「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
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12/31(木) の進歩 大晦日
皆様、今年一年間お世話になりました。篤く御礼申し上げます。
 今年は、ベガルタ仙台にとっては最高の年であった。七年ぶりの J1 復帰を決めた上に、J2 で優勝もした。天皇杯で準決勝に進んだ。貰った賞金は、しめて 4250 万円である。来季は、はるかに厳しい闘いが待っている。クラブ・サポーターが一丸となって闘っていこう。
 私個人としてこの一年はというと ………。去年の大晦日にこんなことを書いた(2008/12/31 の進歩参照)。

「今年を一言でまとめると、「いったい何をしたんだっけ?  本を書いたんだ」という年であった。本を書かなかったら何も残らなかったという、けっこう微妙な一年だ。」

はい、今年は本を書かなかったので、まさに何も残らない一年となっ た。ほんと、何をやっていたのだろう。来年こそは復活の年にしたい。

今日も朝からお節料理作りに勤しんだ。伊達巻きを作ろうと、卵を溶いて蝦とこね合わせ、オーブンに入れた。しばらく経ってから様子を見てみると、 オーブンの中で大波のようにうねって焦げていた。芸術作品としてはそれなりと思ったが、食べるものとしては大失敗であった。うーむ、予熱をせずにいきなり 入れたのがいけなかったのか。というわけで、今年は伊達巻きはなしだ。その他の品は、微妙に失敗したりもしつつも、供せるものに仕上げることができた。
紅白を見ながら年越しの宴をした。宴といっても、参加者は私一人、オブザーバーがあん一匹である。今年も、知らない曲ばかりが続いた。この情報化 社会で、ほとんどの曲を知らずに過ごせたというのはすごいかもしれない。小林幸子は、「派手な衣装」を通り越して不気味になっていた。あんな物こそ事業仕 分けするべきではないか。国民の貴重な視聴料の上で紅白は成り立っているのだから。
12/30(水) の進歩 トラトラトラ
朝からお節料理作りに勤しんだ。今日は、主に煮物を作っていく。お節を手作りするようになって六年目。すっかり慣れた。と、そこへ、

トラトラトラ

の電文が届いた。奇襲に成功せし場合に送られることになっていた電文である(12/4 の進歩参照)。吉報を直感し発 信元に電話をした。よかった。おめでとう。事業仕分けを物ともせず、敵国蓮舫連合艦隊を殲滅せり。輝ける未来に向けて邁進して くれ。

今日は、ぐっと堪えて休肝日にした。明日から飲み続けるであろうから、休肝日を入れておかないとよろしくないという判断である。お刺身という飲み たくなる品も、ご飯の上に乗せて海鮮丼にすると「ご飯」に変わる。そうすると飲む気も無くなるから不思議だ。
12/29(火) の進歩 完敗
完敗だった。これを良き糧としよう

今日から私は休みに入る。「昨日で仕事納めとは!」という、悲鳴なのか感嘆なのかわからない声も聞こえたけれど、一切無視だ。何しろ今日は、午前 中 は朝市で買いだし、午後は天皇杯準決勝という大切な日である。研究室に出る暇はない。
 というわけで、朝食後にお節の献立を考えた。そして、必要な食材を書き出した。そのメモを持って朝市へと出発だ。朝市は大混雑で、動くのも大変であっ た。メモを片手に食材を片端から買っていった。金華山(馴染みの店)で本鮪大トロも買った。3000 円くらいのウニをおまけに付けて下さり恐縮であった。ようやくにして買い物を終えると、駐車料金が 600 円となっていた。一時間半も買い物をしていたということか。
 まる讃に寄って、今年最後の「海老天生醤油うどん冷や特盛り」を頂いた。そして、ご主人と、「来年もよろしく」と挨拶をした。私は、この店でもすっかり 馴染みになっている。きっと、「海老天様」と呼ばれていることであろう。
 帰宅後、天皇杯準決勝を見た。まずは、13 時からの名古屋対清水戦だ。両クラブのサポには申し訳ないが、私の最大の願いは 90 分で終わることであった。この試合終了後に仙台対 G 大阪の試合(15 時から)があるのだけれど、名古屋対清水戦を最後まで放映するという噂があったのだ。つまり、延長に入った場合、仙台の試合の始めの方を放映しないとい う。だから、1-1 となったときには、どちらのチャンスにも声援を送った。「両チーム頑張れ」という感じで、はた目には清々しい姿勢である。しかし延長に入ってしまった。宮 城地区では三時から仙台戦に切り替えれば良いのに、延長戦をそのまま放映し続ける。おまけに、「仙台 0-1 大阪」という速報が流れて、踏んだり蹴ったりであった。結局、PK 戦まで行くという最悪のパターンで、仙台戦に切り替わったときには前半 44 分になっていた。私から取り上げた前半を返せ。ともかくも、後半を応援するしかない。それに応えるように、後半 13 分、見事なフェイントで守備陣を置き去りにした関口が、ラストパスを丁寧に中原に合わせた。中原が強烈にたたき込んで 1-1 に追いついた。大喝采であった。しかし喜びも束の間、あっさりと 1-2 にされてしまった。その後も、ガンバ大阪の上手い試合運びに屈するのみであった。悔しいけれど、ガンバが一枚も二枚も上であった。
 完敗である。でもこれで、目指すべき物がはっきりしたとも言える。向こうが一枚も二枚も上ということは、こちらが一枚も二枚も上がればよい(??なんだ それ)ということだ。今日を出発点に、来季に向けて新たな闘いを始めようではないか。
 それにしても NHK 仙台。どういうつもりなのか。宮城中の人々が注目していた決戦というのに、なぜ、宮城地区だけでも仙台戦に切り替えなかったのか。信じられない愚行であ る。猛省せよ。

12/28(月) の進歩 明日は天皇杯
いよいよ明日は、天皇杯準決勝のガンバ大阪戦である。かの遠藤がいるチームに挑むのだ。我がクラブは失う物は無い。思い切りぶつかって欲し い。
 苦渋の決断であったが、私は現地参戦を断念した。お節料理作り・講義準備・修論指導と忙しくなぜか修論指導が一番後ろ、 時間的にも精神的にも余裕がない。決勝に連れて行ってくれると信じているので、元旦早々は国立で過ごすことにしたい。

今日も、論文の書き方の講義の準備をした。イントロの解説はどうにか終えた。ついで、材料と方法・結果・考察の書き方の解説に着手した。分野に よって流儀が違いそうなので注意が必要である。かといって、各分野の流儀を事細かく分析する余裕もない。基本的な事項をきっちりと説明するようにしよう。
本日をもって私は仕事納めとする。年内は研究室に来ない予定である。次回の更新も 1/4 になる予定だ。それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。
12/27(日) の進歩 自宅で仕事
今日は一日中、自宅で仕事をした。総合研究大学院大学で行う、論文の書き方の講義の準備をしたのだ。しかし遅々として進まなかった。横浜国 立大学での講義で使ったファイルを元にしているのだけれど、いろいろと考え直してしまうのだ。説明の仕方を悩むだけではない。論文の書き方そのものについ ても、「これまで自分が考えていたことは正しいのか?」と悩んでしまう。でも、こうして悩むのは良いことだろう。書くこと(スライドを作ること)は考える ことなり。講義準備のおかげで、自分の考えを深めることが出来る。
坂の上の雲の第一部が終わった。面白かった。しかし第二部の放送は来年末か。間が空き過ぎだ。なんでこういう放送の仕方をするのだろう。狙ってい る のか?  それとも、力作ゆえに撮影に時間がかかるのか?
12/26(土) の進歩 餃子の王将
餃子の王将が一番町に開店したそうだ。東北初進出だそうな。なんと、ニュースに なっている。テレビでもやっていた。
 学生時代、王将にはけっこう行った。当時の王将は、「安い、汚い」という、大衆食堂そのものであった。「あんな店が出来たからってニュースになるとは」 と思いきや。綺麗な店内にお洒落な服装の店員。安さとボリューム感はそのままに、小綺麗な店に生まれ変わっていたらしい。一度くらい食べに行ってみるか ね。
庭仕事をした。室内の観葉植物が何故か枯れてしまったし、玄関まわりの鉢植えも悲惨なことになっている。植物の大幅な入れ替えをしなくてはいけな い。というわけで、ガーデンガーデンに行った。観葉植物売り場を物色していると、お洒落なツルが目に留まった。リビング階段の手すりに絡めると華麗かもと 思い購入した。その他にも、葉ボタンやビオラなどを購入した。
 帰宅後、さっそく植え付けた。ツルの鉢をリビング階段の横に置き、一部のツルを手すりに絡め、他のツルは下に垂らさせた。良い感じである。しかし気づい た。たらりと伸びたツルは、格好の餌食となるのではないか?  あんが ツルをひっぱり鉢が倒れる映像が目に浮かび、げんなりしたのであった。
12/25(金) の進歩 Trick or ..........
私の部屋の扉にかけてある伝言板に、ハロウィンの絵が描いてある(*)。秋に描かれ、そのままになっているのだ。見るたびに思う。ハロウィ ンの台詞って何だっけ? 子どもがお菓子を貰うときにいうやつ。 Trick or .............。長らく悩んでいて思いついた。Trick or snack? か。ぴったりと思ったのだが、どうも違うようだ。Trick or treat? でした。

*伝言板なのだけれど、本来の機能を果たしたことがない。某はるちゃんが芸術作品を描くキャンバスとなっている。
総合研究大学院大学で行う、論文の書き方の講義の準備をした。受講生の分野の論文を例に使えばわかりやすいと思ったのだけれど、ちょっくら呆然と したのであった。受講生は、基礎生物学研究所生理学研究所分子科学研究所に所属する学生達である。前者二つにはまだしも共通点がありそうだ けれど、分子科学研究所は物理化学の研究所らしい。ミクロ生物学の例ならば全参加者に通じると思っていたのだが、そういうわけでもなさそうだ。となると、 受講生の専門に拘らず通じる例を取り上げる方が良いかもしれない。「なぜ、ベガルタ仙台は強いのか:勝利を呼ぶ牛タン定 食仮説」とか。こうして、また私は堕ちていくのであった。
12/24(木) の進歩 忘れてた
での「これ論」の納期が、「 通常3-6週間以内に発送します」に延びた。昨日までは「通常9-11日以内に発送します」だったというのに。これでは、修論の提出期限を過ぎた頃に本 が届くことになりかねない。この品薄さ、いったいどうしてしまったのか?  入荷の見込みが立たないのか?  確かに、共立出版の在庫が少なくなっているはずだ。そのため先日、重版の承諾を求める手紙が共立出版から来た。在庫が無くならないよう、重版の作業を進め ていると思うのだが。------------(ここではっと気づく)----------- 重版の承諾書を共立出版に送るのを忘れていた。もし在庫切れしていたら、私が 犯人かも。
今日も、総合研究大学院大学で行う講義の準備をした。ミクロ生物をやっている受講生が多いと思うので、例として用いる論文もミクロものにしよう。 そう思い、Nature Japan のページを開いた。ここには、Nature に掲載された論文の和文抄訳が載っているのだ。自分の専門外の論文を読む上で助かる。------ はずなのだけれど、日本語が相変わらず酷い(8/7 の進歩参照)。これなら、英語の原文を読む方がよほど良い。かくして、酷い日本語および専門外の 事項と丸一日格闘し、すっかり疲れ果てた。
12/23(水) の進歩 J1 昇格記念セールは明後日まで
これ論・これ学・これレポの、ベガルタ仙台 J1 昇格記念セールは 明後日までである。J1 昇格記念はもう二度とな い予定なので、どうかお忘れ無く。
 これ論は、では品切れ中で、「 通常9~11日以内に発送します」となっている。修論・博論のせっぱ詰まったこの時 期、「死ね」と言っているようなものかも。「本が届くまで、温泉スキー旅行に行こ う」と前向きな思考をする修論生はいないであろう。昇格記念セールなら、もっ ともっと早く届くよ。
来年の 1/14-15 に、岡崎の総合研究大学院大学で論文の書き方の講義をする。早くも今日から準備を始めた。何しろ、マツハシ物件があるし(*1)、天皇杯もあるし、お節料 理作りも あるし、これから大忙しになりそうなのだ。精神衛生上も、物理的時間確保のためにも、とっとと準備を終えておきたい。もっとも、15 日前後という私が不在の時(*2)が、運命を分ける日々となるやもしれな い。

*1  修論
*2  締め切り 1/18
12/22(火) の進歩 年間チケットは明日まで
ベガルタ仙台の年間チケットは、明日で申し込み締め切りである(ベ ガルタ公式ページ)。どうぞお忘れ無く。皆で、J1 を闘う我がクラブを応援しよう。
ブルータスで瀬名秀明さんが、これから 論文を書く若者のためにを紹介して下さっているらしい。「 文系もハマる理系本」の中での紹介と思うが、どんなことを書いて下さっているのだろう。気になる。
 私は、瀬名さんの傑作「パラサイトイブ」を講義のネタに使ったことがある。核 DNA とミトコンドリア DNA の対立の話の回でだ。講義のフリとして、主人公が、事故死した妻の肝細胞を培養しようとしたというストーリーを話した。そして、私オリジナルのネタとし て、「あなたは、私の心ではなく肝臓を愛していたの?」と付け加えたの だけれど、ちっともウケなかった。
まさか来るとは。おまけに、「研究室の行事で先週休みました。先週のプリントありますか?」と、ゆっくりと、すごくはっきりとした発音の英語で話されてしまった。プリントなん て貰って何に使う気か?  研究室に戻って、気持ちよく捨ててしまったい。
全学一年生向けの講義の準備をした。新春早々の 1/4 に講義があるのだ。やぼだねえ。しかし仕方ない。年末は色々と忙しいし、三が日はゆっくりと休みたい。だから今のうちに準備しておくしかないのだ。
12/21(月) の進歩 萬代が鳥栖に移籍
ジュビロ磐田の FW 萬代 宏樹がサガン鳥栖に移籍した(J's goal より)。萬代は、ベガルタ仙台に高卒新人として 2004 年に加入した選手である。そして、エース FW に成長した。活躍を認められ、2008 年に磐田に移籍。しかし、目立った活躍もなく、その癖なぜか、去年の磐田での入れ替え戦に途中出場した。そして、倒れ込む仙台選手を慰め、「お前に慰めら れたくない」とひんしゅくを買ったのであった。今回の J2 カムバックは、だから言わないこっちゃないという感じである。「 私が鳥栖への移籍を決断した理由はひとつです。サガン鳥栖をJ1に上げるため!」などと、いきなり上から目線で言わないようにね。
がんちゃんがお歳暮を贈ってくれていたらしい。私は気づかなかったので、お礼を述べるのを忘れていた。どうもありがとう。しかしこれは、せっかく のお歳暮を私は一口も食べなかったということではないか。憤然。
全学一年生向けの講義をした。性比のゲーム理論の話だ。なぜ、雄と雌の比は 1 対 1 なのか。どういう場合に性比が偏るのか。初めて聴く人は、目から鱗が落ちるはずの話なんだけどねえ。

論文のイントロ書きを進めた。あることを書きたいのだけれど、それを支持する証拠も否定する証拠もある。さてどう書こうかと悩んでいたのだけれ ど、上手い書き方を思いついた。いや、上手いかわし方だな。
12/20(日) の進歩 大掃除二日目
曇り空の中、窓の掃除をした。高圧洗浄機を使って、一年の汚れをぶっ飛ばすのだ。厚く着込んだ上に雨合羽上下を着て、庭へと出て行った。そ して、水しぶきを浴びつつ窓掃除を進めた。いつも思うことだけれど、窓掃除は夏にやる方がよい。でも、「大掃除をした」という気分が年越しには必要とも思 う。だから結局寒い思いをしてやるわけだ。雪が残っていて足も冷たくなるし、かなり厳しい修行であった。昼過ぎに、外側の掃除を終えた。
 午後は室内側の掃除をした。この作業は楽であった。終了後、床磨きもしてしまった。一階全面と階段を磨き終えたところで五時近くになったので、今日はこ こまでとした。
入浴後、NHK を見つつ晩酌をした。秋山好古・秋山真之・正岡子規の活躍を応援しつつ、冷酒をちびちびと。NHK が異様に力を入れているだけあって良く出来ている。楽しめる。面白いねえ、サッカー の上の雲は。
12/19(土) の進歩 大掃除一日目
今週末は大掃除をする。まずは窓掃除をしよう。ところが起きてみると雪景色であった。積雪は 8 cm ほど。まだけっこう降っている。こんな中でやる気は起きないので、台所の掃除をすることにした。まずは換気扇の掃除だ。フィルター部分を露出させてみる と、鍾乳洞の結晶のように、油の柱が垂れ下がっていた。すごいものだ。レンジまわりの洗剤を使って、丁寧に根気よく掃除していった。今年は羽根の掃除もし た。構造的に取り外せないと思っていたのだけれど、案外と簡単に取り外せることが判明したのだ。三年分の油取りに挑んだ。しかし掃除しにくいね、羽根は。
 頑張って掃除をしたので、ご褒美にまる賛に昼食に行った。とはいっても自分の金で払うのだから、どうも納得がいかない。
 帰宅後も台所の掃除を続けた。冷凍庫の中から、賞味期限 2000 年の味付け油揚げを取り出し、「冷凍の場合は九年超過でも良いのか」としばし思考。「十年超過でも」と来年の今ごろ考えそうで怖かったので、捨てちゃっ た。
 午後 4 時頃にようやく掃除を終えた。台所が綺麗だと気分が良い。
12/18(金) の進歩 どうして取り寄せるのか明確に
イントロを書くため、論文を読み進めている。気になる記述があり、それの元論文を取り寄せるということもしている。ネットですぐにダウン ロード出来る場合はよいのだけれど、複写依頼をする場合は困ることたびたびだ。数日後、届いた論文を手にしつつ、どうして取り寄せたのか思い出せずにいるのだ。「気になる記述」がなんだったの か忘れてしまっているわけ。「タイトルを読めば思い出すはず」などというのは私にとっては甘い。おまけに、どの論文を読ん でいて、「気になる記述」を見つけたのかも覚えていない。複写依頼をするときは、「どの論文の、どの記述を読んで」頼むのかをメモしておかないとと、毎度 毎度思うのであった。
 「気になる記述」を思い出したら、その論文のどこに書いてあるのかを探す。ところが、それが見つからないこともしばしばだ。「どこにそんなことが書いて あるのか、がーみがみ」と、引用した著者を呼び出したくなる。
暁子がニュージーランドへ出発した。来年三月まで短期滞在する。私とあんは、寂しい正月だよ。
三年生の I 君が研究室見学に来てくれた。一時間ほど歓談。どういうことに興味があるのかを話して貰った。
三重大って「重大」と略すの?  三重大の図書館から借りた本に「重大」という判が押してあるけど。なんて読ませるのだろ う?  「じゅうだい」「えだい」?
12/17(木) の進歩 7 回目の重版
これから論文を書く若者のためにの 7 回目の重版が決まった。3000 部刷って、累計 2,2000 部の出来となる。初版と合わせると 3,9000 部の出来だ。お買い上げ、誠にありがとうございます。
材料と方法到着。即返送。
全学一年生向けの講義の準備をした。進化的に安定な性比の話をする。寄生蜂の性比のデータ(Werren 1983; Evolution)を紹介しようと思い、ファイルを探した。ところが、1983 年の Evolution は電子化されていない。やむなく、図をスキャンしてファイル化することにした。スキャナーを使うのは実に久しぶりだ。スキャナーから延びている SCSI ケーブルを見つめ、こんなもの繋がるパソコンなんてもう無いとつぶやく。そうだ、コピー機でスキャン出来るはずだ。しかし、読み込んだファイルのパソコン への転送がうまくいかない。30 分ほど試して断念した。ここでまた、プリンターでもスキャン出来るはずだと閃いた。ファイルをメールで送るように設定す るも、なぜか冷たくエラーメッセージが出るばかりであった。こちらも 30 分で断念した。というわけで、講義の時に性比のデータが無かったら、「スキャンも出来ん」と憤慨したと思っていただきたい。
12/16(水) の進歩 梁が契約更改
ベガルタ仙台の MF 梁が契約更改した。これで、来季も仙台で闘ってくれることになる。梁は、押しも押されもせぬ攻撃の要だ。今季の J2 の MVP にも選ばれた。セレッソ大阪から獲得の申し出があり、大阪出身ということもあってちょっと心配していたのだ。仙台への入団が決まったとき、最近やっと Loft が出来たと聞いて、「どんなとこや」と思ったらしいし。し かし杞憂であった。ほっとした。
 もう一人気がかりなのは MF 千葉だ。仙台一筋 14 年のミスターベガルタ。引退してしまうのではないかと、ちょっと心配している。実際、昨季で引退する気だったというし。頼むから、来季も一緒に闘ってく れ。
 他の選手はみな、問題なく契約更改すると思う。
昨夜ようやく毛布を出した。布団に入ったときは毛布無しだった。そして、今夜も無しでいけると思った。しかしふと思い立ち、毛布を出してみた。極 楽であった。よくもまあ、毛布無しでいけると思ったものだ。「温もりを覚えると昔には戻れない」と、落ちていく自分を感じたのであった。
序論を書くために、論文を読み続けた。疲れた。頭がおかしく、というより身体がおかしくなってきた。全身マッサージを受けたい。
12/15(火) の進歩 ようやく
ようやくにして冬の寒さが到来したようだ。今週は、寒気が次々と流れ込むらしい。平年よりも寒くなるとか。「好きな気圧配置 冬型」と答える私としては、望むところである。
ひさしが、柿の葉寿司を贈ってくれた。いつもありがとう。みんなで美味しく頂きました。
あいつら馬鹿ではなかった(12/8 の進歩参照)。この爽快感。来週も頼むぞ。
今日も、論文のイントロ書きを続けた。ほとんど形が無いときには、イントロを書くことをとても辛く感じる。しかし、形が出来上がるほどに元気が出 てくる。そしていつしか仕上げに入る。イントロ書きでは特に、自分を元気づけることが大切だ。
12/14(月) の進歩 年間チケット発売
ベガルタ仙台の来季年間チケットが発売される(ク ラブ公式ページより)。発売期間は、12/15 - 23 である。全 20 試合を 17-18 試合分の価格で観戦できるというお得なものである。チケット争奪戦に加わる必要もない。さらには、来来季の年間チケットの優先購入権を得ることも出来る。 隅から隅までお得なので、是非とも購入して欲しい。そして、J1 の強豪と戦う我がクラブを後押ししよう。
 ちなみに私は、今季購入者向けの先行販売分を既に購入済みである。
勝利した相手クラブのサポのブログを読むことは蜜の味。J1 二位の川崎を倒した蜜は格別と、川崎サポのブログをはしごしてしまった。と、こんな記述が。後半ロスタイムにダイレクトボレーで同点とした川崎 DF 村上(元仙台の選手)に対して、

「 いつもならふかすところを見事に抑えたいいシュートだった」(こ のブログ)

おかしいと思った。やはりそうであったか。仙台時代は、ふかしの村上と呼ばれた選手だ。じきに、誰がふかしても「村上っっ!」という声が飛ぶようになっ た。歌舞伎の「村上屋っ」みたいなものである。ーーーところで村上、試合後に仙台の選手と食事でもしに行った?
生物学科三年生向けに研究室紹介をした。参加者は 10 数名ほど。二年生も混じっていたみたいである。いつでも研究室見学に来て下され。
論文のイントロを書き進めている。骨格がある程度出来てきた。でも、文献をもっと読み進めないといけない。
12/13(日) の進歩 つるバラ誘引
つるバラの誘引をした。大きく成長したつるバラを適宜剪定して、枝を誘引し直すのである。つまりは、壁だのフェンスだのに枝を張り付けるの だ。

張り付けの刑
けっこう大変な作業であった。棘が身体のあちこちに引っかかり、「バラの棘を無くした人にはノーベル賞」とノーベル委員会に提唱したくなる。どういう風に 誘引するとお洒落になるのかにも頭を使った。枝を、横向きかやや斜め上向きにすると本に書いてある。そして、等間隔に枝を配置する。しかし、本に書くのは 簡単、実際にやるのは大変であった。これ論の読者も、同じことを思っておられるこ とであろう。試行錯誤しつつ、なんとか作業を進めていった。合間をみて、定義の三角あぶらあげを食べに行きたかったのであるが、そんな余裕はなかった。つ るバラ 11 株の誘引をするのに、9 時過ぎから 16 時前までかかった。苦労したのだから、来春に綺麗に咲くように。
夕方は、料理をして過ごした。今宵の夕餉の支度と、弁当用のおかず作りを並行して進めた。だし巻き卵作りの正しき道を見失っていたのであるが、よ うやくにして体得しつつある感じがする。大根の桂剥きも上手くなってきた。嬉し。
12/12(土) の進歩 4 強
ベガルタ仙台が川崎フロンターレに 2-1 で勝っちゃった。なんと、天皇杯準決勝に進出である。
 試合は 13 時から。駐車場確保のため、10:45 に家を出た。ところがどこも満車であった。回転が早い駐車場で 5 分ほど待ち、駐車場を確保した。来季が思いやられる。利久で牛タン定食を食べていると、川崎サポが入ってきた。これ論の読者と勝手に断定した。
 試合が始まった。立ち上がりこそ恐る恐るだったものの、仙台はすぐにいつもの戦いぶりを発揮するようになった。前半は完全に仙台のものだった。そして前 半 35 分、MF 関口の絶妙のパスを受けた FW 中島が、日本代表 GK 川島の左を抜くシュートを決めて仙台が先制した。中島は、ご褒美にミスタードーナツを買って貰ったらしい(丸居沙矢香公式ブログ より)。後半になると、川崎が俄然攻勢を強めてきた。仙台の足が止まり出したこともあり、苦しい時間が続いた。仙台 MF 田村が放つロングシュートも、ゴールのはるか向こうにぼとんと落ちるばかりで、北朝鮮のロケットを彷彿とさせるのであった。後半ロスタイムに、GK 林の痛恨の判断ミスから失点し、土壇場で追いつかれてしまった。決めたのが、元仙台選手の村上というところが気に入らん。仙台時代は、「ふかしの村上」と 呼ばれた頃もあったというのに。延長前半も同じような展開が続いた。しかしやがて川崎の足も止まりだし、互角の殴り合いとなった。延長後半 3 分、MF 関口のクロスを FW 平瀬が頭でそらし、GK 川島の頭上を抜くシュートを決めた。その一点を守りきり、2-1 で、J1 二位のクラブを撃破した。「撃破」である。互角の戦いをして堂々と勝ったのだ。
 なんと、準決勝進出を決めてしまった。J1 クラブに三連勝である。J2 から J1 に上がったクラブは、開幕当初に快進撃を続けることがあるが、仙台は早くもそれをやっているかのようだ。これまでの例では、快進撃後に大失速するのである が、来季開幕からいきなり大失速しないことを祈りたい。
 これで、ユアテックスタジアム仙台では今季無敗(14 勝 2 分)で終えた。賞金も、この一週間で 4250 万円貰ってしまった。サポにとってもクラブにとっても至福の年であった。あ、いや、まだ終わっていない。29 日に準決勝が行われるのだ。 「次は29日。オフをもらえなくなった以上、1月1日(決勝)まで行くしかない。賞金のためにもね」と語る朴(河北新報よ り)。オフが無くなったのなら、「正月くらいは休みたい」となるのが普通で あるが、そうならない姿勢が頼もしい。私も、元旦早々を国立で過ごしてみたい。 なので、ガンバ大阪を倒して決勝に進もう!
12/11(金) の進歩 明日は川崎戦
ベガルタ仙台は明日、川崎フロンターレと天皇杯準々決勝を戦う。ユアテックスタジアム仙台にて 13 時試合開始だ。川崎は、J1 二位の強豪である。しかし臆してはいけない。何しろ来季から対戦する相手なのだ。まして明日はホーム。我らの聖地で負けるわけにはいかない。満員のサポの 後押しで、必ずや勝利を遂げよう。
 仙台にとっては朗報がある。川崎のエースであるジョニーニョが肉離れで全治二週間だそうだ(川崎公式ページより)。相 手選手のケガを喜ぶなとか、ベストの相手と力試しをしたいなどと言っている場合ではない。何しろ、明日の試合に勝つと賞金 2000 万円以上が確定するのである。12/5 に、J2 優勝で 2000 万円、12/7 に、チェアマン特別賞で 250 万円、12/11 に、天皇杯ベスト 4 で 2000 万円となったら、ア インシュタインの奇跡の年と並ぶ、ベガルタ仙台奇跡の週と 語り継がれるであろう。そういう意味でも勝つように。
 川崎の両サイドには、元仙台選手の村上と森がいる。二人との再開も楽しみだ。
検査の結果、あんの心臓に異常はなかった。いや、異常はあったのだけれど、問題ない範囲だった。
東北大学研究者データベース環境ウェブラリの 取材を受けた。環境関係の学内の研究者のデータベースを作っているそうだ。写真を撮るということなので、ベガルタのレプリカユニを来てこようかと思った。 しかし何故か踏みとどまっていた。生命科学研究科のページではこ んなだっつーのに。
序論執筆のため、文献の読み直しに入った。しかし、読んでいるうちに眠くなってくる。いけませんな。
12/10(木) の進歩 年間チケット先行販売
今日から、来季の年間チケットの先行販売が始まった。7 年ぶりの J1 での戦いである。購入するのをうっかり忘れては大変だ。12/20 までなので、チケット所有者は早めにどうぞ。
出がけに、あんを動物病院に預けてきた。 僧帽弁閉鎖不全症の定期検査のためだ(6/19 の進歩参照)。一年に一度でよいのではないかと 思ったけれど、「半年に一度」と医者に言われてしまった。五歳で発病するとするならば、一年ごとでは確かに少ないか。
 帰りに、引き取りに行くのを忘れないようにしよう。「今夜は、なんて穏やかな時が流れるのか」と思い、「あんを連れて帰るの忘れた」と気づいてしまって は大変だ。
論文の結果の章をだいたい書き終えた。いよいよ序論書きに突入する。その前に、文献をもう一度読み直さないといけない。
12/9(水) の進歩 超暖冬
今年も暖冬らしいけど、例年以上の暖かさになるのか?  何しろ未だに毛布を使っていない。雪も降っていない(初雪を観測はしたらしいが)。バラの花もまだ咲いている。車のタイヤを冬物に替える雰囲気もない。あ あ、早く雪見酒をしたい。
ベガルタ仙台の高木フィジカルコーチが、契約満了で退団だそうだ。どうしてだろう?  今季の夏場に失速しなかったのは高木コーチのおかげと思い込んでいたのだが。ともかくも、二年間ありがとうございました。
モデルの再解析を無事に終えた。問題なし。気になっていた点も解消できた。これで明日から、論文の執筆に戻ることができる。
12/8(火) の進歩 一面トップ差し替え
昼前にマツハシが、「三時頃にミーティングをしたいです」と言ってきた。もう、修論に向けてラストスパートの時である。どんな相談をしてく るのか?  心配になり、「良いミーティング?  悪いミーティング?」と聞いてみた。と、「良いミーティングです」とのことであった。ほっとした。もしかして、この週末に飛躍的進歩を遂げたの か?  すごい結果が出たのか?  あるいはひょっとして、「も う、修論のことは吹っ切れました」だったりしてと思いを馳せた。三時過ぎにマツハシがやって来て、「セミナー室へ」と言う。何で私の部屋で はないのかと思いつつセミナー室に入ると、皆が揃っていた。部屋の中央には、

じゃーん。
マツハシお手製の、昇格・優勝おめでとうチーズケーキが!  す、すごい。大感動!  ベガルタゴールドのサッカーボールに歓喜の文字が躍っている。この嬉しさを何と表現してよいのやら。もりもりと元気が出た。どうもありがとう! とても美味しかったよ。

*実は三時前に、今日の日記をほとんど書いてしまっていた。むろん、一面トップを緊急差し替えだ。
昨夜、J リーグアウォーズを見た。各クラブの監督・選手代表が正装で一堂に会し、各種表彰を行う式典である。ベガルタ仙台からは、手倉森監督・梁・平瀬・中原が出 席していた。そして、チェマン特別賞とフェアプレー賞を受賞した。前者は、二年連続でフェアプレー賞を受賞したことに対する特別表彰である。挨拶に立った 監督は、「去年は、チーム名を呼ばれただけで壇上には上がれませんでした」と、場も ほぐれていない状況で発言、ジョークと受け取られなかった可能性が高い。ついでに、副賞として 250 万円も貰っていた。
 それにしても、このようにびっ しり決めている平瀬(タキシード姿の左端)が一昨日はこんな(写真中央) だったのだから、内部告発の一つもしたくなる。
J リーグアウォーズに触発され、泉ビレジアウォーズを開きたくなった。優れた庭を表彰するのだ。ワーストガーデン大賞には、副賞として源氏物語一年分を贈りたい。
留学生向けに英語での講義をした。我ながら、何とも酷い講義をした。「学生は「ぽかん?」だろうな」と、白板に向いて板書をする隙に日本語でつぶやくのであった。来週も聴きに来たら、 こいつら馬鹿だと思った。と、何を偉そうに。
モデル解析を、部分的にやり直す必要が生じた。プログラムも少々書き直さないといけない。げんなりだ。
12/7(月) の進歩 祝賀パレード続報
一夜明け、祝賀パレード関連で二つのことが判明した。
 1) 選手・スタッフ・スポンサーは昨夜、秋保温泉で慰労会をしたそうである。もう行事も無いはずだから、今日こそは二日酔いになった人がいるのではないか (昨日の進歩参照)。なんでそこまで二日酔いに拘るのか?
 2) 手倉森監督と梁だけ、パレードの途中に藤崎に寄った。すごい人だかりだったので、何のために寄ったのかわからなかった。くす玉を割るためであったそうだ。 「 途中の百貨店前でステージに上がり、主将のMF梁勇基(27)とくす玉を割ると、足の踏み場もない程の大群衆から、ひときわ大きな歓声と拍手」(サ ンスポより)。手倉森監督・梁よ、列に戻るときパシッとされたことを覚えているか?(昨日の進歩参照)
全学の一年生向けの講義をした。最適戦略というお題目で、餌選択の話をした。回転寿司に喩えたら、微妙にウケてくれた。
論文の結果の章を書き始めた。簡単に済むと思いきや、書いてみると大変であった。いろいろ、説明しないといけないことがある。 Mathematica で再計算をして、確認しておきたいことも出来た。げんなりだ。
12/6(日) の進歩 祝賀パレード
ベガルタ仙台の祝賀パレードがあった。駆けつけた市民は三万人。むろん私も行った。街中が、優勝・昇格の祝い一色となっていた。

パレードを先導する旗隊。華麗な演技を披露しつつ進む。選 手よりもこっちを見る方が面白かったという声も聞かれた。

優勝シャーレを粗雑に片手で持ち歩く手倉森監督。
ともかくすごい人出で(河北新報の写真 ク ラブ公式ページの写真)、動くのも大変であった。
 私がまず最初に注目したのは、選手・スタッフが全員揃っているのかということであった。何しろ、昨日劇的に優勝を決めたのだ。昨夜くらい羽目を外しても 良いではないか。だから、二日酔いで休んでいる人もいるのではないかと 思った わけである。しかし、全員いるようであった。社会人として立派である。
 藤崎の前で、監督と梁だけが列を離れて玄関横のお立ち台に上がった。台を降り列に戻るとき、偶然にも、私の目の前を二人が通った。そこで、梁の背中をぱ しっとはたき、監督が持っていた優勝シャーレにぴしゃっとタッチしてやった。この日、シャーレに触れたサポは私だけであったろう。
 勾当台公園市民広場で、「J1 おめでとう」の式典が行われた。3000 人のサポが、広場をいっぱいに埋め尽くした。そして、河北新報から配られた旗を一斉に振った。旗の片面はベガルタのエンブレム、もう片面は河北新報の社標 であったので、見る角度によっては、河北新報の集会と思えなくもな かった。
 ユアテックスタジアム仙台で、ファン感謝祭も行われた。私は参加しなかったので記事は無しだ。ただ、DF 渡辺がおもろい決意をしているので紹介しておく。「 来年は今年流行ってしまったインフルエンザのような菌を無くして、練習場に来ていただいた方々にサインや写真撮影など何でも気楽にできるようにしたいと思 います」(ク ラブ公式ページより)。「菌を無くして」って。医療関係者が言うのならわかるが。
12/5(土) の進歩 優勝!
ベガルタ仙台がついに、J2 優勝を果たした。クラブ初のタイトルである。
 試合は 12 時半から。駐車場確保のため、10 時過ぎに家を出た。ところが、いつも利用する駐車場は既に満車であった。別の駐車場になんとか駐めることが出来た。時間を潰すため、買い物でもしようと、 泉中央駅の近辺へと歩いて行った。と、イトーヨーカドーの入り口で、千人鍋なるものが無料で振る舞われていた。せっかくだからご馳走になった。具だくさん で美味しかった。「あとはお握りでも食べれば昼食になる」と思い立ち、鍋を食べ終えた後、イトーヨーカドーでお握りを買った。お握りだけ食べるのも味気な いので、もう一回並んで鍋のおかわりを貰った。千人鍋と謳いつつも、その内の二つは同一人物ということになった。
 試合が始まった。仙台は立ち上がりから、愛媛 FC 陣に快調に攻め込んでいった。しかし、得点をなかなか奪うことが出来ない。前半の内に先制点を上げたかったところであるが、0-0 のまま終えてしまった。優勝を争うセレッソ大阪は、1-0 で勝っている。このままでは逆転優勝をされてしまう。しかし、仙台が勝てば、大阪の試合結果に関係なく優勝である。ともかくも先制点だ。後半も、仙台の ペースで試合が進んだ。そして後半 20 分、梁の CK をエリゼウが頭で合わせて待望の先制点を奪った。その後も何度か決定機を作るものの、ことごとく外してしまう。試合はロスタイムに入った。このまま 1-0 で逃げ切ると誰もが思ったであろう。今年の仙台は、そうした闘いが出来るチームなのだ。ところがなんと、愛媛 MF 越智のクロスに対して集中を欠き、ジョジマールに頭で決められてしまった。私は唖然、手倉森監督は「セレッソは?」、DF 渡辺は「やっちゃった」であったらしい。残り時間は 1-2 分くらいしかない。大阪が勝っているので、引き分けでは駄目だ。と、「大阪が追いつかれたっ!」との声が観客席から聞こえた。どころか、1-2 と逆転されていた。仙台の試合が 1-1 のまま終わり、選手達は呆然と立ちつくした。ところが観客席からは妙なざわめきが。情報源によってスピードに差があるようで、「優勝した」と騒いでいる人 もいれば、携帯の再読込を繰り返す人もいた。やがて、大阪が敗れたことが場内アナウンスされ、皆が一致して歓喜をあげたのであった。
 セレッソ大阪は、後半ロスタイムに 2 点を取られ逆転負けした。仙台は 1 点を取られ引き分けた。つまり、やっちゃった対決を制した大阪と、J2 を制した仙台という図式で幕を引いたわ けである。

歓喜に酔いしれる仙台の選手達。「大阪はさすが吉本興業の街、「やっちゃった芸」もこてこてに凄い」との思いを新たにしつつ。
J1 は、鹿島アントラーズの三連覇で終わった。三連覇は史上初である。すごい。ただし、制度上、J2 には連覇がないので、一概には比較できない(何を?)。
12/4(金) の進歩 J リーグ最終節
長かった J リーグも、明日ついに最終節を向かえる。明日、J 2 の優勝クラブと、最後の昇格クラブが決まる。ついでに、J1 の優勝クラブも決まる。

J2 優勝争い ベガルタ仙台(勝ち点 105;現在首位) 対 愛媛 FC
        サガン鳥栖 対 セレッソ大阪(勝ち点 104;現在二位)
昇格争い    水戸ホーリーホック 対 湘南ベルマーレ(勝ち点 95;現在三位)
        ヴァンフォーレ甲府(勝ち点 94;現在四位) 対 ロアッソ熊本
J1 優勝争い 浦和レッズ 対 鹿島アントラーズ(勝ち点 63;現在首位)
        柏レイソル 対 川崎フロンターレ(勝ち点 61;現在二位)

優勝争いの勝ち点を見ると、J1 に比べ J2 のレベルが如何に高いかが わかる。そして我がクラブは、必ずや愛媛を撃破し、J2 優勝を勝ち取るであろう。皆でユアテックスタジアム仙台に参集し、我がクラブの闘いを後押ししよう。
 明後日には、J2 優勝・J1 昇格祝賀パレードが行われる(ベ ガルタ公式ページより)。11:30 から一番町を行進するらしい。こちらも皆で見物に行こう。
仙台発激励電報。「天佑ヲ確信シ全力突撃セヨ 一五○○」
今日の深夜には、ワールドカップ南アフリカ大会の組み合わせ抽選が行われる。日本はどの組に入るのか。運命の時である。
論文の作図を終えた。すっきり。これでしばらく、Mathematica とさよなら出来る。ああ嬉しい。
12/3(木) の進歩 お節作ります
暗黒結社酒井研の談話会があった。修論初稿の締め切りを年内としたところ、「年末はいつまで来ますか?」と心配された。「今年はぎりぎりま で来るつもり」と答えた。なぜなら、暁子が、12 月中旬から三ヶ月間ニュージーランドに行くのだ。そのため、お節を作る気が半減していた。そう話したらマツハシが、「お節食べたいです」と熱く言ってくれ た。そうか、ならば今年も真面目に作ろう。修論を読む時間を犠牲にすることになるが、 本人の願いとあっては応えないわけにはいかない。
モンテディオ山形の財前が戦力外通告を受けた。財前は、1999-2005 年にベガルタ仙台に在籍した選手である。10 番を背負い、まさに仙台の代名詞であった。しかし、2005 年末に戦力外となり、宿敵山形に移籍した。その山形は 2008 年に J1 への昇格を決めた。「財前に先に行かれるとは」が仙台サポの本音、「しまった」が、仙台 MF 永井の本音(私の想像)(*)であった。来季は共に J1 で闘うと思いきや戦力外とは。移籍先が決まることを祈りたい。
 J2 でも、元仙台選手が軒並み戦力外となっている(戦力外リスト)。ベガルタ仙台が J1 への昇格を決めたこともあり、J2 から仙台色を一掃しようと しているのかもしれぬ。

*2000 - 2006 年にモンテディオ山形に在籍。山形の心臓と称された。「J1 に行くには仙台が良い」と、2007 年に仙台に移籍した。
作図のための計算を実行中である。しかし、いつまで経っても終わらない。手持ち無沙汰だ。
12/2(水) の進歩 ふと立ち止まり亡羊とす
このところ、帰宅後に 1-2 時間かけて料理をする日々が続いている。理由は二つある。第一に、朝昼晩と同じ品を食すことを避けるため、弁当専用のおかずを作っているためである。第二 に、週末に野菜をたくさん買い込むためである。傷まないうちに料理してしまおうという思いが私を駆き立てるのだ。一昨日に四品作ったというのに、昨日はさ らに五品作った。一品の量も多い(野菜を残さず投入するため)。そこでふっと、我が手料理を冷静に見つめる瞬間が訪れた。------------ 八人前はある。どうやって食べるつもりなのか。

とりあえず、弁当にぎゅうぎゅう詰め。
食材をたくさん買い込み、それを処理するために料理をし、それを消費するために無理して食べるというのは、どっか最初の方で間違っている可能性がある。

三年生が二人研究室の見学に来てくれた(秘密行動かも知れないのでイニシャルも秘匿)。またいつでも来て頂戴。先輩と話をするのも良いよ。
  その後、三年生の H. F. さんと S. Y. さんも登場だ。こちらは単にお茶を飲むためで あっ た。いつでも歓迎だい!
大本営黒軍部作戦会議図上演習。一回目の図上演習では、我が艦隊は壊滅的な 打撃を 受ける結果となった。作戦の研究を重ね演習を繰り返すに及び、目的達成しうる作戦計画を練り上げることが出来た。
何だありゃ。ペンキが乾くのを眺めている方が有意義だった。
論文の図を描き始めた。Mathematica に描かせた図を論文用の図に描き直す。「これも研究という行為なのか?」と思うひとときである。
12/1(火) の進歩 師走
もう 12 月になってしまった。月日があっという間に過ぎ去る事への抵抗を止めたとはいえ、あまりに早過ぎる。だって、あと一ヶ月で今年も終わるのだよ。まったく もって嫌になってしまう。
このところ暖かい日が続いていた。だから、先日植えたバラの苗に、霜よけの覆い(*)をせずにおいた。そしたらいきなり今朝、庭一面に霜が降りて いた。バラ苗も霜で白くなっていた。大丈夫か。不織布で覆っておこうかと思ったけれど、朝からそんなことをする気にもなれない。とりあえず、空の鉢を逆さ にして被せておいた。逆さの鉢を見ながらしばし思考。格好悪いか?  しかし、上向きにちゃんと置いた鉢(with 植物)は庭に堂々と置かれる存在。上向きか下向きかの違い程度ではないか。とりあえず、このまま置いてみることに決めた。

*霜から守るため、不織布で全体を覆う必要がある。と、バラの本に書いてある。
論文のモデル説明の章を書き終えた。結果の執筆をするために、作図のための計算を始めた。精度の高い図を描くためには、かなりみっちりとした計算 をしなくてはいけない。おかげで異様に時間がかかる。計算が終わるまで手持ち無沙汰で困る。