「おきゃく」大好き!!

2008年3月10日

おじさんとの結婚を決めた時、母が真っ先に言った言葉「高知の人と結婚したら飲兵衛になるよ」。おばさんは見事にその期待通り(?)になってしまいました。冷蔵庫の中には常に瓶ビールが待機、新種の缶ビールが出たら買わずにはいられない衝動に駆られ、ウイスキーも今じゃおじさんより詳しいかも?といった具合です。でも、飲む量は平均値以下だと思っています。

そんなおばさんが楽しみにしているのが、3月に開催される土佐の「おきゃく」(神祭や祝い事で行われる宴会、おもてなし)です(詳しくは、「『おきゃく』の楽しみ」

今年は料亭で、初めての「お座敷体験」をしました。おばさんは、おじさんと、ワイン友達の女性2名の4名で参加しました。大勢で飲む宴会は本当に久しぶりで、それも知らない人達ばかりということもあって少々緊張していました。でも、お酒の力は不思議で、時間が経つにつれ、同じテーブルに居合わせた80代の男性3名ともうち解けてきました。

今は、乾杯から酎ハイや甘系のお酒を飲んだり、生ビールのあとは焼酎、という人が多いので、昔のように、杯を酌み交わすということが少なくなっているようです。でも、こういうやりとりの中で、知らない人同士が会話の糸口を見つけて親しくなっていけるので、コミュニケーションを図る一つの良い手段だと思います(但し、無理強いする人は困りますけど)。おばさんは、「べく杯」というお遊びで負けて、結構な量のお酒を飲まなくてはならなくなったのですが、その時、3人の男性の一人が、そっと天狗の杯に水を入れて助けてくれました。最後の方では一緒に写真も撮りました。

そのうちに、近くに座っていた若い女性3人とも仲良くなり、一緒に二次会へ行ったのですが、その道中で、彼女達が、おじさんの同僚の同級生ということがわかって一同ビックリ!まさに「おきゃく」の神髄(人との触れあい)を体験した感じでした。

社交性のないおばさんですが、こうやって新しい出会いとつながりができていくのは本当に楽しいもので、「飲兵衛の妻」も悪くないかな?なんて思っています。

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