おじさんの生家は今もありますが、子どもの頃と比べると台所は大きく変わっています。台所は今も土間ですが、子どもの頃の記憶ではかまどがあり、井戸もありました。台所とつながる廊下の板を外すと床下を掘り下げた収納場所がありました。単なる収納庫ではなく、野菜などを長く保存するための場所で、芋が貯蔵されていたのを覚えています。
今は冷蔵庫もあるので、一般家庭での床下収納庫は長期保存(温度管理)のためではなく、単に保管場所としての役割の方が大きいのでしょうね。
おじさんがこれまでに見た床下収納庫は、台所の床に60センチ四方くらいの金属の枠があり、その部分がフタになっているものです。フタを開けるとプラスチックの容器があり、そこに収納するタイプです。
我が家も同じタイプのもので、プラスチックの容器を取り出すと床下の点検口になります。床下にそのまま置いてもいいものであれば、容器を外して収納物を奥の方に入れてから容器を戻せば通常の収納庫に戻ります。
ネットで見ていると、床を通常より高くして床下にも板を張り、床下全体を収納庫にしている写真がありました。
(http://www.sato-home.jp/yukasitasyunou.html)
これならかなりの量を収納できるでしょう。
さて、一般的な床下収納庫ですが、あることに気がつきました。フタの部分の周囲は金属の枠があります。その金属の枠は床板よりも2ミリくらい高くなっています。つまずくことはないでしょうが、多少でも段差があります。
おじさんが気になったのは段差ではなく触った感じです。家では冬でも素足です。だから枠の部分を踏むと感じの違いがよく分かります。感じの違いだけではなく冬だと冷たいのです。
流し台の反対側は壁で、そこには冷蔵庫や食器棚などを置いています。このような配置では、一般的には流し台と冷蔵庫などとの間の部分に収納庫を取りつけると思います。
そうしたら一番よく移動する部分に金属の枠があることになります。調理のために立つ位置にその枠があると気になると思います。それで位置を変えてもらいました。
壁側には冷蔵庫などの動かさないものとキャスター付きで簡単に動かせるワゴンを置いています。床下収納庫はその位置にしたのでフタはほとんどがワゴンで隠れています。
これで頻繁に移動する部分の床は完全にフラットな状態になりました。真冬に素足で歩いても冷たいと思うこともありません。
おじさん達にとってはベストの位置なのですが、模様替えをしたい人にとってはそこに冷蔵庫や食器棚などを置けないので、ネックになるかもしれませんね。