4月、春を体感しに外へ出掛けたくなりますね。
バスケットにお弁当を詰めて、さぁ、みんなでピクニックへ!
遠くに行くのは、ちょっと面倒・・・そんな日には、近くの静かな公園に
足を伸ばすだけでも、気分爽快です。
この写真をとったのは、幕張ベイタウン。あたりには、パステルカラーの
モダンなマンションが並び、街角に大きなプールのような池があったり、
12星座のオブジェが飾られていたり、歩くと小さな発見の出来る場所
なんです。 マンション群のまん中にある、四角い公園は、芝が気持ち
良く広がり、青空もとても近く感じられ、ときどき遊びに来ます。
ピクニックマットを敷いたら、さっそく鳩がやってきて、すぐそばでクルルッ
と、さえずりました。
今日のピクニックに連れてきた愛蔵本は、立原えりかさんの短編を集めた
サンリオ・ギフト文庫。この本に出会った小学生の私は、「将来、こんな
宝箱みたいな美しい本を出せたら」と憧れたものです。
『野原の食卓』という一編は、サーカスから逃げ出したクマと、
無垢な少女が森でハンカチをマットがわりにして、食事をする風景が
印象的。 立原さんのメルヘンは、優しく、はかなげで、ご本人もきっと、
そんな感じの女性なんだろうなと想像していましたが、アンデルセンの
メルヘン大賞の会場で、お目にかかったとき、そのエネルギッシュな
雰囲気に、びっくり。想像とは違いましたが、素敵なかたであるのは
間違いありません。
上のトマトジュースは、宇都宮の大谷の民芸風なカフェで。
注目は、石で出来た、ごついコースター。大谷といえば、石の採掘で
有名ですが、地下に広がる採掘場を見学して、そのあまりの巨大さに
圧倒されました。ガイドブックには、“古代遺跡のよう”と表現されていて
まさに、どこか知らない国の秘密めいた地下遺跡を探検している気分。
日本にも、まだまだたくさん、出会っていない不思議な景色があるんだ
なぁと、好奇心うずうず。 活動的になれる春です!
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