愛用していた印刷機が、なぜか突然壊れてしまいました。印刷機と
車は、ほぼ毎日いじっているので、無いと困ります。機械物が壊れた
場合、性能の良い新しい物に買い換える人と、あくまで古い部品を
取り替える人がいますが、私は後者のタイプ。何度も直して使うほう
です。しかし、今回は印刷機の型が古過ぎて、部品も製造中止になって
いるとのこと。 新しいものを探しに行きました。
歩いて五分のところにPCショップがあるので便利です。様々な
メーカーの様々なタイプのプリンターが売っているので迷ってしまいま
すが、ボディが赤い色なのが珍しいので、これを選びました。先月に
引き続き、今も自分の部屋の模様替えをやっていて、家具は赤と白
中心にしようと思っているのです。紅白は縁起が良いでしょう?
印刷機の上に載っているのは、鹿児島の郷土玩具。昔、『ふるさと
文学賞』というのを頂いた時に、主催地の鹿児島を初めて訪れ、そこで
見掛けたこの置物が可愛かったので、買いました。
郷土玩具があれば、郷土料理というのもありますよね。今月の節分に
ちなんで、千葉県のこんな郷土料理を食べてみるのはいかがでしょう?
太巻き祭り寿司と言って、地元の具を芯に、切り口が花や文字になる
ように巻かれたお寿司です。節分には豆まきと共に、恵方巻きにかぶり
つく習慣も最近は定着しつつあるので、こんなほほえましい鬼の巻き
寿司で楽しんでみるのも良いですね。 実は私も十年ほど前に、祭り
寿司の創作料理教室へ参加したことがあります。その時に作ったのは、
子ども向きの“ピカチュー”絵柄。 わりと上手に出来たけれど、写真を
撮る前に食べてしまったのが残念です。
寒いので家の中で過ごす時間が多くなる2月。 部屋に流す音楽は
ジャンルはいろいろ。ヒーリング系の音楽も聴きますし、もちろん
クラシックも。上の写真は、誰もが知っているクラシックの名曲の、
さわりの部分に童謡風な歌詞をつけた、小さな子のためのレコード
です。私が幼稚園の時に、毎月配られたもので、12セットあります。
「物持ちがいいなぁ」と呆れられますが、ピクチャーレコードのイラストは、
いわさきちひろさんだったり、堀内誠一さんだったり、かなり綺麗な絵
なので、大切にしています。(レコード用の再生プレーヤーが無いので
音は聴けないのですが)
しかもジャケットを開くと、掌童話が載っています。その作者も、
神沢利子さんや寺村輝夫さんなど、童話界の大御所ばかり。
幼稚園児だった私は、曲よりも、このお話と絵を見るのが大好きで、
物語作りの原点は、ここにあるのかもしれません。
最近、娘が文豪の名作を読んでいるせいか、私も漱石や鴎外を
読み返しています。面白いです。やっと日本語が読めるようになった
気がします。(日本人なので、それまでも読めてはいたのですが、
本質的にという意味で)
夏目漱石が愛用していた原稿用紙が、こんなメモ帳になっています。
クラシックな風合いのメモを使えば、奥ゆかしい感じの物語が
すらすらと書けそう。
今年の4月25日(水曜日)から、5月6日(日曜日)まで、
ギャラリーウシンにて、『帖子さんの日曜書棚』という展覧会を
開きます。 これは本好きな帖子さんという架空の女性を主人公に、
私が選んだ世代別の様々な本を展示するという内容のものです。
ギャラリーウシンは、去年も同じくらいの時期に、童話にまつわる
展示を行わせて頂いた場所です。
その展示の準備で、本棚から、あれこれ懐かしい本を引っぱり出して
います。本屋さんには売っていないような珍しい本も並べるつもり
ですので、是非ギャラリーで手に取って読んでみてください。
詳しい日程は、また後日に。
ギャラリーのオーナー・細野敦子さんが、ブック・ピック・オーケストラの
活動のことを教えてくださいました。この方たちは、選書を通じて、
良い本を広く普及させる活動に取り組んでいらっしゃいます。
渋谷駅近く(東京都)の『SUNDAY ISSUE』にも、ブック・ピック・
オーケストラが選書した本棚があります。薄暗い小宇宙のような
空間で、本の一冊一冊が自己主張していて、なかなか興味深い場所
です。
2月は私の誕生月。まだまだ成長するつもりでいます、身体じゃなく、
精神のほう。
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