「最後の1個が・・・」からの続き
「だったら、テイクアウトにもアンブロワジーを。」
と、言われたらなくなってしまいます。「おばさんのお目当てのケーキが2つとも食べられない。」とおじさんはドキドキでした。
でもその女性は「これから焼き上がってくるのはないのですか。」と質問したのです。そこで、「はい、確認してまいります。」ということで、希望は残ったのですが、また長い時が流れたのです。
それから、追加で焼き上がってくるケーキを何種類か言っていましたが、おじさんにはどんなケーキかさっぱり分かりません。結局、追加で焼き上がってくる中にはその女性の好みのものがなかったようでした。
それなら、「○○をください。」
最後の1個のアンブロワジーは、残ったのです。これでおばさんはお目当てのケーキを食べられると、おじさんはホッとしました。
おばさんもさぞかしヒヤヒヤしたことだろうと思っていたのですが、あとで聞くとおばさんは全くの余裕だったのです。
そうです、アンブロワジーはテイクアウトのできないイートインのみのケーキだったのです。おばさんは当然そのことを知っていたので、最初に店に入った時に3個残っているのを見てまず大丈夫だと思っていたのです。
イートインで食べるとしたら一人が1個か2個、多くても3個でしょう。としたら、いくらアンブロワジーといえども同じものを2個は食べないだろうと読んでいたのです。だから、最初の男性が「イートインでアンブロワジーと○○。」と注文したのを聞いた時点で100%最後の1個は残ると思ったそうです。
それを知らないおじさんは、ヒヤヒヤ、ドキドキでしたが、その分最後の1個が残った喜びが大きかったように思います。でも、おじさんの次の人がアンブロワジーを食べたかったのだとしたら悔しい思いをしたことだろうと思うと、少し複雑な気持ちにもなります。
この日は、昼にオムライスを食べようと決めていて、昼過ぎに目的の店に行ったのですが、またまた行列でした。20人くらいは並んでいたようでしたが、回転が速かったので5分くらい並んだだけで座れました。
これでこの日は行列3連チャンとなったのです。友人に「 〜続く〜 は、ひとつの話題で2回までにしてください。」と言われましたが、「読みが甘かった? 行列3蓮チャン」の3連チャンは、同じ話題で3回続けたということでお許し下さい。