトラ切れ目に沈んでいる石周りを中心に泳がせで攻めるが全く追いは無い。下のトロ瀬ではポツポツ掛っているがやはり野鮎に変わらない事には始まらない。1時間ほど周りを泳がせるが追いが無く、囮も弱って来たので、この場所を諦める。下の瀬頭にかかるやや早いトロ瀬に移動して野鮎を取ろうと30分程泳がせると待望のアタリがあり、18cmの囮頃が背掛かりで掛る。しかし次が続かず、瀬頭の向う岸辺地でやっと次の16cm級が掛った。野鮎が2匹取れたので、再びトロ瀬での泳がせ釣を始めようと釣り上がる。先行者がそこそこ釣った後であったので、アタリは遠かったが、それでも最初が掛ると、ポツポツと釣れる様になった。今日は向う岸の辺地や流芯では殆ど追いが無く、流芯手前のやや浅い所でじっくり泳がせると追いがあった。午後1時半頃には先行者は全て上がってしまい、この広い瀬に1人となったので、上下流へと釣り歩くと何とかツ抜けを達成した。その後、下の方で3匹の入れ掛かりもあり満足して納竿した。前回の釣行では大型に翻弄されたので、今日は竿をメガトルクVに代えたが、生憎大型は掛らなかった。それでも風が全体的に強く、釣り辛い日であったが、20cm程は簡単に引き抜く事が出来た。
使用仕掛:水中糸0.3フロロカーボン、ハリス1.2号、針V5スペシャルの7号3本錨、背バリ使用、使用竿:メガトルクV




2009/9/23:大井川



今日も釣人は少ないだろうと、前回同様遅く家を出る。予想通り下流の方は釣人は少なかったが、珍しく身成の瀬は数人の先行者があった。しかし上流の瀬だけでトロ瀬には先行者は無かったので、早々に支度をして前回良かった中ほどより下流に入川した。同時に3人組みが入川したが、先ずは一杯と1時間ほど休んでいたので、その間に追いの良い野鮎を釣ってしまおうと隈なく泳がせるが、全く追いが無い。3人の釣人は2人は下の淵で、1人が下の瀬頭上で始めたが、同様に追いが無い。其のうち下のガンガン瀬にも釣人が入り、直ぐに掛った様で、次も入れ掛かりで掛るが、かなりの急瀬である為引き抜きの時にキャッチミス、親子ドンブリと苦労して居る様だ。それでも1時間ほどで5、6匹掛ったと思われ、上の瀬でもポツリポツリと掛っている様だ。私は昼過ぎになってトロ瀬上部へ移動、囮が弱ったので交換を考えでいると、向う岸の辺地で待望のアタリがあり、慎重に溜めて下へ走った時に底バレ。益々囮が弱り、今度こそ交換かと思っていると又直ぐにアタリがあり、21cmが頭掛かりながら釣れた。何とか泳ぎそうであったので交換して泳がせるが後が続かない。1時間ぽどで諦めて再び下流部へ移動すると、その途中で1匹追加した後、ポツポツ掛り始める。しかし5、6匹釣った後に痛恨の根掛かり、外しに入るが深くて断念した。仕掛けを張り替えて再開するが、循環が悪くなり又沈黙の時間が過ぎる。それでも1時間ほどして新しい野鮎が掛った後はポツポツのペースが戻り、4時を回ったので納竿としたが、残念ながらツ抜けは成らなかった。ここ1カ月程上のチャラ瀬、下のガンガン瀬では全く釣れていなかったが、今日はボツボツと掛っていた為か、夕方まで釣人が入っていた。やっと鮎が落ち着いて瀬に戻り始めたのかもしれないので、次回は少し瀬も攻めて見る必要があるかもしれない。
使用仕掛:水中糸0.3フロロカーボン、ハリス1.2号、針V5スペシャルの7号3本錨、背バリ使用、使用竿:メガトルクV




2009/9/25:大井川



久し振りの快晴で朝から暑い日の釣行で早くから追いがあると思ったが、期待は裏切られた。何時もの身成の瀬に9時半過ぎに到着、先行者は2名であった。1人は上流の瀬、もう1人は下流の瀬頭で、何時ものトロ瀬は空いていたので、早々に支度をして中程に入川した。囮缶から囮を出してショック、メス鮎を2匹選んで来たつもりであったが、一匹がオスであった。止むを得ずオス囮に鼻環を通して流れに放つものの、予想通り泳ぎが悪い、しかも10分もしない内に腹に色が付いてきてしまう。この囮ではとてもトロ場では追いは無いと判断し、瀬で野鮎の囮を取ろうと前回ポツポツ釣れ始めた上流の瀬から瀬落ちへ移動したが、全く追いは無かった。しかもその間に、トロ瀬に釣人が1人入ってしまい、戻れなくなってしまった。1時間半程粘ったが、囮も全く泳がなくなり、瀬を諦める。囮を替えに戻ると、2人の釣人の間に十分な間隔が開いており、新しい囮を持ってトロ瀬中央やや下流へ入る。今度は間違いなくメス囮で泳ぎもよく、流芯の深みへ泳いで行ったと思ったら、直ぐにアタリがあり、囮頃の18cmが掛る。囮を代えて同じ所を泳がせると、入れ掛かりで17cmが掛る。これは地合いかと思ったが、後が続かず、辺地を攻めていると根掛かりしてしまう。入って外せそうな深さであったが、折角のポイントが潰れてしまうと敢えて仕掛けを切る。仕掛けを張り替えて最初の野鮎に再登板願って泳がせると、割と早く小型ながら囮が変わった。この小型囮で又直ぐにやや良いアタリがあったが、引き抜き時に痛恨のすっぽ抜け。囮は弱ってしまったが、逆さ針を打ち直して、瀬頭中央の大石裏の深みを泳がせると、目印が吹っ飛ぶ強烈なアタリがあり、下のガンガン瀬に走る。竿を寝かせて抑え込み溜めて、徐々に上流へ登らせて、もう大丈夫と思った途端に痛恨の身切れバラシ。気を取り直して竿をやや寝かせ気味に泳がせていると、目印に何の変化もないのに竿にガツンとアタリが来た。何かと思い竿先を見ると、なんとカワセミが竿の3番辺りに止まりかけているではないか。長年鮎釣をしているが、初めての経験であり、今日はこれだけで満足の1日であった。カワセミを見たのは今までで4、5回で、今期2回目であるが、こんな真近に見るのは初めてである。余程泳がせスタイルが決まって竿にブレが無く、木の枝に見えたのだろうか???。これが幸運をもたらしたのか、トロ瀬の中程に戻り、向う岸の辺地を泳がせると、良型の入れ掛かりが3匹続いた。その後もポツポツ釣れたが、バラシも多く数が伸びない。後一匹でツ抜けと言う所で又も根掛かり、囮を失う。3時を回った事もあり、納竿して川根温泉で汗を流した。
使用仕掛:水中糸0.3フロロカーボン、ハリス1.2号、針管付ギアの7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:メガトルクV




2009/10/13:大井川



台風18号の影響で大井川、藁科川とも増水で暫く友釣りが出来ず、今シーズンが終わってしまうのか心配された。大井川が澄み始めたとの情報があり、川の状態を見に釣行した。大井川の河岸道路から見る限りそれ程の濁りは見られず、川口発電所からの放水も全く濁りが無い。大水の後はなかなか濁りが取れない大井川だが、今回は割と早く澄んだ様であり、上流ダムの放水が無かったのかもしれない。何時もの身成の囮屋で囮を購入して、情報を聞くと、かなりの出水であったので垢は完全に流れているとの事であったが、竿を出せればと良しと河原へ向かった。先行者は無し、遥か彼方の下のトロ場に1人のみで、上の瀬から下のトロ場を見るが予想通り何処も垢は無く、完全に白川であった。何処へ行っても同じと思い、竿を出すが、風も強くやる気をそがれる。流芯は駄目と思い、テトラの影になっている向う岸の辺地なら残り垢もあるかもしれないと考え、泳がせるが全く追いはない。鮎の跳ねは多くはないがあちこちで認められ、完全に下ってしまってはいない様だ。しかしやはり垢が付いていなければ釣にならず、川底の状態がかなり変わって、浅くなっている事から考えても、かなり石が動いたと思われる。2時間程辺地ばかり泳がせたが、アタリは無く諦めた。垢が付くにはもう少し日数が掛かるだろう。この後上流部の宗徳橋も見に行ったが流れが完全に変わっており、回復に時間がかかる様な気がした。




2009/10/19:大井川



先週の釣行からほぼ1週間経過したので少しは垢付きが良くなった事を期待して釣行した。囮を購入して何時もの身成のトロ瀬に下りると、意外に風が強く竿を伸ばすのにも大変であった。先行者は下の瀬頭で泳がせ釣が1人だけである。囮を購入してしまった以上少しでも竿を出そうと考え、ゆっくり川の状態を見る為上の瀬を見に行ったが、垢付きは相変わらず悪く、殆ど無い状態である。風は治まりそうもないので、トロ瀬で泳がせ釣を始めるが、時折吹く突風で竿を何度も伸される。風が背中方面からなので何とか続けられる状態である。30分程中程の浅瀬を泳がせるが追いはないので、徐々に上流へ泳がせて上流の瀬落ち下のチャラ瀬へ入るとキラリと野鮎が反転するのが見えたが、針掛かりはせずケラレのみであった。逆さ針を直していると、下流の先行者が近づいて来て何か話しかけてきた。釣況の確認かと思っていたら、何と釣れたばかりの野鮎を貰ってくれとの事、風が強く我慢できないと。使っていない囮もと薦められたが20cm程の野鮎だけを遠慮なく頂いた。背掛かりのオス鮎であったが流石に野鮎だけあり上流へぐんぐん泳ぐが、追いはない。再び下流へと下りながら泳がせているとトロ瀬の中程でやっとアタリがあり、それ程大きくなさそうであるが、風が強く竿が立たない。風の治まりを待って抜くと20cmのオスで錆びてはいないが、囮に使って時間が立つと婚姻色が出て錆が目立ってくる。この野鮎を囮に1時間程上下流を泳がせるもつれる鮎はいなかった。ただケラレは何度かあったのと、底石にややヌメリがやや出て来たので先週よりは良くなっている事が伺われた。又来週あたりに釣行して駄目であれば大井川の最後にするつもりである。
使用仕掛:水中糸0.3フロロカーボン、ハリス1.2号、針管付ギアの7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:メガトルクV




2009/10/21:藁科川



朝の通勤渋滞が終わる時間帯を狙って、興津川へ向かうつもりで遅く家を出たものの、未だ渋滞をしていた為急遽目的地を藁科川へ変えた。実は昨日も藁科川へ来たのだが、風が強くとても竿を出す気にはなれず、川見だけしていた。浅瀬やトロ場には結構鮎の姿が見られ、トロ場での泳がせ釣りで少しは掛っていた。今日は鏡岩前のトロ場から下へ泳がせるつもりで入川したのだか、トロ場では鮎の姿は見えず全く追いは無かった。1時間分程粘るが諦めて、やや下流の辺地のチャラ瀬へ囮を引き入れて止めていると、アタリはなく目印だけが下へ流れたので、竿を立てると野鮎が掛っていた。17cmのオス鮎が背掛かりで釣れたが、錆びてはいないので、囮を交換して辺地、トロ、チャラと攻めるが続かない。かなり下流の辺地のトロ場に黒い石が点々とある所を泳がせると良いアタリがあり、野鮎が掛るが腹掛かりであったので、慎重に寄せて引き抜こうとした途端に身切れでバラシてしまった。これで囮は弱ってしまい泳がなくなったので、新しい養殖囮に代えて直ぐ下を泳がせると直ぐに又アタリがあり、18cmのオス鮎が背掛かりで掛る。これも錆びは無く囮を代えて続けるが後は続かなかった。その次は暫くして大石の裏側のトロ場へ入れると良いアタリで18cmのメス鮎が口掛かりで釣れた。その後アタリは無く雛壇の下の瀬の向う岸辺地を暫く泳がせるが根掛かりで囮を失う。1時過ぎから風が出始め根掛かりなどで袖が濡れると寒くて釣りは続けられなくなったので納竿とした。今日釣れたオス鮎には全く錆びは出ておらず、囮に使って散々引き回しても婚姻色や錆びは出る事は無く、野鮎は未だ若いと思われた。
使用仕掛:水中糸0.25フロロカーボン、ハリス1.2号、針V5スペシャルの7号3本錨、使用竿:バーサトル90




2009/10/23:大井川



囮屋で話を聞くと今ある囮が無くなったら今期は終わるとの事であった。この時間で今日最初の客との事で、囮を購入し、何時ものトロ瀬に入るが、予想通り先行者は無し。トロ瀬の中間程の辺地から泳がせを始め、上流の瀬落ちのチャラ瀬まで泳がせるが、全くアタリなし。30分程でトロ瀬の下流部へ移動、浅瀬にある頭大の石のヨレへ泳がせると直ぐにアタリがあり、18cmオスが掛かる。これを囮にすると沖の上流へ泳いで行った途端に追いがあり、今度は同型のメスが掛かる。囮を代えると今度は下へ泳いで行き、大石の頭でやや小ぶりなメスが掛かるが、腹掛かりであった。久し振りの3連チャンで気を良くして、その後も同じ場所を泳がせるが続かなかった。其のうちに根掛かりが外れず、川の中へ入る破目になり、全く釣れる気配が無くなってしまった。川の中に立ち込んで向う岸の辺地狙いに切り替え、下の瀬頭の辺地で待望のアタリがあり、ガンガン瀬へ入られない様に溜めて引き抜くと、水面を切った途端に空中でバレてしまった。その後彼方此方を泳がせるがアタリは無かった。今日は午前中は殆ど風もなく暖かかったが、午後に風が出始めて寒くなった途端にアタリが出なくなった様な気がする。何れにしても鮎はかなり下ってしまった様だ。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針アコーダの7.5号3本錨、使用竿:バーサトル90




2009/10/27:大井川



昨日の雨で鮎も更に下ったと思われ下流部を見に行った。先ずは渡口のグランドゴルフ場前を見て、次に鵜網へ向かった。鵜網には餌釣りを含めて10人程が入川しており、中程のチャラ瀬を見ると石には結構垢が乗っており、見ていると程なく1人に18cm級が掛った。下流のトロ瀬も見たが上流部よりは垢がある様で石も磨かれている。更に上流部の丹原を見に行ったが鮎の気配もなく、囮屋も既に閉まっていた。そこで川口の囮屋で囮を購入して、鵜網へ戻った。支度をして下流部の瀬にむかうが、瀬の向かい側には餌釣りが2名入っていたので瀬の開きへ入る。1時間程その辺地を泳がせるがアタリは無いので、やや上流の流芯の脇に入っている大石の周りに囮を入れると待望のアタリがあり、19cmメスが尾掛かりで来た。囮を代えて同じ所を攻めるが続かないので、瀬の辺地を泳がせるとアタリがあったがケラレてしまう。その内に餌釣り師が上がったので向かい側の辺地で20cmメスが背掛かりで掛り、流芯から中々浮いてこない。何とか引き抜き、囮が変わるものの続かず、上の瀬脇へ泳がせると又ケラレのみであった。その後は彼方此方を泳がせたり、流芯を攻めたりしたがアタリ無く、納竿した。今日はもっと下流部のトロ場での泳がせが良かった様で、そこに入った2人はツ抜けしたのではないだろうか。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針アコーダの7.5号3本錨、使用竿:バーサトル90




2009/10/28:大井川



今日は神座で囮を購入して昨日釣れていた鵜網のトロ瀬へ向かったが、先行者が昨日竿を出したトロ瀬の中程に入っていた。そこでその下のトロ場へ入ろうと考え、準備をして向かうと、先行者が移動して入ってしまった。やむを得ず昨日と全く同じ場所へ入る事となったが、これが幸いした。昨日アタリがあった辺地を泳がせると5分程で良いアタリがあり21cmメスが掛かる。今日は竿をメガトルクにしていた為簡単に引き抜く事が出来た。囮を替えて同様に辺地を泳がせると直ぐに19cmメスが掛かり、次も直ぐに掛ったが18cmのオスで錆びが出始めていたので、囮にするかどうか迷ったが交換して泳がせる。この囮はなぜか勝手に流芯へ泳いで行ったかと思った途端に又20cmメスが掛かる。開始30分程で4匹とほぼ入れ掛かりでメスが多く釣れ、対岸に入った釣人もポツポツと掛っていた為、今日はと期待した途端にアタリがピタリと止まってしまった。その後上下流の流芯脇、辺地と攻めて見るが、途中ケラレは数回あったが掛かる事はなかった。1時間ほどで諦め、最初の辺地を丁寧に泳がせるとやや流芯に近い所で又18cmオスが掛かる。これを囮にするとやはり勝手に流芯へ入り、その途端に盛期の時に劣らない強烈なアタリがあり、流芯から浮いてこない。強引に引き寄せるとこの日最大の22cmオスが口掛かりで上がって来た。これも錆びはあまり無く、囮にすると元気で良く泳ぐが、次第に婚姻色が出てくる。その後アタリは無く、囮を前のメスに代えて辺地を泳がせたり、流芯を引いたりしたが全く反応は何なってしまった。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針アコーダの7.5、8号3本錨、背バリ使用、使用竿:メガトルクV




2009/10/30:大井川



来週から寒くなるとの予報で今日が大井川での竿納めになるかもしれないと考え釣行した。先日と同様に神座で囮を仕入れて、同じ鵜網のトロ瀬に向かった。今日は先行者もなく、何処へ入るか迷ったが、先ずは囮を野鮎に代えるのが先と前回と同様のトロ瀬中程の辺地を泳がせる。今日も幸先良く10分程で小気味良いアタリで18cmオスが掛かった。囮を代えて同じ所を泳がせると又直ぐにアタリがあったがケラレのみで終わり、アタリが遠のいた。やや時間が立って流芯に近い所で今度は17cmメスが掛かり、囮を代えると又ケラレるが、3匹目も直ぐに17cmオスが掛った。1時間程で3匹と今日も好調だが、良型が掛からないので、既に下ってしまったのかもしれないとこの時は思った。その後アタリが全く無くなり、下のトロ場、上の瀬脇と場所を替えるが全く掛らない。囮が弱ったので未だ使っていない養殖囮に代えて最初の辺地を泳がせると直ぐにアタリがあり、17cmオスが掛かる。今日はオスが多く掛かり、囮に使うと直ぐに錆びが出て来て泳ぎが悪くなり囮が続かない。1時を回った事もあり、良型も掛らないので、納竿しようと思い、最後にもう一度瀬脇を泳がせるがアタリが無いので囮を引き上げた途端に良いアタリで下流へ走る。囮缶の位置まで下がり引き抜くと、21cmの幅広メスであった。これを囮にして同じ瀬脇を攻めるが続かなかった。又下流へ戻り流芯の大石周りで直ぐにアタリがあり又も20cmの良型メスである。その後は良型の3連チャンを含めポツポツ掛り、未だ釣れそうな気配があったが、何とかツ抜けも達成出来たので納竿とした。今日は午後に成ってから鮎の活性が上がった様に思った。その原因は前回に比べ朝の水位は下がっていたか、午後に僅かであるが水位が増えたのが原因かもしれない。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針アコーダの7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:メガトルクV




2010/6/1:藁科川解禁



昨年同様に釣友H氏と藁科川の解禁に釣行した。二日ほど前に色々な場所の下見をして、あまり鮎の姿が見えなかった中では比較的鮎が多く見えた小島の橋上の瀬を目指して朝6時に到着したが、既に数名が入っておいた。やむを得ず橋下の深瀬に入り、1時間ほど向う岸辺地を狙うが2人とも全くアタリなし。更に下のカーブの瀬に移動して始めるもやはりアタリは無い。ハミ跡もあったので粘っていると日が差し始めた途端にアタリがあり、反射的に竿を立てると天上糸が痛恨の枝絡み。外しているとバラシてしまう。水温が低く追いが悪そうなので針をチラシに替えて、続けると程なくして又アタリがあり、14、5cmが掛かったが、引き抜きの途中で空中バレ。その後も続けて空中バレ、底バレとバラシが続く。水温が低く追いが悪く、掛りが浅い為と思われた。その後やっと14cmをタモに納め、それを囮にすると結構良いペースで12cmを2匹、10cm(放流)、14cmと続いた。H氏は下の早瀬で結構良い型を掛けるが、痛恨の高切れ、続いて底バレと苦労している。その後2人ともアタリが全くなくなったので、この場所を諦め下流へ移動する事とした。
途中色々見て回ったが、時々竿が曲がるものの、小型が多い様であった。
一気に第二東名下迄下り、早い昼食を取り、12時過ぎから始める。囮に鼻環を通し、瀬脇へ入れた途端に15cmが掛かる。その後入れ掛かりとは成らないものの、辺地を上流へ10m程の間を泳がせたり、引いたりすると30分程で5匹と良いペースで掛かった。しかし型は何れも小さく15cm止まりである。H氏も直ぐ下でポツポツと掛る。周りでは竿はあまり立たず、この場所だけが竿抜けであったのだろうか。その後もペースは落ちたが、ポツポツと掛かり、この場所だけでツ抜けを達成した。最後にガンガン瀬の中で続けて2匹が掛かり、その内一匹は今日最大の17cmであった。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針管付ギアの7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:小太刀、バーサトル




2010/6/2:藁科川



流石に解禁の翌日は混む事は無いと考え、ゆっくりと自宅を出て囮屋に9時前に到着、囮を購入後、鏡岩に入る。先着は1人がやや下流で泳がせていたので、私は鏡岩の前で始めた。すると5分程で鏡岩の直ぐ前のトロ場でアタリがあり、15cmが掛かった。幸先良く釣れたので今日はある程度の数を期待したが、その後1時間ほどあちこちを泳がせるもののさっぱりで期待を裏切られた。先行者にはポツポツと掛っていたので、辛抱して続けていると10cm程のチビ鮎が掛かったのを境に2時間で2匹を何とかタモに納める。しかし12時前に辛抱出来なくなり、福養橋下の瀬尻に移動を決める。長い瀬であるが午前中はあまり釣れなかったのか数人が上流に居るだけであまり期待できそうもなかった。しかし瀬の中の大石は綺麗に磨かれていたので、背バリを付けて瀬に入れると途端に気持ちよいアタリがあり16cmが掛かる。これを囮に30分ほどで15〜17cmと型が揃った7匹の入れ掛かりであった。遅めの昼食を取った後も竿を立てて休ませていた囮を辺地から瀬に向かわせる途中で18cmの良型が掛かり、その後も3匹の入れ掛かり。流石にその後は入れ掛かりは無くなったが、ポツポツと掛った。流石にこの瀬で掛る鮎は型も昨日より一回り大きく、囮に使えない様な小型は2匹のみであった。中でも瀬の中程のガンガンで最後に掛った鮎は19cmと大きく、掛かった途端に下流へ走り、石の間の隙間へ潜り込んで根掛かりをしてしまった。ほぼ諦めて根掛かりを外しに入ると口掛かりで奇跡的に囮とも回収できた。しかしこれを囮にして更に良型を期待したが、ガンガン瀬の深みで根掛かりをしてしまい、外しに入れず高切れで囮を失う。その後仕掛けを張り替えて続けるものの、アタリも遠くなり、気力もなくなり納竿した。
今日は昨日の解禁日より天気もよく、午後に水温が上がって、瀬で良く追ったのではないかと思われた。途中で対岸に入った釣人も泳がせ釣りで一時入れ掛かりであった。やはり瀬での引き釣りのアタリは気持ちよく、鮎友釣りの醍醐味を味あわせてくれる。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針管付ギアの7.5号2本チラシ、瀬背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/6/3:藁科川



今日は雛壇前の瀬を攻めるつもりで行ったが流石に9時過ぎの到着では遅すぎた。どうも解禁の日には結構釣れたとの情報でその後も毎日釣人が入っている。やむを得ず昨日同様に鏡岩のトロ瀬を攻める。今日も始めて直ぐに13cmが掛かり、囮を替えて流芯に向かわせると直ぐに2匹目16cmが掛かったので、今日こそはと期待したがまたも外れ、その後1時間アタリなし。その後大石周りで小型を一匹追加するも期待出来ないので、下流へ移動しながら雛壇前の瀬が空くのを待つ。暫くして瀬の一部が空いたのでよれよれの囮で攻めて小型一匹がやっと掛る。その後アタリが無いので昼食休憩を取り、30分後に再開すると小型ばかりながらポツポツと掛かった。しかし昼を過ぎた頃から風が強くなりキャッチミス、空中バレ、引き舟移しミス等のトラブルがありながらも、雛壇付近の良さそうな場所を攻めて、何とかツ抜けを達成した。全体的に今日は小型が多かったが、やはり強い流れの所では17cm級が数匹混じり、初夏を思わせるようなアタリも味わった。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針管付ギアの7.5号2本チラシ、瀬背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/6/4:西河内川



安倍川本流の状態を見つつ西河内川へ釣行した。安倍川本流は未だ濃い笹濁りの状態で、釣人も少なく、釣れていない様であった。西河内川は小河川で先行者が居ると入れないので囮を持たずに直接西河内川へ向かった。途中所々に釣人が入っているが、匠あたりの道路から川を見ると先行者は無く、石も綺麗に磨かれており鮎は居る事が確認できたので一旦囮を求めて西河内川出会い迄下った。再び匠へ戻り支度を済ませ川へ下りたのは10時を回っていた。囮を付けて、カーブの深みの落ち込みへ泳がせる事数回で直ぐに良いアタリがあり、腹掛かりながら17cmと思っていたより良い型であった。囮が変わったので深瀬を泳がせるが掛からず、流速がある大石前へ入れると又も直ぐに14cm。何とか囮になるサイズであったので、最も期待していた大石下の深瀬を泳がせるが全くアタリなく、下流へ下る。今年は小河川用にと短竿を新調したが、ここから下流は両岸の木が覆いかぶさっており天上糸の枝絡みに注意が必要である。この後は良いポイントと思われる瀬や深瀬を丹念に攻めて、1ケ所で入れ掛かりとまではいかないが順調に掛かり、2時間でツ抜けを達成した。型も15〜17cmであり、囮にならない鮎は一匹だけであった。今日は20匹は固いと油断した途端に天上糸が枝絡み、囮と掛かり鮎とも空中ブランコ、外すのに手間取り2匹ともグロッキー。囮を替えて再挑戦するも、根掛かりが多発してポイントを荒らすといった悪循環に陥り、全くアタリが遠のいてしまった。この頃から快晴であった天気も曇りがちとなり日が当らなくなって野鮎の追いが悪くなったと思われるが、自分の失敗を悔やんだ。昼前に下流に釣人が入り、釣下る事が出来なくなったので、昼食後も深瀬を攻めたが15cmを一匹追加出来たのみ。1時間程で下流の釣人が居なくなったので再び釣下ったが、釣り切られたのかアタリは遠く、小型を一匹と囮に成らない10cm級を3匹の追加に終わった。しかも油断をした途端に又も天上糸が枝に絡み、切る破目になり、納竿とした。
西河内川では至る所で辺地に小鮎が見られ、鮎の魚影はかなり濃いと思われた。このまま順調に生育すれば、良い釣が出来ると期待された。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針一角6.5号3本錨、使用竿:小太刀




2010/6/7:藁科川



大井川が未だ回復していないので釣行する場所が無く、今日も藁科川の同じ場所へ入った。先ずは鏡岩のトロ瀬で何時ものように天然囮を数本取った後に、先日調子が良かった福養橋下の瀬へ移動する予定である。
何時もの鏡岩のトロ瀬で始めると、今日も直ぐにアタリがあり、13cmと小型ながら釣れ、囮を替えると今度は16cm、次は14cmと3匹続いた。今日こそは3度目の正直で数を期待したが、2度ある事は3度あるで終わり、今日は4匹目が中々掛からなかった。その内に根掛かりかと思って竿を煽ると何か重い、小石かと思って寄せると、20cm程のアユガケが掛かっていた。しかも背バリが口の中に掛かっていたので囮を飲み込んでいたと思われ、囮が瀕死の状態になってしまった。囮を替えて続けるもアタリは無く、昼前に上の瀬へ移動。前回好調であったガンガン瀬ではアタリ無く、平瀬で小型が2匹掛かる。1時間程粘るも釣れそうもなく諦めて、下るついでに瀬の一番下の落ち込みへ囮を入れると直ぐにアタリ、小型ながら追いは良い。囮を替えて他の落ち込みでも同じ様に直ぐ掛る。入れ掛かりとまでは行かないが、5匹程続いた。攻める場所もなくなったので、雛壇前の瀬へ向かうが、空いていないので、その上のチャラ瀬で泳がせて空くのを待つ。ここで釣れた小型を囮に雛壇前の瀬に移動するが、中々追いがなく時間ばかり経っていく。やや大石の裏側へ入れると小型が掛かるが、引き抜き途中で空中バレ。これで終わったと思いつつ同じ場所へ囮を入れると又小型ながら直ぐに掛かる。囮が変わった途端に入れ掛かりで5匹程掛かる。しかし小型が多く風も強くなったので満足して納竿とした。
今日はどの場所でも小型が多く、やはり土日で多くの釣人が入り場荒れしたと思われ、暫くは他の場所を探す必要がある。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀




2010/6/11:藁科川



昨日振草川で良型の入れ掛かりを経験してしまったので、藁科の鮎では物足りなく感じて釣行をするかどうか迷ったが、結局何時もの時間に家を出た。下流から川を見ても釣人の姿は少なく、何時も竿が出ている雛壇前の瀬にも誰もいない。早速支度をして川へ下りたのが10時前であったが、囮を付けて何か水中が見にくいと思ったら偏光グラスを付けるのを忘れていた。車に戻り偏光グラスを付けて川へ戻り川の中を良く見ると辺地に青ノロが大分増えて来ていた。今日は流芯を攻めるしかないかと思いつつ、囮を雛壇前の流芯へ送ろうと竿を立てると、のろのろと泳ぎ出した囮が流芯手前の石近くを通った途端に追いがあった。14cm級と小振りであったが、囮を替えて流芯を中心に回りを泳がせるがアタリなし。右岸側へ渡り、上の瀬を攻めるがやはりアタリなし。更に上の大石周りを泳がせると本日2匹目が掛かり、今度はやっと16cmであった。その後ここでポツポツと3匹掛かるが、根掛かりを外そうと竿を煽ると何も抵抗が無い。水中糸が切れたかと思って調べると、何と天上糸の繋ぎ目のリリアンからの水中糸のスッポ抜け。朝仕掛けをセットする時ちょっと手直しをした時の繋ぎ方が緩かった様だ。慌てて根掛かりした流れに入り水中糸を探すが見つからず、ポイントを荒らす結果になってしまった。気を取り直して仕掛けを貼り直し、先ほど攻めた瀬を再び攻めると今度はポツポツと小型が掛かる。午前中は8匹に終わり今日はツ抜けが出来るか不安になる。午後は鏡岩へ移動して見るがトロ瀬はやはり青ノロが酷くなってきていた。鮎の姿は見えたので、青ノロが無い石周りを泳がせると何とか小型が掛かる。しかし2匹目を空中バラシした後は続かず、再び下流へ戻る。下りながら途中のチャラ瀬でを泳がせて何とか3匹をゲット。風もやや強くなり寒くなった事もあり2時で納竿した。
使用仕掛:水中糸フロロカーボン0.2号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀




2010/6/15:藁科川



昨日、大井川の下見に行ったところ、川口発電所より上部は水は澄んでおり友釣りは出来る状況になっているが、垢は未だ薄く多くは望めそうもなかった。しかし今まで水があった場所全体に大きな石から砂利石に至るまで小さな岡ハミがびっしりと見られ、鮎の多さを実感できた。いずれ条件が整えば良い釣りが出来るのではないかと思われた。
今日は午後から雨の予報であったので、午前中の予定で藁科川へ釣行した。何時もの囮屋で囮を一匹だけ購入して、福養橋上流の釜戸へ向かった。川の状態も青ノロも殆ど無く良さそうであり、最近では先行者がやや多かった。中程の瀬頭に入り、一匹の囮を大事に辺地を泳がせるが、全くアタリは無かった。10分程で我慢できず、流芯脇のやや強い流れに入れるとコツンとアタリがあり10cm程の小型が一応背掛かりで釣れる。囮にはやや小さかったが、何とか囮にするもやはり流芯には入らないので瀬脇を泳がせるが、無理そうであった。諦めようと最後に流芯の大石周りへ無理やり沈めると、一発で良いアタリがあり19cmが口掛かりで釣れた。しかし何時ものようにこの後が続かず、この囮なら上流の急深瀬も楽に潜ると思われたので、良さそうなポイントを全て探るが全くアタリなし。昼になり下の瀬が空いたので、囮を最初の小型に替えると共に針をチラシに替えると、針が合ったのか、たまたま地合いに当ったのかは分らないが、瀬の中段泡立ちの中で15cm級が5連チャンで掛かる。その後も段々瀬でポツポツと掛かり何とかツ抜けを達成した。最後に又元の場所に戻り、瀬頭を泳がせると16cm級が2匹掛かった所で、雨がポツポツと落ち始めたので納竿とした。
使用仕掛:水中糸フロロカーボン0.2号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針一角6.5号3本錨&管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:小太刀




2010/6/18:藁科川



今日は午後から相当量の雨が予想されており、又暫く友釣りが出来なくなるので、未だ水量が多いと思われたが、午前中の予定で釣行した。
9時前に到着したが先行者は下流の瀬に5名程のみ、雛壇付近には居なかったので早々に支度をして川へ下りる。未だ水が高く右岸へ渡るには躊躇されたので、雛壇側から竿を出す。辺地の石は綺麗に磨かれていたので一時間半ほど辺地から流芯を隈なく攻めるが全くアタリは無く、今期初のボウズが頭をよぎる。そこで一旦竿をたたみ、土手を通って鏡岩へ移動した。こちらも辺地は綺麗に磨かれており、流芯付近の青ノロも少なくなっていた。前回の釣行では浅くて釣に成らなかった石周りが適度な流れになっており、しかも黒く磨かれていたので、ヘロヘロに弱った囮であったが、その下流に入れてから石まで引き上げると一発で追いがあり、口掛かりながら17cmが掛かった。囮を野鮎に替えて、直ぐ下の石を泳がせると又入れ掛かりで16cmが背掛かりで上がる。しかしその後が続かず、深瀬や流芯を攻めるがアタリは無い。そこで水量が増えて押しが強くなっている鏡岩の前の深トロへ泳がせるとやっと15cm程が掛かる。この元気な囮を大石の前に止めているとすごいアタリで下流へ走ったので、今期初の20cm級かと思ったが、18cmの尾掛かりであった。この囮で13cmと17cmをこのトロ場で掛けた処で、予報通り雨が降り出したので12時に納竿とした。
使用仕掛:水中糸フロロカーボン0.2号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:小太刀




2010/6/25:興津川



今朝のW杯サッカーを徹夜で見てしまい、眠くて如何しようか迷ったが、又暫く雨が続くとの事であったので水が澄んでいるとの情報があった興津川へ釣行した。最初和田島へ10時過ぎに到着し、暫く先行者数名の状況を確認するが、誰の竿も立たない。垢も薄い様で鮎の姿もあまり見えなかったので下流へ戻る。但沼の囮屋で日鑑札と囮を購入して、駐車をお願いし、直ぐ裏の川へ下りる。
先行者数名がポツポツと竿を曲げていたので、下のガンガン瀬に入り、流芯脇を10分程泳がせるがアタリが無い。そこで大石の裏へ囮を入れると直ぐにアタリがあったが、大型のヨシノボリであった。気を取り直して同じ所を攻めると今度は確実に鮎のアタリであり、流れが早いので慎重に抜こうとした途端にスッポ抜け。今日は最悪の出だしであった。それでもガンガン瀬を避けてやや緩やかな深瀬を攻めると良いアタリで囮ごろの18cmが掛かる。囮が変わると1ケ所では続かないが、同じ様な場所を攻めるとポツリポツリと3匹掛かった。その後が続かないのでやや下流へ移動すると、やはりポツリポツリと掛かるが数は出ない。今日は比較的流れが早い瀬を釣っていた割にはアタリが弱く、ガツンといったアタリは無く、じわっと重くなったと思うと下流へ走るアタリが多かった。垢が未だ乗っていないので追いが悪いのかやや物足りなかった。それでも7匹が掛かりこのまま続ければ何とかツ抜け出来るかと思い、逆さ針を直そうと水中糸を摘まんだ途端にプツリと切れ、囮は水中へ消えた。古い仕掛けを使っていたので止むを得ないが気力も失せて早上がりとした。
使用仕掛:水中糸フロロカーボン0.2号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/6/29:西河内川



今日の天気予報は悪く、釣行予定はなかったが、10時を回っても空は明るく、その気配はない。それどころか昨日と同じ様に日が照り出した。急遽釣行しようと家を出るが、安倍川支流の西河内川か大井川支流の伊久美川か迷った挙句、西河内川へ決定した。途中川島で囮を購入して、何時もの内匠に11時過ぎに到着して川を見るが、何時も綺麗に磨かれている筈の大石周りが磨かれていない。又水がやや高く中洲へ渡るのに苦労しそうな事もありパスして、上流部の腰越を見に行った。先行者は数名が所々に入っていたが、余り条件が良さそうではなく、掛かっている様子はなかった。そこで再び下流へ戻り、平瀬の吊橋へ12時に入った。
先ず最初に吊橋上のガンガン瀬の中段へ囮を入れると一発で追いがあり、15cm程の野鮎が掛かり、もしやと期待したが、全くアタリは無かった。徐々に上流部の瀬を釣り上がるが、ケラレが数回あったのみで掛からなかった。諦めかけて大石の前で止めていると、良いアタリがあり、強い流れを下流へ走られたが、5m程下り何とか引き抜いてタモに納めた。思ったほど大きくなく18cmであった。これを囮に強瀬を泳がせると小型ながらポツポツと2匹続いたので地合い到来かと思いきや、後は続かなかった。その後、吊橋まで釣下がり、更に吊橋下の瀬も攻めるが全く掛からなかった。
全体的に石は綺麗に磨かれており、鮎は居ると思われるが、やや水が高く鮎が落ち着いていないのではと思われた。
使用仕掛:水中糸フロロカーボン0.2号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀




2010/7/1:藁科川



約2週間ぶりの藁科川釣行である。今回も前回同様に殆ど濁りはないものの、水はやや高かった。何時もの鏡岩へ10時前に到着、先行者は下流部に数名のみであり、あまり竿が立つ様子は無い。辺地の石は結構綺麗に磨かれているが、流れの中はあまり磨かれていない。何時も追いがある石を中心に30分程攻めるが全くアタリが無く諦めて、福養橋下の瀬尻へ移動する。水が高く囮が入れにくい中、思い切って白泡が切れるあたりに入れると、アタリが無いのに竿が下流へ引っ張られる。囮がエビになったかと思い竿を立てると15cm程の小振りであるが背掛かりで掛かっていた。瀬で使うにはやや小さかったが、囮を交換し同じ様な場所を1時間程攻めるが一度アタリがあっただけであった。再び下流の雛壇へ移動を決めて、念の為に鏡岩の前のトロ瀬を一寸攻めてみた。鏡岩前の大石の上で囮を止めていると良いアタリで下の深みへ引っ張られる。慎重に引き抜くと幅広の18cmであり、これを囮にして泳がせで攻めるとポツポツと17〜18cmの良型が3匹続いた。その後は近くの大石周りを執拗に攻めて、やっとツ抜けが期待出来る9匹になったが、その後鏡岩前の深瀬で根掛かり、水が高く外しに入れず、痛恨の仕掛け切れ。気を取り直して、仕掛けを張り直して再開するも、又もその下流の大石前で根掛かり、同様に仕掛け切れで囮を失う。この2度の根掛かりで一気にテンション下がり、やる気を無くし、納竿とした。
使用仕掛:水中糸フロロカーボン0.2号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/7/2:藁科川



水量が少しでも減れば昨日より追いが良くなるのではと期待して釣行した。9時過ぎに鏡岩前に入るが、先行者は下流部に2名が始めたばかりである。昨日より流れの中の石が少しは綺麗に磨かれている様である。始めはやはり磨かれている辺地の泳がせから始めるがアタリは無い。徐々に流れの中へ囮を誘導していくと始めて15分程で大石の横でアタリがあり、16cmの囮ごろが掛かる。囮を替えて始めの辺地を泳がせると一発で追いがあり、同じ型が釣れる。改めて野鮎の囮の威力を実感した。その後30分程で2匹を追加し、順調に行けば今日こそはツ抜けは出来ると期待した。しかしあちこちを泳がせたり、大石周りを攻めるもパッタリとアタリが無くなってしまった。1時間以上後にやっと5匹目が掛かったと思って慎重に引き抜いたところ、囮鮎はタモに入ったが、掛かり鮎はタモ枠に当り痛恨のキャッチミス。循環は更に悪くなり、囮を交換したりしてもアタリは無かった。この場所を諦めて、上流の瀬尻に移動して、昨日と同じ所を攻めるがアタリは無い。逆さ針を打ち直して、手前のガンガンを横切らせて流れの向う側へ入れ様と思っていると、ガンガンに入った途端に追いがあり、やっと囮が変わる。小振りであったが元気よく泳ぎ、落ち込みを攻めると今日1番の17cmが掛かったが、後は続かなかった。1時過ぎになり雨がぽつぽつ降り出したので竿を畳み、雛壇に止めた車へ戻ると直ぐ前の石がかなり綺麗に磨かれており、もしやと思い竿を再び伸ばして始めるも全くアタリは無かった。30分程で今度は本格的に雨が落ちて来たので納竿とた。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/7/8:藁科川



10時前に奈良間に到着したが、何時もの雛壇、鏡岩前ともに既に先行者があり諦める。福養橋下の瀬にも数人が入っていたので、釜戸へ向かうと、こちらには先行者は無かった。昨日の雨で再び水位が高くなっており、かなりガンガン瀬になっており、養殖囮でも入りそうな瀬尻で始める。やはり此処も辺地が綺麗に磨かれていたので、辺地、石裏の弛みから始めるも、直ぐに我慢できなくなり、流れの中へ囮を誘導する。5分程で大石の前の平瀬へ入れると、直ぐにアタリがあり17cmの囮ごろが背掛かりで釣れる。囮が野鮎に代わったので、入れ掛かりを期待をしつつ、周りを攻めるが全くアタリなし。この頃になると釣人が続々と増えて、5人程が上下流に入っており、移動したくても叶わない。やむを得ず同じ場所を攻め、1時間以上経った頃に大石の裏側で10cm程のチビ鮎が掛かる。囮には小さいと思いいつつも囮を替えて、石裏の弛みへ入れると一発で13cmが掛かる。これも小型であるが十分囮になるので、チビ鮎を放流して交換する。この頃になると上流に入った釣人が移動したので、やや流れが強く囮が入れ難いが移動する。始めはポツポツと小型が掛かったが、11時半を回った頃から急に追いが良くなり、しかも型が良くなり、15〜17cmが主体となった。1時間ほどで5匹程を追加した所で痛恨の根掛かり。高水で外す事が出来ずに仕掛けを切ったところで遅い昼食とした。昼食後に仕掛けを張り直し、ガンガン瀬の中の囮が入りそうなヨレを選んで囮を入れると小気味良いアタリで中型がポツポツ掛かる。型は中型だが何せ流れがガンガンであるのでなかなか抜けずに下流へ下って抜く事が多く、やや疲れた。3時を回った頃に再び根掛かりで仕掛けを切ったのを限に納竿とした。今日は午前中はあまり追いが無かったが、昼前からガンガン瀬で追いが良くなり、放流したチビ鮎、根掛かり放流を含めると16匹程釣れ、最近では一番楽しめた。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.3号)、後半フロロ0.2号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ、後半一角3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/7/20:藁科川



9時半頃に奈良間に到着。雛壇、鏡岩前共先行者は無し。早々に囮を購入して、雛壇に車を止めて準備をする。どちらに入川しようか迷ったが、やはり高水で雛壇前を渡るのに躊躇して鏡岩前のトロ瀬に向かう。流芯は押しが強かったので、辺地を泳がせると直ぐにあたりが無いまま囮が下へ引っ張られる。上げてみると10cmにも満たないチビ鮎、当然囮にはならない。30分程で大石裏で今度は微かなアタリがあり、今度は11cm程のチビ鮎であったが、囮を休ませる為にも囮として交換。しかし直ぐに根掛かりで仕掛けを切る羽目に。仕掛けを張り直し、弱った養殖鮎を付けて鏡岩前の大石上で止めていると良いアタリがあり、18cmながら体高のある鮎が掛かる。囮が野鮎に代わると直ぐに少し奥で同型が掛かる。しかし後が続かず、再びトロ瀬を泳がせると養殖囮では反応が無かったポイントで16cmが掛かる。続くかと期待して彼方此方を泳がせるが全く釣れなかった。それどころか再び根掛かりで囮を失う。これを期にこの場所を諦め、橋下の瀬尻へ移動する。囮が入りそうなポイントを色々攻めると、それでも囮になる大きさが2匹掛かった。高水で囮が入らないのと途中チビ鮎が2匹程掛かって邪魔をして囮継が出来ないので再び鏡岩前へ戻る。再びトロ瀬を泳がせると忘れた頃にポツンポツンと2匹掛かったが、三度根掛かりで囮を失う。余りにも根掛かりが多く気力も失せて納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号(付け糸0.3号)、後半フロロ0.2号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ、後半一角3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/7/21:西河内川



藁科川に状況の変化が見られないので、今日は西河内川へ様子を見に行った。囮を持たずに川を見ながら上って行くと、何時も入川する内匠には先行者がいなかった。辺地には青ノロが付いているが、そこそこ石は磨かれているので少しは釣れると判断して、囮を買いに再び川下へ下った。囮屋さんで聞くと先の三連休は未だ水が高かったので余り釣人は入っていないのではとの事で期待した。10時を少し回った頃から何時もの落ち込みで野鮎に替えようかとしたが反応は無く、直ぐ下の大石前の深みで泳がせると15cm程が掛かり一安心。囮を替えて再び落ち込みを狙うと今度は一発で17cmが掛るが、後が続かず大石前に再び囮を入れると強烈なアタリで下の落ち込み迄走った。慎重に抜くと19cm級の良型であった。しかしやはり後が続かず、下の瀬に移動。前回とは少し石の配置が変わっており、かなりの水が出た事が推察された。それでも良い瀬になっており期待されたが全くアタリなし、それどころか根掛かりして高切れで良型囮を失う。仕掛けを張り直して続けるがやはりアタリなし、昨日あたりに既に抜かれたかもと思い始める。そこで流芯を避けて辺地狙いに替えるとチビ鮎混じりでポツポツと掛かり始めるが、小型中心である。その下のトロ瀬でも流芯には鮎が群れて垢を食んでいるが、掛からない。向う岸や手前の辺地を泳がせると偶に掛かる程度であった。その下の瀬も同様であり、仕掛けを枝に掛けて切れたのと下流に釣人が入っているのが確認できたので納竿とした。
使用仕掛:水中糸フロロカーボン0.2号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀




2010/7/22:藁科川



少しは水が減ったのではと思い藁科川へ釣行した。何時もの時間より少し遅かったが、奈良間に到着すると今日は釣人が多い。考える事は皆同じかもしれない。雛壇前、鏡岩前、橋下の瀬にも既に先行者が入っていたので、釜戸を見ると瀬尻に1名だけであったので、瀬の中頃に入った。未だ平水寄りは若干高いが、前回よりも大分水は低いので養殖囮でも入れ易い。しかしなかなかアタリは出ず、10分程でやっとアタリがあって16cmが掛かるが、腹掛かりで即死。次も直ぐに掛ったが今度は10cmにも成らないチビ鮎で囮は弱り、今日も苦労しそうな予感がする。それでも又10分程で次が掛かると入れ掛かりは無いが、忘れた頃にポツリポツリと掛かった。途中チビ鮎の4連チャンがあり困ったが、最後のチビ鮎を囮に使い、絞り込みへ無理やり入れると一発で19cmの良型が掛かる。それを囮にすると又良型が掛かり、少し焦って引き抜くとキャッチミスで掛かり鮎がタモ枠に当り浅瀬にポトリと落ちてしまう。慌ててタモを入れるが掬えなかったばかりか、急に竿を煽って引っ張られたせいか、水中糸が切れて放流する羽目に。気を取り直して仕掛けを張り替えて続けると大石前やガンガン瀬で良型混じりでポツポツ掛かる。その後瀬の中段の泡の中を攻めると小型が3匹掛かるが、最後に又根掛かりで仕掛けを切り、納竿とした。
今日は未だ少し高水であったが、良型も混じるようになり、久し振りのツ抜けも出来た。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.3号)、後半フロロ0.25号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/8/4:西河内川



先週の集中豪雨や雷雨で増水し、静岡県の川は何処も高水で釣行出来ない。それでも西河内川であればそろそろ水が減って来ただろうと釣行した。しかし玉川地区へ入っても水はかなり多いので、囮屋で聞くと夜ににわか雨があったようだ。何時もの内匠へ11時前に到着すると車が一台止まっており、先行者が居る様だ。しかし姿が見えず確認の為に下流部を覗くがやはり姿が見えない。それでも入川を諦めて上流部へ向かうと直ぐ上流に釣人が1人確認出来たので、引き返して入川する。かなりの高水で、何時もの囮替えの場所には養殖囮は入らないので、大石裏の淵の開きを泳がせていると13cm程の小型が掛かり、やむを得ず囮替えをして同じ所を泳がせていると今度は良いアタリで19cmが掛かる。しかし後が続かず、少し下流部へ移動。何時もであればチョロチョロの瀬であるが、今日は良い瀬になっていたので囮を引くと17cmが掛かり、下流部の瀬に期待が出てきた。しかし如何せん水が高すぎて今までの良いポイントには囮が入れられない。チビ鮎が一匹釣れただけで苦戦していると時々パラパラと振っていた雨が俄かに本降りになって来た。直ぐ止むとも思われたが釣れる気配もなかったので、納竿とした。
使用仕掛:水中糸フロロ0.25号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:小太刀




2010/8/5:藁科川



今日は藁科川が随分と澄み始めたとの情報で釣行した。何時もの鏡岩近辺を見ると底石が殆ど磨かれておらず、釜戸もまだ水か高い。何時もの奈良間の囮屋で取り敢えず囮を仕入れて、入れそうな上流部を目指すが、やはり未だ水が高くあまり釣人が入っていない。小島の橋上の瀬は広くなっており、あまり水深を感じない。川底の石も所々が磨かれて黒くなっているので入川を決めて10時過ぎに川へ下りる。先行者2名が瀬の下流部に居たので上流部に入る。黒く磨かれている流芯脇の石を重点的に攻めるが、中々アタリが無い。15分が過ぎた頃流芯脇を囮を引き上げると微かなアタリがあり、下流へ走ったので、竿を溜めて引き抜こうとした途端に身切れでバラシである。最初の一匹目からバラシではこの先が思いやられた。悪い事は2度続き、次に深瀬を泳がせていると根掛かりかなと思い、竿を煽ると浮いてくるが小石が掛かっているのか異様に重い。あゆがけが囮鮎の頭を咥えて浮いてきて、水面で逃げて行った。お陰で囮はヘロヘロで泳がなくなってしまった。仕方がなく、その上のトロ瀬へ入れて様子を見ていると良いアタリで野鮎が掛かる。まぐれの18cmの良型に囮が変わったので深瀬を泳がせると又同型が釣れるが、後が続かない。余り釣れない為か程なくして下流部の釣人が上がってしまったので、下流部の瀬を釣下がる。彼方此方の流れの筋に囮を引くと忘れた頃にポツポツと13〜16cmが4匹掛かるが、良型は出ない。最後に最初の深瀬に戻って、最初の野鮎を囮にして泳がせると30分程でバタバタと良型4匹を掛かった。しかしその他の石が綺麗に磨かれている所では全く反応は無く、納竿とした。
使用仕掛:水中糸フロロ0.25号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/8/10:藁科川



昨日の夜の雨により県内の河川は又増水しただろうと思いながら、余りにも天気が良くなったので念のためにサイポスで雨量と水位をチェックしてすると、予想に反して安倍川、藁科川の水位は上がっていない。急遽釣行を決めて、藁科が濁っていたら又西河内川へ向かう事とする。10時前に奈良間に到着すると殆ど濁りが無く、既に先行者がかなり川へ入っていた。鏡岩のトロ瀬には1人先行者が下流側に入っていたので鏡岩の周りを泳がせから始めるが、全く追いが無い。30分程泳がせていると先行者が全く掛からなかったとの事で移動してしまったので、その後を何時も追いがある石周りを丁寧に攻めるが反応は無い。結局1時間程で根掛かり、高切れで囮を失ったのを境に此処を諦めて橋下の瀬へ移動を決める。仕掛けを張り替え、2匹目の囮を付けて瀬尻を攻めるがやはり反応は無い。それでも15分程で彼方此方を攻めるとアタリがあり、慎重に抜きあげると何と大型のヨシノボリでがっかり。その次は確かに鮎が掛かっていたが、抜きあげ途中でバレてしまう。これで囮は完全に弱り、今日のボウズが頭をよぎる。最後に一発勝負で中段の深瀬に囮を入れて少し上流へ引き上げると待望のアタリがあり、下流のガンガンへ走られたが何とか引き抜き17cmの囮ごろをタモに納める。これを囮にすると入れ掛かりとはいかないまでも同じ深瀬を攻めるとポツポツと同型が掛かり始めた。この頃から雨がパラツキ始めたが、ガンガン瀬の深みを攻めると掛かるのでなかなか竿を畳むタイミングが掴めず、釣り続けると何とか小型を含めてツ抜けを達成出来た。それでも降ったり止んだりしていた雨も1時半を回った頃に急に黒い雲が広がり、ゴロゴロと雷鳴が聞こえ始めた。急いで竿を畳み、車へ戻った途端に土砂降りになり、何とか濡れ鼠になるのを免れた。
使用仕掛:水中糸フロロ0.25号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/8/16:藁科川



お盆休みが終わりそろそろ空いているかと思い何時ものように遅く家を出て、9時過ぎに奈良間へ到着すると、川には既に多くの釣人が、考える事は同じらしい。何時もの囮屋で囮を買おうとすると、今度は囮切れ。予想外に釣人が多く、今囮を仕入れに行っているとの事で、暫く囮が到着するのを待って川へ下りる。そろそろ雛壇、鏡岩あたりで竿を出したいと思っていたが、先行者が多く諦める。福養橋下の瀬の左岸側の中程に何とか入る事が出来たが、何時もより10m程上で今年はアタリが少ない場所である。やむを得ず始めるが案の定アタリは無い。しかし始めて10分程すると、下の先行者が釣れなかったのか釣り切ったのか分からないが移動してしまったので、何時もの場所へ下がる。多分囮が入り易い辺地は攻められているだろうと推定して、ガンガン瀬へ囮を入れる。すると一発で大石の横で良いアタリがあり、腹掛かりながら囮頃の17cmが上がる。何とか泳ぎそうであったので囮交換して同じ大石周りを攻めると直ぐにアタリでやや小ぶりの16cmが背掛かりで釣れる。次もそれ程時間が掛からずに釣れて、ガンガン瀬狙いは的中したと喜んだのも束の間でやや時間がかかった4匹目は身切れでバラしてしまう。良かった循環も一気に崩れその後1時間程はアタリが全くなかった。そしてやっと流芯の向う側で掛ったが、下流に釣人が入って下る事が出来なかったので流芯から無理やり浮かせようとすると痛恨の高切れ、今期初めての親子ドンブリである。それ程大型では無かったのにおかしいと思い調べてみると、途中で張り替えた複合糸の編み込みの天上糸側でプツリと切れている。どうも編み込み部分に付けた瞬間接着剤の付け過ぎで折れた様な感じである。その後はガンガンよりも少し浅い瀬で止めていると小型ながらポツポツと掛かる様になり、何とかツ抜けが出来た。3時頃になるとアタリも遠くなったので下流へ移動を決めて鏡岩へ行くと、何時もお会いする釣人Y氏がこれから始めると言うので野鮎を5匹進呈して、私は更に下流へ移動。雛壇上流の大石前を攻めるが全く駄目で、その下の平瀬を泳がせるとやっと掛かった。それを囮に岸よりの瀬を攻めると4連チャンの入れ掛かり、更に最後にと下のガンガンを攻めるがアタリは遠かった。だんだん下へ下って行くと突然強烈なアタリがあり、流芯へ潜って下流へ引っ張られる。中々浮いてこず20m程下って何とか竿を立てて辺地へ寄せて引き抜こうとすると再び流芯へ潜られて敢え無く高切れ、又も親子ドンブリである。今度は相当良い型であったが残念であった。しかも前と同じ編み込み部分が切れていたので、今後の仕掛け作りには注意が必要である。
使用仕掛:水中糸フロロ0.25号&新素材0.07号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ&一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/8/17:藁科川



ほぼ同じ9時過ぎに奈良間に到着したが流石に今日は釣行者は未だ少なく、何処でも入川可能である。先ずは鏡岩へ入り午後雛壇まで釣下る事とした。鏡岩の周りの石は昨日より綺麗に磨かれていて、何処でも掛かりそうであったが、何処を泳がせても全く野鮎の追いは無かった。そればかりか30分程で深みの中で痛恨の根掛かりで、外しに入る事が出来ず仕掛けを切る。仕掛けを張り直すと共に気持ちも新たに泳がせを再開するも、やはりアタリは遠い。それでも30分程でトロ瀬の絞り込みで待望のアタリがあり、慎重に引き抜くと17cmが腹掛かりで釣れる。囮が変わった途端に今までが嘘のようにポツポツ小型混じりで掛かり始め、改めて野鮎の威力を感じさせられた。結局昼までに何とか8匹が此処で掛ったが、明らかに昨日より追いが悪く、周りの釣人の竿もあまり立たない。昼食を境に雛壇へ移動したが、その頃には釣人も減っており、やはり余り釣れていない様である。昨日の瀬を攻めるが、直ぐには追いが無かった。しかし粘っているとやっと16cmが掛かり、囮が変わると次も直ぐに掛かる。瀬のガンガンを攻めると良いアタリがあったので引き抜くと魚の色が馬鹿に黒っぽい。良く見ると昨年の9/15に釣れた物と同じ魚であった。今回は写真を取り、ネットで調べてみるとカマツカと言う魚でそれ程珍しい魚では無い様だ。その後は右岸側の流れで2匹を追加したところで又根掛かりで仕掛けを切った所で納竿とした。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.3号)、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/8/18:藁科川



今日も何時もの奈良間への釣行であったが、予想外にも先行者が多い。囮を買いつつ話を聞くと、昨日に瀬で良型が結構掛かったとの事で釣人が多いとの事である。雛壇へ向かうと釣人Y氏が既に竿を出されており、既に3匹掛かり、一匹は良型との事であったので一緒に竿を出す事とした。雛壇上流の大石周りを攻めて元気な野鮎を調達してから瀬を攻めるつもりであったが、既に先行者が攻めた後であり、アタリは遠い。それでも丁寧に泳がせると15分程で最初の野鮎が掛かる。慎重に引き抜くと17cmと囮頃であったので、囮を替えて更に泳がせ様と思い、囮を送り出すと足もとから数mの石周りで追いがあり、2匹目が掛かったが15cmとやや小ぶりであった。しかしこれは瀬よりも良いのではと思い、そのまま続けるが後は続かず30分程で諦め、直ぐ下の左岸の瀬、ガンガン瀬へ移動する。ガンガン瀬の中程の先行者にはポツポツ良型が掛かっていたので、そのまま粘っていると右岸側辺地で小型が掛かる。囮が小型であったので流芯へ入るかどうか心配したが、交換して瀬へ入れると、流芯の石裏を横切ったかと思った瞬間にガツンと良いアタリで下流へ走る。脇へ寄せて引き抜くと19cmと良型であった。早速これを囮にして流芯を攻めると3連チャンで良型が掛かる。その後アタリが遠のいたのでY氏が昼休み迄攻めていた瀬尻で泳がせたが、小型2匹で終わる。再び先ほどのガンガン瀬へ戻り攻めるが3匹程追加してツ抜けも達成した事と、夕方から用事がある為2時で納竿とした。この時点でY氏は途中の5連チャン等もあり楽にツ抜け、後で聞くと上流で夕立があって増水し始めた夕方にも入れ掛かりがあり、最終的には20匹程釣ったとの事であった。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.4号)、ハリス1.2号、針一角7号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/8/20:藁科川



前々日の上流部の雷雨で増水、濁りが出て、昨日の朝は未だ強い柳色濁りと泥かぶりであった。釣人Y氏と上流部を見に行ったが、同じ様な濁りで私は釣を諦めた。そんな中Y氏は昼から竿を出し何とか3匹掛けたとメールが入っていた。
今日は何時もより早く雛壇へ到着すると、Y氏が既に竿を出されており3匹掛けたとの事で早々に支度をして川へ下りる。今日も未だ少し濁りが残っており、泥が被っている石が多いが、それでも昨日と比べればハミ跡が段々多くなってきている。野鮎を一匹借りて雛壇下のガンガン瀬の瀬頭から始める。やや黒い沈み石の横に囮を引き上げると1分もしない内に良いアタリがあり背掛かりで16cmが釣れた。直ぐに借りた鮎をお返しして囮を交換し、始めると同じ石の上流部で又直ぐに同型が掛る。次はその石の下の絞り込みへ入れると17cmが入れ掛かりである。しかし楽しめたのは此処までで、その後アタリは遠のき1時間ほど掛かって4匹目が釣れたが、直ぐにガンガン瀬で根掛かり囮を失う。その後も釣人が増えポイント移動も出来ず、雛壇上下の瀬を行ったり来たりで昼過ぎまでに4匹を何とか追加したが、良型は掛からなかった。3時まで粘ったが、追いは無く納竿とした。Y氏は20cmを超える良型一本を含めて同じ位の釣果であった。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.4号)、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/8/30:藁科川



10日ぶりの藁科川釣行であったが、川の状態が随分と変化していた。前回は殆ど見られなかった青苔が至る所の石に付き始めた事と垢腐れがかなり進んで綺麗に磨かれた石が少なくなっている。Y氏から囮は昨日釣った物があるからとのメールに気がつかず、何時もの囮屋で購入して雛壇へ向かう。10時前であるのに見える範囲ではY氏を含め3人程であり、状況の悪さを物語っていた。今日は何処でも好きなポイントへ入る事が出来たので、取り敢えず雛壇下の瀬へ入る事とした。何時もであればガンガン瀬であるが、水が減っている為普通の瀬になっており、養殖囮でも何処へでも入れられる。囮を瀬の中で泳がせていると予想に反して5分程でアタリがあり、16cmが背掛かりで釣れる。囮を替えて少し上を泳がせると14cmと小型ながら入れ掛かりであった。しかしその後はぱったりとアタリは止まり、3匹目は1時間近くかかった。その後も忘れた頃に瀬尻と瀬の開きの深瀬で掛かったが、連続バラシで囮は弱ってしまう。囮を交換して深瀬で泳がせてやっと4匹目が掛かるが、やはり続かない。前の瀬に戻ったり、雛壇前の大石周りで泳がせてポツポツ掛けるが、やはり小型ばかりである。その後こぶし程の石が釣れて、手元まで寄せたが、直前で水中糸が切れてしまった。直ぐに石を拾い上げるが囮は外れて逃走してしまった。仕掛けを張り直して鏡岩まで見に行くが青苔が酷く釣れそうもなく、再び雛壇へ戻る途中のチャラ瀬でこの日最大の18cmを掛けるがやはり続かず納竿とした。
先週の岐阜での大鮎とのやり取りの楽しさと比較してしまい、小型であればもう少し数が釣れないと不満が残ってしまう。
使用仕掛:水中糸フロロ0.25号、ハリス1.2号、針一角7号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/8/31:藁科川



大井川本流が澄んでそろそろ垢も付いたのではないかと考え丹原へ向かった。川を見てみると全面的に青ノロが酷い状態でとても友釣が出来る状態ではない。上流の身成の瀬、昭和橋の瀬も全く同様であり、当分友釣りは無理である。結局、山越えをして藁科川の雛壇へ釣行となった。
Y氏から囮一匹を拝借して何時ものせで始めるが、今日はなかなかアタリが来ない。段々と釣下がり、瀬の開きの深瀬には野鮎が群れて垢を食んでいるが、囮を泳がせても全く反応は無い。その内に囮が弱り、全く泳がなくなったので、更に下の瀬頭で囮を引くとやっとアタリがあり、16cmが釣れる。囮が変わるとポツポツと小型2匹がこの瀬頭で釣れたが、下には結構釣人が入っているので、これ以上釣下がれない。再び雛壇へ戻り、前のせで泳がせるとアタリはあるがバラシが多く、結局2匹を追加したのみで納竿とした。用仕掛:水中糸フロロ0.25号、ハリス1.2号、針一角7号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/9/1:安倍川



藁科川の状況が良くないので、水が澄んで友釣りが出来る様になった安倍川へ今期初釣行した。竜西橋から見るとほぼ澄んでいて辺地の石も磨かれている様であるが、見渡す限りでは釣行者1名と寂しく、釣れるかどうか心配になる。橋上流の囮屋で囮を購入して、橋の下流部へ入川する。この辺りは川が2本に分かれていたが水量が多い右岸側はかなり長い瀬が出来ており、良いポイントになっている。その瀬と瀬の間の深瀬に入り、下の瀬頭から始める。あちこちを攻めるもなかなかアタリは出なかったが、それでも30分程粘っているとやっとアタリがあり16cm級が釣れ、囮が野鮎に替わった途端にやはり小型ながらポツポツと3匹掛かったがそれ以上続かなかった。その頃には同時に入った下の瀬の釣人2人が移動してしまったので、下の瀬へ釣下って行くと又ポツポツと掛り出し、時には入れ掛かりもあったが、小型ばかりである。昼過ぎから風が強くなり竿を立てるにも苦労する程でアタリも良く分からない。大石周りの白波へ囮を入れていると急に竿が下流へ引っ張られたので、これまで同様小型だと判断して引き抜こうとしても中々抜けず、苦労して抜くとタモに入ってビックリの20cmの幅広な鮎であった。その後も強い風の中ポツポツと掛かるが何れも小型であった。下のガンガン瀬の瀬頭へ囮を入れると引っ手繰る様なアタリでガンガン瀬へ入り込まれてしまった。急いで竿を立てて止めると何とか瀬肩の弛みに止まったので、無理に引き抜くと囮だけがタモへ入り、掛かり鮎はタモの外へ、痛恨のキャッチミスである。その後気を取り直して再び瀬頭へ囮を入れると今度は根掛かりで、囮を失ってしまった。囮を替えて始めるも一度途絶えた循環は戻る事は無く、1時間以上アタリは無くなってしまった。やっと次が掛かると再び循環が戻り、3匹が続けて掛かった。そこでもう一度瀬頭へ元気な囮を入れると一発でアタリがあり、ガンガン瀬へ走るが、今度は引き舟を付けていなかったので、一緒に下る。しかし途中で身切れでバラシてしまう。逆さ針を打ち直して、再び瀬頭へ入れると又直ぐにアタリ、ガンガンへまっしぐら、今度こそはと付いて下るが、又も途中で身切れでバレテしまう。ここで4時近くなった事と気力が萎えて又明日再挑戦しようと納竿とした。
仕掛:水中糸フロロ0.3号、ハリス1.2号、針一角7号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/9/2:安倍川



昨日の最後の連続バラシのリベンジと今日も竜西橋下流の瀬へ釣行した。昨日よりやや早く10時前に到着したが、昨日に比べ今日は先行者が多く、橋の下の駐車場所には既に5台の車が止まっており、日陰には駐車できない程であった。昨日良かった上下の瀬頭には既に先行者があったが、瀬の中程の釣人は餌釣りであったので、了解を得てその上流に入らせて頂いた。しかし昨日追いが良かったポイントを中心に攻めるが、全くアタリがない。それでも昨日掛かり出した10時半を過ぎた頃に瀬の白波の中で待望のアタリがあり、下りながら抜きの体制に入った瞬間に身切れでバレてしまう。気を取り直して始めると、その下流の平瀬で再びアタリがあり掛かるが今度は溜めている途中でバレてしまう。掛針を調べるが問題なかったが、念のために針先を研いで再開すると、同じポイントでアタリがあり、今度は慎重に引き抜き18cm級が釣れる。今度こそ囮が替わったので今までの様にアタリがあれば昨日の様に数が出るのではと言う甘い考えは直ぐに消えた。その後全くアタリが無くなり、周りの釣人も移動してしまったので下流へ釣下り、下のガンガン瀬の瀬頭でやっと野鮎が掛かったが、今回は完全なミスでバラシテしまう。引き抜きの体制に入る為に竿を立てたのだが、思いのほかに掛かり鮎が小さく、囮だけでなく掛かり鮎まで水面を切って、水面でバウンドしてにバレテしまう。その後昨日バラシた下のガンガン瀬の瀬頭を攻めるが全く反応は無く、結局午前中は一匹のみで終わる。午後からは針をチラシに変更して、中程の荒瀬で始めると2連荘を含めてポツポツと掛かり始める。その頃にはY氏も合流して釣始めるが、中々囮が替わらないとの事であったので野鮎を進呈する。4時近くになったので、そろそろ納竿を考えて上流へ戻りながら瀬頭付近を攻める。すると15cm程の小型が掛かったので、一応囮を交換して、替えた囮をタモに入れたまま近くに沈めてある囮缶まで入れに行った。結果的にはこれが囮を瀬頭上の深瀬を引いた形になり、急に良いアタリがあり、竿をのされそうになる。慌てて竿を立てに下流へ走るが、中々の良型の様で掛かり鮎に翻弄され、タモの中の鮎は結局自然放流となってしまう。それでも何とか掛かった鮎は引き抜く事が出来てタモにドスンと入る。これが思いのほか良型で23cmもある大型であった。その後は未使用の養殖囮を繋いで同じ所を泳がすと19cm程の良型が掛かり、最後に楽しめた。今日は午前中はバラシばかりであったが、チラシに替えた午後は一回のみで済んだ。
仕掛:水中糸フロロ0.3号、ハリス1.2号、針一角7号3本錨&管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:小太刀




2010/9/3:安倍川



今日も竜西橋下流へ釣行した。昨日とほぼ同じ時間に到着すると既にY氏が竿を出していたが、アタリが一回あったのみでバラしたとの事であった。昨日の囮があるとの事で一匹を頂いて、何時もの瀬頭で始めると、今日は割と早く15分程でアタリがあり、バラス事無く16cm級をタモに入れる。囮を野鮎に交換して放すと向う岸近くの浅い馬の背に入った途端にアタリがある。今日は朝からチラシを使用していたので大丈夫だろうと思いつつ、引き抜く為に竿を立てた途端に身切れでバラシてしまう。何時もならこれで途切れてしまうのだが、今日は又次も直ぐにアタリがあり、これも無事に取り込めたので、今日こそは期待出来るかと思った途端にアタリは無くなった。1時間ほど彼方此方を攻めた後に、初日に良型が掛かった白波の中に入れると良いアタリがあり、深みから出てこない。少し下って何とか竿を立てて浮かせ、抜きの体制に入った途端に又もバラしてしまう。ここで丁度昼になったので小休憩で気分転換をする。
午後はやはり瀬の中央部で始めると午前から使っていた囮が弱って瀬に入らなくなったので、囮交換をする。すると地合いが来たのか一匹目掛るとポツポツと続き30分程で3匹が掛り、さあ午後の入れ掛かりと期待したが、その後は19cm程の良型一匹のみで終わってしまう。夕方の好機には未だ時間があったが、連日の釣行で疲れもあり3時に納竿とした。
仕掛:水中糸フロロ0.3号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:小太刀




2010/9/7:安倍川



他に良い情報の河川もなく、安倍川へ釣行した。今日もY氏から囮を2匹拝借して、何時もの瀬頭から始める。先週の賑やかさはもうなく、場荒れや減水で釣果も日に日に落ちている為か、先行者は他にはなかった。何時もなら掛る瀬頭では追いは無く、段々釣下がって行くと、瀬の中頃でアタリがあり、18cmが背掛かりで釣れる。この間30分程かかったが、囮が替わると10分程で2匹目も同型が釣れる。しかしこの頃より風が強くなり、竿を立てるのも大変になり、3匹目も割と早く掛ったが、苦労して抜きの体制に入った途端に竿が風に煽られてバラしてしまう。その後はアタリもなくなり、下の瀬の瀬頭まで下って行くが、風の為細かくは攻める事は出来ず、竿を支えているのが精一杯な状態である。12時前に早めに昼食休憩に入り、風が弱まるのを待つが、弱まりそうもなく、少しでも風裏を探して移動する事にした。俵沢の玉川合流地点は少しは風が山に遮られて少し弱かったので入川する。やはり先行者はやや多く、支度している間にもポツポツ竿を曲げている。午後からは風の抵抗を少しでもなくする為に短竿を使って、平瀬の中程で始めると10分程でアタリがあり17cm級が掛るが、30分もすると風向きが変わったのか、ここも風が非常に強くなて来た。竿を折っては元も子もないので納竿しようと、囮缶を沈めた場所へ戻る途中で15cm程の小型を追加して納竿とした。
仕掛:水中糸フロロ0.3号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル&小太刀




2010/9/20:藁科川



二週間ぶりの釣行となったが、実は台風九号の雨により静岡の殆どの河川が増水し釣行不可能になったたのに対して、新潟はあまり大雨でなかった様だったので取り敢えず3日間の宿を予約した途端に11日からの秋雨前線による大雨が降ってしまった。止むを得ず13日はゆっくり出発して新潟に入ったが何処の川も思った以上の高水で鮎釣どころではなかった。来年以降の釣行に備えての川の下見と温泉を楽しんできた。
前日に藁科川の状況を見に行ったが、あまり釣れている状況ではなかった。特に何時もの雛壇前は泥被りの石が多く、ハミ跡は少なかったので、久し振りに第二東名の下に釣行した。10時前に川へ到着すると流石に休日だけあって先行者は割と多かったが竿が立つ様子はない。橋下の瀬尻付近に入り、大石横のヨレに囮を入れると直ぐにコツンとアタリがあったが、針掛かりせずケラレただけであった。逆さ針を付け直して始めるがやはりアタリは遠い。それでも30分程後に囮を辺地へ寄せようと竿を立てた途端にアタリがあり、16cmが背掛りで釣れる。囮が野鮎に代わっても続く事は無く、その次は又30分程後に15cmが口掛かりであった。この後は瀬の開きを泳がせたりしたがアタリはない。瀬の中程が空いたので移動して流芯を引くと急に竿が下に引かれ、今日1番の19cmが釣れる。結局午前中は3匹に終わり、場所替えも考えたが、何処へ移動しても同じだろうと此処で粘る事にした。午後も瀬を上下して攻めたがやはり中程の向う岸の辺地で2匹が掛ったのみで終わった。
未だ石垢が薄いのか何れもアタリは弱く、手元にガツンと来る様なアタリはなく、急に竿が下に引かれるアタリばかりであった。
仕掛:水中糸フロロ0.3号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/9/21:藁科川



何時もの雛壇に9時半頃到着して川を見ると、一昨日より明らかに泥被りは殆ど消えて、磨かれている石が多くなっている。但し青苔は完全に流れておらず所々に残っていた。先に到着していたY氏と共に早々に支度をして川へ下りる。Y氏が前日から生かしてあった囮を拝借して雛壇下の瀬から始める。ガンガン瀬の中は綺麗に磨かれているが反応はないので、瀬肩へ囮を入れると小さなアタリがあり、16cmが背掛かりで釣れる。一匹目は10分程で掛ったが、囮が替わっても次は中々掛らない。瀬を釣下って行くと瀬の開き付近の深瀬にある大石は綺麗に磨かれていたので、此処で粘って泳がせていると15cmが掛る。その後もポツポツと掛るが全て小型で、大きくても17cm止まりであった。結局午前中は6匹に終わったが、周りも殆ど竿が立っていなかった。午後も此処の泳がせから始めると向う岸の辺地で直ぐに掛り、2匹目も割と早く掛ったが後は続かなかった。そこでガンガン瀬へ戻ると、午前中には全く追いが無かったポイントでポツポツと掛り、しかも型も深瀬より一回り良かった。今日もアタリが弱い中で、3匹目だけは強烈なアタリでガンガン瀬を下へ走ったので20m程下って何とか竿を立てる事が出来た。やっと囮が水面を切ったので抜きの体制に入り竿を持ち上げると囮だけが空中を飛んできた。無念の身切れである。気を取り直して再開すると、その後もポツポツと掛り、久し振りのツ抜けを達成する事が出来た。上流部も減水と共に段々と状態は良くなってきていると思われた。
仕掛:水中糸フロロ0.3号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ&一角7号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/9/22:藁科川



昨日より更に川の状態が良くなり、釣れるのではないかとの淡い期待の基に今日も藁科川雛壇への釣行である。昨日の野鮎をY氏の囮缶へ預けておいたので使わせて頂く。雛壇下の瀬にはY氏ともう1人先行者が入っていたので、雛壇前の平瀬から始める。15分程攻めるがアタリが無いので、川へ立ち込み雛壇寄りの瀬を攻めると、直ぐにアタリがあり18cm級が掛るが引き抜きの際に空中でバレてしまう。幸先が悪く今日の釣果が心配された通り、その後は色々なポイントを攻めるが全くアタリが無かった。11時過ぎに下の瀬頭の大石周りにヨタヨタの囮を入れると、一発で追いがあり16cmが背掛かりで釣れた。何とかボウズが回避できたとホッとする。囮を替えて下のガンガン瀬を攻めると程なく18cmが掛ったが、午前中はこの2匹で終わる。Y氏と昼食を取りながら、午後は1時間程やって釣れなかったら場所替えをしようと相談し、同じ瀬を攻める。囮を付けてガンガン瀬の大石裏へ入れると一発でアタリがあり17cm級が掛り、囮を替えて、その直ぐ下へ入れると入れ掛かりで同型が掛る。その後も瀬の中を気長に攻めるとポツンポツンと掛り、途中の根掛かり放流もあったが、最終的には6匹が引船に残った。
川の状態も確実に良くなっているにも関わらず、なかなか釣果が上がらない。鮎の絶対数が少ないのだろうか、明日からの雨の状況が心配である。
仕掛:水中糸フロロ0.3号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ&一角7号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/9/27:大井川



昨夜の雨で藁科川が増水して釣が出来そうもなく、今期初めての大井川へ釣行した。車を上流へ走らせると所々に釣人が入っており、少しは釣れ始めたのだろうか。今年は年券を購入していないので、日釣券と囮を購入して、昨年良く通った身成の瀬へ向かう。身支度をして川へ下りると、青ノロは完全に消えていて川の状態は良い様だが、昨年良く掛った深トロ瀬が砂利で完全に埋まってしまい、大石が少なくなりポイントが狭くなってしまった。先行者が数名いたが、あまり掛っている様子はなく、下の瀬が空いたので瀬頭の水深20〜30cm程のチャラ瀬での泳がせを始める。追いがないまま30分程過ぎ、掛る鮎は居ないのではと思い始めた時、流れがやや強くなった所でコツンとしたアタリがあり、18cmが背掛かりで釣れる。囮が野鮎に替えて、同じ所を泳がせるとあまり時間は掛らず17cmがやはり背掛かりである。次は入れ掛かりで掛ったものの引き抜きの際に空中でバレテしまう。何時もの様に此処で循環が悪くなりアタリが無くなったので始めのポイントへ戻り、大石のヨレを泳がせた時に良いアタリがあり20cmの良型が掛る。この良型を囮にガンガン瀬の脇を引くと強烈なアタリがあり、瀬の中へ走られてしまう。何とか竿を立てようとするが、間に合わず竿を伸されて痛恨の高切れである。気を取り直して水中糸をフロロに張り替えて再開するもののアタリは無くなってしまった。昼過ぎになって瀬の向う岸の脇を攻めるとやっとアタリがあり、流れに入られない様に慌てて竿を立てて引き抜くとタモの手前でバウンドして、掛り鮎は外れてしまう。おまけにその反動か囮も鼻環が外れで逃げられてしまう。残った野鮎を付けて再び始めるが追いはなく、チャラ瀬へ戻り泳がせるとやっと18cm級が掛った。その後はアタリ無く、最後に瀬の下のぶつかりの深瀬で良いアタリがあり、慎重に下のトロ場まで下って引き抜いた。この20cmを囮に同じポイントのやや下へ入れると又も良いアタリで今日最大の21cmが掛った。その後このポイントも日陰になってしまい納竿とした。今期初めての大井川であり、鮎はそれ程多くは残っていないと思われるが、水温が未だ高い為か思った以上に追いが良く全て背掛かりであった。掛った数は9匹であったが、バラシ、高切れ等で最終的に引船に残ったのは半分以下の4匹に終わった。その他ケラレもそこそこあり、鮎の付き場所を見つければ楽しめるのではと思われた。
仕掛:水中糸新素材0.07号&フロロ0.3号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ&一角7号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/10/5:藁科川



藁科川の水位が10cm程高まで下がったので、様子を見に行った。何時もの奈良間へ着いて、上から鏡岩を見ると辺地に少しは垢が残っており、遊び鮎の姿も見られた。囮を購入して鏡岩上の辺地で泳がせから始めるが、全く追う気配はない。流芯には未だ全く垢は付いていないので、垢が残っていそうな大石裏やトロ場を1時間ほど泳がせたが、アタリはなかった。雛壇前へ移動するもこちらも垢は未だ付いていないので、やはり大石裏を重点的に攻めていると30分程でやっとアタリがあり、18cmが背掛かりで釣れた。囮が替わってもアタリは遠く、彼方此方を探っていると大石横でアタリがあり17cmが掛る。午前中はこの2匹で終わる。午後は右岸側へ渡り、左岸側の辺地の残り垢を狙って、鏡岩付近まで釣り上がるが全くアタリはなかった。
今日の藁科川は殆ど澄んでいたが、未だ高水で、垢がまだ薄く、流芯で釣れ始めるにはもう少し日数がかかると思われた。
仕掛:水中糸フロロ0.3号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ&一角7号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/10/14:藁科川



今回の増水の前日の8日にも竿を出したが石垢がなかなか付かず全くアタリが無かったので、2時間ほどで諦めた。増水後釣行の機会を待っていた所、Y氏より昨日やっと釣れ始めたとの電話が入り、今日の釣行となった。
何時もの雛壇に10時前に到着するとY氏は既に竿を出されており、その他の先行者は3名である。Y氏は未だ掛っていないとの事であったが、昨日に釣った囮があるとの事で17cmの囮頃の野鮎を拝借して、雛壇上流の大石周りから始める。アタリが無いので30分程で諦めて、雛壇前の瀬の右岸側のチャラ瀬を泳がせるとコツンとしたアタリで14cm程の小型が掛る。囮が替わったので同じ様な場所を攻めるとポツポツと小型が続き、午前中に5匹が掛った。午後はガンガン瀬等を攻めたが流芯では追いはなく、水深のない瀬で2匹を追加して納竿とした。
今日はチラシを使用したにも関わらず、水温が低く、石垢も薄い事からか口掛かり、腹掛かりが多かった。
仕掛:水中糸フロロ0.3号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/10/15:藁科川



何時もの雛壇に11時前に到着したが先行者は見渡せる範囲で数人と寂しく、最近の釣果を示している。今日も右岸側のチャラ瀬から始めるがアタリはない。段々と釣下がり水量が未だ多い左岸側の深瀬の辺地を泳がせるとやっと小さなアタリで15cmが口掛かりで釣れた。囮を替えてやや下を泳がせると程なく17cmが掛り、今日はと期待したが午前中はこの2匹で終了であった。午後は雛壇上流の大石周りへ移動して、大石上の鏡を泳がせると小型なが2匹が入れ掛かりで釣れる。同じポイントで続けていると大石の裏側に入った途端に根掛かりかと思い、竿を立てると囮を咥えた「あゆがけ」が上がってくる。石裏に寄せて糸を掴もうとした近ずくと囮を放して逃げてしまう。これで囮は半死状態で循環は途絶えてしまう。囮を前の野鮎に交換して再開し、小型を一匹追加したがこのポイントでは後が続かず、雛壇前の瀬を攻める。瀬の中に囮が瀬の中に入ったかと思う間もなく今日1番のアタリで18cmが掛る。囮を替えてやや下流へ囮を入れると又直ぐにアタリがあり、慎重に引き抜こうとするとすっぽ抜けでバラシテしまう。入れ掛かりを期待するも期待外れで終わる。その後、雛壇下のガンガン瀬でもと期待して攻めるが15分程で根掛かりで囮を失い、納竿とした。
今まで殆ど掛らなかった強瀬でも少しは掛り出したので今後に期待したいが、肝心の鮎の数が少ないのではと心配される。
仕掛:水中糸フロロ0.3号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/10/18:藁科川



今期最後の上流部と思い小島へ釣行した。橋の上流部の瀬は綺麗に磨かれており、鮎は未だ下ってはいない様だ。分流の合流点のトロ瀬の泳がせからから始めるがアタリはなかなか出ない。30分程で左岸側の波立のない平瀬を泳がせるとやっと16cmの小型が頭掛かりで釣れる。何とか泳ぎそうであったので囮を替えて直ぐ上流へ泳がせると入れ掛かりで15cmが掛る。これはと期待すると何時ものパターンで3匹目が掛らない。左岸を諦め、右岸側の辺地を攻めるとやっと3匹目が掛るが、やはり小型で後が続かない。次はかなり下流のチャラ瀬で掛ったがやはり小型であった。橋の直ぐ上まで下ったが、後が続かなかった。再び上流へ戻り、チャラ瀬を攻めると11cmの解禁かと思わせる様なチビ鮎が背掛かりで掛った。その後アタリもなく、早い納竿とした。
石のハミ跡の状態からして未だ良型もいると思われるが、今日は朝の気温が低かった為、中々水温が上がらず良型の追いはなかった。
仕掛:水中糸フロロ0.3号、ハリス1.2号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/10/22:藁科川



何時もの囮屋で囮を購入して雛壇へ11時前に到着した。川の状態は石垢も完全に乗って来てこれまでになく良い様だが、あまり釣れていないのか先行者は数名と少ない。今日は天気も曇りで水温もあまり上がりそうもなく追いが悪そうで、あまり期待せず、雛壇前の瀬が空いていたので左岸から竿を出すと、以前良く掛った石の下流へ囮を入れ、鮎が落ち着く間もなく一発で追いがあり、口掛かりながら17cmがタモに入る。開始1分である。囮を野鮎に替えてやや上流を泳がせていると暫くして16cmが掛る。この頃はこれで終わってしまうのであるが、今日はこの後に、型こそ16〜18cmとやや物足りないが、この時期としては思ってもみない6連チャンがあった。瀬の中を引いたり、辺地を泳がせたりすると面白い様に掛った。入れ掛かりが途絶えて暫くすると9匹目も割と早く掛ったが、下のガンガン瀬の頭で掛り、やや型が良かったのか下の瀬の大石の裏へ走られてしまった。無理に引き抜こうとすると水中糸が石の角に擦れて、痛恨の高切れである。午後は右岸へ渡り、辺地で小型が又直ぐに掛かったので、又続くかと思ったが何時もの様に期待外れであった。次に上流の大石周りのカガミを泳がせていると盛期の様なアタリで下へ走ったので、慎重に引き抜くと20cmのオス鮎であった。痩せてはいたが錆びは未だ出ていなかった。良型は下ってしまったかと思ったが、未だ残っている様である。その後も同様なポイントでポツポツ掛り、良く肥えた20cmのメス鮎も掛った。
今日は入れ掛かりもあったが、掛りは今一で口や頭掛かりが多く、アタリの割にはケラレやバラシも結構あり、最終的には13匹止まりであった。それでも久々のツ抜けであったので満足した。
仕掛:水中糸フロロ0.3号、ハリス1.2号、針V5スペシャル7.0号3本錨、ノーマル仕掛、使用竿:バーサトル




2010/10/23:藁科川



昨日の入れ掛かりに味をしめて、柳の下のドジョウならぬ鮎を求めて何時もの雛壇に10時前に到着。土曜日の割には先行者は少なく、Y氏が既に前の瀬で竿を出しており、一匹だけ掛ったとの事である。早々に支度をして下の瀬の瀬尻のトロ瀬へ入り、泳がせ釣りを始める。10分程泳がせていると手前の辺地で15cmが掛り、囮を替えると直ぐ上のやや流れの強いポイントで17cmメスが掛ったので、昨日の再来かと思った途端にアタリは止まってしまった。それでも辛抱強く向う岸の辺地を泳がせていると同型が掛ったが、腹が大きく抱卵していると思われ、囮にしても直ぐに泳がなくなってしまった。それでも元の囮に戻して続けていると流芯の深いポイントで良いアタリがあり、今日有一の良型20cmが掛る。この頃になると彼方此方で鮎がヒラを打つのが見られるようになるが、中々囮は追われない。やっと昼前になりやはり向う岸の辺地でパタパタと小型が2匹釣れた。結局午前中は6匹で終わったが、他のポイントでも釣れている様子はなく午後もここでの泳がせ釣を続けた。午後になると野鮎の追いは結構見られたが、昨日同様ケラレ、バラシが多くなり、納竿迄に5匹を追加出来たのみであった。
今日も口掛かりが多く、又ケラレが多かったので、次回からは針を早掛タイプに替えた方が良いか。
仕掛:水中糸新素材0.07号、ハリス1.2号、針V5スペシャル7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2010/10/26:藁科川



今日も何時もの雛壇に10時に到着、先行者はY氏のみで、未だ釣果は無しとのこと。Y氏が昨日釣った囮を拝借して、先週と同じ瀬の開きのトロ瀬での泳がせを始める。しかし今日は中々アタリが出ないので、彼方此方を泳がせていると約40分後に、やや流れのあるポイントで15cmと小型のメスが背掛かりで釣れた。囮が替わったので期待したが、続かなかった。それでも11時頃になると鮎の跳ねも見られるようになり、2匹目が掛るとその後は入れ掛かりを含めポツポツと掛った。結局、午前中は6匹掛ったが全て未だピカピカのメスばかりで型も18cm級が半分であった。午後も同じポイントで続けるが風が強くなり、泳がせ釣りがし難くなり、1時間ほどアタリはなかった。途中やや風が弱った時にポツポツと3匹が掛り、一匹は20cm程のオスであったが錆びが出始めており、囮として使うと完全に真黒になってしまった。その後又風が強くなり、アタリも無くなったので、最後に雛壇前の瀬を引くと大石裏で小型のオスが掛ったが、やはり錆びていた。
いよいよ錆びの出たオス鮎が掛り始めたので終盤も近くなってきた感があり、これで錆びたメス鮎が掛れば今年も竿納めにしようと思う。
仕掛:水中糸新素材0.07号、ハリス1.2号、針ASTEA長軸早掛け6.5号3本錨、ノーマル仕掛、使用竿:バーサトル




2010/10/27:藁科川



今日も何時もと同じ時間に家を出るが、渋滞が全くなく9時過ぎに雛壇に到着した。先行者は今日もY氏のみ、未だ掛っていないとの事。今日は気温が低く、おまけに雲っており、とても友釣りの気候ではないので、Y氏の釣を暫く観戦していた。10時前になる頃に雲も切れて太陽が顔を出し始めると同時にY氏の竿が曲がる。やっとその気になり、釣支度をしてY氏の囮缶に預けておいた囮を持って昨日と同じポイントに入る。開始早々、辺地に入れた囮が元気よく上流に泳いだ後、流芯を横切り向う岸の辺地へ入った途端にアタリがあり、16cmのメスが釣れる。しかし2匹目がなかなか掛らず、次が掛ったのは11時前であった。その後はポツポツと小型が掛り、午前中は5匹が釣れたが全てメスであった。午後一番はやや流れのあるトロ瀬を引くと一発で18cmのオスが背掛かりで釣れたので、その元気な囮を持って下流のトロ場で泳がせると直ぐに同型のメスが掛る。このオスは囮にしても錆びは入らなかった。その後は全く追いが無く、再びトロ瀬で小型を2匹追加出来た所で、日が陰り寒くなったので納竿とした。
今度大きな水が出ると鮎は下ってしまい、友釣りは終了しそうな気配であるので明日からの雨と、台風が心配である。
仕掛:水中糸フロロ0.2号、ハリス1.2号、針ASTEA長軸早掛け6.5号3本錨、ノーマル仕掛、使用竿:バーサトル




2010/11/5:藁科川



今シーズンの竿納めを考えていたが、先週の台風とその後の増水でなかなか釣行出来なかった。やっと水が低くなりハミ跡も見え始めたとの事で、何時もの奈良間へ向かった。雛壇に9時過ぎに到着するとY氏が入川を躊躇していた。やや未だ水は少し高いが、良い水色である。しかし辺地のハミ跡も少なく、流れの中にも食んだ石が見えない。今日は竿納めと考えているのでどうしてもボウズは避けたいので、ここを諦めて下流の第二東名下へ移動を決める。Y氏と橋下へ入ると以前と比べると少し流れは変わっていたが、辺地や浅い瀬の石は磨かれていた。Y氏が水見色川で釣った囮を拝借して瀬の一番下の開きに入って囮を引くと直ぐにアタリがあり、12cm級の痩せたオスが掛った。開始5分であったがとても追ったとは考えられず、交通事故の様な掛りであった。泳ぎそうもなかったので囮を替えずにそのまま続けるが後は全く追いがなかった。1時間ほどで下を諦めて瀬の中頃の辺地で泳がせるがアタリはなく囮が弱るばかりである。Y氏が2匹目のメス鮎を掛けたので再び譲る受けて続けるが、やはりアタリはない。仕方がないので最初に気になっていた橋直下のガンガン瀬の上の瀬を攻める。囮を入れた途端に良いアタリがあり、ガンガン瀬へ走られたが、下の落ち込み迄下がり引き抜き無事にタモへ入れると17cmのメスであった。囮を替えて同じポイントを攻めると入れ掛かりもあり、更に2匹追加出来たので、期待したが橋で影が出来ると共にアタリは無くなった。午後は元に戻り辺地を攻めるがアタリは無いので、左岸側の辺地を攻めると16cmメスが掛り、囮にすると直ぐに同型のオスが掛る。このオスを囮にしたがやはり錆が出てきてしまい、途端に泳ぎが悪くなる。この囮では次が掛る事は無く、3時近くになると流石に寒くなり納竿とした。
今年最後の釣果としては5匹と寂しかったが、川の条件を考えると竿納めとしてはまあ良しとしよう。
仕掛:水中糸フロロ0.2号、ハリス1.2号、針ASTEA長軸早掛け6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2011/6/8:藁科川 今期初釣行



安倍藁科川は既に解禁しているものの、季節外れの台風による増水で釣行が出来なかった。やっと水が澄み始め少しづつ釣れ始めたとの事で藁科川へ釣行したが、解禁が丸一週間遅れてしまった。年鑑札は既に入手してあったので何時もの囮屋で囮を購入して、何時もの雛壇へと考えていたが青ノ木から水見色川出会い迄の間で大会が行われているとの事で釣行者が多い。邪魔をしてもと囮を持って上流へ走る。上流は未だ垢が薄く釣れない為か釣行者は少なく何処へでも入川可能であった。水が高い時に良く行く小島の橋上へ入川を決めて、釣支度を始める。10時前にも関わらず先行者は見当たらない。分流の合流下の浅瀬には結構垢が残っていて、磨かれている。囮を静かに泳がせていると15分程で良いアタリがあり、15cm程の野鮎が掛った。今期の初鮎と言う事もあり、慎重に竿を立てて抜くと、何と空中バレである。気を取り直して同じポイントで続けていると囮が下へ流れるので竿を立てるとチビ鮎が背掛かりであった。今期の初物がこれでは先が思いやられる。それを放流して少し上流で今度は明確なアタリで15cmが掛り、今度は無事にタモに納める。その後は13cmが掛ってアタリが無くなったので、未だ垢が薄そうな流芯脇の大石周りを攻めると良いアタリでやや良い型がポツポツと掛り始める。11時過ぎになると雲も切れて太陽が顔を出し始めて暖かくなったので、更に期待したが、逆にアタリが遠くなり、昼頃には全く掛らなくなった。この頃になると下に釣人が3人入った為、下る事も出来ず、昼食後は16cmとチビ鮎を追加したのみで3時前に納竿とした。それでも最悪を予想していたので、何とかツ抜けが出来たのでまずまずあった。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.4号)、ハリス1.2号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2011/6/9:藁科川



今日は昨日入れなかった奈良間に決めて、何時もの様に囮を2匹購入して雛壇に9時に到着した。先行者は全体でも数名と少ない。福養橋の下流の瀬には右岸に1名だけであったので、左岸に入った。水は未だやや高いが何とか流芯にも囮が入りそうである。竿に仕掛けをセットして、囮を付けてガンガン瀬の流芯脇へ入れる。囮を少しづつ引き上げるが反応なし、やはり未だ早いかと思いつつ二流し目でガツガツと瀬釣特有のアタリがあり、16cmが頭掛かりで釣れた。ちょっと心配したが元気であったので囮を替えて、ガンガン瀬へ入れると、入れ掛かりで17cmが背掛かりで釣れた。これはと期待するがこの後1時間アタリはなかった。それでも瀬を上へ下へと移動しながら流芯、深瀬を探って行くとポツポツとアタリが出だして、午前中には何とかツ抜け出来そうなペースで掛る。しかも昨日より全般的に型が良い。しかし後2匹で止まってしまい昼食とした。午後はやはり彼方此方を探って何とか小型を2匹掛けてツ抜けを達成した。2時前になると下流に釣人が入っ動けなくなった事もあり、鏡岩前へ移動する。鏡岩前のトロ場も今日は流れが結構強い。このトロ場の真中程を泳がせていると、物凄いアタリで囮が数m引っ張られる。反射的に竿を立てると全く立てられず下の瀬へ走り、今にも竿がのされそうになったが、今度は反対に上流へ向かって走る。この時期に大物鮎とは考えられず、ハヤかコイかと思ったが何とか姿を見たいと思い必死にやり取りをする。5分程やり取りをしているとやっと弱って水面に浮いて来て、良く見ると30cmを超えるヤマメである。これは是非取りたいと慎重にタモへ誘導しようと頑張るが、後少しの所で最後の力で泳ぎきられ、足に水中糸が巻きつき、最後に針を伸されてバレてしまった。これまで20cm弱のヤマメは掛った事はあるが、あんな大きなヤマメを藁科川で見るのも始めてであった。気を取り直して囮を替えて泳がせを続けると直ぐに16cmが掛るが、何とタモへ入ったのは囮のみで痛恨のキャッチミス、先ほどのヤマメのバラシが尾を引いている。それでも次も割と早く掛り、今日1番の18cmが掛る。それを囮に替えると又入れ掛かりで2匹目が掛る。しかしやはり後が続かず、アタリが止まってしまう。色々な大石周りを泳がせていると暫くして次が掛るが、抜こうとした途端に底バレである。時間も3時になったのでこれを機に納竿とした。
使用仕掛:水中糸フロロ0.25号、ハリス1.2号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2011/6/10:藁科川



今日も9時前に雛壇に到着したが、昨日に比べ釣人がかなり増えている。やはり川の状態が大分良くなってきたので釣れだすのではとの期待が多いのだろう。実際に昨日よりも5cm程水が低くなったので、昨日囮が入らなかった瀬にも入れられるのではと思い、福養橋下流の瀬に入川した。囮に鼻環を通して瀬の芯に沈めて徐々に上流へ引く事数回でガツンとアタリがあり、15cmが口掛かりで釣れた。囮を替えて直ぐ横の筋に沈めると、明確なアタリは無く囮が下流へ流され同型が釣れる。これは狙い通りと思いつつも、3匹目が続かないジンクスが脳裏に浮かんだ。今日こそはと丹念に囮を周辺の瀬を引くが音沙汰なし。そこで上下の瀬を移動したり、大石周りの泳がせと色々攻めるが全くアタリはなく、今日もやはりジンクスが的中してしまった。1時間半程でここを諦め、下の鏡岩への移動を決める。途中、この瀬の落ち込みへ囮を入れると一発でこの日最大の18cmが背掛かりで釣れたが、ここも続かず鏡岩前のトロ瀬で泳がせを始める。ここも渋くなかなかアタリは無く、彼方此方の大岩周りを丹念に探り、何とか小型を2匹追加した。根掛かりを外しに右岸側へ渡たり、その後は雛壇へ釣下がる。途中昼食を取りながらこれはと思う瀬、トロ瀬を泳がせるが全く反応はない。雛壇前の瀬を引いたが小型一匹のみで終了、最後にもう一度鏡岩の前のトロ瀬の泳がせでやはり小型2匹で納竿した。
使用仕掛:水中糸フロロ0.25号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2011/6/22:藁科川



川の水は未だやや高く釣り難いと思われたが、久し振りの良い天気に誘われて、藁科川へ釣行した。岸辺から見る限りでは川の状態は良さそうにも関わらず釣人は少ない。これなら今年一度も入川していない釜戸へと向かうが、一番良いポイントには既に先行者がいた為、何時もの様に橋下の瀬に入る。やはり水がやや高く流芯には囮が入れ難そうであったので、辺地の結構磨かれていた石周りを攻めるが反応はない。そこで前回に掛った流芯脇や石周りにも囮を入れるが反応はなく、有一掛ったのはヨシノボリ、別名ボウズハゼと今日の釣果を予感させるものであった。一時間近く上下流と移動したが、アタリはなく最後にはガンガンの瀬の中で根掛かりで、囮一匹を無くしてしまった。仕掛けを張り直したが、ここで又根掛かりでもしたら今日は「ボウズ」が頭をよぎる。下の鏡岩周りへ移動したが先行者があり、更に下の分流の浅瀬で泳がせを始める。チャラ瀬を30分程しつこく泳がせているとコツンとアタリがあり、やっと今日の一匹目が掛ったが、13cmの小型であった。何とか囮になる大きさであったので囮を替えて泳がせを続けるも後は続かなかった。雛壇へ向けて釣下ると途中の大石の裏でやっと良いアタリがあり、囮より少し大きな14cmが背掛かりで釣れる。今度こそは後が続くかと期待したが考えは甘かった。午後は雛壇上下の瀬を攻めるが流芯では全くアタリは無く、分流のヨレを泳がせると今日1番の16cmが背掛かりであったが、やはり後が続かず早上がりとした。川の状態はそれ程悪くなく、天気も良く水温もそこそこ上がっており、良い条件とと思われるが野鮎の追いはなかった。その代わりに今日はボウズハゼが5匹と良く釣れた日であった。
使用仕掛:水中糸フロロ0.2号、ハリス1.2号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2011/6/24:西河内川



今日も天気が良さそうであったが、風が非常に強い。谷間なら風の影響を受けにくいと考え、西河内川へ釣行した。安倍川本流は未だかなり濁りがあり、友釣りが出来る様になるには大分先の様だが、餌釣りでは釣れているのがかなりの釣人が見られた。中河内川、西河内川は完全に友釣が出来る状態で、良いポイントには先行者が多く見られた。途中囮を購入して匠へ向かうと、何時ものポイントには先行者は見当たらない。早々に支度をして川へ下りると何と下流に釣人が見えるではないか。どうも下流から釣り上がって来た様だ。下流へ釣下る予定が最初から崩れてしまったので、取り敢えず白石沢出会いの大石下のトロ場を攻めてから上流へ釣り上がる事とした。沢出会い下の瀬へ囮を入れるが反応が無いので、大石の間の絞り込み上で囮を泳がせると、急に囮が下流へ流される。水中糸に枯草が絡んでおり、そのせいかと思ったが、囮を上げるとその下に野鮎が付いており、しかも良型である。口掛かりであったが、今期初の19cm級である。囮を替えて絞り込みの瀬へ入れると途端に根掛かりで、この囮を失う。この場所を諦めて、上流の平瀬を元の養殖囮を付けて攻める。すると直ぐに小型が掛るが、引き抜こうとすると底バレ、気を取り直して同じ所で次も掛るが、腹掛かりで即死と、なかなか囮が替わらない。そろそろ次の養殖囮に替えなければと思い始めた時、やっと13cmと小型ながら背掛かり野鮎が釣れる。上流の沢出会いの上まで釣り上がり、何とか小型2匹を追加したが、瀬も浅く期待できない。ポイント移動を考えて元の大石周りへ戻り、最後にと絞り込み下のガンガンへ囮を入れると一発で18cmが掛る。囮を替えて下のトロ瀬を泳がせていると、何と良型が群れで苔を食んでいる。ここで泳がせるが、なかなか掛らない。針を錨に替えて泳がせると一発で掛り、その後4匹が入れ掛かりであった。しかも殆どが良型で17〜19cmであった。その後もぽつぽつと掛ったが群れが見えなくなり終了とした。
今日は同じポイントでも時間帯によって鮎の付き場所も変わり、諦めない事も大切だと再認識した。この場所は良型の鮎も多く見られ今年も期待できそうであった。ただ流れの緩い場所には青ノロが付き始めており、やや心配である。
使用仕掛:水中糸フロロ0.2号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号チラシ、一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀




2011/6/28:藁科川



今日は朝から梅雨明けの様な青空で、気温も非常に高い。その割に川には釣人は非常に少なく、最近の釣果を物語っていた。今日は先行者が一人いたが一番のポイントである瀬の中ほどが空いていたので釜戸へ入川した。早速支度をして始めるが中々アタリはない。15分程続けていると上流から釣人が下って来たので、情報を聞くと、朝早くから竿を出しているが全く駄目との事である。予想はしていたが午前中はこのポイントでやって、駄目なら午後に場所移動を考える。そのまま磨かれていそうな石周りを攻めていると15分程で小さなアタリがあり、13cmが背掛かりで釣れた。囮が小さいので急瀬には入らないので、瀬脇や石裏の弛みを泳がせていると、大石裏の弛みでアタリがあった。掛り鮎はあまり走らないが重くてなかなか寄ってこない。無理やり引き抜くと、19cmが口掛かりであったが、体色に黄色味が全くなく、養殖囮と同じである。昨日成魚放流があったが、まさか一日で追い始めるとは思ってもいなかった。囮が替わった所為かポツポツ掛るようになり、一時間で5匹と意外と好調であったが、その内2匹は成魚放流物であった。その後も同じ様に掛り8匹目に小型が掛り囮缶に移しながら、この調子ならツ抜けも期待出来ると思った途端に、根掛かりで囮を失う。その後は循環が悪くなり、又30分程アタリが遠のいてしまった。それでも元気な囮に交換して、野鮎に替わるとポツポツ掛り、午前中にはツ抜けを達成した。午後はこのガンガン瀬の一番上の段々と瀬頭でもやはり成魚放流物が掛ったが、後が続かなかった。又元の中程へ戻ると、瀬の中で午前中よりも追いが良くなった様でポツポツ掛った。
今日は始めはボウズを覚悟する程アタリが遠かったが、囮が野鮎に替わった途端にポツポツ掛る様になり、釣人も少なく彼方此方自由に移動出来た事もあって、最終的には16匹と今期一番の釣果になった。ただその内6匹は成魚放流物で引きも弱く、釣趣に欠けた。
使用仕掛:水中糸フロロ0.2号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2011/6/29:藁科川



今日は10時前に雛壇に到着したが、先行者は数人と少ないので、何処でも入川出来た。只、今日も既に上がる釣人がいて、全く駄目との話であった。取り敢えず雛壇前の平瀬で始めるが、当然の事としてアタリはない。段々立ち込んで直ぐ上の瀬脇を泳がせると、16cmが背掛かりで掛る。開始15分程で囮が野鮎に替わったので、昨日の再現かと期待したが夢に終わった。その後、1時間ほど瀬や大石周りを泳がせるが、全くアタリはなかった。下の瀬が空いたので少しづつ釣下って行くと途中で久々のアタリがあったが、慎重になりすぎて、引き抜きに時間がかかりすぎ底バレしてしまう。ガンガン瀬の中は全く駄目で、その下の深トロ瀬の石が比較的綺麗に磨かれていたので泳がせる事とする。もはや野鮎はヘロヘロで泳がない為、始めの養殖囮に替えて、泳がせると直ぐに17cmが掛ったが、やはり後が続かない。午後もここで粘っていると向う岸の深場で良いアタリがあり、19cmが釣れるが成魚放流物であった。但し昨日と比べると魚体に少しは追い星が付いて来ており、一見では見分け難くなって来ている。囮にしても直ぐに泳がなくなったので、前の野鮎に替えると、又直ぐに成魚放流物が掛り、次も入れ掛かりで成魚放流物が掛った。しかし、その後はトロ瀬では続かず、上流の瀬へ移動する。そこで暫く囮を引いていると17cmが掛った。竿を石に立てかけて、囮缶へ鮎を移しに行っていると、その間に風で竿が倒れて、穂先がガンガン瀬に浸かり、水圧で竿が伸されバキンと真二つに折れてしまう。予備の竿も車には積んでいたが、ショックで釣りを続ける気力も無くなり、早上がりとした。
帰りに釣具屋へ寄り、部品を発注するも5万円を超すとの事、交換部品は何故こんなにも高いのかと何時も思う。
使用仕掛:水中糸フロロ0.2号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2011/7/1:熊切川、杉川



藁科川の調子も今一なので、今日は気田川の様子を見に行く事とした。久し振りに朝早く6時に自宅を出て、8時過ぎに気田川へ到着したが、未だ笹濁りで、水もやや高い。そこで支流の熊切川へ入ると完全に澄んでいるのに釣人が少ない。囮屋で状況を確認すると最近あまり釣れていないとの事であったが、取り敢えずやって見て、駄目ならば杉川へ移動する心算で囮と日釣券を購入する。少し上流で川へ下りる。丁度他の釣人も入川する所であったので話を聞くと、一時は釣れたようだが攻められ過ぎて最近はさっぱりとの事であった。その釣り人の下流へ入り釣始めるが、石垢は腐り始めており、ハミ跡は所々にしかない。綺麗な石を中心に攻めて釣下るが、最初に掛ったのは小型のハヤで、次に深瀬で小型が掛ったが、底バレ、その後も掛る様子もなく、1時間ほどで熊切川を諦める。杉川へ移動してカーブで川幅が広くなっている瀬に数人の釣人が入っていたが竿が立つ様子はないが、何処でも状況は変わらないだろうと川へ下りる。上下のガンガン瀬には先行者が入っていたので、その間の深瀬と下にある大石下の瀬を攻める事とする。15分程で大石下の泡立ちが消えるあたりで待望のアタリがあり、16cmが背掛かりで釣れる。囮を替えて同じ所へ入れるが続かないので大石前の深瀬を攻めると30分程で同型が2匹掛った。その後はさっぱりで昼になり、下流の釣人が上がったので下へ釣下るが、石が磨かれている様子は無く全く追いはなかった。次に上流のガンガン瀬にも移動したがこちらも同様掛る気配はない。2時前に早上がりを考えつつ元の場所に戻り、最後にと下のガンガン瀬の瀬頭へ弱った囮を入れると、14cmと小型ながら一発で掛る。囮を替えて少し下へ入れると入れ掛かりで16cmが掛る。その後も15〜17cmが3匹ほぼ入れ掛かりで掛り、最後は19cmと良型であった。ここは砂と砂利底に頭程の石が所々に入っているが、流れ、水深も無く、午前中にも一応竿を入れた場所ではあったが、野鮎が差して来たのか、地合いだったのか30分程で5匹とプチ入れ掛かりであった。しかし長くは続かず、雲行きも怪しくなって3時で納竿とした。
使用仕掛:水中糸フロロ0.2号、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号チラシ、一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀




2011/7/4:藁科川



藁科川の状況が何処も良くない様なので今日は上流を目指して車を走らせた。途中、もう10時を回っているにも関わらず、何処も釣人は少ない。上流部は水が減っており、しかも青ノロが生え始めて釣れそうもない。最上流部の諸子沢出会の橋から川を見ると石が綺麗そうで青ノロも少なかったので、入川しようと思い、囮を湯ノ島迄買いに行く。しかし戻って見ると既に河原に釣人が支度を始めており、諦める。完全に予定が狂い、時間もないので下流へ下って日向の吊橋下の瀬を攻める事とした。川へ下りると、やはり水が少なく釣り難そうである。瀬の上から丹念に探って行くが予想通りアタリはなく、1時間程で瀬の最下流へ到着する。既に養殖囮は弱って泳がないので落ち込み上の棚へ入れると、ガリガリとアタリがあり、17cmが背掛かりで釣れる。これでボウズを免れたので一安心して、囮を替えて、先ほど養殖囮では何の反応もなかった良さそうな瀬へ入れると、入れ掛かりで14cmが掛る。しかしその後は全く反応は無く、この瀬を諦める。200m程下の瀬で1時間程、良さそうな石周りを中心に攻めるが反応はなかった。他へ移動しても釣れそうもなく、早上がりして、湯ノ島温泉に浸かって帰宅した。その途中諸子沢付近を見たが、既に釣人は居なかった事から、やはりあまり釣れなかったのだろう。
使用仕掛:水中糸フロロ0.2号、ハリス1.2号、針一角6.5号3本錨、使用竿:小太刀




2011/7/8:藁科川



今日は通院後の釣行となったので、10時に自宅を出て、11時前に雛壇に到着。昨日の雨でほぼ平水までに回復しているにも関わらず、先行者は少なく、見渡せる範囲に3〜4人と少ない。早速支度をして雛壇前の平瀬から始めるが、当然アタリはない。流れの中に立ち込み、上流の瀬を攻める。10分程瀬尻を攻めたがアタリが無かったので、ガンガン瀬の脇を上流へ引き上げると待望のアタリがあり、18cmが口掛かりで釣れた。囮を野鮎に替えて同じ所を攻めていると、又10分程で流れから横のトロ場に入った途端にアタリがあり17cmが掛った。しかし残念ながら腹掛かりで泳ぎそうもなかったので、囮を替えずにそのまま続ける。今度は大石裏の泡の中で良いアタリがあり、19cmがやっと背掛かりで釣れる。最悪も予想していただけに30分で3匹は上出来である。その後も最初始めた平瀬で小型を2匹掛けたが、根掛かりを外しに移動した途端に上流から下って来た釣人が直ぐ上に囮を入れてしまう。気分が悪くなり直ぐにこのポイントを諦め、上流の大石周りへ移動した。そのチャラ瀬で小型が一匹掛るが続かず、鏡岩まで釣り上がる。鏡岩周りの泳がせで17cm級を2匹追加した。その後は又雛壇迄釣下るが全く追いは無く終了。
今日は開始1時間で5匹と好調であったが、午後はアタリが遠く苦戦した。しかし以前と比べると、トロ場での鮎の跳ねは多くなり、又流れの中でもヒラを打つ鮎が見られる様になった。青ノロが多くなり釣り辛いが今後に期待したい。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.4号)、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号チラシ、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2011/7/11:藁科川



今日は10時前に奈良間に到着して、囮を購入後、先行者がいない釜戸へ入ろうかと思い、土手から川を見るが石が磨かれておらずパスし、雛壇へ向かう。こちらも先行者少なく、見える範囲でも1名のみ。前回同様に平瀬、上流の瀬を30分程攻めるが、アタリはない。その間根掛かり、エビにもならず、おかしいと思いつつ、逆さ針を確認すると何と掛け針が無くなっているではないか。これでは掛る筈もなく、何時無くなったかも不明。一度もアタリらしきものはなかったので、多分自動ハリス止めへの止め方が不十分だったのだろう。掛け針を付け直し再開するがやはりアタリはない。更に1時間程上流の大石周りを泳がせても何の反応もない。少しは調子が良いと思われる第二東名へ移動しようと思い、雛壇へもどりつつ、辺地のチャラ瀬へ囮を誘導すると15cmと小型ながら待望の野鮎が釣れた。囮が野鮎に替わったのでもう少し続ける事とし、瀬の中の大石上に囮を止めると良いアタリがあり、下流へ走られたが、何とか止めて抜きの体勢に入り、竿を立てるとすっぽ抜けて囮のみが飛んできた。その後はやや時間が掛って石裏の泡の中で18cmが釣れる。しかし後が続かず、下流の瀬へ移動する。ここもアタリは遠かったが、瀬の中で辛抱していると掛ると言うパターンであった。午後3時間かけて4本掛けるのがやっとであった。再び上流の瀬へ戻り、午前中に掛った大石周りを攻めると成魚放流物と思われる今期最大の20cmが掛った。その後も中型を2匹追加したが、どうしてもツ抜けは出来なかった。
今日は先日購入したスペシャル競FW90NZの竿下ろしであったが、午前中はボウズで抜きの調子が見られず焦った。それでも昼前から何とか掛って20cmの良型でも割と簡単に抜ける事が確認出来てホッとした。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.4号)、ハリス1.2号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競




2011/7/12:中河内川、藁科川



今日は安倍川本流がそろそろ竿入れが出来るのではと見に行ったが、水はほぼ澄みかけているものの橋の上から見る限りでは石は磨かれていなかった。そこで玉川へ上り西河内と中河内の合流点を見るが西河内は水が少なく釣りになりそうもないので、中河内川へ上る。奥ノ原の堰堤下へ入川し、ガンガン瀬上のチャラ瀬から始める。流れが緩く、浅いので泳がせ主体で攻めていると始めて15分程で一匹目が掛ったが、14cmと小型であった。囮を替えて直ぐ下を泳がせると直ぐにアタリがあり、やはり小型が掛ったが、抜きの途中で空中バレ。その後はガンガン瀬の瀬頭の深みでポツポツ掛るが全て小型で、中には囮に出来ないチビ鮎も掛る。アタリが遠のき下の岩盤瀬へ移動するが、ここもチビ鮎2匹のみで良型は居ない様であった。1時過ぎにこのポイントを諦めて、合流点下を見るが良さそうな場所はなかった。そこで最近比較的釣れていると言う藁科川の第二東名のポイントを見に行く事とした。
3時過ぎに到着して、橋上の川を見ると全体の石が非常に綺麗に磨かれていて、辺地には小型の鮎が走るのが見える。その割には釣人は誰もいない。右岸側から囮を引き上げて行くがアタリは無く、上流で川を渡り左岸側から釣下る。すると30分程で待望のアタリがあり、16cmが掛る。しかし後は続かず、諦め気味に囮をチャラ瀬をゆっくり引き上げていると強烈なアタリがあり、19cmが背掛かりで釣れる。囮を替えて同じ場所で泳がせると少し上流へ泳いだかと思った途端に目印が吹っ飛び、18cmが釣れる。これは夕バミの入れ掛かりかと期待したが、後は続かなかった。それでももう少し上流で泳がせて同型と16cmが掛った。ここでは2時間程で5匹と今の藁科川ではまあまあの釣果で、今度は朝から攻めて見ようと思う。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.4号)、ハリス1.2号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競




2011/7/14:気田川



前回の気田川釣行では未だ少し濁りがあり本流では竿が出せなかった。その後又少し増水したが、そろそろ本流も回復していると思い釣行した。8時前に到着し、川岸から見る限りではほぼ澄んでいたので、途中で日釣券と囮を調達して、以前釣行した事がある前島橋上へ向かった。川の状態が2年前とは随分変わっており、中央にあった良い瀬が無くなり、右岸側へ変わり、しかも砂利で石が殆ど埋ってしまっている。瀬には未だ垢が薄く食み跡もないが、それでも辺地の石はやや黒く、鮎の跳ねも見られたので竿を出す事とした。1時間かけて200m程の瀬の辺地を丹念に探ったが、何のアタリもなかった。早々に竿を畳み、下流の小川の瀬へ向かう。ここの瀬は以前と変わっていなかったが、先行者があり、瀬の上の深瀬を目指す。未だ泥を被っている石が多く、ここも期待できない。ただ鮎の跳ねは多く、浅瀬には群れも見られる事からもう少し日数がたてば釣れるかもしれない。1時間程竿を出したが、予想通り駄目であった。帰りに瀬で竿を出していた先行者に状況を聞くと、5匹程釣れたとの事であった。最後に松間大橋下の瀬へ向かうと、こちらも以前とは随分流れが変わっていた。しかも辺地は青ノロが腐って酷く、何とか瀬の中は何とか釣りになったが、やはりアタリは遠かった。今日は本流の彼方此方を見て回ったが、今期初のボウズを味わってしまった。気田川本流は釣れ始めたと言う事で釣人がそこそこ入っていた割にはあまり釣れていない様であった。未だ釣れる場所は限定されるのだろう。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸0.4号)、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号チラシ、背バリ使用、使用竿:競




2011/8/3:狩野川



静岡県中部地区の川の回復が遅れており、久し振りの狩野川釣行である。何処へ入川するか迷ったが、今までに釣行した事が無い上流部へと思い、最初に矢熊橋上へ向かった。途中修善寺道路の通行止めと言うハプニングもあり、予定より1時間程遅れて9時前に川に立つ。先日の台風の出水が多くなかったのか、未だ青ノロがかなり残っており、石は汚い。又思ったより水温も低く20℃以下で追いが心配である。橋上の瀬から始めるが全く追いは無く、1時間程青ノロの少ないポイントを中心に探ったが駄目であったので場所移動をした。
次に宮田橋上のゲートボール場へ向かうと、車は5台程であったが、川は両岸とも釣り人で一杯であった。釣り人がきれるポイントまで上流へ歩いて行くと松が瀬の吊橋近くまで来てしまった。途中の釣人も殆ど竿が立たない様であった。囮に鼻環を通して、先ずは流芯の脇から始めると15分程で小さなアタリがあり、囮が下へ引かれる。小型が掛ったと思い竿を立てると難なく寄ってくるので、引き抜くと予想外に21cmの体高のある良型であった。囮にするかどうか迷ったが、囮にするとガンガン瀬も難なく潜って行く。しかしなかなか次は掛らず、2匹目はその1時間後で16cmの小型であった。囮を替えると入れ掛かりで同型が掛り、その後昼過ぎから水温が上がった為か、追いが良くなりポツポツと掛る様になった。しかも20cmを超える良型混じりで、最大は22cmもあり、時には入れ掛かりと楽しめた。しかも掛るポイントは瀬の流れの中ばかりで掛るので取り込みもスリリングであった。
使用仕掛:水中糸複合0.07号(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号チラシ、背バリ使用、使用竿:競




2011/8/9:興津川



昨日、藁科川の回復状態を見に行ったが未だ濁りが取れていなかった。今日は今期初の興津川釣行、バイパスが通行止めとの事で東名を利用して、9時半頃に但沼の囮屋へ到着。囮屋の駐車場に車を止めて、釣支度をし、日釣券と囮を購入して川へ下りる。先行者は見える範囲でも6名程で同時に入川した釣人を含めると10名程である。一番下へ入ると、川の石は全てが綺麗に磨かれており、何処でも掛りそうである。如何にも掛りそうな深瀬から始めるが追いは無く、脇の平瀬へ泳がせると、コツンとしアタリがあり、14cmの小型が口掛かりで釣れる。小型ながら5分程で囮が替わったので、しめしめと思いつつ、囮を野鮎に替えて、直ぐ上を泳がせていると又5分程で2匹目頭掛かりで16cmが釣れる。チラシ針でも口や頭掛かりとは余程追いが悪いのだろう。それでも2匹釣れたので、これはと思った途端に何時ものパターンでアタリが途絶え、彼方此方とポイントを変えるが全く駄目であった。段々下りながらガンガン瀬の上でやっと次が掛ったのは1時間程後であった。この後も続かず、今日は拾い釣で数を稼ぐしか無いと思ったが、11時半のサイレンと共に、前の囮では掛らなかった直ぐ上の深瀬で入れ掛かりが始まった。30分で6匹が釣れ、しかも17〜19cmの良型ばかりであったが、12時のチャイムと共に終わってしまった。その後も30分程続けたが一匹追加したのみであったが、何とかツ抜けが出来たので昼食とした。午後も同じポイントを中心に周りの瀬や平瀬を攻めると、入れ掛かりは無かったが、それでもポツポツと掛り、3時間までに6匹を追加して納竿とした。
今日は午前中は辺地にも遊び鮎は全く見えず追いも悪かったが、昼頃になると鮎の姿が見え出し、それ共に掛る様になった。
使用仕掛:水中糸複合0.07号(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号チラシ&ASTEA長軸早掛け6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競




2011/8/12:藁科川



藁科川で少しは釣れ始めたとの事で1ヶ月ぶりの釣行である。9時前に奈良間に到着して川を覗くと水はかなり低くなったが、未だ濁りは完全には取れておらず、笹濁りであった。鏡岩のトロを見ると深いポイントは見えないが、所々の石が綺麗に磨かれていて、特に鏡岩の上の辺地に良い型の鮎が食んでいるのが見えた。今日の最初の狙いポイントを此処に決めて、囮屋へ行くと予想外にお客さんが多く、囮が切れていた。漁協にも無く少し時間が掛るとの事であったが、早く行っても釣れる事は無いので他のお客さんと釣談義をしながら待つ事とした。待っている間に朝早くから川へ入っていた釣人が次々上がってきて釣れないとぼやくばかり。11時前にやっと囮が届き、2匹を持って鏡岩へ向かうと先行者が1名いたが、鏡岩下のトロ場を泳がせていたので、上の辺地を攻める。すると泳がせる事数分で良いアタリがあり、19cmが掛る。囮を替えて同じ所を泳がせるとそれ程時間が掛らずに2匹目18cmが釣れる。これは狙いが的中したかと喜んだのも束の間何時も様にアタリは無くなった。トロを泳がせている釣人はポツポツと掛けていたので、邪魔をしない様に辺地を探りながら下へ下る。途中の良さそうな石周りを探るがアタリは無く、雛壇上の大石周りで昼食とする。午後はこの大石周りの泳がせからスタートするが、午前中にも釣人が入っていたのであまり期待できない。それでも30分程で17cmが掛り、その後追いが良くなったのか、ポツポツ良型混じりで5匹が釣れた。アタリが遠くなったので駄目もとで雛壇前のガンガン瀬を引くと20cmの良型が掛り、ここで数匹追加出来た。更に下のガンガン瀬はかなり水が高かったが、無理やり囮を沈めると引っ手繰る様なアタリで21cmが掛り、その後ここでは18〜20cmの良型ばかりがポツポツ掛った。途中で根掛かりで一匹を失うが、4時迄に12匹を掛ける事が出来た。
今日はとてもツ抜けは無理と諦めていたが、良い方に期待を裏切られてバラシも数匹あったが14匹を釣る事が出来た。又何か急に全体的に型が良くなってきており、川が濁っていた割には痩せた鮎は居なかった。
使用仕掛:水中糸複合0.07号(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号チラシ&ASTEA長軸早掛け6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競




2011/8/15:藁科川



今日も何時もの奈良間への釣行である。今日は順調に囮も入手できて9時前に雛壇へ入る。先行者は見える範囲で数名、丁度雛壇前の瀬が空いていたので、そこから始める。前回に比べると随分と水位が平水に戻り、透明度も良くなり底石も良く見える。結構辺地の石も磨かれており、直ぐにでも掛りそうであったが、全く反応は無く、周りもあまり掛っている様子は無い。下の瀬頭からガンガン瀬も水が低くなったので養殖囮でも良く潜るが野鮎の追いはない。瀬尻へ下って行こうとすると下へ他の釣人が入ったので、更に下のトロ場迄移動。何時もはここは食み跡が多い場所であるが、今日はあまり磨かれていない。30分程泳がせるが全く追いが無く、釣れるのはアブラボウズばかりである。瀬の釣人が移動したので、もう一度瀬へ戻る。囮も弱りあまり泳がなくなったので、大石の裏を引くと待望のアタリがあり、16cmが腹掛かりで釣れる。今日は野鮎に代わる迄1時間半程掛かってしまった。何とか泳ぎそうであったので、囮を交換して同じ瀬を攻めるが続かない。下のトロ瀬迄泳がせながら下って行くと、向う岸の辺地で良いアタリがあり、18cmが背掛かりで釣れる。しかしやはり続かず午前中は2匹で終わる。午後は雛壇上の大石周りへの移動を決めて、最後に念のためにとガンガン瀬の白波の中へ入れると一発で追いがあり、20cmが掛る。偶々掛ったので続かないと思いつつ囮を替えて直ぐ上の白波へ入れると、又一発で19cmが掛る。その次も直ぐ掛かったが、16cmの小型になり、その後は14cmと更に小型になり、続かなくなった。ここで大石周りへ移動して泳がせると忘れた頃にポツリと掛かり、これからかと言う時に晴れているのに雷鳴が響いたので、竿を畳もうとして竿を立てた瞬間に追いがあって18cmが掛った。まだこれから釣れるかもと予感させたが、早上がりとした。帰り支度をして車を走らせた途端に土砂降りとなり、間一髪で降られずに済んだ。
使用仕掛:水中糸複合0.07号(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号チラシ&ASTEA長軸早掛け6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競




2011/8/17:藁科川



今日は雛壇ではなく、釜戸へ入ろうかと思ったが、既に先行者が数名あったので福養橋下の瀬に入った。左岸側には先行者は居ないと思い川へ下りると中程に1名いたので、一番下の瀬尻へ入る。仕掛けをセットして養殖囮を付けて、波立ちの無い平瀬を泳がせる事数分でアタリがあり、17cmが背掛かりで釣れる。今日は幸先良く囮が野鮎に替わったので期待して同じポイントで続けると、又5分程でアタリがあり掛かったが、竿を立てて引き抜きの体制に入った途端に底バレしてしまう。これが響いたのかアタリが遠のいてしまった。20分程で狙いを流れのやや強い場所に替えて囮を引くと小型が口掛かりで釣れる。その後も入れ掛かりは無いが、ポツリポツリと掛かり、最後には落ち込みで今日最大の18cmが釣れた。鏡岩へ下る途中で、この瀬がぶつかる岩盤の壁すれすれを泳がせると一匹掛かったが良型は出なかった。鏡岩前のトロ場は流れが緩くなりすぎて、追いは悪く何とか小型を2匹掛けて、午前中にツ抜けを達成した。午後からは雛壇周りの瀬を狙えばあと5匹位は釣れるのではと甘い期待を持って昼食とした。午後は雛壇上の大石周りのトロ瀬の泳がせから始めるが、なかなかアタリは無い。繰り返して泳がせると30分程でやっとアタリがあり、良型の様でなかなか水面を切れない。やっと囮が浮いたので竿を立てて引き抜くと、囮と掛かり鮎が飛んできたが、数m手前にポチャリと落ちる。何が起きたか理解できなかったが、水中糸の高切れである。流石に釣行7回目の使用では最新の複合メタルも限界であった様だ。既にコーティングも剥がれて、かなりパーマネントになっていたので何時切れてもおかしく無い状態だった。今期初めての親子ドンブリであったが気を取り直して鼻環仕掛けを繋ぎ、釣を続けた。暫くして又掛かったが、この頃になると時々風が強く吹くようになり、引き抜きの途中で吹かれでキャッチミスで野鮎を失う。しかも又水中糸が切れてしまう。今度はフロロに張り替えようとすると風に吹かれて水中糸がお祭りになる始末。完全にやる気をなくして、2時で早上がりとした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針ASTEA長軸早掛け6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競




2011/8/18:藁科川



今日は下流部の第二東名橋に釣行した。橋の下流部にある囮屋で囮を購入、袂のスペースに駐車をして川へ下りた。ここも先日の出水で随分流れが変わってしまい、橋の上下にあった瀬が完全に埋まってしまったので、ポイントを探しながら上流へ向かう。良さそうな瀬には既に先行者があり入れそうもない。500m程上流の長い瀬の間が空いていたので入川を決めた。ここは水が多ければ長いガンガン瀬と思われるが、水が少し低い今日は上下はガンガン瀬であるが、中程はやや緩やかな平瀬になっている。先ずは流芯の深みの泳がせから始める。水温が高いせいか養殖囮の泳ぎがあまり良くない中、今日も幸先良く5分程で小型の15cmが掛かった。慎重に引き抜き、囮を野鮎に替えて同じポイントを泳がせると入れ掛かりは無かったが、ポツポツと30分で4匹が掛った。その後はアタリが遠のいたので、空いた上下の瀬を引くと忘れた頃にポツンと掛かる状態であった。午前中に何とか8匹が掛ったが、これ以上粘っても釣れる気配が無かったので、午後はポイントを変える事とした。午後は更に300m上流へ移動して谷津の送電線近くの瀬で竿を出す。やはり上のガンガン瀬周りは釣人が多いが、やや流れが緩やかになる平瀬は空いていたので、始めると又直ぐに追いがあり17cmが掛る。しかしその後は続かず周りを歩き回って何とか2匹を追加出来たのみであった。
今日は朝から風が強く、時には突風の様に吹き竿を煽られてしまう程であった。しかも風の方向が一定でなくクルクル変わる為、泳がせていても囮の鼻を引き回す形となり、唯でさえ水温が高く囮が弱り易い中、直ぐに野鮎の囮が弱ってしまう釣り難い1日であった。
使用仕掛:水中糸複合0.07号(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針ASTEA長軸早掛け6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競




2011/10/7:狩野川



藁科川は台風の増水から回復の兆しが無く、このままシーズンが終わってしまうのではと心配されたので、少しは釣れ始めたと言う狩野川へ釣行した。九州の球磨川の釣行から約1ヶ月ぶりである。9時前に何時ものゲートボール場前に到着すると思ったほど先行者は多く無く、それ程苦労する事無く入川出来そうであった。ここの瀬は以前より大石が多く、長い一本瀬になっており、未だ高水の為ガンガン瀬であった。そこで少し流れが緩くなる松ヶ瀬の吊橋の下へ入った。垢は未だ薄い様であったが、先行者の竿は所々で曲がっていた。始めて5分程で大石の裏でアタリがあり、下へ走られるが何とか竿を立てて引き抜きの体勢を取り、竿を持ち上げると掛かり鮎が空中でポロリと落ちてしまう。今日は最初から躓いてしまったが、これが後あとまで響いたようだ。その後全くアタリは無く、1時間程してやっと囮ごろ18cmが掛り、囮が野鮎に替わるとその後はポツポツとアタリが出始めて、午前中に6匹が釣れた。しかし水が多かったせいかキャッチミスが2匹あり、その他にも身切れバラシが3匹、又ケラレは結構あった。10時頃から釣人も多くなりポイント移動も出来ない状態であったので、午後も同じポイントを上下しながら探るがアタリは無い。この頃になると釣人が移動し始めたので、下りながら攻めると、ガンガン瀬の中段でやっと掛かるが後が続かない。その後2時過ぎにガンガン瀬の大石周りで掛かるが身切れバラシ、キャッチミスが相次ぎストレスが溜まるばかりで、納竿とした。
今日は久し振りの友釣りで中々感が戻らず、キャッチミスが多かった。ミスが無ければ楽にツ抜けが出来たのに残念である。後は高水で垢が薄かったので追いが今一悪く、バラシ、ケラレが多かったのは、針が合っていなかったと思われる。ただ釣れる鮎はやや痩せてはいるが、若い鮎ばかりで、オス鮎を囮にしても色が付いてくるものは無かった。
使用仕掛:水中糸複合0.07号(ダイレクト結束)、ハリス1.2号、針管付ギア7.5号チラシ&ASTEA長軸早掛け6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競




2011/10/12:興津川



昨日、藁科川の状況を見に行ったが、既に水は平水より低くくなったにもかかわらず未だ濁りがあり、上流部へ行くほど濁りが酷い。この調子ではどうも今期は回復しそうもない状況である。
今日は今期2回目の興津川へ釣行した。東名の集中工事の関係でバイパスも彼方此方で渋滞があり、何時もの囮屋へ10時前に到着。早々に支度をしてから日釣券と囮を購入して川へ下りる。先行者はそこそこ多く、見える範囲でも10名程であるが、全く竿が立っている様子は無かった。仕掛けをセットし、囮を付けて、先ずは瀬頭のチャラ瀬から始めるも全く掛かる気配は無い。少しづつ下りながら探るが全く追いは無い。周りにも殆ど掛っている様子は無い。先行者も釣れない為か移動し始めたので、その後も探るが全くアタリなし。昼休憩にしようと思い最後に大石裏の弛みで泳がせるとやっと微かなアタリがあり、17cmがエラ掛かりで釣れる。血が出ている形跡は無く、何とか囮を交換するが、どうも泳ぎが悪い。午前中は何とかボウズを逃れて一匹だけで終了ある。午後は下流が空いたので先日釣れたポイント近くで竿を出したが、台風の増水で石の並びが随分かなり変わっていた。彼方此方攻めたが結局アタリは無く、午後2時で辛抱出来ずに早上がりとした。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸フロロ0.3)、ハリス1.2号、針ASTEA長軸早掛け6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競




2012/6/1:気田川



毎年解禁を迎える藁科川の河川状況が悪い上に、少し下見したところ鮎が全く見えなかったので、今年は気田川での解禁を決めて釣友H氏と釣行した。今年からは新東名が開通し、各地の釣行に利用できる様になったので時間的にはかなり楽になった。実際気田川へも約一時間の時間短縮でき、朝5時に家を出て、途中コンビニ、囮屋へ寄っても7時前には竿を出せた。何処へ入るか迷ったが、取り敢えずは毎年釣行している小川の瀬へ向かうと、先行者は無い。早々に支度をして川へ下りるとトロ場の辺地は泥被りだが、瀬の中の石はそこそこ綺麗であった。今期初の鼻環通しもスムーズに出来、釣を始め瀬頭、瀬肩等を攻めるが、野鮎の反応全くなし。30分程して瀬脇でやっとアタリがあり、引き抜くと14cmが腹掛かりであった。囮が野鮎に変わったので次を期待したが、期待は裏切られた。上流のトロ場を見に行くも泥被りで鮎の気配は無かったので早々に上流部への移動を決めた。
上流部の主だった瀬には先行者が多く、杉川へ向かうも、昨年の台風で相当荒れた様子で、至る所で普及工事が行われていた。再び本流へ引き返し、宮川橋下の瀬を見ているとポツポツと掛かっている様だ。不動川合流の上流を362号から川を覗くと分流のトロ場には相当数の鮎が群れて苔を食んでいる。その分流の合流点の落ち込みにはそこそこの石があり、先行者も無かったので、そこへ入る事を決めて、対岸の明野キャンプ場から川へ入る。囮を付けてポイントへ入れると直ぐにアタリがあり、15cmが掛る。これは読みが当ったと思ったが入れ掛かりにはならなかった。それでも落ち込み周辺を丹念に探るとポツポツと掛り、中には18cm級も混じって、約1時間で5匹と好調であった。しかし次に良型が掛り、水面に浮かせ引き抜いた途端に痛恨の高切れ、上部の付け糸付近で切れていた。昨年の一度使用した物を大丈夫と思い使用したのが間違いであったと反省するが後の祭り。新しいフロロに張り替えて再開するものの、全くアタリは無くなってしまった。昼食後も同じポイントを攻めるが全く釣り返しは利かなかった。3時過ぎに分流の頭付近で17cm級を2匹追加して、納竿とした。
使用仕掛:水中糸新素材0.07号(付け糸フロロ0.3)&フロロ0.25号、ハリス0.8号、針バレン6.5号3本錨&ハリス1.2号管付ギア7.5号チラシ、背バリ使用、使用竿:競




2012/6/4:藁科川



解禁から3日間の釣果を見ている限りでは全く釣れないわけではなく、思ったより釣れているので、ボウズ覚悟で釣行した。藁科川への釣行も新東名を使う事でバイパスの渋滞を避けられるので30分程時間短縮になる。新東名橋、富厚里橋と見ながら奈良間を目指すが、途中釣人は殆ど見当たらない。最後に鏡岩周りをじっくり見ると下見の時より石は綺麗になっており、浅場では結構型の良い鮎の群れが苔を食んでいる。年鑑札は既に下見の時に購入してあったので、囮のみを購入、雛壇へ向かう。雛壇前のガンガン瀬は完全に埋ってしまい、平瀬になっており、鏡岩から全体的に浅くなってしまった。又下の富厚里橋にかけての瀬もかなり砂利で埋まっている。準備をして、川へ下りると、10時前になるのに先行者はかなり下の方に1名のみ、減水の為何処も浅く、鮎の隠れ場所が無く釣り辛そうである。ただ川の中の石は思ったより全体的に綺麗で、鮎が食んでいる様であるが、殆ど姿は見えない。何時もなら辺地のトロ場には稚鮎の群れが見られる筈であるのだがそれも見られない。今年は用宗港、焼津港では稚鮎が全く見られなかった事を考えても、やはり天然遡上はかなり少ないのであろう。
取り敢えずは雛壇下の平瀬〜チャラ瀬で始めるが当然の事としてアタリは無い。それでも30分程で16cmが背掛かりで掛ったので、やや深い瀬を中心に攻めるが、後は続かなかった。雛壇前の大石周りに移動して、泳がせ中心で攻めると、やっと14cmが掛るが、やはり続かない。結局午前中は2匹で終わり、午後は鏡石まで釣り上がったが、アタリが無いまま、2時で納竿した。カメラ忘れた為ポイント写真なし
使用仕掛:水中糸フロロ0.25号、ハリス0.8号、針バレン6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2012/6/13:藁科川



先日の雨も思ったより雨量は纏まらず、渇水の解消にはなっていないが、それでも少しは状況が変わったのでは思い釣行した。今日は釜戸へ入ろうと考えて、囮を購入して、橋のたもとで身支度をして居る間に、先行者が2名入ってしまった。やむを得ず今日も雛壇へ向かい、川へ下りると前回よりもかなり先行者が多い。雛壇前から下流へ釣下がるが全く鮎が追う気配は無い。周りの釣人も殆ど竿が立たないが、偶には釣れている様で夜打島の瀬は人が動かない。1時間程で諦めて、雛壇前の大石周りが空いたので移動した。そこでじっくり泳がせに専念するが、全くアタリは無い。それでも粘っていると12時前にやっとアタリがあり、竿を立てて引き抜きの体勢に入った途端に痛恨のバラシ。諦めて昼食とし、午後も同じ場所を囮を替えて攻めるがやはりバラシ一回のみで、ボウズに終わる。やはりもう少し雨が降って水が増えないと状況は変わらない様だ。
写真は先週6/7に下見の際に撮影したもの
使用仕掛:水中糸フロロ0.25号、ハリス0.8号、針バレン6.5号3本錨、使用竿:バーサトル





2012/7/3:大千瀬川



先日の4、5号台風で荒れた藁科川、大井川は未だ濁っており、回復の見込みは無い。そこでネットで調べると天竜上流部が少しは釣れている様なので、10何年ぶりに大千瀬川へ釣行した。ここも今までは秋葉街道経由で3時間以上掛っていたが、新東名、三遠南信自動車道経由で2時間程度で行く事が可能になった。8時前に囮屋へ到着して状況を聞くと少し釣れた日があったが、連日の人出で場荒れしているとの事。ポイントは小田敷が良いとの事であったので、早々に向かうが、既に駐車スペースが無く諦める。仕方が無く車を河原へ止める事が出来る鉄橋下へ向かう。ここは一番の人気ポイントであり、既にかなりの先行者が竿を出していたが、流れの緩やかなポイントでは小型がポツポツ掛っている様である。キャンプ場前に続く瀬頭に入り、始めは流れの緩やかな平瀬で泳がせるが、なかなか追いは無い。30分程で諦め、瀬にかかるやや流れのあるポイントへ囮を入れると一発で追いがあり15cm程が背掛かりで釣れる。囮がやっと変わったので、その後も続く事を期待して同じポイントを攻めたが続かなかった。段々と下ってより流れのあるポイントへ移動するも全くアタリは無い。その内に野鮎が小さかった事もあり、弱って段々泳ぎが悪くなり、流れに負けてしまう様になる。この日は流れのある瀬では殆ど掛らなかったようであり、この瀬では他の釣人も竿を曲げる事は殆どなかった。元のポイントへ戻り、囮を2匹目の養殖に替えて再び始めるもののアタリは無かった。それどころか今日は昼過ぎまでは持つと思っていた雨が落ち始め、始めは霧雨程度であったが30分もすると本降りとなって来た。カッパを取りに車へ戻り、更に1時間程続けたが、アタリも無く、雨も本降りになったので納竿とした。鮎の跳ねもかなり見られ、辺地には遊び鮎も見られる事から、鮎の魚影は濃いと思われたが、流れの中は石垢が未だ薄く追いが悪い様である。
使用仕掛:水中糸フロロ0.25号、ハリス0.8号、針バレン6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:バーサトル




2012/7/10:興津川



近くの河川で他に良い情報も無く、今期初の興津川へ釣行した。あまり条件は良くなさそうであったが、明日から又雨で増水が予想されたので、友釣りが出来るだけでも良いと、ボウズ覚悟の釣行であった。9時過ぎに何時もの囮屋へ到着すると何と駐車場は満杯であり、予想に反して釣れているのではとの期待があったが、囮屋さんで聞くとあまり釣れないとの事。車を何とか隅に駐車して、準備をして川へ下りる。昨年迄と比べて瀬の砂が無くなり、ブッツケの淵迄長い瀬になっていた。瀬には既にかなりの先行者が等間隔に入っており、入れそうもなかったので、上流の倉庫下へ向かう。瀬の開きの深瀬の石が綺麗であったので、泳がせからスタートした。しかし全く掛る気配は無く、1時間程で諦めようとした時にやっとアタリがあったが、針掛かりする事は無くケラれてしまった。その後も粘ったが結局追いは無かった。上の瀬が空いたので、瀬も攻めて見たが、全く気配は無かった。昼食を済ませた後下の瀬へ戻ろうと思い、念のためにガンガンの落ち込みの白泡の中を引くと一発で追いがあり、18cmが頭掛かりで釣れる。囮を替えて再び同じポイントを攻めるが入れ掛かりは無かった。それでも少し時間を掛けて攻めていると、少し離れた泡の中でアタリがあり、今度も口掛かりで17cmが掛った。その後は続かず、午前中攻めた深瀬を野鮎の囮で泳がせてもアタリは無かった。囮屋下の瀬が空いたので戻って攻めると30分程で追いがあり、今日初めての背掛かりで16cm級が掛る。午後になって少しは追いが良くなったかと期待して、瀬のあちこちを攻めるが、結局追加は出来なかった。
使用仕掛:水中糸フロロ0.25号、ハリス0.8号、針バレン6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀




2012/9/5:藁科川



今期の終盤を藁科川で迎えられるかどうかを見に釣行した。先週川を見た限りでは、今まで良かったポイントは殆どが砂で埋まってしまっている中では比較的石が多かった釜戸の瀬へ釣行した。何時もの囮屋で聞くと釜戸の瀬や福養橋の下の瀬で型の良い鮎が2、3匹は出るが数は出ないとの事。早々に支度をして川へ下りると先行者は居ないが、石の色が先週見たより汚く、磨かれていない。先ずは少し流れのあるポイントを中心に泳がせで探って行くが、アタリは無い。段々と釣り上がり、瀬の上流のチャラ瀬や平瀬も見るがあまり綺麗な石は見当たらない。青ノ木との境辺りまで行ったがこの辺も石が埋ってしまっている。再び釣下りながらポイントを探って行くがやはりアタリは出ない。囮缶が沈めてあった瀬まで戻り、根掛かりを外しに川へ入ったついでに左岸側へ渡り、ヘロヘロの囮を大石に囲まれたぶつかりへ入れると、初めてのアタリ、しかも良いアタリで21cmが背掛かりで釣れる。実に11時半を回っての一匹目であった。これを囮にしてガンガン瀬へ潜らせると直ぐに強烈なアタリがあり、下へ5m程一気に走る。竿を寝かせたまま耐えているとふわっと軽くなり、底バレてしまう。逆さ針を打ち直して再び瀬を中心に攻めるがアタリが出る事は無かった。空模様も悪くなり、釣れる様子も無いので早上がりとした。
川の中を歩いていても魚の気配は薄く、このまま終ってしまうと思われ、今年は竿納めが早くなる。
使用仕掛:水中糸複合0.05号、ハリス0.8号、針バレン6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競




2013/6/1:大千瀬川



今年の解禁を藁科川で迎えようと考え、数日前に下見に行った。主なポイントを見たかが、やはりまだまだ砂で埋まっている所があり、ポイントが狭く、とても解禁の大人数では入る場所はないと思われた。
釣友H氏と相談して西部方面へ向かう。新東名を下りて、三遠道路で6時半過ぎには浦川へ到着。お錦橋から見ると、上流部やキャンプ場前は釣人で一杯であったが、鉄橋下の瀬は左岸側には入れそうであったので、早々に囮屋で日釣券と、囮を購入してポイントへ向かう。2日前の雨でやっと平水近くまで戻ったとの事であったが、それまでは渇水の為に鮎が群れていた。増水により群れが散っているのか心配であったが、周りの先行者を見る限り、殆ど竿は曲がっていない。未だ水温が低く追いが悪いとも思ったが、何と水温20℃もあり、この時期では高い。やはりこのポイントには鮎が少ないのか不安になる。ともあれなんとか囮替えを狙い瀬頭の流れが緩やかなポイントで囮を泳がせるが、やはり反応は無い。それでも30分程でビリビリといったアタリがあり、囮が下流へ引っ張られるが、竿を立てた途端に底バレしてしまう。多分小型鮎が掛ったと思われる。その後アタリは全くなく、少しづつ下り、やや流れのあるポイントで囮を引くが全く追われない。今日の囮は16cm程の小型ばかりであったので、既に弱って少し流れがあるポイントへは入らない。そこで囮を2匹目の養殖鮎に交換して同じ場所を攻めると直ぐに良いアタリがあり、竿を立てると浮いて来た魚の色がやや黄色い、何と囮ごろ?のハヤであった。これで又囮が弱ってしまう。同じポイントを攻めていると又アタリがあり、今度こそは鮎の様だがやり取りの最中に再び底バレしてしまう。どうも流れのあるポイントの方が鮎が付いていそうな気がしたので、逆さ針を直して更に流れのある、やや深い瀬に囮を入れるとすかさず良いアタリがあった。今度こそはと慎重にやり取りをして引き抜くと今期初は17cmの追い星がはっきりした鮎であった。2時間掛かってやっと囮を野鮎に換えて同じポイントへ入れると直ぐにアタリがあり16cmが掛る。その後は13cmと小型であったが、次は17cmと4匹がほぼ入れ掛かりであった。朝から他の釣人も散々攻めたポイントであったが、地合いなのか囮なのかは解らないが、周りは殆ど掛っていないので地合いと元気の良い囮がたまたま合わさった効果なのだろう。その後は下の釣人が移動して、かなり上下に移動できるようになった事と全体的に少しは追いが良くなった事もあり、深い瀬を主体に攻めると小型混じりでポツポツと掛かる様になり、午前中には12匹とツ抜けを達成した。釣友H氏は4匹と不調である。午後も同じポイントを攻めると直ぐに一匹目は掛ったが、後が続かず納竿前に小型一匹を追加したのみで終わった。
途中で監視員さんに話を聞いたが釣れるポイントに入った人は30〜40匹も釣ったとの事で、やはり放流鮎はこれ位の増水ではバラケていなかった様である。
使用仕掛:水中糸フロロカーボン0.2号、ハリス0.8号、針一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競




2013/6/3:藁科川



藁科川へ今期初釣行した。9時前に川へ到着したが、殆ど釣人が見えない。解禁3日目となればそれ程混む事は無いと考えてはいたが、これまで少ないと言う事は解禁2日間共あまり釣果が上がらなかった様である。何処へ入るか悩んだが、石があまり砂で埋まっていない釜戸の瀬を見ると先行者が一人見えたので、雛壇へ向かった。ここの瀬もかなり砂で埋まってしまい、人気が無くなったのか先行者は下流部に1名のみ。直ぐ前の瀬は二本に分かれて細くなっているが、左岸側の瀬から始めようと、囮缶から囮一匹をタモへ出して囮缶を沈めようとした途端にタモの囮が飛び跳ねてタモの外へ逃走してしまった。やむを得ず二匹目の囮で始めるが、根掛かりが心配で深場、早瀬には入れられないのでトロ瀬、チャラ瀬を主に攻める。左岸側ではアタリは出ず、右岸側へ移動して攻めるがやはりアタリは無い。大分下流へ来たので再び左岸側へ移動しようと囮を持ち上げた途端に良いアタリがあり、17cmが頭掛かりで釣れる。約30分掛かったが、囮が変わった事と予備の囮が出来た安心感から、より深場、早瀬を攻める事が出来る様になり、前に攻めたポイントで次々と4匹が掛った。その後も雛壇前の瀬に戻り、養殖囮では追わなかったポイントでもポツポツ掛った。型は囮にならない鮎は一匹のみで15〜17cmであったが、追いが悪く背掛かりは全くなかった。更に上流の大石周りで泳がせるが小型2匹のみで午前中は9匹とツ抜けには届かなかった。午後は鏡岩と福養橋下の瀬状況を見に行ったが、どちらもやはり砂で埋まっており、特に鏡岩の周りの深トロ場は完全に無くなっており、鮎の姿も見られなかった。福養橋下の瀬も浅くなっていたが、全体的にはまだまだ石は多く数人が竿を出していた。瀬尻の落ち込みも、水量が少ないせいもあるがガンガン瀬が普通の瀬になっており、竿が出しやすくなっていた。囮を繋いで瀬の中段へ入れると暫くして16cm程が腹掛かりで掛ったが、何とか泳ぎそうであったので、囮を替えて同じポイントへ入れると今期初の強烈なアタリで一気に下流へ走った。下流のチャラ瀬で引き抜くと18cmの背掛かりであった。この後も17cm級が2匹釣れてプチ入れ掛かりを楽しんだ。その後はアタリが止まったので、上流の良さそうにポイントを拾い釣りして小型4匹を追加して納竿とした。
今年の藁科川は小型の鮎の群れが結構見られるので、去年みたいな全くの不漁は無いだろうが、まだまだ釣り場の回復には至っておらず、あまり良い釣りは期待できないかもしれない。
使用仕掛:水中糸フロロカーボン0.2号、ハリス0.8号、針管付ギア7.5号2本チラシ&一角6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競




2013/6/5:中部天竜川



解禁以来好釣の中部天竜へ20数年ぶりに釣行した。朝8時前に囮屋へ到着して、状況を聞くと数はそこそこ出ているが、やはり型が落ちたと。日釣券と囮を購入する。天然囮と養殖囮の値段が同じと聞いたので、勿論天然囮を選択した。中部天竜で一級ポイントであるB型鉄橋へ向かうと先行者は5名程、早々に支度をして川へ下りる。水が少なく、かなり釣り辛そうであったので、瀬尻の落ち込み上の水深が少しでもあるポイントを選択した。18cmの天然囮を付けて先ずは辺地の流れの緩やかなポイントを泳がせるものの、アタリは無い。30分程で諦めて流芯へポイントを変更すると直ぐにアタリがあり、17cmが腹掛かりで釣れる。何とか泳ぎそうであったので囮を替えて同じポイントを攻めるが続かない。流芯の向う岸寄りのトロ瀬へ囮を入れると16cmが背掛かりで釣れる。思ったより型は良いのではと思いつつ、同じポイントへ囮を入れて泳がすと入れ掛かりで掛ったが型が14cmと落ちてしまった。その後もポツポツと同じポイントで掛かるがやはり型が今一で14、5cm級ばかりである。周りを見てもそれ程釣れている状況では無かったのと何とか囮に使えるサイズであったので、このポイントで続けて午前中に12、3匹を釣る事が出来た。昼食後も直に入れ掛かったが、空が曇った途端にとアタリは止まった。30分程で雲が取れて日が差し始めると、急に追いが立ち、今日最大の18cmを含め5匹程が入れ掛かりであった。その後も周りのポイントでポツポツ掛かり、最後には落ち込みのガンガン瀬でも数匹が掛り数が伸びた。

使用仕掛:水中糸フロロカーボン0.2号、ハリス0.8号、針管付ギア7.5号2本チラシ&バレン6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競




2013/6/17:藁科川



昨日の雨で20cm程増水して、濁りが出た様だが、昨年迄の藁科川は一旦濁りが出ると最低でも一週間は友釣りは出来なくなる事が多かったので、心配しつつ9時前に川へ到着すると全く濁りは無かった。増水により鮎が少しでも動いて大釣のチャンスかと期待しつつ、何時もの雛壇へ向かう。既に車が一台駐車されているが、見渡せる範囲には先行者はいない。早々に支度をして川へ下りると、先週に比べ石がやや曇り気味。先ずは分流の左側の瀬から始めるが全く野鮎の追いはなく、段々下り瀬の最下流まで攻めたが全く掛かる様子は無い。次に同様に右側の瀬も攻めるが同様である。30分程で諦め、直ぐ上流の大石周りの泳がせを始める。ここも以前は良い深瀬になっていたが、現在は殆どが砂で埋まってしまった。大石周りをしつこく泳がせていると、アタリが出ないまま囮が下流へ流れる。竿を立てると何と14cmの鮎が口掛かりで掛かっていた。本日の最初の一匹なので慎重に引き抜く。何とか囮サイズであったので囮交換して、同じポイントを泳がせるが続かない。再び元の雛壇前の瀬に戻り囮を瀬に入れた途端にアタリがあり、下流へ走ったので竿を立てて堪えたが直ぐに底バレである。気を取り直して直ぐ下流へ囮を入れると又直ぐにアタリがあり、今度は16cmが背掛かりで釣れた。しかしその後は続かず、忘れた頃にアタリがあると言った状態で、しかも4回の内底バレが3回と散々であった。結局午前中は3匹のみで、しかも全て追い星のない小型の遊び鮎ばかりであった。
午後は上流の鏡岩と福養橋下の瀬を見に行った。鏡岩周りは以前よりは少しは石が出てきたがまだまだ多くは望めそうもなく、流芯を少し攻めたが全く反応は無かった。前回入れ掛かりの橋下の瀬尻には先行者がいたので、瀬の中程に移動して始める。前回より水量が多いので元気の良い囮でないと中々囮が狙った所に入らない。30分程で瀬尻が空いたので移動して、瀬の段々の中で待望のアタリがあり、16cmが掛る。その後も囮が替わって続く事は無く、忘れた頃に掛かると言った状態で2匹追加したのみである。しかも最後に掛かった17cmは大きさの割には追い星も無く、まるで成魚放流物の様であった。早上がりを考えて雛壇迄戻り、念のために最後に瀬を攻めたが囮を高切れでロスしただけで終わった。
使用仕掛:水中糸フロロカーボン0.2号、ハリス0.8号、針バレン6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2013/6/25:藁科川



今日は何処へ行こうか迷ったが、午後の天気予報があまり良くなく、午前中だけの釣になるかもしれないので、一番近い藁科川に決めた。ほぼ1週間ぶりの釣行であるが、9時前に奈良間に到着したが最近の釣果を物語る様に川に先行者は殆どいなかった。今日こそは釜戸の瀬に入れそうかと川を見ると案の定誰もいない。早々に支度をして瀬へ向かう。先ずは流れの弱い瀬尻の開きから泳がせるが、全く追われる様子は無い。30分もすると他の釣人が入り始めたので、一番の本命場所と思われた瀬の中段へ移動した。すると直ぐにアタリがあり、思ったより型の良い18cmが尾掛かりで釣れた。囮を交換して同じポイントを攻めると型は16cm程と小さかったが、5分程で2匹目が背掛かりで釣れたので、今日こそは入れ掛かりかと期待する。しかし何時もの様にピタリとアタリは止まってしまった。少し時間が掛って上流の大石の上で掛かるが、底バレである。その後ガンガン瀬も攻めるが全くアタリが無いどころか痛恨の根掛かりである。今日は水量が多いのでとても外しに入れる状況では無く、止むを得ず水中糸を切る。再び元のポイントへ戻り、最初の野鮎を囮にして始めるとポツポツと掛かるが入れ掛かりにはならない。結局午前中は5匹に終わる。午後も同じ場所で再開するポツポツと2匹が掛ったが後が続かず、ポイントを移動を決める。福養橋の下の瀬へ移動、囮を付けようとして囮缶の蓋を開けると囮が一匹飛び出て逃走、しかも一番型の良い鮎であった。最初は瀬頭の浅瀬から始めて、徐々にガンガン瀬の瀬頭にある深瀬を攻めると、強烈なアタリがあり、下のガンガン瀬へ入ろうとする。ガンガン瀬へ入られたら終わりなので、竿を寝かせて少しづつ上流へ引き上げて、流れの緩やかな石裏へ誘導して何とか引き抜く。本日一番の20cmの背掛かりであった。その後は続かず、下流の瀬へ移動すると又しても根掛かりで囮を失う。今日二回目の囮ロスにやる気をなくして、2時に早上がりした。
使用仕掛:水中糸複合0.06号、ハリス0.8号、針管付ギア7.5号2本チラシ&バレン6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2013/7/9:中部天竜



二週間振りの鮎釣りで何処へ行こうか迷ったが、藁科川は未だ濁りが取れていないので、順調な釣果が出ている中部天竜にした。8時前に囮と日釣券を購入して、B型鉄橋下へ到着、この時点では先行者は5、6人であったが、直ぐに見える範囲でも20人以上に増えて、動ける範囲がほぼ限定されてしまった。それでもポイント的には割と良い場所であったのか、開始5分程で瀬脇を泳がせていると良いアタリがあり、17cmの囮頃が背掛かりで釣れた。囮を野鮎に変えて瀬の芯を中心に探ると、入り掛かりは無い物の、5分に一匹のペースで順調に掛かり、1時間で21cmを超える良型混じりで10匹程が釣れ、このままのペースで釣れれば今日は何匹釣れるのだろうと期待を抱かせた。しかしその後はペースが落ちポツポツになり、10時を廻る頃には殆ど追いが無くなってしまった。それでも周りがポツポツしか釣れない中、向かい側の釣人と私の2人だけが良いペースで掛かった。丁度鮎が溜まっていたポイントに入ったのかも知れない。昼前には段々下流へ移動してポツポツ掛かったが15〜16cmの小型ばかりになり、昼食とした。午後は朝のポイントは空いて居なかったので、午前中あまり追いが無かったやや下流部から始めたが、又5分程の早い時間に一匹目が掛った。その後は4匹が入れ掛かりになったが、5匹目の良型を空中バレで失うと途端にアタリが止まってしまった。その後は又下流部へと釣下ったが、小型一匹を追加したのみで終わった。午前中に掛かったポイントが空いたので、再び戻って囮を引いたが、やはり小型のみであった。
今日は朝一では良く追ったが、水温の上昇と共に追いが悪くなり、昼前には既に30℃に達していて、囮缶の囮も何匹かは弱ってしまう状態であった。
使用仕掛:水中糸複合0.06号、ハリス0.8号、針バレン6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2013/7/11:藁科川



藁科川が澄み始めたとの事で久し振りに釣行した。何時もの囮屋で聞くと少しは釣れるが、数は期待できないとの事であった。前回釣行時に随分と石が出て来て以前の姿に戻りつつある釜戸の瀬に向かったが、既に先行者がいたのでパスして、何時もの雛壇へ向かう。支度をして川へ下りたのは9時を回っていたにも関わらず、先行者は見える範囲で2名、確かにあまり良くない状況である。先ずは分流の左岸側から始めると10分も掛らずに大石の裏側で16cmが背掛かりで釣れたが、追い星の無い遊び鮎の様だ。囮を替えて足もとから流芯へ向かわせると、流芯へ入る途中でアタリが出て14cmの小型が掛る。その後は下流の流れの中でも16cmが掛るがやはり遊び鮎。やはり未だ縄張りを持つ程石垢が乗っていないのだろうか。それでもアタリは結構続いたが、次はケラレ、その次は大石裏の白泡の中で結構良いアタリがあり、今度こそは縄張り鮎の型が良いのか引きが違う。しかしやり取りをしている内に底石に巻かれて痛恨の底バレである。アタリが遠のいたので、鏡岩、橋下の瀬へと移動したが、良いポイントには釣人が入っていてポツポツ掛かっていた。空いているポイントで竿を出したがアタリは無かった。早い昼食を済ませて、再び雛壇前の辺地の泳がせから始めると、直ぐに17cmの追い星のある野鮎が掛り、これを囮にして辺地の残り垢ポイントを重点的に泳がせると、二連荘で16、18cmの縄張り鮎が掛ったが、それ以上は続かなかった。段々釣下がって、川小屋裏の駐車場前の瀬まで此処はと言うポイントを探って行ったが、アタリは無かった。ここのポイントも以前よりはかなり大石が出始めて来ており、今後は期待できるのではないだろうか。他の釣人は主に辺地を攻めてポツポツ掛けて居た様だ。ガンガン瀬の直ぐ上も良い石が出ており、期待したが小型一匹を追加したのみで納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.06号、ハリス0.8号、針バレン6.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2013/7/23:気田川



今期初の気田川へ釣行をした。囮と日釣券を購入して、8時前に宮川橋へ到着すると先行者の3人グループが朝食をしていたのでこのポイントは無理かと思い、話を聞くと彼らはここで釣支度をして更に上流へ向かうとの事であった。早速支度をして川へ下りて、先ずは橋下の浅瀬から始める。石の状態は良さそうであるが、なかなかアタリは無い。30分程で諦めて、ブッツケの深早瀬へ移動し、流れのやや緩やかなポイントで泳がせる。すると5分程でコツンとした弱いアタリがあり、15cmの小型が背掛かりで釣れた。何とか囮になるサイズであったので囮を野鮎に交換して、同じポイントを攻めると今度は明確なアタリで、17cmとサイズアップ。これはと期待させるが何時もの様にアタリは続かない。それでも流芯の向う岸脇を泳がせると20cmが掛るが、何と無く痩せている。その後もこの流れの中を彼方此方攻めて囮に使えない様な小型混じりで、8匹が掛ったので、このポイントを諦め下の早瀬へ移動する。すると16cm級を中心に5匹の入れ掛かりであった。入れ掛かりの後はポツポツとは掛ったが、下の深早瀬で大型を狙うも根掛かりで仕掛けを切る。午後は朝一の浅瀬から始めると直ぐに15cmの小型が掛り、その後も囮にならない様な小型が入れ掛かりである。まだまだ掛かりそうであったが、あまり小型ばかりであったので、数匹を釣った時点でポイント移動した。午前中最後に入れ掛かった早瀬へ移動するとポツポツと掛かるが良型は出ない。更に500m程下流へ移動して、木や竹が覆いかぶさる如何にも攻めにくい深瀬のポイントを攻める。枝に空中糸を引っ掛けない様に注意しながら、竿を寝かせたままで下流から囮を引き上げると、狙い通り間髪をいれずに良いアタリがあり18cm級が掛る。しかし思った程竿抜けにはなっておらずアタリは続かない。段々と下り、下流の瀬を攻めて同型数匹を追加した。やはり深いポイントの方が型は良い様である。最後に前の竿抜けポイントを攻めるが、やはりアタリは無い。思い切って、一番上のガンガン瀬の上の大石前へ囮を入れると一発でアタリ、木に注意しながら何とか竿を溜めて引き抜こうとするとすっぽ抜け。気を取り直して同じポイントへ囮を入れると又直ぐにアタリがあり、今度はガンガンへ入られない様に強引に引き抜くと何とキャッチミスで囮だけタモへ入ったものの、野鮎はタモの外へポチャリ。続ける元気も無くなり納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.06号、ハリス0.8号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2013/7/26:安倍川



何と3年ぶりの安倍川本流釣行である。この所少しは良型掛かっているとの事であったので、以前良く釣行した竜西橋へ向かうと以前とは川の姿が随分と変わっていた。橋の下に瀬がある事には変わりは無いが、その瀬が途切れることなく500m程続いており、入るポイントがかなり広くなった。水深もそこそこにあり適度に大石も入っているので鮎さえいれば如何にも掛かりそうである。9時過ぎに始めた時には、先行者は数人であったが、段々と増えて行く。養殖囮ではとても流芯には入りそうも無いので両岸寄りの流れの緩やかなポイントを引いて行くが、全くアタリは出ない。段々と釣り上がって行くと、川幅が広くなり二股に分かれている。その左岸側が如何にも釣れそうな良い石が一面に入っていたので、ここを重点的に攻めるがやはり流れが速くて、囮が底まで入っていないのか全く野鮎の反応は無い。そろそろ諦めようかと思い、最後に半分程沈んでいるテトラ前に強引に囮を沈めると、ゴミでも掛かったかのように囮が下流へ流れる。下はガンガン瀬であるので慌てて竿を立てると急に今度は上流へ泳ぎ始め、何と野鮎が掛っていたのである。何とか引き抜くと20cmの良型の背掛かりであった。囮が野鮎に替わり、このポイントでも楽に泳がせる事が出来る様になるとポンポンと続けて良型が2匹掛かった。しかし結構な流れの瀬で掛かっているのにも関わらず瀬釣り特有な気持ち良いアタリが出ずに一匹目と同じ様に重くなってから走り始めると言った掛かり方であった。ただ良型が続いたので期待を持ったが、何時もの様に3匹で止まってしまい、アタリが遠のいてしまった。此処までチラシ針を使っていたので、掛かりが遅いのではと思い、3本錨に変えて見ると、4匹目が直ぐに掛かった。これは目論見が成功かと思いつつ引き抜くと何と空中バレ、野鮎は数m手前にポチャリ、その後はこのポイントでアタリが出る事は無かった。この後は橋の直下の瀬の開きの深瀬を攻めると16cm級が2匹掛かったが、追い星の無い遊び鮎であった。良型を狙ってガンガン瀬へ囮を入れると痛恨の根掛かり、仕掛けを切り、昼食休みとした。午後は朝一に入ったポイントで始めるが、中々アタリは無い。それでも1時間程粘っていると向う岸の辺地で16cm程の遊び鮎が掛り、それを囮に流芯へ入れると一発で今日一番のアタリがあり18cmが掛る。その後もこのガンガン瀬で小型2匹が掛るが、良型は身切れバラシばかりである。最後は更に下流の瀬頭で、良型が掛ったが、瀬に入られ堪えているとやはり身切れでバラシてしまう。この頃になると雲行きも怪しくなり、納竿とした。今日はチラシ針を使用していた時はバラシは無かったが、錨にした途端にバラシが増えた。これは針の違いと言うより、アタリが弱かった事が原因と思われる。
使用仕掛:水中糸複合0.06号、ハリス0.8号、針管付ギア7.5号2本チラシ&一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2013/7/30:藁科川



昨日の雨で少しは減水が解消されて、追いが良くなっているのを期待して、久し振りに藁科川へ釣行した。10時前に何時もの囮屋で囮を調達し、川を見ると未だ誰も川へ入っていない。釜戸の瀬にも誰も入っていない様であったので、早々に支度をして川へ下りる。先ずは瀬の開きの流れの緩やかなポイントで泳がせを始めるが、囮がやや小さくて泳ぎが悪い。この囮では掛かりそうも無いので、やや流れがある瀬の開きで泳がせる。すると10分程でやや大きな石横で良いアタリがあり、19cmが掛ったが、生憎頭掛かりであった。何とか泳ぎそうであったので囮を野鮎に交換して同じポイントを攻めるが、やはり5分程で囮がダウンして泳がない。やむを得ず再び養殖鮎に戻すと、何とか16cmが背掛かりで釣れたが、傷が深く出血が激しい。この野鮎も何時まで持つか心配であったが、15分程で20cmが口掛かりで釣れる。どうも今日は追いが悪いのか掛かり所が悪い様だ。囮が大きい分かなりの流れがあるポイントでも元気に泳ぐが鮎の追いは無くなってしまった。流れの緩いポイントはほぼ攻めたのでガンガン瀬を攻めると、白泡が消えるあたりで良いアタリがありアタリがあり、20cmが又も口掛かりである。この瀬の中で続いて何本か追釣出来るのではと期待したが、追いが無く終了。元のポイントで一匹追加して、昼前に瀬の上へ移動する。30分程泳がせるが、アタリ無く、昼食とする。午後は一番元気な野鮎を囮にして瀬頭の落ち込みの直ぐ上を泳がせていると30分程で掛かり、瀬の中へ入られそうになるのを竿を寝かせて必死に堪えて、上のトロへ誘導引き抜く。これも口掛かりであったので何とか瀬に入られずに済んだ状態であった。その後は流れのあるポイントを引いたり、や緩いポイントを泳がせたりして攻めるとポツポツと良型ばかり掛かった。特に深瀬の向う岸の辺地で掛かった鮎は今期最大の22cmであった。
今日はバラシは一回のみであったが、ケラレが多く4、5回あった。取り込んだ鮎12匹の内背掛かりが3匹のみで後は頭、口掛かりであった事からも、追いが悪かったのだろう。逆に、良型ばかりであったのにバラシが少なかったのはこれが幸いしたとも考えられる。
使用仕掛:水中糸複合0.06号、ハリス0.8&1.2号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2013/8/2:天竜川



午後からにわか雨の予報が今日も中東部に出ているので、釣が出来るのは午前中のみと考え、なるべく近い藁科川への釣行を予定して自宅を出る。しかし新東名藤枝岡部インターに差し掛かった時、静岡方面を見ると既に空に真黒な雲が掛っている。急遽下り線へ乗り、天竜川へ向かう。10時前に塩見度橋へ到着して川を見ると釣人は少なく、何処へでも入れそうである。船明ダム下の漁協で囮と日釣券を購入して、橋下の瀬へ向かう。広い瀬に先行者は1名だけであったので、先ずは手前の浅瀬から始める。なかなかアタリは出ず、段々と立ち込んで瀬の中へ進んでいく。至る所で色々な型の鮎の跳ねが見られ、直ぐにでも掛かりそうであるが、彼方此方探るが全くアタリは出ない。その内に太陽が雲に隠れると鮎の跳ねも無くなってしまった。一時間以上も探って諦めかけた時、落ち込みのやや上流で、コツンとアタリがあり16cmが一応背掛かりで釣れた。囮が替わったので状況が変わるかと思われたが、その後もアタリが出る事も無く、昼食の時間となる。岸に戻る途中で一寸したチャラ瀬が気になり囮を泳がせると、一発で良いアタリがあり、16cmながら黄色の追い星がはっきりした鮎が掛かった。又まぐれだろうと一応囮を替えて同じポイントへ入れると、入れ掛かりで同サイズが釣れる。三匹目もそれ程時間が掛らず釣れたので、今度こそはホントの入れ掛かりかと思いきや終了してしまう。30分程で諦めて、昼食とする。午後は瀬の流れの効いたポイントから始めると、5分程で15cmが掛り、今度こそはと期待するがやはり期待外れであった。2時頃になと雲からポツリと雨が降って来たが、まだまだ雲に切れ間もあり、天気雨で終わるだろうと釣を続ける。すると5分もしない内に空は真黒な雲に覆われた途端に土砂降りの雨となった。急いで車に避難するが、既に全身びしょ濡れである。雨は15分程で上がったが、釣を続ける気力も無くなり納竿とした。
午前中は地元の釣人も少なかったが、昼前から川へ入り出し、腰以上まで立ち込んで流芯を狙っていた。しかもポツポツ良型混じりで掛かっていた。やはり浅場は場荒れなのか簡単に竿が入るポイントでは掛からない様だ。又午後からの方が追いが良いのかも知れない。
使用仕掛:水中糸複合0.06号、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨&管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2013/8/14:気田川



釣友H氏と今期3度目の釣行である。何処へ行くか迷ったが、小型ながら数が釣れている気田川を選んだ。しかし昨夜上流部で短時間雷雨があった様で、水位は上がる程ではないが濁りが出ていないか心配である。8時前に囮と日釣券を調達して宮川橋に到着すると先行者は見当たらない。準備をして川へ下りると多くの石は泥被りであるが、所々食み跡が見える状態であった。前回良かったぶつかりの深瀬には殆ど食み跡が見られなかったので、先ずは瀬の中でも石が磨かれていた瀬頭から始めると10分程で小気味良いアタリで16cm程の鮎が背掛かりで釣れた。しかしその後は何処を攻めてもアタリは無く、30分程で下流の平瀬へ移動すると石が割と綺麗である。囮を入れると入れ掛かりでやはり小型が2匹掛かるが、後が続かない。やはり30分程で諦め更に下流の道路下のガンガン瀬へ移動。ここも未だ泥被りであるが、徐々に食み跡が増えている様である。所々に磨かれた石を中心に攻めて行くと15分程で16cmが背掛かりで釣れた。これを囮に大石裏の白泡の中へ入れると強烈なアタリがあり、下のガンガンへ走る。10m程下って慎重に引き抜くと本日一番の21cmが背掛かりであった。この後もポツポツ小型中心に掛かり、午前中にはツ抜けを達成した。一旦昼食に車に戻り、午後は平瀬下の深瀬での泳がせから始めると、順調に掛かりが、やはり小型中心である。アタリが遠のいたので、最初の橋下流の瀬へ戻ると、浅瀬は今一食み跡が増えていなかったが、深瀬は結構綺麗に磨かれていた。ここでもポツポツ順調に掛かり、数が伸びたが、やはり小型が中心で、大きさ的には満足できない釣果であった。午後3時頃には雲行きが怪しくなり、4時頃には雨粒が落ち始めて、今にも土砂降りの雰囲気であったので納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2013/8/19:大井川



釣友H氏から大型が釣れるとの情報を聞き、久し振りに大井川へ釣行した。囮と日釣券を購入して、新東名橋上に9時過ぎに到着すると、ここの所良型が釣れ続いているとの情報が多い為か先行者が多く、見える範囲の瀬には数人づつ入っており、入る余地は無かった。そこで橋下の瀬頭の上流で、分流からの落ち込みがある平瀬を選んで入川する。水温を測ると既に28℃もあるので、囮缶の水を徐々に換えて丁寧にに水合わせを行う。20cmを超える養殖囮を付けて、先ずは流芯脇の流れを丁寧に泳がせて行くと、15分程で良いアタリがあり、21cmが背掛かりで釣れる。囮が野鮎に替わったので流芯を中心に攻めて行くとあまり時間が掛らず、2匹目も背掛かりで掛る。3匹目は21cmの囮を上流へ引っ張って行くほどのアタリで、今日一番の23cmがやはり背掛かりで釣れた。今日の竿は大型が掛る事を前提にメガトルクを使用しているので、全て余裕で引き抜きが出来る。次のアタリも直ぐに来たが、生憎針掛かりせずケラレてしまった。30分程で3匹と順調に掛かっていたのにこれが仇となったのか、その後アタリは遠のいた。次が掛ったのは1時間程経ってからであったが、生憎の腹掛かりであった。上手く泳ぎそうも無く、囮も引き回されて弱ってしまったので、前に掛かった背掛かり野鮎に交換した。しかしアタリが続く事は無く、次が掛ったのは昼前で分流の落ち込みの白泡の中であった。何とか午前中に5匹が掛かったので、午後のツ抜けを期待して昼食とする。午後は流れがやや効いた瀬頭で始めるとまたしても10分程でアタリがあり、瀬に入られない様に何とか引き抜くも、生憎の腹掛かりで囮にならない。その後何とか元気な囮に変えて色々なポイントを攻めるもそれ切りアタリは無かった。暑さと、水温が高い為に野鮎も直ぐにへばってしまい、元気な囮切れで早上がりとした。
使用仕掛:水中糸複合0.06号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:メガトルクV




2013/8/21:安倍川



昨日は安倍川、藁科川とも上流の雷雨で濁りが出た様だが、安倍川は既に澄んでいるとの事で釣行した。囮を購入して9時過ぎに竜西橋に到着すると橋下の瀬には多くの先行者が見えたが、橋上の瀬は入る余地がありそうであった。支度をしてガンガン瀬の開きの平瀬へ入る。囮を付けて平瀬の芯へ入ったと思った瞬間にコツンとアタリがあり、16cmの小型が背掛かりで釣れる。今日は1分も掛からない内に囮が野鮎に代える事が出来たが、まぐれだろうと思って、気長に攻める事とする。次のアタリは15分程後にガンガン瀬の落ち込み上の棚であったが、竿を立てると直ぐに底バレしてしまう。気を取り直して続けていると今度は手前の辺地で良いアタリがあり、18cmが腹掛かりで釣れる。何とか泳ぎそうであったので囮交換して、彼方此方攻めるが1時間程アタリが途絶える。上の瀬では1人の釣人だけが入れ掛かりしている。気合いを入れ直し丁寧に攻めると、アタリがあるが、底バレ、空中バレとバラシが続いてしまった。囮も弱ってしまったので、囮交換と共に針をチラシに交換して始めると、これが当ったのか、単に地合いが来たのかポンポンと18〜21cmが4匹掛かった。結局午前中は6匹で終わったが、これなら何とかツ抜けは可能かと思い一旦車を止めた橋まで戻り昼食とする。午後は橋下の瀬でも攻めようかと思っていたが、結構釣れているのか釣人が多く断念、午前中のポイントへ戻る。しかし反応も無く、時間ばかりが過ぎる。3時前になりこのポイントを見限り、空いた上の瀬へ移動をする。中程のやや流れが緩い瀬で始めると15分程で良いアタリで20cm級が掛り、その後同型が4匹ポンポンと掛かり、何とかツ抜けを達成した。ここで掛かるのであれば上流のガンガン瀬でもと思い、無理やり囮を入れると一発で20cmを超える良型が掛る。この後は釣れた良型囮を瀬へ引き上げて、ここぞと言うポイントで少し止める、アタリが無ければ更に上流へと移動して行く釣り方で良型の入れ掛かりが続き5匹が掛かる。しかし最後に強烈なアタリがあり、竿を立てると同時に痛恨の高切れ、今期初の親子ドンブリである。途中で23cmの良型も引き抜いていたのでまさかの高切れに茫然、水中糸がかなり傷ついていたのであろう。続ければまだまだ掛かりそうであったが、一気に疲れが出ると共に雨がポツポツ降り出したので、満足の納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.06号、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨&管付ギア7.5号2本チラシ、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2013/8/23:安倍川



一昨日の入れ掛かりをもう一度味わいたくて、今日も安倍川竜西橋へ釣行した。今日は漁協の駐車場を利用して左岸側から入川した。9時過ぎに川へ下りると、上下のガンガン瀬には先行者が居たが、前回の入れ掛かりがあった平瀬は丁度空いていた。今日はここである程度野鮎を確保して、午後の入れ掛かりまで粘るつもりである。鼻環に養殖囮を付けて流芯の手前脇へ入れると、前回同様に囮が川底で落ち着くかどうかの時間も無く結構良いアタリで下流へ走った。何とかガンガン瀬の頭で止めて引き抜きの体勢に入った途端に、痛恨の身切れバラシである。これで今日は万事休すかと思いつつも、気を取り直して逆さ針を付け直して、アタリがあった直ぐ下流の石周りへ入れると、又も速攻でアタリがあり、今度はこそはと慎重に引き抜くと18cmが背掛かりで釣れた。アタリが続いたので今日こそは最初から入れ掛かりかと期待させたが、やはり期待外れであった。その後は囮が野鮎に替わった事もあり、流芯を中心に攻めるもアタリが無いので、始めと同じ流芯脇を探るも全くアタリは出なかった。次に向う岸の辺地を泳がせると待望のアタリで、20cmが掛ったので、段々下りながら辺地を泳がせ中心で探って行くとポツポツと3匹が良型混じりで掛かった。しかしこれからと言う時に四駆で乗り付けた3人グループがずかずかと竿一本分しか無い対岸へ囮缶を沈めに来てしまった。仕方がないので少し上流へ移動してやはり辺地を狙うと、良いアタリで下流へ走ったので、下流へ下り何とか竿を立て直して、いざ引き抜こうとすると又もすっぽ抜けである。その後はアタリも無く、午後に期待して昼食とする。午後も同じポイントで粘るが、30分程で急に黒い雲が広がったと思った途端に雷鳴が轟く。慌てて竿を畳み、車へ引き返し、着替えを始めた途端に物凄い雨粒が落ちてきた。5分も遅れたらずぶ濡れになる所であった。
使用仕掛:水中糸複合0.06号、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2013/8/26:藁科川



昨日の雨は量的には大したことは無く殆ど水位は上がらなかったが、水温が下がって鮎が活性化したのではと思い久し振りに藁科川へ釣行した。何時もの囮屋で囮を調達し、川を見ると先行者は橋下の瀬に1人だけであった。釜戸の瀬には誰も入っていないので、早々に支度をして川へ下りる。やはり水位はかなり低く、釣り難そうであったが、浅瀬を歩くと鮎が彼方此方走り回っている。何時ものガンガン瀬の下の平瀬から始めると、今日も数分で弱いアタリがあり、16cmが口掛かりで釣れる。しかもこの野鮎を囮に換え、使用した養殖鮎を引船へ入れ、川に浸けてている間にもう竿が下流へ引かれている。アタリも無かったのでエビにでもなったかと竿を立てると掛かった鮎が走り出し、18cmが背掛かりで釣れていた。その後も二匹が続けて掛かったが、4匹目が底バレでバラシた後はアタリが遠のき、何時ものパターンかと思いながら、少しづつポイントを変えて行くとポツポツとアタリが出始めた。ただアタリは弱く、ケラレ、底バレも多く、掛かった鮎も口掛かりが半分以上であった。何時ものガンガン瀬も水量が少なく、簡単に囮を入れる事が出来たので隈なく攻めて行くと、良型混じりで数匹が掛った。11時頃にはツ抜けを楽に達成して、瀬の上流へ移動する。ここの深瀬で泳がせたり、更に上流のガンガン瀬を引いたりすると、何匹も続く入れ掛かりこそ無い物の、ここぞと言うポイントでは良いアタリが出て飽きない程度にアタリが続いた。午前中は独り占めの釣であったが、午後は下流に数人の釣人が入って来たが、あまり掛かっていない様で、ポイント移動が正解であった様だ。午後も同様にこのポイントを上下しながら探って行くと順調に掛かったが、やはり追いは弱いのか、口掛かりが多く、その為か底バレも多発した。数は25匹と満足であったが、この時期としては20cm以上の良型が混じらなかったのはやや不満は残った。
使用仕掛:水中糸フロロ0.3号、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2013/8/28:安倍川



先週は調子が良かった安倍川へ釣行した。9時過ぎに川へ到着すると先行者が殆ど見えなかった。何時ものポイントへ入り、先週に掛かった流芯脇から始めるがアタリが出ない。ここ数回連続で開始直後に野鮎に交換出来ていたので、嫌な予感が頭をよぎる。向う岸の辺地も全く反応しないので、30分程で諦めて瀬脇を徐々に上流へ釣上がって行くが、アタリは無く、瀬頭迄来てしまう。流れの弱いポイントでは釣れそうも無いので、思いきって瀬頭の白泡の中へ囮を入れる。すると直ぐに良いアタリがあり、ガンガン瀬へ走る。何とか竿を立てて引き抜いたのは21cmの良型であった。開始1時間でやっと野囮に替わったので、今度は逆に瀬を釣下って行くがやはりアタリは無い。始めのポイントを野鮎の囮で隈なく攻めても反応は無い。更に上の瀬との間のトロ瀬へ移動して泳がせると、やっと2匹目の18cmが掛る。この囮で瀬の落ち込みで泳がせると3匹がポツポツと掛かる。この頃になると釣人も増え、最初に入ったポイントにも釣人が入り、ポツポツ掛かっていた。やはり朝一は追いが無い様で昼前から掛かり始めるのであろう。瀬で掛かり始めたのではと思い、元の瀬頭でへ戻り泳がせると一発で追いがあり、21cmの良型が背掛かりで釣れた。これは地合い到来ではと思い慌てて囮鮎を引き舟に入れ、掛かり鮎に鼻環を通そうとすると鮎が玉網の外へ大ジャンプで逃走してしまった。しばし呆然となり、やる気が失せてしまって昼食とした。午後も同じポイントで始めると直ぐに瀬頭で強烈なアタリがあり、ガンガン瀬へ走ったので、竿を立てながら20m程下り、やっと辺地へ寄せて、引き抜こうとするとすっぽ抜け。気を取り直して再開するもアタリは出ない、ポイントを変え、囮を替え色々試みるが時間だけが過ぎる。3時前になり納竿を考えながら最後にとガンガン瀬へ囮を入れると良いアタリで20cmが掛り、それを囮に直ぐ下のポイントへ入れると程なくしてアタリがあり、19cmが続いた。今度こそは先日の入れ掛かりの再来かと期待したが、その後アタリは無く、納竿とした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2013/8/30:藁科川



週末には台風が来ると言う予報が出ており、増水すると次の釣行が何時になるか判らないので、藁科川へ釣行した。9時過ぎに囮を購入して、福養橋から先日好調であった釜戸の瀬を見ると先行者が1名だけ入っていた。瀬の上に十分入れる余裕はあったが、久し振りに雛壇を見に行くことにした。車が一台止まっていたが、先行者はかなり上流に入っていた。時間的にもこの付近も既に竿は出している事が予想されたが、今日は良さそうなポイントを釣り歩くつもりで入る。先ずは分流の左岸側を泳がせるが、水が少なく掛かりそうもない。何時もなら良い瀬になっている下流もチャラ瀬であり、ここも掛からない。少し深場を攻めようと雛壇の上流の大石周りのトロ場へ移動しようと考え、念のために分流の右岸側のチャラ瀬へも囮を泳がす。するとコツンとしたアタリがあり、17cmが背掛かりで釣れた。今日も開始15分程で囮が替わったが、その後はアタリが無く、予定通り直ぐに大石周りのトロへ移動。ここも中々アタリは出なかったが、大石の間の深場へ囮を入れると良いアタリがあり、20cmが掛る。元気の良い囮に替わったので期待して、彼方此方泳がせるが、やはり続かない。やっと掛かったと思ったら16cmの遊び鮎であった。これを囮にしているとチャラ瀬で強烈なアタリがあり、岸の葦の根元へ潜り込んでしまって動かない。これは根掛かりかと思い、そっと引くと出てきたが、全く走らない。掛かった魚を良く見ると褐色の斑模様が、何と20cm程のカマツカであった。11時を回ったので下流のガンガン瀬を攻めるが、ここも単なる早瀬になっていて、何処へでも竿が入る状態であった。瀬の棚を一段づつ丁寧に探って行くと、落ち込み上の棚で強烈なアタリがあり、囮を連れて上の段まで走って行く。これは良型だと確信して、慎重に下らせて大石裏の弛みで引き抜くと23cmの良型であった。ここでは更に瀬の開きで泳がせてもう一匹18cmを追加した。午後は福養橋下の瀬尻を攻めようと上流へ向かうと先行者が見えたので、鏡石下のザラ瀬で竿を出す。すると直ぐに良いアタリがあり、17cmが掛り、囮交換をして同じポイントを攻めると、数分でアタリがあり18cmが掛る。入れ掛かりでは無い物の1時間程でここで7匹が掛り、一匹を囮交換中に仕掛けが切れて逃したものの17〜18cmを6匹が引き舟に残った。アタリが遠くなったのと上の瀬が空いたので、瀬尻に移動。ここも何時ものガンガン瀬では無く、普通の瀬になっていたので、色々攻めていると、やはり瀬の棚で18cmが掛るが、続かないので更に上流へ移動して行く。瀬の中程の大石横の深瀬へ囮を入れると良いアタリで22cmの体高のある良型が掛る。最後に再び瀬尻の白泡を引くと20cm級が短時間で2匹追加出来た。今日は風が強い事が予想されたのと少し肘が痛かったで、短竿を使用したが機動性に富み、彼方此方釣り歩くには最適であった。又ポイントしては浅場の泳がせでは時間ばかり掛かってしまうが、水量が多い、流速のあるポイントは勝負が早く、釣り歩いた成果が出た1日であった。
使用仕掛:水中糸フロロ0.25号、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2013/9/3:藁科川



昨日の上流部の雨では水位は殆ど上がっていないが、濁りが出ているのだろうと思いながら、奈良間のライブカメラで確認すると既に澄んでいる様だった。急いで支度をして自宅を出発し、何時もの囮屋で囮を調達し橋から川を見ると上下流とも先行者は誰もいない。先ずは先週好調であった釜戸の瀬を目指す。川へ下りるとやはり石は泥被りであったが、既に所々に食み跡が見え出している。何時もの瀬の開きから始めようと一段下の瀬で囮を付けて上流へ引き上げようとすると既に野鮎が掛っていた。慌てて引き抜こうとするとスッポ抜け、今日は苦戦を覚悟した。しかしその思いは良い方向へ裏切られる。気を取り直して流芯横にある全体的に良く磨かれた石の横へ囮を入れると一発で良いアタリがあり、17cmが背掛かりで釣れた。それを囮に流芯にあるやはり磨かれた石の後ろへ入れると又も一発で18cmが釣れる。これは雨後の入れ掛かりかと期待したが、この後は思った様には追いは無かった。やはりまだまだ全体的に磨かれた石は少なく、遊び食みが多い様である。瀬の中にも部分的に磨かれた石はあるが、綺麗に磨かれている石は無く、全く追いは無かった。瀬頭上の深瀬へ移動すると向う岸の辺地が綺麗に磨かれていたので、囮を泳がせると一発で数mも囮を引きずるアタリで21cmが掛る。しかしやはり後が続かず、突然の土砂降りで橋下へ避難するが全身ずぶ濡れである。雨は15分程で上がり、再び深瀬で始めるも追いは無かった。ここは早めに切り上げて昼食として、午後は福養橋下の瀬尻へ移動する。しかし瀬の中はやはり泥被りであったので、竿を出さず更に下流の鏡岩前のザラ瀬を見ると結構綺麗に磨かれている。囮を付けて入れると直ぐに17cmが掛り、更にもう一匹追加した。その下の先週入れ掛かったザラ瀬は駄目であったが、更に下の大石下のチャラ瀬が綺麗であったので、囮を泳がすと20cmが掛り、その後も綺麗なチャラ瀬、ザラ瀬を探るとポツポツ掛かった。雛壇迄釣下ったが、途中のチャラ瀬では多くの鮎がヒラを打っているのが見えたので、囮を泳がすとやや時間は掛かるが小型の遊び鮎が2匹掛かった。雛壇上の深瀬での泳がせでも2、3匹を時間を掛けて釣ったが、良型が少ないので、再び釣り上がる。やはりチャラ、ザラ瀬でポツポツ掛かり、最後にと橋下の瀬尻の棚や白泡の中で3匹をほぼ入れ掛かりで釣って納竿とした。
使用仕掛:水中糸フロロ0.25号、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:競(ソリッド穂先)




2013/9/9:大井川



安倍藁科川は濁りが強い中、大井川は既に濁りが既に取れているとの事で釣行した。何処へ入るか悩んだが、以前良く釣行した鵜網の状態を見に釣行した。日釣券と囮を購入して10時前に到着すると先行者は餌釣りの1名のみであったので、ザラ瀬に入川した。川の状況はあまり良くなく、流芯の小石底は完全な白川、手前の浅瀬は青苔が付いている。丁度その境目で野鮎がヒラを打つのが見えたので、その筋を攻める事とした。結構押しが強く、泳がせるには囮が弱いので、少しづつ引き上げて行く。10m程上流へ来た所で待望のアタリがあり、18cmが背掛かりで釣れる。囮が野鮎に替わったので、期待して同じ筋を泳がせで攻めるが、後が続かない。それでも丁寧に攻めているとポツポツと2匹が掛かったが、何れも18cmと期待していた大型は出なかった。やはり垢が薄い状態では良型の追いは無いのだろう。1時間程で3匹と予想より掛かったが、4匹目が底バレしてからは全くアタリが無くなり、下流の瀬へ移動するが、ここも瀬の中は青苔が蔓延っていた。期待できないので更に下流の岩場の深トロを見ると、古い垢が付いている様であったので、囮を泳がせるが、全くアタリは無かった。昼近くなったのでポイントを移動して丹原へ入る。しかし、ここの瀬もやはり青苔が付いており、期待できそうも無かった。試しに1時間程竿を出したが全くアタリは無く早上がりして、川根温泉を楽しんで帰宅した。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:メガトルクV




2013/9/10:気田川



今年は釣果に裏切られていない気田川へ釣行した。ここ数日の降雨により水量が多めで濁りを心配していたが、笹濁りであった。何時もの囮屋で日釣券と囮を購入して、8時前に何時もの宮川橋へ到着すると、先行者は1名のみで瀬の一番下の瀬落ちからぶっつけの深トロ瀬を攻めていたので瀬頭から入る事とした。早々に支度をして川へ下りて垢の状態を見ると垢は殆ど飛んでいて、手前辺地に少し残っている状況であったので、苦戦を覚悟した。先ずは瀬頭から始めて段々と辺地を釣下がって行くと15分程で瀬の中段で良いアタリがあり19cmが掛かる。残り垢を攻めて狙い通りに掛かったので次を期待したが、続かず30分程で諦める。前回に良く掛かった下流の早瀬に移動するが、幾つかあった石が砂利で埋ってしまっていた。その下の深トロ瀬も水量が多すぎて囮を大岩の際まで送り込めない。更に下流の砂利底にいくつか出ている大石周りを攻めるとポツポツと掛かった。ここも以前とは替わって岸よりの岩盤際が流芯となっていた。この岩盤周りでは根掛かりで一匹を失うも、23cmの良型を含め4匹が掛った。更に下流の竹やぶ前の瀬も攻めて見たが、やはり垢が薄く小型一匹のみであった。午前中の最後にと上流に戻り再び大石周りを再び泳がせるとプチ入れ掛かりで3匹が掛った。午後は朝一の瀬を攻めるつもりでいたが、他の釣人が入っていたので、諦めてぶっつけの深瀬で始めると早々に根掛かりで囮を失う。仕掛けを張り直して続けるとやっと小型が一匹のみで後は続かなかった。再び下流へ移動して午前中に掛かったポイントを攻め直すとやはり大石や岩盤周りでポツポツと20cmの良型混じりで掛かったが、ポイントが限られているので、最後に瀬へ戻って攻める事とした。この時間には他の釣人も上がって誰もいなくなり、何処でも攻め放題だが肝心の垢が薄く、1時間程ここはと言うポイントを攻めてやっと2匹が掛かった。しかも一匹は16cmの追い星の無い遊び鮎であったので、気力も無くなり3時に納竿とした。
使用仕掛:水中糸フロロ0.3号、ハリス1.2号、針一角7.0号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2013/9/25:大千瀬川



台風18号による増水、濁りから中々回復しない河川が多い中、少しは釣れ出したとの情報で大千瀬川へ釣行した。8時過ぎに相川合流点近くの囮屋で日釣券と囮を2匹購入するともう一匹サービスとの事で、3匹を持って車で河原で川へ下りる。先行者はキャンプ所前から合流点下の瀬迄にかなりの釣人が入って居たが、下のトロ瀬からガンガン瀬には未だ少なかった。早々に釣支度をしてガンガン瀬の上に入り、、川の状態を見ると、一面に良い石は入っているが、石垢は殆ど付いていない状態であった。何処も同じ様な状態であったので、苦戦を覚悟で始めるが、鮎の気配は感じられない。30分程釣下がり、ガンガン直ぐ上の右岸側のチャラ瀬に鮎の跳ねが見られ、黒い石が入っており、如何にも野鮎が付いていそうであったので泳がせるが反応は無かった。再び流芯側へ戻り、大石の横へ囮を入れると良いアタリがあり、上流へ囮を引っ張って行くので良型と期待して慎重に引き抜くと18cmと期待外れであった。しかもこの時期としてはかなり痩せており、やはりまだまだ垢が薄い事を物語っていた。囮が野鮎に替わったので、先ほどのチャラ瀬を泳がせるが、やはり反応は無い。再び流芯へ戻り、先ほど釣れた少し上流へ囮を送ると直ぐにアタリがあり、20cmが掛る。囮を換えて、やや上流へ入れると入れ掛かりで次も掛かる。どう見ても残り垢では無いので付き始めのポイントであった様だ。その後はピタリとアタリは止まり、同じ様なポイントを彼方此方探るが全くアタリは無かった。この頃になると釣人がかなり増えてポイント移動も出来なくなり、やむを得ずに此処で昼前迄続ける事とする。しかし相変わらずアタリは無く有一チャラ瀬の泳がせでやっとアタリがあったが、12cmの小型で囮に使えずに放流した。12時前に上がり昼食としたが、河原で見学していた釣人と釣談義が長くなり、午後は1時過ぎから始める。ポイントを何処にするか迷って、取り敢えず上流へ向かうと相川合流点が空いており、石色も良かったので此処で始める。すると直ぐに良いアタリがあり、下の瀬へ走ったので、少し下り慎重に引き抜くと16cmと小型ながら、追い星のハッキリとした鮎であった。その後も期待せずに続けると、時には入れ掛かりを含めて、ポツポツとアタリがあり、17〜18cmが6匹が掛った。しかし殆ど追い星が薄く、やはり付き始めの鮎が掛った様である。朝一では縄張り鮎の良型が掛ったのかも知れない。何とかツ抜けも出来たし、急に雲行きも予報通り怪しくなり始めたので、早上がりとした。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2013/10/4:藁科川



台風後濁りが取れず、垢付きも遅れていた藁科川だが、やっと濁りも取れ、少しは釣れている様なので、川の状態を見ながら釣行した。何時もの囮屋で囮を購入して、話を聞くとやはり少しは掛かっているが、それ程数は出ていない様だ。先ずは釜戸の瀬を見ると先行者は居なかったので、支度をして川へ下りる。石の状態は殆ど変わっておらず、返って砂が流れて石が多くなり、ポイントが増えた様な感じがする。石垢は未だ薄い様であるが、辺地には少しは食み跡も見え、浅瀬を歩くと結構鮎の姿も確認できた。何時もの様にガンガン瀬の下の平瀬から始めるが、全く反応が無いので、30分程で諦めてガンガン瀬の上へ移動する。最初は何時もより水量か多い流芯を攻めるがやはりアタリが無く、今日のボウズが頭をよぎる。向う岸の辺地の大石前のトロを泳がせるとコツンとしたアタリがあり、17cmが背掛かりで釣れた。真白な遊び鮎であったのでまぐれで掛かったのだろうと何の気もなしに囮をこの野鮎に換えて流芯へ送ると直ぐに盛期の様な強烈なアタリで下のガンガンへ走る。何とか竿を立てて引き抜こうとするが、中々掛かり鮎が水面を切れなく、ガンガンへ入られてしまう。万事休すかと思った途端に丁度大石の裏側の弛みへ入ったので、何とか引き抜く事が出来た。21cmの追い星のハッキリした良型であった。この後も期待したが上の護岸際の一本瀬やトロ場の泳がせでも何時もの様に沈黙。11時過ぎになったのでこのポイントを諦めて、橋下の瀬や鏡岩の状態を見に行く事にして、最後に念のためにと、ガンガン瀬の一番下の白泡の中へ囮を入れると又しても一発でアタリがあり、20cmが掛る。しかし後は続かず、瀬の主だったポイントを攻めてから橋下の瀬へ移動した。
橋下の瀬は先行者1名が堰堤下に入っていただけなので、先ずは昼食として、川の状態を観察すると、こちらも砂が流れ以前より石が多く出たようだ。しかも瀬尻の落ち込みに段差が無くなり、その分瀬が20m以上長くなり、ぶっつけ迄良い石が出ていた。石垢の状態はあまり変わらないので、取り敢えず中段の瀬から始めると直ぐにアタリがあり、下流へ走る。予期していなかったので、慌てて引き抜くと囮だけがタモに入り、掛かり鮎はタモの外にぶら下がっている。タモを返すが、掛け針がタモに掛かってしまい、20cm級の野鮎はタモの外へポトリ。痛恨のキャッチミスであったが、気を取り直して続けると程なくアタリがあり、今度は18cmを確実にキャッチ出来た。今度こそは続くかと期待して、流芯を中心に攻める。他の釣人が居なかったので、良さそうなポイントを次々探って行くと、入れ掛かりはないものの期待通りに、良いアタリがあり、良型が竿を絞った。午後のの2時間半程でバラシを含めて15匹を掛けたが半分以上20cm以上で小さくても18cmであった。又、雄鮎が多かったにも関わらず、囮として使っても色が付いてくる事も無く、鮎は若かった。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2013/10/7:藁科川



先週より更に垢付きが良くなり、鮎の追いが良くなるのではと期待して釣行した。何時もの様に9時前に福養橋に到着すると何処のポイントにも先行者は居ない。何処に入るか迷ったが、先週垢付きが今一であった釜戸の瀬が良くなったのではと思い川へ下りる。川へ下りて見ると思った程石が磨かれておらず、全体的に石が曇っている。土日に大分釣人が入った様で殆どの鮎が釣られてしまったのか、又はもう瀬には付かないのか何れにしても鮎は少ないと思われた。取り敢えずは何時もの平瀬から始めるが、思った通りアタリは無く、徐々に釣り上がり、先週掛かったガンガンの一番下の白泡へ囮を入れると一発でアタリがあり、20cmが背掛かりで釣れた。しかしその後は続かず、ガンガン瀬上も全く駄目であったので、1時間程で諦めて先週好釣であった、橋下の瀬へ移動する事とする。
橋下の瀬へ着くと、既に先行者が4名程竿を出しており、やむを得ず雛壇迄車で移動した。しかしこの付近も釣人が多く、鏡岩周りへ移動した。割と石が綺麗な瀬を中心に探って行くが、全くアタリが出ない。その内に橋下の瀬尻が空いてので一時間程竿を出したがアタリは無かった。結局午前中は一匹のみで終わり、今日の苦戦が予想された。午後になると流石に雛壇下流の瀬も釣人が少なくなり、何処へでも入れる様になったので、釣下る事とする。瀬を引いたり、チャラ瀬を泳がせたりするが中々アタリは出ない。其れでも粘る事一時間程でやっと流のある瀬で18cmが掛ると、その後はポツリポツリと同型が3匹が掛った。その後はアタリが無くなったので、ガンガンの中段の白泡へ囮を入れると又一発で良いアタリがあり、20cmが掛り、これを囮にしてガンガン瀬下の早瀬で16cmを最後に納竿とした。今日も掛かったポイントは全て流れが割と早い瀬であり、チャラ瀬やトロ場では追いが無かった。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2013/10/8:藁科川



台風24号の進路によっては明日以降の雨次第で今期の鮎釣りは終わってしまう可能性があるので、昨日に引き続いて釣行した。
何時もの様に9時前に福養橋に到着すると何時もより先行者が多く、今日竿を出そうと考えていた橋下の瀬には既に2人が竿を出している。雛壇に車を止めて釣支度をして川へ下りるが、こちらも既に竿を出している釣人が昨日程ではないが結構多い。取り敢えず橋下の瀬へ向かうと釣人は増えてはおらず、瀬尻に入り竿を出す。しかし石の色が悪く全体的に磨かれている石は無く、何か段々食み跡が少なくなっている様な気がする。予感は的中し、食み跡が多そうな石周りを中心に探って行くが全くアタリは出ない。1時間もすると先行者も諦めて移動したので、瀬の中程に移動してガンガンの落ち込みに囮を入れると程なく良いアタリがあり、18cmが背掛かりで釣れる。囮がやっと野鮎に替わったので、期待して再び良さそうなポイントを攻めるがやはり反応は無かった。11時前にはこの瀬を諦め、下の鏡岩前に移動する。最初は絞り込みを攻めていたが、反応が無いので、鏡岩上の踵程度の水深のザラ瀬を泳がせると良いアタリがあり、19cmが掛る。囮を換えて同じポイントへ入れると、入れ掛かりで2匹が続いた。しかし段々と型が小さくなり、最後は17cmの追い星なしの鮎であった。浅いポイントにも関わらず鮎の姿は見えなかったが何処からとなく飛びついて来た。この後は遅い昼食を取り、午後は雛壇上の大石周りの泳がせから始める。それ程時間が掛らず、18cmの一匹目が掛るとポツリポツリと2匹が掛ったが17cmの小型ばかりであった。その後は雛壇前の分流の瀬を引くと2匹が掛ったが、台風後瀬が細くなっていたので竿抜けになっていた様だ。雛壇前の良さそうなポイントを探るが、散々午前中に攻められていたので、全く掛かる気配は無かった。再び鏡石周りに戻り、大石の周りや辺地の深トロ瀬を泳がせると今日有一の20cm超えを含めて4匹を追釣して納竿とした。
今日は多くの釣人が色々なポイントで竿を曲げており、ポツポツではあるがやっと全体的に釣れ出した感じがする。ただ毎日多くの釣人が入って攻められた所為か此れまで良かった強い瀬では殆ど釣果が出ていない様である。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)




2013/10/10:藁科川



昨日の雨は大した量にはならず10cm程の増水であったが、既に平水に戻っていた。今日のポイントは鏡岩周りの泳がせ釣りと決めて雛壇へ向かうと、先行者は1人しかいなかったが、予定していた鏡岩周りに入っていた。雛壇周りの瀬を見るが石は磨かれておらず、釣れそうも無いので、少しは石が綺麗な雛壇上の大石周りの泳がせ釣から始める。丁寧に良さそうなポイントを彼方此方を泳がせるが、全く野鮎の反応は無い。一昨日までは大石周りに群れて垢を食む鮎の姿が見られたが今日は全く見えなくなってしまった。10時を回ると釣人も結構入り始めたが、竿が立つ様子は見られない。その内に上流の釣人が移動したので、一昨日良かった、鏡岩下の大石周りに移動して泳がせるがやはりアタリは無い。11時過ぎに早昼食として、午後は橋下の瀬へ移動したが、此処の石も雲っており、鮎の気配は無い。試しに2匹目の元気な囮を繋いでここぞと言うポイントを攻めて見るが予想通りアタリは無い。有一ガンガン瀬で良いアタリがあったのでこれでボウズを逃れたかと慎重に下って竿を溜めたが、何と無く魚が走らない。もしやと思って引き抜くとやはりボウズハゼであった。今日は早々に諦めて納竿とした。
今日は一気に鮎が減った感じがするが、水温は未だ高いままだし、一昨日迄掛かっていた鮎も若かったので、未だ下るには早いと思われる。
使用仕掛:水中糸複合0.07号、ハリス1.2号、針一角7.5号3本錨、背バリ使用、使用竿:小太刀(ソリッド穂先)