プロ野球のプレーオフを
面白く(?)するための方法

2006年10月19日

おじさんは、熱心なプロ野球ファンではありません。というようりあまり関心がないと言った方がいいくらいです。それでもひいきのチームはありますので、勝ったかどうか、何位にいるかくらいは気にしたりもします。ひいきのチームはセリーグでプレーオフが始まっても影響のない位置にいるのですが。

子どもの頃は南海が好きだったので、パリーグではソフトバンクを応援しているのですが、去年のプレーオフではロッテに2勝3敗で敗れてしまいました。長いシーズンで一位になっても、プレーオフの5試合で逆転され、日本シリーズに出ることができないのは何となくすっきりしませんでした。そこで、何かハンディがあったらいいのにと思ったのです。

今年のプレーオフの前にそのことを思い出しました。それでまたハンディの方法を考えていたのですが、今年は1位の日本ハムに無条件で1勝が与えられているというではないですか。去年の逆転があったので、今年は制度が変わったのかなと勝手に理解していました。でも、シリーズでの勝率に関係なく1勝が与えられるということにもすっきりしないものを感じました。

そこで思ったのが、シリーズでのゲーム差を得点として加算する方法です。例えばゲーム差に一定の比率(過去のデータなどから、1.3とか0.7とかの比率を求めておく.もちろん第1ステージと第2ステージでは試合数が違うので比率も変わる)を乗じる等の処理して得点を求めます。その得点をプレーオフの試合に分配できるということです。

去年の1位のソフトバンクと2位のロッテのゲーム差は4.5でした。
仮に比率を0.7としたら、
4.5×0.7=3.15
となります。端数を切り捨てて3点を分配できるとします。

去年の試合結果で試してみましょう。
第1試合に1点、第2試合に2点を分配したとします。
第1試合では、分配の効果が出ていないのですが、第2試合では分配のおかげで1点差で勝つことになり、3勝2敗でプレーオフを制することになります。

 

当然配分の仕方によって、加算得点の効果は変わります。仮に加算得点が5点あったとします。どうしても第1試合は勝ちたいということで5点全部を第1試合に配分しても、それ以上点を取られて負けることもあるし、逆に大差で勝つこともあるでしょう。どちらも配分した得点が生かされなかったことになるのですが、そういうときに限って他の試合を1点差で負けるということもあるでしょう。

このように加算得点をどう使うかという楽しみも生まれてきます。また、先に示した方法ではゲーム差があまりない場合(0.5とか1など)は、加算得点が1点にもならないことも考えられます。そのために、基本の加算得点を決めておき、それに比率で計算した得点を加算するとか、ゲーム差が少ないほど比率を高くするような計算方法をとることも可能です。

さらに、小数点以下を利用して延長の回数を制限し、同点の場合は勝ちにするということもできるでしょう。ただ、あまり複雑にするとわかりにくくなりますし、かえって楽しさを損なうかもしれませんね。

プロ野球をよく知りもしないものが勝手な思いつきを書きましたが、その過程で発見したことがあります。シーズン1位のチームに1勝が与えられるのは今年からではないのですね。ゲーム差が5点以上の場合にのみ1勝が与えられるので、4.5ゲーム差だった去年はその条件に該当しなかったということだそうです。

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