湧水(ゆうすい)・湧泉(ゆうせん)とは |
地下水が自然の状態で地表に湧き出たものを湧水・湧泉と言います。 湧水(ゆうすい)とは… 山間部に降った雨や雪が地表に流出せず、地表に自然に出てきたもの。 湧泉(ゆうせん)とは… 山滝部から湧き出すもので、地下水の水頭が地表よりも高く、 かつ その地下水が地表に出てくる地質条件が満たされている場所において 地下水が湧き出す事を言います。 また、石灰岩等の炭酸塩岩類の洞窟は地下水による浸食で形成されたものであり、 現状においても内部に水流が見られることが多いことから、鍾乳洞(石灰洞)の洞口も 湧水地点となることがあり、大規模な湧水はそのまま川の源流となることもあります。 わき出る場所が「湧泉」、わき出た水が「湧水」、わき出る作用が「湧出」ですが、 湧水と湧泉は混同して使われることが多いようです。 湧水は多くの呼び名を持っています。それらは、涌水(ゆうすい、わきみず)、湧き水(わきみず)、 泉(いずみ)、泉水(せんすい)、湧泉(ゆうせん)、噴泉(ふんせん)、井(い)、どっこん水(すい)、 出水(いでみず、でみず)、生水(しょうず)、清水(しょうず、しみず)、お清水(おしょうず)などあります。 どの呼び名も、歴史的にその地域特有に使用されてきたものです。 尚、気象条件・人為作用などにより地下水位が上下することで湧出量が増減、時には枯渇したりします。 しかしその変動は一般的には河川水におけるそれよりも小さく、得られる水量が気象条件によって 左右される度合いが少ないので、安定した水資源となっている例が多いです。 各所の湧水処で水の持ち帰りを行えるが、あまり大量の水を持ち帰るのはお勧め出来ません。 湧水の大半は何の処理もされていない天然の物なので時間が経過すると共に雑菌類が繁殖し 飲用に適さなくなります。 |
祷出泉(へいしゅつせん)又は、走井 |
岩の裂け目や崖からほとばしり出るもの、富士山麓の”白糸の滝”などが代表。 |
池状泉または、釜・壷・涌壷 |
盆上の窪んだ底から湧き出したもの、富士山麓の”忍野八海”などが有名。 |
湿地泉 |
どことなく水がしみ出し湿地状をなすもの |
温泉・鉱泉 |
泉水の化学成分は通過地中の状態で変化し、溶解成分1g/1以上の場合は ”鉱泉”、水温が25度以上で溶解成分1g/1以上の場合は”温泉”という。 |
美味しい水とは? |
飲料水の味は、水に入っているカルシウム、マグネシウム、ナトリウムなどのミネラルの比率と、 適度な硬度、炭酸ガスと酸素量で味が変わってきます。 水に入っているカルシウム、マグネシウムの総量を指しているのが硬度で、硬度の値が大きいものを硬水、 小さいものを軟水と呼びます。硬度=(カルシウム量×2.5)+(マグネシウム量×4)厚生労働省が 発行している『おいしい水の要件』によると、硬度10~100mg/Lの水で体温より20~25度低いと 美味に感じると言います。 湧水・名水の多くは、飲料水として利用され「おいしい水」の代名詞のように使用されていますが、 「湧水・名水」は必ずしも「おいしい水」であるとは限りません。「おいしい水」とは「安全な水」で、 “喉ごし爽やか”で安心して飲める水でなければなりませんし、古くから市民の生活用水として 利用されてきました。しかし近年では周辺環境の都市化が進み、清浄な水質が保てなくなっています。 水道水と違い配管を通っていないため、周辺地域での工事や農薬散布、雨水などによって影響を受けます。 何年も前に土壌に染み込んだ成分が、時間をかけて湧水中に溶け出す可能性もあり、水質が不安定です。 水場に検査書が張り出ていて、その名水&湧水が飲用可能となっていても生での飲用は避けてください。 なお、災害時等には飲用不可の湧水でも、飲用以外の生活用水としての活用が可能です。 |
一日に必要な水の量は? |
人間の体の60%は水でできています。新生児だとこの数字はさらに高くなり実に 体重の 80%が水で出来ています。生命の最小単位である細胞の中にある複雑な生体高分子などを 結び付けているのが水です。つまり水は生命活動には欠かすことのできない重要な成分で、 身体の活動を維持するために、人間は絶えず水を摂取し、排泄して循環させる必要があります。 この循環がどどこおると生命活動を維持できなくなります。1日に必要な水の量を測る目安として、 その人の体重から導き出す数式があります。 その数式とは「体重×1㎏当たりの必要水分量(ml)」で求められます。 1㎏当たり必要水分量は、幼児で100~120ml、子供で50~100ml、成人で50ml、老人では40mlとなります。 つまり成人で体重が 60kgの人なら「60×50=3000」となり、1日に3000ml(3リットル)の水が 最低限必要な水分量となるのです。そこから食物などの水分量約 1.5リットルを引くと残り1.5リットルの 水を摂る必要があるということになります。これは、あくまで目安の水の量ですので、運動などの 激しいスポーツをした時などはこれ以上の水が必要となります。 尚、水は体に良いからと言って過剰な摂取は負担がかかることになるので気をつけましょう。 水分を摂りすぎると、体のむくみや、倦怠感、頭痛や嘔吐、下痢などの症状を引き起こすことがあります。 また、水中毒という病気にかかる恐れもあるので注意が必要です。 水を大量に飲むことによって体内にあるナトリウムが薄まり、 水を吸収する性質を持つ細胞が 水分を吸収しすぎて膨らみ体内の細胞バランスを崩してしまう病気です。 意識障害や昏睡などに陥ってしまう重篤な病気なのです。 大切なのは、自分にとって1日に必要な水の量を知り目安とすることです。 その量が少なすぎても多すぎても体に負担がかかるということを忘れないようにしましょう。 |
飲用できると言われている、名水&湧水の注意点 |
飲用を目的とした水道水については水道法で水質基準が定められていますが、 給水事業ではない各水場は水質基準については法的に定められていません。 飲用される場合は水質の目安として、 最低10項目:大腸菌・一般細菌・硝酸態及び亜硝酸態窒素・塩素イオン・全有機炭素・ph値・臭気・色度・ 濁度・味の検査を実施しているか確認してから飲用して下さい。 尚、、各水汲み場に「煮沸して飲んでください」と、注意書きがあるように必ず煮沸してお飲みください。 ・・・・・・ では!。都会の地下水は飲んで大丈夫? ↑知りたい方はここクリック |
名水&湧水処への行き方 |
MapFanリンクバーナーをクリックして下さい。名水&湧水処まで簡単に、正確に行くことができます。 このホームページに載っている「名水処・湧水処」は車で行ける所を選んで載せています。 地図情報をご利用の方はMapFanWeb利用規約に従ってご利用ください。 なお、近隣には民家もあります。近隣の方への迷惑な行為や違法駐車はしないようにお願します。 |
お願い |
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